1. 74才 薬膳&料理研究家
  2. #54 だんご第2弾★白玉団子
2023-08-24 07:57

#54 だんご第2弾★白玉団子

変わり白玉団子のお豆腐白玉だんごとかぼちゃ白玉だんごの作り方をご紹介しました。 他にも具材を変えて、いろいろ楽しめそうです。 もし、こんなの作ったよ!とか お勧めのものがあればコメント欄で教えて下さいねー <お豆腐白玉だんご> 材料(15〜16個分) 白玉粉→50g お豆腐→50g ★シロップ 水→200ml 砂糖→50g レモン汁→大1 あればクコの実 少々 <かぼちゃ白玉だんご> 白玉粉→50g かぼちゃ→75g(正味)  (生の場合→100g位) 水→37ml ★トッピング用きなこ きなこ→大2 白砂糖→大1 黒砂糖→大1 塩→極少々 #もち粉 #白玉屋新三郎「白玉レシピ」 #厳寒期 #寒ざらし粉 #ポテトマッシャー #クコの実 #吸湿性 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/634f581db4418c968d55a603
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こんにちは、73才 薬膳&料理研究家の木下 賀律子です。
今日は白玉粉を使ったお団子のお話です。
白玉粉と似たものにもち粉があります。
両方とももち米を粉にしたものですが、
お店でよく見かけるのは白玉粉です。
そもそも白玉粉は、偶然によって生み出された産物だそうです。
白玉屋慎三郎さんの本、白玉レシピの前書きによりますと、
戦国時代、命の糧である米田原は、
敵に奪われないように、深い川の淵に何日間も沈めて隠されていたそうです。
やがて敵が去った後、その米田原を引き上げてみると、
水をたっぷり含んでしまい、そのままでは腐って食べられない、
とはいえ捨ててしまうのはもったいないということで、
その水漬けになった米を乾燥させて粉にしてみた。
それが白玉粉が生まれるもとになったと書いてありました。
そんな歴史を見ると、白玉粉には、
食べ物を大切にする日本人の知恵が受け継がれているような気がいたします。
現在の作り方は、もち米を製薄し、水洗いして、
石薄で水引きして沈殿物を乾燥させて作っています。
水引きとは、米を水ごと引いてすりつぶすことだそうです。
昔は厳寒期といって、最も寒い時期に作られていたため、
白玉粉のことを寒に晒した粉、かんざらし粉とも呼ばれています。
では、今日のテーマ、お豆腐の白玉団子についてご紹介します。
材料、15、6個分、白玉粉50g、もめんまたは絹ごし豆腐50g。
作り方に行きます。
1.ボウルに白玉粉を入れ、豆腐を入れ、
生地が一塊の滑らかな状態になるまでしっかりこねます。
お豆腐は水切り不要、そのまま使います。
その日の天候やお豆腐の状態により、
生地が固いようであれば、少量の水を加え、さらにこねます。
こねることが大切です。
2.こね上がったら、生地を半分にし、
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直径2、3センチの棒状にし、長さも2センチくらいにちぎって、
あるいは包丁で切って、手のひらでくるくると丸めていきます。
3.鍋に多めの湯を沸かし、沸騰したら、火を中火にし、
沸騰している状態を保ち、そのまま白玉団子を入れます。
4.しばらくしてお団子が浮き上がってきたら、
弱火にして、小さな泡が立っている状態を保ちながら、
3分ほど茹で続けます。
5.鍋から白玉団子を取り出し、水を入れたボウルで冷やします。
できたら水道水を少しずつ流しながら冷やすと良いでしょう。
6.ボウルから白玉団子を取り出し、水気を切って完成です。
使った材料の豆腐は、体に潤いを増やします。
栄養学的には、蛋白質も多く含みますので、
夏バテ気味の方におすすめ料理です。
少し酸味のあるシロップに浮かべてみてはいかがでしょう。
シロップの作り方です。
水200ml、お砂糖50g、レモン汁大さじ1、あればクコの実少々。
水と砂糖を沸騰させた中に、レモン汁とクコの実を浮かべます。
私はここにですね、手作りの梅酒を少し入れています。
あれば梅ジュースの中に白玉団子を入れても良いですね。
はい、では次にかぼちゃの白玉団子です。
材料15、6個分。
白玉粉50g、かぼちゃ75g。
このかぼちゃ75gというのは賞味です。
生のかぼちゃですと100gぐらいご用意ください。
水、細かな数字ですが37ml。
作り方、1、かぼちゃは一口大に切り、柔らかく蒸します。
皮を取ってポテトマッシャーまたはスプーンで潰しておきます。
ちなみにプロの方はここで裏ごしにかけます。
2番目、白玉粉をボウルに入れ、水を少しずつ加えてよく練ります。
とにかく白玉粉を使うときにはよく練る。これが大事です。
口当たりがとっても良くなります。
そしてよく練って、つぶつぶがなくなりましたら1のかぼちゃを加えて、
ダマがないようによく練り混ぜます。
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あとは豆腐の白玉団子と作り方は同じです。
かぼちゃは胃腸の働きを高めて、気を補う。
元気の気ですね。気を補うので疲労回復効果の高い食材です。
また栄養学的にはビタミンAを多く持っているので、皮膚の粘膜を丈夫にしてくれます。
このお団子はきな粉をかけていただくのも良いでしょう。
きな粉とお砂糖の割合は、きな粉にはお砂糖を入れます。
きな粉とお砂糖の割合は同じで、私は砂糖を白砂糖と黒砂糖を半々にしています。
例えば、きな粉大さじ2に対して白砂糖大さじ1、黒砂糖大さじ1。
塩をほんのちょっとだけ入れます。甘みを増すために。
長いこときな粉をまぶしたままにしておくと、
お砂糖には吸湿性があるため、湿気できますので、
いただく直前にこのきな粉はふりかけるといいのではないかと思います。
前回と今回、お団子シリーズの音声を収録してきました。
以前、孫たちと何か簡単にできるおやつはないかと考えて作ったのが、串団子です。
一緒に作ると、台所は粉が散らばるし、洗い物は多くなるし、
買ってきた方がよほど楽ですが、
作る時間の楽しさと手作りのおいしさは孫たちの心に残ったようです。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
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