1. 人生に活かす心理学ラジオ
  2. #53 弱いって何だろう?
2022-09-16 09:34

#53 弱いって何だろう?

弱い、弱者、こういった言葉を使って、人を持ち上げる流行りがあるようです。ちょっと注意したいなーと思ったのでそんなお話です。

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心理師のはるかめです。この番組では、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションやセルフケア、心理学などの話をしています。
うちはですね、集合住宅なんですけれども、ベランダでね、私ハーブを育ててるんですよ。
今は、モヒートミントとバジルと、あとは青年の木とも言うユッカ、オリーブとガジュマルですね。木もね、別にそんなに大きいわけではないので、ベランダでも大丈夫なんですけど。
こうやってね、いざ確認してみると、結構南国系の木が多いですね。
あとね、ミントとかバジルもそろそろ秋ってことで、花が咲くシーズンみたいなんですよね。
僕はあんまり植物育てるの上手じゃなくて、まだまだ知識入れていかないとなーって常々感じているんですけども。
それでもね、やっぱり成長してくれたりとか、新芽が出たりとか、葉が元気だったりとかね、花が咲いてくるのを見るとね、ほっこり癒されたりということもするわけです。
緑の効果って結構研究されてて、これはこれで結構一つの良い題材になったりしますので、またね、オリを見てお話ししたいなと思います。
それで、この夏はバジルが結構いい感じに育ってくれてて、パスタとか作りたいなーって思ってたんですけど、途中からね、なんか元気ないなーと思ったら、よくわからない黒い卵かな、たぶんたくさんついちゃってて、
孵化した幼虫にね、結構葉っぱ食べられちゃったんですよね。すごいグルメですよね、バジル食べるとか。
今は天然成分の殺虫液でなんとかね、そのあたり駆除できて落ち着いてるんですけど、そうですね、ようやく新芽がまだ出てきたので、あ、復活してきたなーと思ってほっとしてるところなんですね。
で、ただ結構食われちゃったので、下のバジルの結構下の方が剥げ上がってしまって、ごめんねハーブっていう感じになってますね、今。
やっぱりね、植物でもね、愛着が空くんですよ。
それにバジルは香りもいいし、食べてもいいし、虫除けにもなるし、今回はね、なんか平気な虫に食べられちゃったみたいなんですけど、かなりおすすめのハーブですね。
なんか野菜と一緒に植えるといいとかもね、買いに行ったりすると買いに行ったりするんで、割と万能なんでしょうね、バジルは。
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で、僕はね、ハーブがかなり好きな方で、将来ね、土地が手に入ったらハーブまみれにしたいなーってね、ちっちゃい夢があるんですけども、実現できるといいですよね。
いろんなハーブをね、ミックスして自己満のハーブ園作りたいなーと思っていたりもします。
はい、そんなわけでですね、今日のメインに移りたいと思います。植物の強さみたいなお話もね、ちょっとできたかなと思うんですけど、逆にですね、今日は弱いっていう言葉についてお話ししたいなと思います。
先日ですね、あのとある心理職の方の対談記事を見ておりまして、とてもね、共感を覚えたので、その内容からちょっと内容を少しいただいてお話ししたいなと思っています。
その方はね、あのもう大ベテランの心理師の方なんですけれども、最近のビジネス界とか社会でもてはやされている、なんか弱いがゆえの武器とか弱さゆえの強みみたいな表現をなんかこう危惧していらっしゃったような記事でした。
何が問題かと言いますと、弱いっていう言葉があるということは、強いっていう言葉もあるということです。どういうこと?って思いますよね。
それはですね、つまり強弱っていう考え方の前提があって、その前提に立って弱者だよねって認定した上で、そこにでもいい面があるよねっていうお話になるわけです。
結構ね、上から目線だと思いませんか?私なんかは割とそう思えますけど、はい、するとそこにはですね、どんな綺麗事とか真っ当な理念があったとしても、あなたは弱いんですっていうものが必ず存在するんですよね。
その心理師さんっていうのは決してクライエントに弱いっていう言葉は使わないそうです。そういうふうにしている理由がありまして、それはそもそも強い弱い以前に構造、周りの環境とか仕組みの方に問題があるよねっていうふうに考えているからっていうお話でした。
強弱の認定っていうのは、ある程度の評価基準があるから存在するんですよね。
例えば日本っていう文化とか、資本主義っていう経済の仕組みとか、学歴史上主義みたいなのはわかりやすいかもしれないですね。
これらの大きな枠とか物差しの中で成績が低いとレッテルをつけられてしまって弱者っていうものになるわけです。
そのあたりの当たり前のようにある枠組みや考え方が構造っていうことだろうっていうふうに私は捉えました。
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心理や福祉の世界でちゃんと勉強をしてお仕事されている方であれば、個人に原因があるっていうことは決してメインでは考えないはずです。
少なくともそれをベースに関係者と議論したりってことはしないでしょう。
環境で変えられるところはないか、つまり構造の方に問題がないか、そういったことにも必ず目を向けるはずなんですね。
なので、弱いとか弱者っていうのはとても偏った見方によって作られた考え方なんです。
これは完全に個人的な意見なんですけれども、ビジネスとか社会においてこういった弱いが故の強みみたいな考え方とか、
SDGsもそうですけれども、どうもファッション感覚の流行りとかだけの方々が少なからずいるっていうのが見受けられるんですね。
もちろんちゃんと考えている方々もいますし、偽善だとしてもちゃんとやっているんであれば、それは私は個人的には良いと思っています。
強みを大事にしたいっていう思いとか、SDGsに取り組みたいっていうこと自体は素晴らしいものです。
ただ、そういった気持ちをちゃんと持っている方にまで悪影響が出てしまうっていうのは悲しいことだと思います。
適当に倫理的事前的な言動を行っていれば、必ずちぐはぐになってしまいますし、
気づかないところで余計な情報拡散をしたりとか、人を傷つけている可能性っていうのも出てきます。
ビジネス界、インターネット、メディア、SNS、こういったものの影響っていうのはとても大きいですし、早いです。
こういった正しそうな内容が拡散するのはなかなか避けられないのかなって、現代では思うところもありますので、
リスナーさんは、もし今日の放送を聞いて少し思うところがあるのであれば、お気を付けいただければなと思います。
脱線してしまったんですけれども、強いとか弱いっていう考え方は、一部の偏った視点からの意見に過ぎないっていうこと。
そして、人を弱いっていう風に言う前に、環境や構造に目を向けた方がよっぽど俯瞰ができて賢いものの見方じゃないかなと思いますよっていうことが言いたかったわけですね。
ちなみになんですけれども、弱いっていう言葉を使うのであれば、あえて使うのであれば、誰しも弱いし不完全なんですよね。
だからこそ思いやりっていうものが大事だと思いますし、私もこのラジオで自分に優しくとかセルフコンパッションっていうことをやっているわけです。
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いつでもじゃなくてもいいので、周りにも自分にもコンパッションを思いやりを向けてほしいなと思います。
最後までお付き合いいただいてありがとうございます。この放送がお役に立てれば嬉しいです。
今日もあなたが自分に優しくありますように、心理師のはるかめでした。
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