それからこれがフロントマンのパールっていうヒップホップのアーティスト。
彼はこのINHOUSE ECHOESの第1部のアーティストで、去年一緒に雑誌の、この雑誌のロンジュのイベントをイギリスでやったんですけど。
すごく刑務所、ロンドンの刑務所の再判率って、日本と同じくらいなんですけど、何パーセントぐらいだと思います。
ちなみに日本は10年前から今までで、大体10ポイントぐらい上がってるんですね。再判率は。
ちなみに受刑者数が減ってるんです。
大体何パーぐらいの人が再判すると思います。
50パーぐらい。
正解です。そうなんです。
すごいっすね。
普通の人だよ。
半分再判するんです。
半分。
多いと思います。
僕も最初聞いたときは、ちょっと多いなと。
ちなみに一番低いのは、今どこかな。
多分デンマークとか10とか。
つまり日本とロンドンは同じく再判するんですけど。
多くの人が、何で再判するかというと、頭が悪くて、幼少期に悲惨な体験があって、
それから修行の経験がうまくないから、受刑者たちが再判すると。
なので、そういうトレーニングがされるわけですね。
プリズンブレイクとか見たことありますか?
労働させられてますよね。
つまり労働することが公正に一番大切で、
日本は結構ペナルティ的な意味も強いんですけど、
この柔田っていう、彼はデザイナーでありミュージシャンなんですけど、
本当かっていうふうに思って、
イギリスの刑務所って日本よりもややオープンで、
音楽を教える授業をできるんです。
音楽を教える授業に行き着くまでも結構時間がかかったんですけど、
最初は英語の先生って嘘ついて入って、
音楽を英語で教えるとか言って、最初は音楽の授業にしちゃったみたいなんですけど、
歌詞を書いたりとか、音楽を一緒に作るっていう授業を彼はやってて、
それは2年くらいずっとそのギターを活用していろんな刑務所に入っていくと、
なんで再犯をするのって言うと誰も言わないわけですよ。
でもリリックとかリズムとかの中には、彼らの本音が隠れてるっていう。
で、彼が思ったのは、出た後に居場所がないっていうことが、
ほぼほぼ全ての再犯の理由なんじゃないかと思っていると、
出た後にお前は元受刑者だっていうレッテルを張られることが、
その結局社会で居場所がなくなって、この刑務所に戻ってくるっていう、
多くはその負のループで、この再犯のループが生まれてるっていう風に、
彼は思った。で、行った時に、教育とか労働って、
刑務所の中で本当にクリティカルに効いてるのかっていう風に彼は思って、
それよりも、刑務所が出た後に別の身分が必要なんじゃないかっていう風に思ったりとか、
もっと捕まった時とは違う仲間が必要なんじゃないかとか、
なんで自分がそういう風にしたかっていうのを本音で、
だけど、恥ずかしくなく喋れるきっかけが必要なんじゃないかと思った時に、
ミュージックレーベルがいいんじゃないかっていう風に思って、
これは2018年に立ち上がった音楽のレーベルなんです。
2015か。次が10周年ですね。来年26、16年。
これは今まで多分ね、総勢600人ぐらい関わってるんですけど、
再販の予約比率は98%ぐらいなので、
ちょっと残念ながら再販した人いるんですけど、
非常にその再販率を減らせているっていうプログラムなんですけども、
実はこれは僕の雑誌を作る上でも、僕のキャリアの中でも、
彼と過ごした、そしてまた彼と過ごしにイギリスに行くんですけども、
非常にエポックメイキング的なことで、
自分のデザインとかクリエイティブとか、
雑誌を作ることの価値観を根本的にすごい変えられた経験だったんですね。
すごく面白いのは、個人的な物語は雑誌のコンテンツだけじゃなくて、
こういう社会を変えていくインパクトとか、
パワーを持ってるっていうのをすごく思っていて、
僕らはこの雑誌を半分やるのと、
この雑誌から得たエッセンスとか知見を、
もっと社会に何かインパクトを起こせるようなプロジェクトにできないか
っていうふうに思っていて、
今いろんな、例えば刑務所とか、
北海道の刑務所プロジェクトやってるんですけど、
それから学校ですね、
あといろんな会社とも、
主に仕事をしてるのは人材系とか、
そういう若い人とか、
企業で働いてる人たちのクリエイティビティを
どういうふうに作っていけるかっていうような仕事をしてる人たちがいて、
彼らと一緒に、
僕らはデザインスタジオとしていろんなプロジェクトをやっていて、
実はポラリスは、
どっちがABかわかんないけど、
2面あって、これとスタジオが両方くるくる回っていて、
2人とももちろん、
デザイナーっていうふうに言ってるんですけど、
そのプロジェクトのデザイナーとか、
マネージもしてくれているっていうのが、
僕らのユニークなところかなっていうふうに思っていて、
今日は最後にいくつかプロジェクト紹介して、
皆さんと話を終わりたいなと思ってます。
1個目は、ビッグイシューって知ってますか?
ありますか?知ってますか?知ってます。
ビッグイシューって日本ですごく有名だと思うんですけど、
出自ロンドンなんですね。
UKが一番最初で、
30年前くらいにゴードンロディックっていう人が始めたんですけど、
当時すごくビッグイシューって革新的なメディアだったんですね。
で、それはメディアの内容も面白かったんですけど、
ビッグイシューって買われたってありますか?
インターンしてました。
本当ですか?じゃあよくご存知だと思うんですけど、
じゃあ、僕が言うな。
ストリートペーパーの栽培の中でコンテンツが共有されて、
それを日本のストリートペーパーもオリジナルのコンテンツと、
例えば映画がリリースしたらその映画のコンテンツっていうのを合わせて、
そのネットワークがすごい面白かったなと思いました。
そうなんです。まさにそのビッグイシューって単純な媒体じゃなくて、
非常に考え方がネットワーク的なんですよね。
それはすごく面白いと、
あとこれはホームレスの方たちを支援する、自立を支援するマイクロビジネスなんですね。
その単なる媒体じゃなくて、
つまり例えば1.5ポンドで、
今で日本で300円ぐらいで1冊ホームレスの方が仕入れて、
3ポンドで売るっていう、
そのぐるぐる回していくことでホームレスの方たちを、
ただ支援金を渡すんじゃなくて、
自立できるようにするっていうモデルを30年前くらいに考えたのがこのストリートペーパーで、
当時のイギリスというか世界にとってこれはめちゃくちゃ革新的なアリアだったんですけども、
30年経って、今ストリートペーパーって売れてないんですね。
特にGen Zって言われているZ世代の人たちが非常にエンゲージが少なくて、
まずコロナが終わってから、
路上で物を買うっていう行為が非常に厳しくなったのと、
そもそもデジタルしか見ないっていう人たちと、
それからいろいろな要因があって、
若い世代のこのロジェクト、Zビッグイシュに対するエンゲージメントがめっちゃ減ってて、
その時のお題はその人たちのエンゲージメントを取り戻したい。
UKビッグイシュはすごく頑張ってて、
TikTokとかめっちゃ投資してるんですよ。
インスタも。
若者インフルエンサーとかめっちゃ雇ってて、
コンテンツも頑張ってるのと、
3年前は非常にロンドンで昆布茶と抹茶が流行ってて、
今も抹茶流行ってるんですけど、
ビッグイシュ昆布茶みたいなの作ってて、
そういうのやってて、めっちゃマークしてるんですけど、
なんか効かないみたいな話があって、
僕らと提案をして、
僕らはThe Little Big Issueっていう、
一緒に雑誌を作ろうっていうプロジェクトを提案したんですけど、
こういう雑誌を作るって提案したんですけども、
TikTokとかインスタとかのコンテンツがめっちゃ面白くて、
若者Z世代はインクルーシブな世代で、
めっちゃダイバーシティな世代だっていう、
っていう風に書いてあるんですよ。検索すると。
多分今検索したら、
いろんな大手のメディアとかがレポート出してて、
めっちゃ多様性の世代みたいなのがレポートが出てくるんですけど、
僕らは本当っていう風に思って、
いろんなロンドンの学生たちと話をしたんですね。
70人くらい、18歳から22歳くらいまでの、
いわゆるGen Zって言われる人たちといろいろ話をしたんですけど、
そんな人たちもいるんですけど、
そんなことないんですよね。
割とみんなソーシャルメディアネイティブで、
結構自分の意見言うのは怖い人たちが結構多くて、
なんか匿名で友達に、
友達ソーシャルメディア上に攻撃されたりとか、
匿名で誰かに攻撃された経験では結構多い子たちが多くて、
あんまり自分の意見を言うのは好きじゃないとか、
あとアルゴリズムのバブルがすごいあってやっぱり、
結構なんか非寛容っていうか、
それはすごく問題で、
なんか対面で会ってるとそうでもないのに、
ネットだとめっちゃ自分のことに対して
非寛容な友達がいるみたいな話とかすごくあって、
それから情報がいろいろ多すぎて、
何を鵜呑みにしていいかわかんないみたいな話とかも結構あったときに、
なんかすごいメディアが描いてるGen Zって、
グレタみたいな感じですよ。
そのアクティビストで、
対応性にすごく飛んでいて、
オープンで声を上げることが、
だけど本当はすごくそういうことが怖かったりとか、
非寛容さが混じったコミュニティにすごくいたりとか、
攻撃されることに対して恐れて、
情報が頬杖からのダイレクションを失ってるって人たち、
すごくたくさんいるときに、
なんかTikTokのコンテンツをやることが、
あんまり本質的じゃないと思ったんです。
僕らの提案は、
若者が若者たちの小さいビッグイッシュ、
心の中のビッグイッシュを表現するための雑誌のプロジェクトを、
いろんなイギリスの美術大学でやったら面白いんじゃないかっていう提案をして、
それを話したんですね。
これすごく面白いのは、
これ雑誌作ってるワークショップなんですけど、
20人くらいの子たちが最初雑誌を作って、
これちょうど作って、
それがどんどん、
つまりマーケティング投資をしなくても、
どんどん増えていくんですね。