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2025-11-27 51:55

特別編 | この旅はだれかの心を動かすか 前編 | Takuroさん × Mariさん × Koyoさん

mog
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Host

第十九回目は特別編として、トラベル・マガジンpolaris より編集長のTakuroさんとエディトリアルデザイナーのMariさん&Koyoさんをゲストに、雑誌polaris Issue03 発刊記念イベントを兼ねてお届けします。

編集長のTakuroさんが中心となり、30歳のときに始めたインディペンデントマガジンの制作と、それを通じて経験したキャリアの葛藤や気付き、そして旅を通して出会った価値観を激しく揺さぶる出会いの話を時に広く、時に深く聞いていくことで、働くって何だろうを考えます。

[25年11月15日、公開収録@広告気球]


▼番組への質問・お便りはこちらまで

https://forms.gle/VSjU7twzS7PaoiYY6


イベント概要 |

『私を連れ出すトラベルマガジン 30歳からの雑誌づくりと旅する人生』

About: 東京とロンドンを中心に活動するトラベル・マガジンpolarisの新刊『辺境をゆく〜分断とわかりあえなさの時代に〜』の発売を記念し、トークイベントを開催しました。


polaris | https://polarismagazine.jp/

日本生まれのトラベル・マガジン。東京とロンドンを中心に、カルチャー・デザイン・アート・社会問題など、私達の常識を揺り動かす人々の物語を追い求め、世界を旅します。新刊となるissue 03の特集は「分断」。世界各地の辺境地帯を旅し、分断によって追いやられ、また分断に立ち向かってきた人びとに出会いました。彼らの物語の中には、分断にまつわる私達の視点を動かす、景色や兆しが広がっていました。


広告気球 Ad Balloon | https://www.instagram.com/koukoku_kikyu/

2025年、Podcast「ハタラクボクラ」の制作陣 MogとShin、他メンバーが中心となり、梅ヶ丘にオープンした実験的空間。たまには資本主義から遊離してエスケープしたい日がある。そのためのコンテンツを企図し、ひとときの過ごし方を模索していきます。

サマリー

特別編のこのエピソードでは、30歳からの雑誌作りと旅する人生について、ポラリスのメンバーがそれぞれの経験や価値観を交えながら語り合います。また、アイヌ文化に触れたコンテンツや、多様なバックグラウンドを持つメンバーの活動も紹介されています。このエピソードでは、雑誌作りやデザインに関する話題を通じて、物語の力や旅のテーマについて語られています。参加者はそれぞれの好きな物語を共有し、心を動かす広告やコピーについての意見を交わします。本エピソードでは、Takuroさん、Mariさん、Koyoさんがそれぞれの旅のエピソードを語り、心を動かす物語の重要性について議論します。特に、雑誌「アトランティス」とその影響、旅行が精神的な体験にもつながる様子が描かれています。このエピソードでは、旅を通じて他者の物語に触れることの意義や、文化人類学について語られます。また、分断というテーマにつながるさまざまな観点から旅が持つ深い意味について掘り下げています。今回のエピソードでは、チリのヤギを飼う夫婦を主人公としたドキュメンタリーが取り上げられ、彼らの日常や環境問題に対する独自の見解が紹介されています。科学的知見を超えた彼らの生活は、視聴者に感情や分断の意味を考えさせる内容となっています。

ポラリスの紹介
私は、LampLighterのマガジンが好きで、 私は、もっとたくさんの方がいらっしゃるイベントだと思っているぐらい、すごいみんなが好きなマガジンが好きです。
パンOKです。パンあり。 ピーパンOK。ビールあり。パンあり。
お集まりいただきありがとうございます。
簡単に冒頭で概要だけお伝えして、すぐ皆さんお揃いなのでバトンタッチしていこうかなと思っているんですが、
広告企業というお店を今年の4月ぐらいに始めて、毎日開いてるみたいな形ではなくて、
インスタグラムとかでイベントとかのために告知をして、こうやってお招きしたり、
最近だと一人で紹介したりとか、ポリをただ遊んだりとか、みたいな形で目をしているので、
またアカウントとかで気になるのがあったら、ぜひ気軽に来ていただければと思っています。
今日はポラリスの皆さんをお招きして、雑誌作りだったりとか、
それによって働くこととか、少し大きい言葉使いの人生が変わっていったみたいな、
ちょっとゆっかかったりしたので、そういったお話を、さっきおっしゃってたみたいに、
あえて大規模じゃない会場というふうに捉えていただいて、ごゆっくりやっていただければと思います。
よろしくお願いします。
皆さんにバトンタッチして、大丈夫ですか?
はい、お願いします。
たった今バトンいただけました。
今日のトークテーマは?
今日のトークテーマは、30歳からの雑誌作りと旅する人生というテーマで、
2週間くらい前にミーティングで決まりました。
まず、その前に皆さん、今日土曜日なんですけど、来てくださってありがとうございます。
ありがとうございます。
嬉しいです。ありがとうございます。
それから、アドバルンの皆さんも素敵な機会いただいて、ありがとうございます。
ありがとうございます。
今日は何時くらいまでいられるんですか?皆さんは。
どれくらい話して、どれくらい僕たち話して、どれくらい皆さんと話そうかなと思って。
1時間くらい?だったら、ギリギリ酔っ払わない感じで大丈夫?
という感じで、それくらいで。
今日のテーマは、さっきこうゆうくんが言った、30歳からの雑誌作りと旅する人生というテーマで、
そこに置いてあるのが、私たちが作っているポラリスというトラブルマガジンなんですけど、
ちょうどそのオレンジの帯がついているのが、まさに最近出した新刊で、
その新刊の発刊の記念のイベントということで、今回お時間を皆さんにもいただいたんです。
なんですけど、おそらくアドバルンさんのスペースの話とかを聞いていると、
アットホームな感じになるかなと思ったんで、雑誌の話は雑誌の話で、
けど雑誌を作り始めて、僕が始めたのは5年前で、
2人が途中で、デザイナーの2人なんですけど、上位にしてくれて、
僕の作っていくことに通じて、キャリアとか人生とか価値観とか、
それからみんなも入った時と、今一緒にやり始めていることとかが、
この雑誌を通じて変わっていったりとか、新しい仲間と出会ったりとか、
雑誌にはすごいそういうパワーがあると思っていて、ちょうどそういうテーマで、
しんらさんってわかりますか、しんらさんっていうメディアがあるんですけど、
しんらさんでそういう連載を始めたんです、最近。
僕今33になるんですけど、来年30歳くらいから始めた雑誌作りと、
今日、人生がどう変わっていくかみたいなことが、
いろんな人と話してて面白いなと思って、
今日はアットホームな会場なので、そういうインターナルなテーマを話したいなと思って、
皆さんと楽しく接触ができたらいいなというふうに思っています。
よろしくお願いします。
ポラリスはそこにあるので、全く私の話を気にせずに、自由に読んでください。
むしろ読むメインでも大丈夫ですけども。
雑誌作りとアイヌ文化
ポラリスはですね、ジャンルとしては、トラベルマガジンなんです。
なんですけども、我々がキーワードにしているのは、
自分を連れ出すとか、世界を違う視点から見るっていう、
そういうキーワードを大事にしていて、なので、
トラベルマガジンって言うと、皆さん何か思いつく雑誌ありますか?
トランジットですよね。
トランジット。
トランジットですね。
トランジット。
あとなんか、アンドプレミアムとかも旅行したり、
近場だと何?花子?銀座?
地球の歩き方もそうだね。
冒険系もいっぱいありますけど、
僕らが最初のアイデアは、
目的地をテーマにした雑誌をするのはやめようっていう話をしてたんです。
つまり、どこかに行くとか、どこかの道のりの
おすすめスポットを探すみたいな旅雑誌じゃなくて、
旅を通じてとか、いろんな違うものを見に行こうとか、
自分とは違う人と話をするとか、
そういう人たちの人生を知るための旅をしようっていうのが、
もともとのテーマだったんですね。
それで今もそれをやってるんですけど、なので、
キャッチコピーが自分を連れ出すとか、
世界を違う視点から見るとか、
そういったのをテーマにやってるっていうのが、
このグラベルマガジンのコンセプトです。
もう1個、もしかしたら言うにくくかもしれないのは、
今来てるのは、
2人は東京を在住のメンバーと、
今ロンドンにも活動してるメンバーがいて、
それから1人、モーガンアメリカ。
あと、中国の甲州で活動してるメンバーもいて、
それから各国で、
いろんな国の子たちが、
スポットでアーティストが参加してくれてるので、
今回やってくれた子は、ベルギーの子。
アーノルトベルギー、インドの子。
それから、
チリの子だね。
そういういろんな国の子たちと、
体離れてるんだけど、
同期的に作品を作っていくっていうことをやっていて、
なので、フランスナショナルっていう、
タブラインをつけてるんですけど、
国境を越えていくダブルマナジンっていうのは、
僕たちのメンバーの国境も、
国籍もいろんなバックグラウンドを持った子たちが、
この雑誌を作っているっていう感じになります。
ちょっと自己紹介します。
僕は編集をやってます。
デザイナーたちの役割
このポラリスは、
5年前に自分と仲間たちで立ち上げた雑誌になります。
僕はもともと、
広告系の仕事をしていて、
ちょうど来月、
会社を辞めてフリーになるので、
またイギリスに行っちゃうんですけど、
この雑誌を通じて、
いろんな自分の価値観、キャリア、
今日はそういうお話をしたいなと思ってます。
それから、
今日一緒に来てくれているのは、
まず、マリさん。
ポラリスのデザイナーで、
ちょっと自己紹介してもらっていいですか。
私は普段は、
デザイン事務所で、
雑誌とか、
エディトリアルのメインで、
仕事をさせていただいているんですけど、
紅葉君とは同級生で、
大学の同級生で、
友達から、
のるき君のことを紹介していただいて、
エディトリアルのデザイナーとして、
はじめはジョイすることになりました。
民族文化が好き。
そうなんですよ。
だって、民族音楽、ポラリスは知ってたもん。
私は大学の時に、
ジャンベっていう、
ギニアの伝統打楽器のサークルが大学にあって、
ジャンベ民族楽器部っていう部活に所属してて、
基本的にアフリカの音楽と、
いろんな民族楽器、
ディジュリルとか、
オーストラリアのディジュリルとか、
いろんな民族楽器を混ぜて、
いろんな音楽、
土着的な音楽から、
インスピレーションを受けて、
それをミックスしてパフォーマンスをするっていう、
サークルにもともと所属していて、
大学の時は、
アイヌを、
自分のアイデンティティじゃないですけど、
私もともとルーツが東北で、
今までそのサークルで、
いろんな民族の文化があふれてきた中で、
自分の民族的アイデンティティみたいな、
なんだろう、みたいな考えた時に、
ちょっと複雑なんですけど、
東北がルーツで、
アイヌっていう、
もともとの日本の民族がいてっていうので、
ちょっとアイヌの文化を、
リバイブするじゃないですけど、
もうちょっと、
消えていく文化だけど、
もうちょっと自分の文化として、
発信したり、
もっと身近に、
自分の一部として受け入れるように、
っていう目的で、
アイヌは文字がないんですけど、
刺繍がすごい、
いろいろパターンがあって、
その刺繍をベースに、
日本語のタイプグラフィーを作るっていう、
制作とかをしていました。
知ってた?
はい。
知ってたな。
今回の雑誌も一個、
たまたまだけど、
東北アイヌのコンテンツやったんだよね。
はい。
岩手県の、
宮古市にある、
ハヤチネ山っていう山があるんですけど、
そこにアイヌが作ったと、
言われている集落、
土地があって、
そこに住んでいる、
ある男の子のフォトグラファーと、
の作品やったんだよね。
すごいとこだったね。
すごい。
12月の頭に、
行くときね。
もう、
森岡からさらに山に、
北に向かって、
山に入っていくんですけども、
道が凍ってて、
下も怖かったね。
普段通る道が封鎖されてて、
こっちの道から、
行ってくださいって言われた道が、
めちゃめちゃ細いし、凍ってるし、
みたいなね。
ちょっとデンジャラスな場所ですけど、
その話は後で。
はい。
じゃ、マリさん、ありがとうございます。
それから、こうよくん。
共同住み。
共同に住んでます。
僕は、
清水さんと、
大学の同級生で、
今はフリーのグラフィックデザイナーです。
普段してることを、
普段は本のデザインとか、
ファッションのデザイン、
あとイベントとか、
作家の展示のデザインとかを、
最近はしてます。
今日の朝まで京都に。
で、なんか、
よくわかんないイベントの見返りをしてました。
人員作ってたんですね。
人作りのイベントがあって、
雑誌とデザインの紹介
個人的になんか、
こんくらいの雑誌を作ってきましたね。
名前は?
北郎。
北郎の話、北郎の話、
後で。
それから、
こうよくんは、
エリトリアルのデザインを、
やってくれて、
それからギャラリーもやってるんですよね。
今、ちょっとオーナーと喧嘩して、
親と喧嘩して、
今、一回止めてるんですけど、
蝶園神社の、
若林の間ら辺に、
モマっていうギャラリーをやってて、
友達と、
たまびの同級生、
数人と一緒にやってます。
そんな感じかな。
そんな感じ。
うん、そんな感じです。
別に、
普段、
追い求めてるテーマとかそんな。
ないですが、
デザインが好き。
デザインが好きですね。
そんな、
なんかない。
イデオロギーみたいなのはないです。
じゃあ、いいですか。
一旦、坂口光雄の自己紹介。
好きな物語のシェア
はい。
あの、
今、
8歳くらいかな。
うちの弟もいると。
あの、
僕がエディターで、
二人でデザイナーで、
それからフォトグラファーもいて、
プロジェクトマネジメントやってる子もいるんですけど、
みんな、
それぞれの仕事があるんですけど、
Polarisも頑張ってくれてて、
8人くらいのメンバーが今はやっています。
それからイラストレーターの子もいるから、
急に10人ですね。
それと、さっき言ったみたいに、
毎回チャプターの半分くらいはオープンサブミッション、
応募してるので、
それで、
今回はロンドンのオンエアで、
僕らのほうにつけてくれた子たちが、
3人くらい参加してくれて、
3人になっていくみたいな、
非常に自由で、
あまりシステマチックじゃない運命をしているんです。
今回は、
キャリアとか、
30歳と雑誌作りと旅する人生、
みたいなのがテーマなんですけど、
僕らの雑誌の真ん中には、
物語の力とか、
英語で言うとナラティブっていうようなことが
テーマとしてあって、
その話をすごく、
今日したいなと思ったんですけど、
せっかくスタジオで、
インタラクティブなセッションなので、
いきなり皆さんに質問してもいいですか?
好きな物語を、
ありますか?
教えてもらえますか?
何でもいいです。
小説でも、
映画でもいいし、
または、
自分の身の回りに起きた物語でもいいんですけど。
ダクティブ・ザ・フェルチャーが好き。
ダクティブ・ザ・フェルチャーが好き。
バック・トゥ・ザ・フェルチャーが好き。
春勤賞。
春勤賞?
神崎?
バカみたいな。
バック・トゥ・ザ・フェルチャーじゃない。
大味ならば好きなんで。
大味ならば好き。
大味な物語が好き。
ちなみに2人は何で好きなんですか?
バック・トゥ・ザ・フェルチャーは何ですか?
ワクワクしないですか?
そうだよね
なんか核融合とか
核融合
未来がね
なんですか
中均賞そういう愛の形がいろいろあるのが面白いな
うん
なるほど
ありがとうございます
なんかありますか好きな物語
またはジャンルとかでもいいです
sf好きとかサスペンス好きとか
小説でいくと一瞬の最後に思い浮いてる人がいる
何が好きですか
僕のほうペンギンハイウェイっていう作品
あー
あれあのちょっと僕も海外で出発して
唯一見とれた日本語の本で
日本語見とれたかなと思ってそれを読んで
いろんな人に発表して読んでたんですけど
なんかあの結構その
オレに聞いて
いろいろな文字化者の教育とか
うん
文章展開とかとか
ああいうなんかザッみたいなやつがあるんですけども
なんかペンギンハイウェイってそれと違って
やっぱりなんかこう
少年のこうなんか儚い夏休みの映画にするみたいな
なんか最後切なくなってしまうので
あれでちょっとめちゃめちゃなんか
心がキュッてなるっていうのが好きで
今でも是非読み取ったりしてます
なるほど
心がキュッてなるっていいワードですね
いいワード
そうですね
ありがとうございます
絶対教えて
ありがとうございます
ありがとうございます
2人はありますか
私はジェフリー
ジェフリーがすごく好きで
特にモノマケ姫とか
サウルとか
紅の豚とか
紅の豚っすね
ジェフリーって全然
最後に得るものが違う
確かに
ちっちゃい時も楽しかったし
今見ても違うものがあるし
そういう物語が好きかもしれない
新しい発見が
違う自分になればなるほど
会うみたいな
ありがとうございます
ジェフリーそうだね
そう思いますね
どうですか
そうですね
結構タイミングによって
好きなもの変わるタイプなんですけど
自分山を登るので
旅とか
広告と心を動かすプロセス
そのテーマに
好きだし
ちょっと今回
天之助からこのイベント教えてもらった時に
旅のテーマの雑誌っていうのを
ちょっと恥ずかしながら
ジェフリーってなかったんですけど
聞いた時に
ちょっと興味があるなと思って
僕はすごい
今日ありがたいなと思ったのは
初めてこの質問して
こんなにまともに返ってきたような
実は
大学でちょっと先生はやってることがあって
話した時に
その時
最初に生徒が言ってきたのが
そうって言われて
そうってわかる
ほらそう
まあでもそうか
まあでも好きなのやな
そうがって言って
あんまり話が広がらなかったっていう
苦き思い出があるんですけど
すごい嬉しいです
ありがとうございます
その物語が
キーワードなんです
僕らの物語って言葉はキーワードなんですけど
ちなみに僕はですね
父親が
異常にハードボイルド小説が好きなんです
ガチガチのハードボイルド大好きなお父さんで
僕結構英才教育を受けてきて
ハードボイルドの
親父の本だなって結構
男の子に影響を与えるんですけど
僕はハードボイルド小説を
反強制的に
読んできた
また読まされてきたんですけども
僕新卒で広告の会社に入って
今も勤めてるんですけど
僕の親父がめちゃくちゃ好きな本に
ロンサンカウボーイっていう本があるんですね
ガタガタ言う人っていう
作家さんの
これもハードボイルドのタイプなんですけども
これ文字って
ロンサンカーボーイっていう広告があるんですね
これ1980年ぐらいに
パイオニアの
カーステレオの広告なんですよ
このガタガタ言う人の
ロンサンカウボーイから文字って
ロンサンパーボーイ
パウが車になってるっていう広告なんですけど
これはコピーが
高野にいた時よりシカゴにいた時のが
寂しかったっていうコピーなんですけど
つまり当時のシカゴって
今もですけど
アメリカ第2、3ぐらいの都市で
すごく活気があって
このCMは
高野に
高野で
このカウボーイが
ロンサンカーボーイで
カーステレオで音楽を聴きながら
ずっとただ
30秒ぐらい走り続けるっていう広告なんですね
彼は
ロンサンカーステレオで
ドライブしてる時よりも
シカゴの人
人混みにいた方が寂しかった
つまり
孤独なドライブの方が
自分の心が充実してて
その
お供に
ロンサンカーボーイっていう
プロダクト製品を使ってねっていう
そういう広告なんですけど
つまり
非常にこれは
単なる1枚のポスターなんですけど
当時の
時代とか
人の感情とかを
すごく一言で言い当てた
すごく上手なコピーで
秋山翔さんっていうコピーライターが
書いたコピーなんですけども
これを見て
英才教育を受けてたんで
ロンサンカーボーイの
かっこいい人を持って
広告代理店の
コピーライターってめっちゃかっこいいなと思って
それで
当時就職活動してたんですけど
あのまあ
それになりたいと思って
広告の会社に入って
結局コピーライターには
慣れなかったスラッシュならなかったんですけど
でも広告の仕事に
携わることになったのは実は
このうちの父親の
英才教育と
この広告が
原因で入ってしまった
っていうのがあった
なので僕がその
キャリア始めた時って
そのなんか
人の心を動かす物語に
すごく興味があったんですね
それからなんかこの広告って
すごく計算されてるって思ったんです
適当に書いたんじゃないなって思って
すごく当時の時代背景とか
人が増えてきて
物が豊かになった時に
本当に豊かさとか寂しさって
何だろうっていう
多分すごい考えられてると思ったんですねこの広告は
こういうその
戦略とか頭を使って
人の心を動かす物語を作る仕事に
あの
ついてみたいっていう風に思って
まあ結局
そういう仕事をやってた
僕はそれからまあ
いろんな会社の広告に携わるんですけども
あの
僕すごくやってたのは
もうやめるんで全部言っておこう
車の広告とかよくやって
ベンツとか
よくやってたのは
雑誌と物語の重要性
お酒の広告とかもよくやってたんですけど
その中で
僕はなんか
ストラテジックプランナーっていう
まあ
多分すごく平たく言うと
つまりその
コピーライターの人もすごくロジカルなんですよ
広告代理店
広告の会社の人って
なんですけどもっとその
戦略をすごく考えて
あと自分でそのコピーとか企画も出して
なんか全然
反対にある2つのことを
結びつけてすごく
感性と論理みたいなのをすごくぐるぐる回しながら
その企画とか
そのまあコミュニケーション作っていくみたいな
仕事をしたんですね
でそれがまあすごく
あの面白いなと思って
最初のキャリアの初期
5、6年くらい働いてたんですけど
まあ
ある時
これ本当に私がやりたかったことは
なんだろうかっていうのを
あの
3時ぐらいのオフィスで思いまして朝3時ぐらいの
あのまあこれは本当に
私が作りたい物語だったなと
つまり僕は
これが好きだったわけで
その時にこれをやりたいわけじゃないんじゃないか
っていうことに
あのまあ20代の後半
こういうことをちょっと思うんですね
つまり僕は父親からの
英才教育が非常に強くあって
つまりこれをやりたかったと
でその時に
やっぱりこのロンソンカーボーイの本
すごく面白いのは
ニューヨークの荒野をずっと旅するんですね
1人の男が
でなんかボロボロのその
車に乗りながらドライブして
死んでいく人とか
死んでた獣とか
朽ち果てた砂漠みたいなどんな色んな景色を
見に行くんですけどやっぱり旅
そこで
見る色んな景色とか
情景とか旅の情景が
面白いなって
思ったんです
それからあの
やっぱりこういうことを書いてみたい
作ってみたいって思ったんですよね
なんか文章書くとか
小説書く
ありがとうございます
まだ始まったばかりです
よろしくお願いします
小説を書きたいとか
そういう僕自分のちっちゃい思いが
ちっちゃい頃から思ってたことが
やっぱりで
広告作ってるって旅もしてないし
文章も書いてないし
まあ違うなって
思ったんですよね
その時にこの雑誌と
出会って知ってますか
見たことあります
ちょうどさっき
彼すごくこの雑誌よく
知ってるんですけど
この雑誌出してた会社で働いてたんで
アトランジット
元トランジットで編集長やった
加藤さんっていう方が
2018年に出した
雑誌なんですね
今はこれめっちゃいい雑誌だったのに
一冊で辞めちゃって
ニュートラルカラーズっていう新しい雑誌を
すごい化け物みたいな雑誌を
今多分インディペンデントマガジンで
日本で一番勢いのある雑誌の
一つなんじゃないかと思って
詳しくは調べていただきたいんですけど
このアトランティスっていう雑誌を
加藤さん作って
これは僕の中ですごくバイブルであり
伝説の雑誌で
たまたまこれを読む機会があって
すごく面白かったですね
アトランティスっていうのはちょうど
教会っていうテーマが
一作目のテーマだったんですけど
いろんな世界中の教会を目指して
旅をしたりとか歩いたりとか
そこにいる
旅の体験と感情
なんでもない人たちの物語を
聞いていくっていうのがコンセプトで
僕この雑誌を見て
これはトランジットじゃないと思ったんです
トランジット
今の特集はパンが特集なんですけど
パンとかパリとか
そういう目的とかテーマ
そういうことじゃなくて
もっとすごい根源的なものとか
すごい抽象的なテーマだけど
自分たちの生活とかに
確かにそういうテーマってあんまり考えたことないけど
当たり前のように認識してるようになって
テーマをすごくいろんな角度から見てて
これすごい面白いな
と思ったんです
僕がこのトランジットを
読んですごく思ったのは
なんか雑誌を読んだだけなのに
自分の心が
動き出すとか魂が
震え出すっていう感覚が初めて
この雑誌を読んだ時にあって
僕こんな雑誌を
作ってみたいと
そういうふうに
こんな作品を作ってみたいというふうに
ちょうど思ったのが
きっかけで
このポラリスっていうのを始めたんです
ちなみに
加藤さんは
今もうちょっと大きくなってるよね
ちょうど先週会ったもんね
先週
どんどんでかくなってて
今はもうちょっと
さらにコアな雑誌を
作られてるんですけども
すごく彼が
雑誌作りで
面白いっていうか彼の
手記というかノートがあるんですけど
ちっちゃに読みますね
ニュートラルっていうのは
彼がトランジットの前に
作った雑誌なんですね
ニュートラルのコンセプトは
普遍的な美しさを追いかけることだった
ニュートラルって美しき○○
っていうタイトルになってるんですよ
全部なので
それが紛争とか
インドの雑踏の中とか
人間が織りなす醜悪なものの中にも
きっと美しいものは存在している
っていうそういう価値観を
飛ばして世界を見てみようっていうのが
彼が一番最初に始めた
ニュートラルのコンセプトで
自分の生活に足りないものを
地球上のどこかにいる人たちが
もしかしたら知ってるかもしれないっていう
彼のすごい知的な
探検のための好奇心みたいなのがあって
それをニュートラルトランジット
それからこのアトランキスニュートラルカラーズ
っていう媒体で彼はずっと
やってる
すごくこのスタンスが僕は
いいなって思って
もしかしたら自分もこういう人生を
歩んでみたい
かもしれないっていう風に
今思ったわけですね
なのですごく
このポラリスを
始める時に読むだけで
人の
日本はちょっと海外に行くの大変じゃないですか
なんていうか
ヨーロッパと違うじゃないですか
だけど人の体が移動するだけじゃなくて
読んだら精神が旅していく
みたいな作品とか雑誌を
作れたら
すごい面白いんじゃないかっていうのが
この雑誌の最初のコンセプトだったんですね
そこから仲間たちと
このポラリスの
もっとこんな形をしてなくてもっとジンとか
リトルプレスって言われる形から始めて
雑誌を作り始めたんです
栄養な世界を旅する
っていうことが始まって
27、8くらいの時から
そういうことをちょくちょくやり始めた
っていう感じだった
ユニークな旅エピソード
じゃあ
せっかく皆さん揃われたんですよね
なのでもう1個質問してみます
一番好きな旅の話を
教えてください
っていう
質問の話
難しい
印象に残ってるとか
興味深かったとか
またはこんな旅はもうしないでもいいです
旅の話
自分の旅の話
あれかな
キャンピングカーに
9人で乗って
寝たら
寝る時
本当に場所なくて
めちゃくちゃ喧嘩になった
旅の話
いいですね
どこ行ったの
山の川を見に行こうと
言ったら9人が集まっちゃって
キャンピングカー
5人、定員5、6人のところに
9人で寝て
カニコボする
いざ寝るってなったらもう場所なくて
お前譲るって言ったよな
みたいな
そういう喧嘩になってたっていうのは
好きではないですけど
印象深かった
いいですね
すごいいいですね
そんな話は
私は
去年の夏に
行き
長崎の行きの島に行ったんですけど
本当に
小さい島で
私あんまり島って言ったことが
なかったので
それ自体もすごい新しい経験だったんですけど
たまたまお祭りがあって
そこに
友達と一緒に行ったんですけど
カグラをやっていて
それを見ていたらお祭りの屋台の
おじちゃんが声をかけてきて
行きは夢の島だ
みたいな
行きっていいとこをとね
すごい自分の島を
自慢してくれて
私普段東京に住んでて
地方に行くっていうと
みんな東京から来たのね
東京って色々あっていいわね
そのおじさんが初めて
ここが日本で一番いいとこだ
みたいに言ってくれて
それがすごい印象深くて
一番記憶に残ってる旅
いい話ですね
全然キャンピングとは違う
皆さんあります?
好きな旅
取材が
一緒の取材をして
ブラックライダーの取材で
アドベンチャーレース
来てました
ヨーロッパを一周する
取材を
させてもらって
会社に入って
2年目って
ブラックライダー
オープン
ずっと登山をしてた時に
頂上から
登ってみたいな
頂上までやって
それがすぐに変化されて
思いながら2週間
行ったら
いい景色を見てる
ご飯とか
スーパー行って
あんと半日
めっちゃ楽しかった
今度は
出る側にね
言われるんですけど
日本よりブラックライダーは
シリアル
シリアル
素晴らしい
あと1個くらい
どうですか
旅の話
旅行は好きじゃないんです
同性的に行かなきゃいけない
昔バンドやってた
車で
東京から大阪まで
大阪から大阪まで行ったり
車でちっちゃい中で行って
旅の本質
その時が一番楽しかった
箱詰めで
でも楽しかった
仲間とが
好きな音楽家に
喋って
いいですね
喧嘩はなかった
喧嘩はめっちゃある
喧嘩もありました
好きな話
一番好きな
こういう感じ
そういう方が覚えてるな
ありがとうございます
ありがとうございます
すごい今
いいキーワードが
出てきたなと思って
マジでありがとうございます
話しやすかったんですけど
僕らが一番最初に
旅したのは中国の
南西部にある
貴族の木に
そこの南欧族と
豚族っていう少数民族を
テーマにして旅をするっていうのを
やったんですけど
今は関わってくれてるんですけど
この3人で始めたんですよ
僕らがその時に
全く
8時間ツアーの話とか
さっきのキャンピングカーの話とか
思ったのは結局
この少数民族を見に
行ったんですけども
この3人がずっと
1ヶ月くらい同じ
部屋というか同じホテルにいて
ああでもないこうでもない
っていう風にしゃべったりっていうか
僕は広告を作っててこういうことやりたくて
真ん中の彼らのデザイナーで広告を作ってて
もうちょっとやりたくなくて
ドキュメンタリーやりたいって言ってて
もう一人の一番皆さんから見て
右側の子は中国人のイラストレーターの子
なんですけど
その子はなんか
私のイラストは全然売れないみたいな
そういう話から
この3人の物語が
1ヶ月ずっとどうしようもない物語が
混ざってこの雑誌が
できるっていうことができたんですけど
すごく
僕なんかそれが旅の本質的なことだと思う
つまり
いろんな人の
どうでもいい物語
と触れたりとか
出会うことが
なんか旅だと思ってて
映画ほどロマンチックではない
旅って旅雑誌ほどロマンチックではない
っていうか
なんか
映画的にはこういうこと起きるけど
なんか
めっちゃ平凡な超どうでもいい
またはハプニングみたいなのが結構旅を構成している
ほとんど全て
なんですけど
いろんな知らない人とか違う人の物語に
触れるっていうことがすごくいいな
と思ってるんです
分断の探求
今回の雑誌で特集をした
アメリカの周辺を歩くっていう
作品をやっている
中村さんっていう
文化人類学の
学者さんがいて
ちょうど再来週彼と
一概のむさびでイベントするんですけど
あの
なんか旅の
彼すごくいいことを言ってて
旅の基本は歩く見る聞く
だけどその奥底に
触れる交わる感じる
触れる交わる感じる
があるように思うっていう
すごいなんかいい言葉だなって思ったんですね
これ
もちろんもちろん
撮ってください
この触れる交わる感じる
実はなんかこれ
去年湘南のツタヤ書店さんで
1ヶ月くらいポップアップとイベントやったんですけど
その時に
選手を彼にしてもらって
そのうちらの
旅のこのコンセプトを聞いて
その思ったことを書いてください
って言ったら彼がこういう風に書いてくれて
その触れる交わる感じるって
すごくいいなと
思ったんですけど
つまりその旅とは違う人の
生き方とか人生に触れるっていうことも
旅の側面だと思うんですよね
それはさっきの
ドライブとかキャンピングカー
とかもそうだし
一気で出会ったなんか
普段してくるおっちゃんとかもそうだし
なんか僕は
2ヶ月前に中国の西安に行ってて
西安で
本当は入っちゃいけない
始皇帝の古墳に
どうしても僕を入れたいみたいに
めっちゃ行ってくるおばちゃんがいて
その人となんか1週間くらいずっと一緒にいて
身の前話ずっとされても知らんがなって
思ってたんですけど
実は次の特集のテーマはもうちょっと自分の頭の中にあって
彼女との会話が
次の特集のテーマになったんですけど僕は
つまり全然良くしなかった
ドラマチックでもなんでもない
けど自分とは違う考え方を
持った人との人生とか
生き方とか価値観に触れるっていうのは
旅でしかできないことかもしれないなって
いう風にすごい思ったんですね
なんでポラリスも
今までこの雑誌を出す前に
バックナンバーで3つ雑誌を出してるんですけど
その
違う人の人生っていうのが
テーマなんですね
ちょっと小難しい話をしますと
物語って
英語で2つ言葉があるんですよね
ストーリーまたは
ストーリーテリーっていうと
ナラティブっていう言葉があって
これ両方とも英語字典で見ると
物語って訳されるんですね
英語を使ってる人も
この2つを多く本動してるんですけど
物語
ナラティブ
このオレンジの方が僕らはすごく大事にしていることで
つまり
人の人生とか自分の人生は
どうでもいい物語が
溢れてるっていうのが
すごく前提にあると思うんです
例えば
今日晴れてて
すごく気持ちのいい日ですけど
それが
例えばポーヨは
ちょっと今日
昨日飲みすぎて2日酔いで眩しいな
眩しすぎるなって思うかもしれないし
マリさんは
いやでも洗濯物溜まってたから
乾いていいなって思うかもしれないし
僕はせっかくのイベントの日だから
晴れてよかったなって思うかもしれないし
ある事象に対して
なんか皆さんが
紡ぐ物語は違うっていうことだと思うんですよね
なんで
晴れてるっていうこと
天気予報で今日は晴れですって言われても
その晴れが何を意味してるかっていうのは
全然違くて
人とその晴れてるって間には
それぞれ物語があると思うんですよね
で人はその物語を
通じて世界を認識するっていうか
そういう意味で
ナラティブ
これ実は臨床試練の現場から生まれた言葉で
箱庭療法って聞いたことあります
精神的にちょっと
ダメージがある人が
骨折しましたとか
血が出てますとかないじゃないですか
どこが痛いかってお医者さんは分かんないから
箱庭って庭を作ったりとか
自分のことをベラベラベラベラ
ずっと喋らされるんですよ
めっちゃ唐突で
どうでもよくて
結構おばちゃんの色肌会議みたいな話を
ずっとさせられるんですけど
つまり僕らが大事だと思ってる物語は
そっちだっていうことなんです
そういうことに
自分の認識とか世界を
見るための新しく見るための
ヒントが隠されてるなっていう
思うんですね
なんで僕らがこの雑誌をやっていく上で
一個の問いにすごいたどり着いたのは
そういうどうでもいい
人の毎日の物語を
人生とか
世界とか社会とかを
再解釈したりとか
もう一回考え直すためのきっかけに
することができるんじゃないかっていうのが
この雑誌の
やっていくうちに分かってきたテーマ
なんですね
今回の雑誌は
その
変境を行く
分断と分かり合いなさの時代に
っていうテーマでやってるんですけど
分断っていう言葉が
大きなテーマなんです
分断って最近聞きます?
分断聞きません?
賛成党の躍進あたりから
日本でも聞いて
トランプの再選あたりから
アメリカの分断みたいなのって
23年か24年くらいから
すごい
出てくるキーワードが
なって思ってて
僕その分断に
僕は政治的に
どっちか言ってごめんなさい
どっちかに寄ってるとかそういうことではないんですけど
分断って言葉がすごい
最近出てくるなと思って
でも
それって
本当に
何が起きてるかって
みんなあんまり知らないっていうか
分断が起きてて
分断してるっぽいみたいな
ことだけがすごく言われていて
僕らはちっちゃい
インディペンデントなトラブルマガジンだから
分断って何が起きてるんだろう
っていうのを見に行こうっていうのが
今回のテーマだったんです
視覚的な表現
いろんな分断をやったんです
言語の分断とかもやったし
普通にその地理的な分断とか
人種の分断とか
いろんなテーマに
チャッターをやりました
1個すごい面白い
チャッターがあったんでそれを紹介したんですけど
これ
表紙になってるんですけど
何の写真だと思います
これ
ちょっとこれだと分かっちゃうから
僕らはさ
散々見たから
何の写真だと思います
さまく
さまく正解
さすが山登り
さすが
チリの
プタエンドっていう
渓谷の地帯のさまくのの
をドローンで空撮してる写真なんですね
これは
ドキュメンタリーをやられてるって
なんで嬉しいなと思ったんですけど
ドキュメンタリーの
作家のチリ人の作家のことを
これを作ったんですけど
これを見て
つまりもう
水が全然ないっていう
土乾きすぎると
ピンクになってくるっていう
それはすごく面白かったんですけど
このドライヤーズっていう
チリの夫婦のドキュメンタリー
ドキュメンタリーを撮ったアントンっていう
チリ人の監督と今回は1個作品を
作ったんですけど
テーマというか
主人公はこの2人なんですね
この2人マリオとマチルデっていう
主人公なんですけどヤギを飼って
つまり家畜とか放牧をして
生活をしているチリ人の
ローフーズがテーマなんですけども
この人たちが
ドキュメンタリーを見てて
ドキュメンタリーすごく面白かったのは
この人たちは
20分くらいのショートドキュメンタリーなんですね
そのドキュメンタリーを見てると
最初は普通に
ヤギが3年で
250頭から70頭まで
死んだみたいな
この人たちは
この人たち以外もう住んでないんですよ
この砂漠にみんな生きていけなくって
香水漁も
10年で10分の1とかになってて
全然食らないみたいな
感抜がめっちゃすごいみたいになってるんですけど
そういうことが
最初に書かれてるんですけど
後でURL送りますね
みなさんに
その中で変な感じがするんです
このドキュメンタリーって
なんか変だなって見てて
20分経って
なんか違和感があって
それをよく見ると気づくのは
この人たちは雨が降らないってことを
運が悪いってずっと思ってるんです
つまり
科学的にも
おそらく地球温暖化とか
環境の変化って
絶対悪くなるって僕らは思ってるじゃないですか
この人たちは
あったわって言ってるっていう
のがだんだん
このドキュメンタリー見てくるとわかるんです
その証拠にテルテル坊主みたいな
占いをしてるんですよ
雨漕いとかしてて
あと2025年は
絶対雨が降るとしない
なんでかっていうと
2015年はめっちゃ降ったからとか言ってるんですよ
とか
潮の山を
1月の1日から
12日まで出して
どれくらい湿ってたかで
1月はどれくらい雨が降るかみたいな
占いをしてるんですよ
つまり
科学的なものとして
捉えてないっていうことなんですよね
このアントンっていう
作家は
このドキュメンタリーをやるにあたって
Google Earthの
空撮で10年前と
今最も色が変わってる場所に
ドライブして
そこでたまたま
生き残ってたこの2人に
突撃インタビューして
半年同棲したんです
だんだん彼は
彼らがアントンのことを
気にしないようにゴーストになるっていうのが
テーマで
彼らの生活に溶け込んでいく中で
インタビューではそういうことが出てこなかったんです
だんだんこの人たちは
雨漕いしてるわみたいな
なんか潮の山出してるわ
みたいな
来年はめっちゃ降るって
気にしてるみたいな
この人たちは
放棄してるんです
放棄してるというか
つまり
僕らが科学的に来年は降らないとか
もう悪くなる一方だっていう
科学的な知見を持つことをやめてるんです
なんでかというと
ここで生きるしかないから
彼らはここで生きていくしかない
というか
都心に戻っても彼らはもう
70歳くらいの老夫婦で
生きていく職を得る手段ってないんです
なんでやぎかいをずっと70年間やってきて
この土地でサバイブしていく
しかない人たちにとって
この日常に希望がないと
生きていけないじゃないですか
なんで自分たちをこの奮い立たせるために
半分は放棄して
半分は持ってない
そういう知見を
だけど息子の世代とか娘の世代は持ってるんですよ
つまり当たり前のように
地球温暖化は進行していって
干ばつは酷くなっていって
もう多分ダメだって
誰もが思ってるから
周りに10年前住んでた子供たちとか
親戚の方が全員都市部に
行っちゃってどんどん孤独になっていくんです
彼らは
けどこのドキュメンタリーですごく面白いなと思ったのは
羊が何匹
ヤギが何匹死んだとか
何ミリ振らなくなったとかって
一時的にはすごいショックの話だと思うんです
250頭が70頭って
もう
全然いないじゃんみたいな
けど多分明日忘れる
明日忘れます
僕は明日忘れるんだったらその数字を
だけど
この不科学的
だとか
科学的なことを信じてない
つまりアンラッキーだとしか
思ってない人たちってなんか僕の心に
ずっと残り続けてて
つまり彼らの
その現実に
直面してる人たちの物語っていうのを
多くのメディアは撮らない
だけど
ドキュメンタリーとかインディペンディメント
マガジンとか非常にパーソナルな
メディアってこういうことを
アクセスできる可能性が
すごく持ってるっていう風に思っていて
すごく
これは世代の境界であり
環境の問題の境界であり
地域の境界でもあると思うんですけど
そんな色んなところで分断が起きてるのを
本当は何が起きてるのかっていう
彼らの日常の物語を
撮りに行くことによって
我々の
干ばつとか地球温暖化に対する
見方を変えるっていうようなアプローチを
環境問題と希望
今回の雑誌でやったんですね
今回の分断のテーマの
1個はそういうようなことを
やってて僕らはこの雑誌で
そんなようなことをやっています
というぜひ
興味があったら
読んでいただきたいです
ポラリスはそんなようなことをやってます
51:55

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