思春期とNOの重要性
みなさんこんにちは、はんちゃんです。先日ですね、音声配信コンサルタントのあっこさんと
ストレングスファインダー認定コーチのゆうかりさんのコラボライブでね、パートナーシップの鍵は依存と執着の手放しっていうね、もう紙放送がされていたんですね。
そのリンクも貼っておくので、ぜひ聞いてもらいたいんですけど、このお話を聞いた時に、私が今この包括的性教育で思春期の子たちに伝えていることと
めちゃめちゃリンクするなーっていうふうに思ったんですね。結論言うと、キーワードはNOなんですよ。
NO。どういうことかっていうのをちょっと説明したいなって思うんですけど、まず思春期のね、あの子たちに私が授業をさせてもらうときに、
序論かな、結構早い段階でお話しさせてもらうのは、まず思春期ってどうやって始まるかっていうと、NOから始まるんですよね。
NOが自分の体にとって成長する時期だなって判断したときに、自分にとってのベストなタイミングでNOがホルモンを出す指令を出すんですよね。
それで思春期が始まっていくっていう話をするんですね。思春期っていうのは、いわゆる性ホルモンって呼ばれるものがめちゃめちゃ出る時期なんですよ。
で、そのホルモンが出ることによって、脳の中の変動体っていう、なんかその感情のアラームみたいなところがあるんですけどね、そこがものすごく敏感になるんですよ。思春期の時期っていうのは。
で、特に不安とか恐怖とか、そういった感情にすっごく敏感になるんです。
で、私自身も中学校の時ね、人に嫌われたくないとか、仲間外れにされたくないとか、そういった人間関係に対する不安とか恐怖っていうのがもうめちゃめちゃ強かったんですよね。
で、それはある意味、思春期の特徴なんですよ。このアラーム機能が本当に敏感になる。
で、一方で、そういった自分の過度な感情に対して、通常だったら、脳の感情のブレーキの役割をする部分が前頭前野っていうところがあるんですけどね、そこで感情をブレーキできるんですけど、特にまだ思春期っていうのは、ここがまだ未発達なので、そういった過度な感情ですよね、怖い、不安、恐怖みたいな感情をブレーキすることができなくて、
より増幅するみたいな。思春期ってそういう特徴があるんですよ。だから人間関係で悩むし、恋愛でもすごく悩みやすいです。なんか、アクセル全開のブレーキが効きにくい車に乗っているみたいな感じですね。
感情のコントロールと境界線
だから、衝動的に行動しちゃったりするんですけど、結構大事なのが、この時期のそういった感情の暴走っていう経験が、脳の反応パターンとして固定化されると、大人になっても結構それが出てきちゃったりするんですよね。
大人になっても、例えばパートナーに嫌われてないかなとか、そういう感情で、私がもっと頑張らないとっていうふうに思ったりとか、あとなんかパートナーがイライラしてたら、私が何かしたからとか、私が何とかしなきゃって思って自分を犠牲にしてしまったりとか、
あとパートナーの問題を自分のことだっていうふうに認識してしまって、自分がしんどくなったりとか、これも思考のパターンなんですよ。大事なのは、もちろん思春期の時にそういった思考パターンをまず把握しておくっていうのはもちろんなんですけど、この思考パターンって大人になってもいつでも書き換えられるんですよね。
そういうのは仕組みとして持っているんですよ。ちゃんと書き換えれるっていう機能ね。だけどとはいえ思春期のうちからやっぱり正しく知っておくことで、なかなか大人になって変えるって結構労力いるんですよ。
だから早い段階からこういったことも知っておくといいんじゃないかなと思って、特に心ですね。思春期の体と心の変化っていうところの心の部分で、私はこういったことも伝えたりしています。
だからこの放送でも何回も伝えてるんですけど、包括的性教育って単なる性の知識じゃないんですよ、本当に。
体の仕組みだったりとか、今言った感情のコントロールだったりとか、あと自分と相手の境界線ですよね、バウンダリーって言ったりするんですけど、この境界線であったりとか、あと同意とか、相手との健全な関係の築き方とか、そういった自分も大切にして相手も尊重するっていう、本当に生きるための土台を作るベースになるんですよね。
包括的性教育っていうのが。そこを理解する上で、まずやっぱりこの脳の仕組みを知るっていうのはすごく大事なことかなって思っていて、まずやっぱり今ね、自分の状況はそういうふうに脳が過敏に反応してしまっている状況だっていうところ、まず自分の感情を築く、コントロールするっていうスキルだったり、あとやっぱり境界線ですよね。
これは私の責任、これは相手の責任っていうのを、そこの境界線をしっかり引かないと、本当にしんどくなっちゃうと思うんですよ。特にね、人間関係構築力の資質を持っておられる方とかは、この境界線が曖昧になっちゃってすごく苦しいっていう声もね、聞いたりするので、
自分の気持ちだったりとか、相手の気持ちっていうところ、そこの明確な境界線を引くっていうのはすごく大切なことじゃないかなって感じたりしますね。
やっぱりその健全なパートナーシップってどういうことなのか。お互いを尊重して支え合う依存とか執着とかそういうことではなくて、自立した個人同士のつながりとしてどういうふうに自分も相手も境界線を守っていくのか。
そこは、この包括的性教育っていう分野から考えるとね、すごくつながるなっていうふうに思ったりしたんですよね。
すごく思うのが、やっぱりこれって思考パターンだから、もちろんその人によってね、性格とか考え方とかがあるから、その人の思考パターンが良い悪いとかそういうことではなくて、
やっぱり癖に気づくっていうことと、その癖に対する自分のコントロールの仕方。もし変えたいって思う現実があるんだったら、その癖をちょっと紐解いて変えてみるっていう行動も必要なんじゃないかなっていうふうに思っているので。
私は、この包括的性教育っていう土台があったからこそ、育児とかにもすごく生きていて、自分と娘の間に明確な境界線を引けたことによって、もちろん産後しんどくなった時もあったけど、自分を大切にするっていうところだけはぶれなかったなって思いますし、
今も育児しながら働くっていうところにおいても、そこはぶれてないかなって思ったりはします。こんなこと言ってる私が、パートナーシップがね、今完全に良好化と言われると、私の中でもすごく課題はあったりするので、
人にとやかく言える立場ではないけれども、でもやっぱり仕組みとして知っていることと知らないことでは全然違うかなって思ったりしているので、そういう視点でも性教育、包括的性教育って関わってくるんだっていうふうに興味を持ってくださった方は、ぜひこれからもいろんな方向で配信していこうかなって思いますので、聞いてくださると嬉しいですし、
コメントとか質問とかでいただけると嬉しいですね。私結構当たり前になってしまってるなって思っていて、それこそ包括的性教育は性のことだけじゃないっていうのも私当たり前すぎて、みんながそういう認知じゃないっていうのに気づけてなかったんですよね。
それを教えていただいて、認知の書き換えっていうところでね、いろんな性教育の配信をさせていただいているっていうのはあるかなって思いますので、いろいろ私の方が教えてくださると嬉しいなって思っています。
はい、ということで今日はこれで終わりたいと思います。最後まで聞いてくださってありがとうございました。バイバイ。