英語力と人生の好転
こんにちは、英語指導メンタリストのはじめ先生です。このチャンネルでは、思考を変えることによって英語力と人生を劇的に好転させる決定についてお伝えしています。
今日のテーマは、早いものでも9月も半ばを超えまして、今年も残り数ヶ月となってきました。
受験生をお持ちの親御さんなんかは、そろそろお子さんの受験がちょっと心配になってきている、なんて方も多いんじゃないかと思います。
一人の生徒さんがこんなことを言っていました。その生徒さんは学校と予備校に通っているんですけど、その予備校でとにかくめちゃめちゃ煽られるらしいんですよね。
あともう何ヶ月しかないんだ、みたいな感じでものすごい周りに言われて、その予備校の中でもかなり雰囲気がピリピリとしてきているということなんですよね。
その子が最近たまたま違う予備校に通っている別の子に会ったらしいんですけど、そこの子と話をしたら、そっちの予備校ではまだ何ヶ月あるから大丈夫だよという風に指導されるということで、全然雰囲気が違うんだそうです。
皆さんも受験の時、高校生だったりとかした時に、結構煽る系の指導を受けた人多いんじゃないかと思うんですよね。
例えば夏休みは受験の天皇山だとかね、一日10時間勉強しなければ受からないとかですね。
中学校の時なんかもですね、担任の先生に、お前ら、死闘語楽って言葉知ってるかと。死闘っていうのは、四は闘戦の闘、五は落ちる。
つまり、四時間しか寝ずに勉強した奴は受かるけど、五時間寝た奴は落ちるんだ、みたいなことを言われて、えーっと思ったりしたんですよね。
部活動指導なんかでも、お前らそんな根性で勝てると思ってるのか、みたいな煽る系の指導、知った激励というか、そういう言葉掛けをする人もいれば、大丈夫、お前たちなら必ずできるっていうタイプの指導者もいるんですよね。
私たち子育てしてる時にもですね、どっちかの言葉掛けをしている場合が多いんじゃないかと思うんですよね。
やっぱり子供が自分の思うようになってない時、もっと勉強してなきゃ無理だろうって思ってるような時には、もう何年しかないんだからやらなきゃダメだろうっていう、知った激励というかになりやすいでしょうし、
逆にこうひどく今スランプに落ち込んでいるようであれば、当然ね、いやいや時間あるから大丈夫だよっていうふうに言うと思うんですけれども、これって本来その子供の今の心境に寄り添って使い分けるべき言葉だと思うんですよね。
なんだけど、こういう学校とかそういうところだと、あるいは会社とかでもそうなんだけど、一律で声掛けするっていうふうになった時に、ついつい煽る系を使っちゃうことって多いと思うんですよね。
これには何らかの根拠もあるというか、よく言われることなんで聞いたことがある人もいるかもしれないんですけど、人間は一般的に何か利益を得るということよりも損失や危機、あるいは危険を回避したいという思いのほうが強く働くんですよね。
これは人間の生存本能によるんだと思います。やっぱり命の危機であるとか、自分の存在の危機みたいなものから回避したい。それはもうとにもなおさず自分が生存したいからなんですけど、そのリスク回避の言葉掛けをされた時の方が強く反応する。
だからマーケティングとかでもわざと強く煽る系の言葉で言ったほうが反応が良かったりするんですけれども、そうやって人は突き動かされてついつい商品を買ってしまったり、行動を促されてしまったりするわけなんです。だからお前らもう時間がないんだから勉強しなきゃ落ちちゃうぞみたいに言われれば、おーおーおーとなりますよね。
同時に部活の指導なんかでも、お前らそんな根性で勝てると思っちゃうのかと言えば、おーおーおーちょっと頑張らなきゃと思ってフリータッチというのもあるでしょう。
でもこのパターンでやられるとやっぱり我々は非常に、その言葉を受けたほうはある種のストレスを非常に受けますよね。
外圧によって突き動かされて、自分の本心というよりは何か恐れとか不安をもとに行動を起こすことになるわけです。
ところがこういうコミュニケーションのあり方ばっかりをしていると、そうするとだんだん煽られないと反応しなくなるというか、自発的に考えて自分で動くとか、
自分の夢に向かって、あるいは自分の理想に向かって積極的に自分で考えながら行動するとか、そういう力がどんどん弱くなってしまって、
何か例えば締め切りがないと動かないとか、人間相応なんですけど、あるいは危機的状況にならないと動かないとか、そんな風になってしまう可能性も秘めているわけです。
この煽る系の言葉かけて、実は言葉をかけている側の願望があるということに皆さん気が付いていますかね。
もっとこうしないとこうなるぞというのは、何で煽っているかというと、話している人に自分の思ったような成果を出させたいというある種の欲があって、
そこからですね、その達成させることが自分の名誉にもなるというか、ある種それによって自分の目的も達成するみたいな。
要するに子供が有名大学に行きました、そうすると親も嬉しいよねみたいな、そういう風なものがあるときにそういう言葉掛けになりやすいような気がするんですよね。
それっていいことなのかなというところを僕は考えるんです。
もっと言ってしまえば、その大人のかけている言葉掛けの背後には、なんかやっぱり誰かと競争して勝つことであるとか、
一番になることが絶対正義だという無言の前提があると僕は思うんですよね。
子育てにおける言葉掛け
それってでも本当にそうなの?本当にそれって幸せなの?とかって本当に思うんですよね。
だって一番って一人しかなれないじゃないですか。
何々大学に入るっていうんだって、それだって数が限られているわけですよ。
もちろんそれは目標が達成できればそれに越したことはないけれども、
そこに向かって努力していくというプロセスが大事なんであって、その結果にそんなに行動する、こだわる必要がそこまであるのかと僕は思ってしまうんですよね。
人は人それぞれの花を咲かせればいいと僕は思ってしまうんですけれども、それってなんかダメですかね。
ないものばっかり見つめさせて、いかに自分が足らないかを思い知らせるようなやり方って、なんか自己肯定感を失わせていくような気がするんですよね。
仮にそれで子どもがめちゃめちゃ頑張ってそれを克服したとして、自分の目標も達成しましたとなると、
これはまたね、より一層自分を常に煽り立てて、そして今の自分ではない自分、もっといい自分、もっと上に、もっと上に、何なら一番にっていうメンタリティが出来上がってしまうと思うんですけど、
それっていつ幸せになるんですかっていう感じが僕はしちゃうんですよね。
皆さん、昔ね、高校生の時とかに英語の授業で little と a little の違いとか few と a few の違いって習ったの覚えてますかね。
a little って、a がついてる方を覚えてる人が多いかな。これ少しって訳しますよね。
これ、a がなくなって little になると、ほとんどないみたいな意味になるわけです。日本語にするとね。
で、few に関しても同じね。a few だと少し。で、few だけだとほとんどないっていう感じのものになります。
例えばワインのボトルに下から1センチくらいワインが残っていたとした時に、人によっては little wine in the bottle.
要するにボトルにワインがほとんどないっていう人もいるだろうし、逆に there's a little wine in the bottle.
ボトルにちょっとワインが入っているっていう人もいると思うんですよね。
これは同じものを見ているんだけど、それをほとんどないと思っているか、ちょっとあると思っているかの差なんですよね。
これを英語では、a がつくかないかだけで分けているって面白いんですよね。
a がつくってことは、形のある実態として捉えているっていう感じになるので、そこに存在感みたいなものをかぼし出すことができるわけなんですね。
ワインがそこの方に溜まっているんだけど、それがある種の一塊として実態感を持って感じられているから、
a little というと、少しはあるねになると。
なんだけど little だけだと、少ないっていう、ちょっとっていうところにしか意識が行っていない。
これってね、やっぱり子どもに声をかけるときにも、受験までにあと4ヶ月って言ったときに、その4ヶ月が4ヶ月しかないっていうのか、4ヶ月もあるというのか、
これは本当に与える印象が全然違うと思うんです。
あおる系の指導ばっかりしていくと、子どもは不安を動機にしないと動けない子どもになってしまったりする。
そして他人軸になっていってしまうんですよね。
人にこう言われたくないから何かやるとかですね、こうなりたくないから何かやるとかですね、非常に消極的な形での動機づけによらないと、
行動が起こせない子どもになってしまったりする可能性が僕はあると思うので、
あんまり安易に子どもの不安を煽るような形での声かけっていうのはするべきではないんじゃないかなというふうに思っておりますが、
皆さんいかがお考えでしょうか。
まあこれいろんな意見あると思いますので、率直にコメントとかでご意見いただければと思います。
というわけでね、今日のお話聞いていただいてありがとうございました。
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OK, that's it for today. Thank you for listening and have a great day.