1. 74才 薬膳&料理研究家
  2. #53 だんご第1弾★串団子
2023-08-21 09:59

#53 だんご第1弾★串団子

お団子の持ち味は何と言ってももちもち感です。みたらし、あんこ、ごま、きなこ、最近ではチョコレートがかかっているものも見かけます。気分転換にみたらし団子を作って見ませんか。 <簡単!串団子> 材料:串3本分 白玉粉→60g 水→80ml 上新粉→30g ★醤油たれ 醤油→大1 水→55g みりん→小1 砂糖→30g 片栗粉→大1弱 ★団子串または竹串→3本 #重箱読み #厄除け団子 身代わり団子 #四文銭 #フィンガーフード #みたらし団子 #上新粉 白玉粉 #五性五味 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/634f581db4418c968d55a603
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73才 薬膳&料理研究家の木下賀律子です。
今日はお団子のお話です。
この団子という読み方、十箱読みというそうです。
一般的に漢字の熟語は音読み動詞、訓読み動詞で成立していますが、
十箱の読み方のように、じゅうは音読み、はこは訓読み、このように音読みと訓読みを組み合わせた読み方のことを十箱読みと言います。
団子の場合も、だんは音読み、こは訓読みです。
他にも、こんだてとかぐんてなども同じ読み方になりますよ。
さて、今や近くのコンビニやスーパーで手軽に買えるお団子ですが、その期限はいつごろでしょうか。
諸説ありますが、縄文時代から、くぬぎやどんぐりなどの木の実を粉砕し、水を加えてこねて団子にしたものを火にあぶって食べていたという説や、
また弥生時代に中国から伝わり、うるち米を蒸して食べる習慣が広まった頃という説もあります。
古来、お団子は神様や仏様、神物に捧げるお供え物として大切に扱われてきました。
薬除け団子や身代わり団子のように、無病息災や五穀豊穣を願って食べる習慣は、今でも受け継がれています。
それでは、神物に捧げるお供え物だったお団子が、いつごろから庶民の食べ物になったのか気になるところですが、
調べてみると室町時代には串に刺したおなじみの団子が登場したようですが、一般的に広まったのは江戸時代です。
屋台などのテイクアウトの飽きないが盛んになり、お団子の人気が一気に上昇したようです。
忙しい合間にすぐ食べられる、今でいうフィンガーフードの串団子、江戸中期までは一串5個を5文で売られていましたが、
明和5年、1768年以降、四文線、今の値段で言うと100円ほど、その四文線が流通すると徐々に一串4個刺したものが売られるようになったそうです。
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一般的に花火団子は一串2、3個ですが、三太らしあるいはあんがかかった串団子は4個刺しが多いように思います。
では、お団子の材料は何でしょうか。
普段主食としているうるち米と、赤飯やおこわに使用するもち米が主材料になっております。
それらを粉砕した粉類の上品粉や白玉粉が材料となっているわけですけれども、昔はくず米の利用法として使われていました。
薬膳的に、うるち米は五性は平、五味は甘味、甘味です。
働きは気を、私たちの元気のもとである気を補って体力をつける食材です。
胃の働きを高めて消化吸収を円滑にし、イライラやストレスを緩和する働きがあります。
もち米も五性と五味は同じです。
うるち米よりも気を補う作用が強く、疲労回復に効果があります。
最後に、簡単な串団子の作り方をご紹介します。
ちょっとお待ちください。
材料、串3本分、白玉粉60g、水80ml、
上芯粉30g、これが団子の材料です。
そしてタレの方ですね、甘辛タレ、みたらしのタレですね。
醤油大さじ1、水55g、みりん5さじ1、お砂糖30g、片栗粉大さじ1弱です。
そしてあれば、団子串3本。
普通の竹串で併用できると思いますが、先が竹串は尖っていますから、
小さなお子様などがいらっしゃる家庭は、ちょっと先をハサミで切っておくと安心かなと思います。
では作り方に行きますね。
1番、ボウルに白玉粉を入れ、水を少しずつ加えこねます。
白玉粉に水を加えるというのは非常に慎重にやってください。
徐々に節というのがあるんですけど、手に当たるものがなくなるまでしっかりこねましょう。
柔らかくなめらかな状態になったら、上芯粉を加えます。
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そして混ぜます。耳たぶくらいの固さになるまでこねます。
この段階でちょっとおかしい、なんか固いとか、あるいは柔らかすぎるという場合には、
固ければ水を加え、柔らかければ上芯粉を少し振ってください。
水を加える時も、本当にちょっとずつ小さじ1ぐらいずつ慎重に加えてください。
2番目、1の生地を12個に丸めます。
小さくてもいいやと思ったら16個、でも3本分だから15個でもいいと思います。
はい、そして3番目ですね。
鍋にたっぷりの湯を沸かし、出来上がったお団子ですね。
球状か火の通りを良くするために、中央をペコッとおへそをつけるというんですが、
へこませてもいいでしょう。それを湯が沸騰したら入れます。
少ししたら浮き上がってきます。浮き上がって完成ではなくて、
弱火にして浮き上がってきたら、弱火にして3分ほど茹で続けます。
そしてそれをですね、今度ザルにあけて冷水に入れます。
粗熱を取るというんですかね、ちょっと団子をしめたいんですね。
冷水に入れて団子をしめます。
もし水がすぐぬるま湯のようになってしまったら、水を変えてください。
そして冷たい状態になりましたらザルにあげて水気を切ります。
であれば4番目ね、水でぬらした団子串あるいは竹串に刺してください。
これ3本分でしたから、5個作った場合、3本作る場合には5個ずつとか、
あるいは12個の場合には4個ずつ刺してください。お好みでどうぞ。
はい、今度5番目は鍋に甘辛タレの材料を入れます。
甘辛タレの材料は醤油、水、みりん、お砂糖、そして片栗粉。
これを入れてよくお砂糖を溶かしておきます。
それを鍋に入れて、そして木べらでかき混ぜながら火を入れていきますね。
とろみがついたらOKではありませんよ。
ここで1分ぐらいですね、艶を良くするためにかき混ぜます。
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そして火を止めて、先ほど4番で刺した串団子にぬれば完成ということになります。
はい、お団子の数はですね、お好みの数で作ってください。
とてもですね、団子は材料も少ないし、
甘辛タレは家にある調味料でできそうです。
ちょっとお腹が空いた時に手軽に作れちゃいます。
最近は串に刺さずにカップに入れてあるみたらし団子も見かけます。
どうぞ我が家流でお楽しみください。
次回はかわり白玉団子の豆腐白玉やかぼちゃ白玉をご紹介します。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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