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こんにちは、心理師のはるかめです。この放送では、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションやセルフケア、心理学などについてお伝えしています。
今日はですね、ご機嫌な脳を作るために日常のささやかな喜びを知るっていうお話をしていきます。
人の脳には変動体っていう場所があります。この変動体は不安や恐怖を感じると活性化したり、感情に関する記憶を保持していてくれたりする場所になります。
特にですね、不安や恐怖との関わりは強くて、変動体のご機嫌を良くする頻度が上がれば、私たちは幸せに一歩近づくんじゃないかって言っても過言ではないかなと思います。
実際、瞑想をしっかり続けていると変動体が反応しにくくなったり、サイズが小さくなるということも確認されています。
そして人にはですね、ネガティビティバイアスっていうものがありますので、デフォルトで不安を感じやすくできているわけです。
それによって危険を避けているわけですね。とはいえ、それだと私たちはしんどいですし、人生もちろん楽しくないじゃないですか。
そこで、この変動体にご機嫌でいてもらうために、普段から日常のささやかな喜びに意識を向けていきましょうっていうことなんです。
人が幸せに近づく、もっと言うと人生の喜びを感じるためには、自分の内側の感覚っていうものが欠かせないんですね。
内側から生まれた喜びにしても、外側からの刺激で生まれた喜びにしても、必ず自分っていう内側のフィルターを通して喜びっていうものが生まれてくるんですね。
ですけれども、現在の時代というか現代人はあまりにも外からの刺激にさらされすぎている状況にあります。
昔の人はよく自分の内側と向き合ったものですよね。
昔って言っても本当に江戸時代以前なのかな、それぐらいの時代ですけれども、侍さんとかお坊さんとか、よく自分の内側と向き合う時間を作っていたと思うんですけれども、
現代人の場合は簡単に手に入る刺激、特にドーパミンとか、社交信というものを刺激する情報にまみれてしまっています。
ドーパミンというのは、人の期待感を煽る刺激に対して反応するものですね。
あと社交信というのは苦労をしないで利益を得るとか、そういった気持ちのことを指しています。
スマホがその最たる例じゃないかなっていうことなんですよね。
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もちろんインターネットを通じていろんな刺激がやってきますし、ソーシャルゲームとか通知とか、たくさんたくさんいろんな機能が詰まっていますので、まさに外側からの刺激に人を結びつける道具の一つがスマホなんじゃないかなと思います。
こういったわけで、なかなか現代人が本当の幸せを得るっていうのが簡単ではなくなっているんですね。
植物的で使い捨てのような喜びの場を追い求める結果になってしまっています。
脳にはサリエンスネットワークというモードがありまして、これは自分で自分を観察するモード、セルフモニタリングとか自分を俯瞰するといったそういうようなモードになります。
自分が感じている幸せをこのサリエンスネットワークで見て、実感して、そして初めて自分の感じている幸福を実感するということができるんですね。
そのためにはやっぱり、間っていうものが必要になります。間っていうのは時間の間の話ですね。
時間にすると数秒くらいのものになります。自分が感じているものを確認して味わう時間ですよね。
今自分はこう感じているなぁとか、こんな風に感じる自分もいるんだ、みたいな感じでしょうか。
こういう時はもちろんスマホは置いておいて、それを感じる時間というのが必要になってきます。
こういったことをさらにしっかりとやっていくっていうためには、日常の生活の中でちょこちょことスマホをしまって風景を眺めたりとか、自然に触れたりとかね。
自分が自然とポジティブに感じるものに目を向けて、あるいは耳で聞いて、匂いを感じて、触れてみて、肌で感じてみて、味わったりして。
っていう風に互換を使って実感する時間が必要になります。 これは本当に1回以下が数秒になりますので、実践しやすいかなと思うんですね。
対象は何でも大丈夫です。どんな状況でもいいです。 その中で自分が自然とポジティブに感じるものっていうものを見つけていくんですね。
こういう時間の積み重ねがご機嫌な脳を作っていくっていうことにつながっていきます。
良ければ試してみてください。 それでは今日もあなたが自分に優しくありますように、心理師のはるかめでした。
