【灌水音のBGM大きめ】
アルケミラの灌水音を背景に、ハコベを引き抜きながら考えていた。花は必需品ではない。それでも、群馬フラワーパークで花瓶を買いに戻ってきた若い夫婦のことが頭を離れない。名前も知らない。ただ、その日以来あの家に花が飾られるようになった。花を売ることは、花のある暮らしをゼロから一に変えることかもしれない。
古物商の許可が下りた。山の蔓や倒木も、誰かのディスプレイの骨格になれる。畑の隣に家を建てる話も動き始めた。ローンの目処は立っていないが、妻はもう間取りを描いている。ワクワクとプレッシャーは、いつも同じ顔をしている。
子ども園で胃腸炎が流行っている。今日は早く帰る。
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