人間関係と自己認識
こんにちは。言葉で人の未来を開く英語指導メンタリスト、はじめ先生です。
このチャンネルでは、思考を変えることによって、英語力と人生を劇的に肯定させる秘訣についてお伝えしています。
今日のテーマは、人は鏡の中で生きているー相手によって変わる自分の正体、というお話です。
私たちの身の回りには、いろいろな人がいますね。
ある人は、自分にとっては好ましい感じの人で、ある人は自分にとって、あまりいい感じがしないなーなんて思う人、ぶっちゃけいますよね。
ある人と話をしていると、すごく気持ちが明るくなる。
そんな人もいれば、この人とると何回も常にイライラするし、あるいはネガティブな感じがして嫌だなーとか、すごく疲れるなーとかっていう人っていると思うんですけど、
これはその人に原因があるような気がしているかもしれないんですけど、ひょっとしたら自分にも原因があるかもしれないよ、こんなことを今日はお話ししてみようかなと思います。
私たちの人間関係というのは、当たり前ですね、関係性が作り出すわけですよね。
人間関係というのは当たり前ですけど、一人では成立しないわけです。
誰か、そこに関わる人がいて、初めてできるわけなんですよね。
その人間関係の中で、自分のパーソナリティというものも、自分で作っているような気がするけど、ある種社会的な役割みたいなものを負わされるということがあるわけです。
ちょっとピンとこないかもしれませんけれども、例えばですね、うち英会話教室を経営していて、外国人の方がたくさんいるんですけど、日本人と常識が違ったりするわけですね。
日本人って、自分の仕事の結構前にちゃんとオフィスに着いて、支度をしてということが当たり前だと思っているんですけど、
外国人の方の中には、時間通りに来て、その時間通りに始めるという方でもたくさんいるわけですね。
なんでその時間前に来てやらなきゃいけないの?みたいな。だって契約はこっからこの時間になっているわけだから、払われない時間、労働するのはおかしいよねっていう考え方になるわけですね。
こういった経験を通じて、人は人にあるラベルを張ったりします。
例えば、その外国人の人に対して、あの人は本当に自分の与えられた時間の中でしか働かないよねとか。
逆にその外国人の人は、あの人は何か私、必要以上のことをやらせようとする人だ、みたいな感じで。
そこにネガティブな感情が絡みついてくると、場合によってはその外国人の方を社会人として不適格であるとかね、ラベルを張ったりする。
逆に外国人の人は日本人の人に対して、人の時間を一体何だと思っているんだというふうに考えるかもしれませんね。
そして、それいうことを通じてその人に対するイメージが形成されていくと、その人の前ではそういう人間として自分がある種固定されてしまうわけですよね。
子育てなんかでも本当にそうですよね。
親の基準の中で見たときに子供が何か足らないと思って、例えばテストで60点取ってきましたって言ったときに、それを見て、お前60点しか取れなかったのか。
こんな点じゃまるまる高校行けないよ、みたいに言ったときに、その子はやっぱり自己不信感が出ますよね。
私はできない子なんだ、何々高校にも行けないダメなやつなんだというふうに思ってしまう。
だけども、それが6割もできている、半分もできている、半分以上もできている、つまりだいたいわかっているところじゃないか。
素晴らしいねって言ってあげれば、その子はこのくらいでいいんだ、僕これで頑張っているって認めてくれるんだねっていう。
そこで何が起こるかというと、親子の関係性がめちゃめちゃ変わってくるわけですよね。
今のあなたがいいっていうふうに言ってもらっているうちの子っていうのは当たり前ですけど、親のことも好きだし、
あと自分がオッケーなんだという基本的な絶対的な自己肯定感、安心感というのを持つことができる。
そうなったときにやっぱりそういった子どもって、その糧ってめちゃめちゃ大きくて安定した人生を歩むことができていくと思うんですよね。
なんだけど常にあれが足りない、これが足りないと言われた子どもっていうのは常に自己不信感があって、
例えば成績は本当にいいかもしれないけど幸せになれないとかそういうこともあるかもしれないし、なんかいつもカリカリカリカリしていたり。
あとやっぱりそういうふうに育てられた子どもっていうのはどうしても他人に対しても厳しくなってしまう。
そうしたときにちょっとこの人頭はいいけどちょっと冷たいよねとか怖いよねみたいな人間性ができてしまったりするわけじゃないですか。
だからこんなふうにリアリティっていうのは実は本当に一つに固まっているものでは当初はないんだけれども、
それが見る人によって固定されていくっていうのかな。
関わる人が出てきてその人がどう判断するかによってそれがその人の中で固まっていき、
そしてそれが相手の中にも浸透していくとその人はその人物としてのキャラクターをより強めていってしまうという。
そんな効果があるんでしょうね。
これって心理学とかでもよく言われていることなんですけど、
ネガティブな影響と自己肯定感
共鋭的自己認知とかいう言葉がありますね。
英語で言うとMirror Self Recognitionと言ったりします。
要するに相手がどう自分を見ているか、これを自分が無意識に感じ取って、
気がつくとその期待に沿うように自分が行動してしまうというところですよね。
なんとなくわかりますかね。
その役割を演じさせられてしまうという感じになるわけですよ。
だから親が子供にあなたはできない子供だという認識をしていると、
その子供は何か次第にそういう自己認識を持たされて、
何かしでかしてしまうとかですね。
結果的にやっぱりあなたはダメな子ねって言われるような行動を引き起こしてしまう。
逆にね、あなたって本当に頼りになりますねとかね、
あなた本当にすごい人ですねって言われるとそういうふうな行動を取るようになってしまう。
怒りっぽいねとか言われると、相手にとって怒りっぽいって言われるってことは、
相手が自分に対して何か怒られたっていうような感じになったりしてしまうと思うんだよね。
そういう関係性の中でその人と一緒にいると怒りっぽくなるみたいなところってあったりするんだけど、
結局その相手のイメージ通りの自分を演じさせられているというところがあるわけです。
これって場を共有したことによってそこでそういう現実が作られているという感じになるんですかね。
最初はただの双方の認知の歪みみたいなものであったりとか、
思い込みであったりとか、あるいは自分の不満の投影であったりとか、
自分の価値観の投影であったりとか、そういったことであるんだけども、
それが関係性の中でだんだん固定化していくということになって、
そうなるとその人にとってのある人はもう自分が思っている通りの人だよねということになったりしちゃうんですよね。
これはピグマリオン効果って知ってますかね。
ピグマリオンっていうのは神話に出てくるんですけど、
自分の理想とする女性像を作って、それが命を吹き込まれるみたいな感じの話だったかな。
あまりよく覚えてないけど、
ピグマリオン効果みたいなものっていろんな偶話にも出てきますよね。ピノキオとかもそうだけどね。
要するに人は気づかずに自分の理想の偶像を作ろうとしている。
理想の偶像というのは自分にとって都合のいいものなので、
この人が悪者であった方が自分が正当化されると思うとある人を悪者にしてしまうとかですね。
そういうことですよね。
このピグマリオン効果というのは教育学の世界では本当によく使われる言葉であり、
本当にその通りなんですよ。
長年教育の場に行って気が付くのは、自分の在り方によって相手がどれだけ変わるか。
だからある先生のクラスではいつもこんな雰囲気。
いつも例えば騒動を与えない、学級崩壊になってしまう。
ある先生のクラスはいつもみんな仲が良くて、協力体制があって、ポジティブなエネルギー満ち溢れていて、
そして何かみんなが前向きに進んでいく。
そして不登校とかそういった問題行動も起きにくいとか、そんなことがあるんですよね。
だからそれはやっぱり何が違うかというと、その指導者の与える言葉によって変わるんですよ、集団というのはね。
もちろん自分が相手のパーソナリティを完全に作り出しているわけではないんです。
それはもう世の中でやっぱりダメだよねという人はいるわけで。
人間関係で苦しむときに非常に強いストレスの原因となるような人間関係って、やっぱり自分の幼少期と結構絡んでいる場合が多いと思うんですよね。
親にネガティブなことを言われ続けて自己肯定感がなかった人というのは、
学校とか職場とかそういうところに行ってもたびたび同じような人に会って、また嫌な気持ちになってしまうとか、
その逆にですね、自分の自己肯定感を上げてくれるような異性に会って、
その人が実は口がうまいけど実は悪者で搾取されてしまうとかですね。
そういったこともあったりするわけです。
対処法と考察
最後に僕のおすすめなんですけど、自分にとってネガティブな感情が生まれやすい人について自分どう対処するかということなんですけど、
これはね、観察者に徹するということがいいと思います。
具体的に言うと、動物園で面白い動物を見るようなつもりで相手を見ると、あまりそこに感情を入れないじゃないですか。
ふーん、こんな面白い生き物がいるんだ、みたいな。
ちょっと引いた感じで見るとね、相手との圧力がなくなると思うので、これぜひ試してください。
で、だんだんバカって言うと、あの面白い動物はそろそろこういうことをするよねってなったら、
やっぱりやった、すげえや、この動物面白いや、みたいな感じでやると結構精神的に楽になると思うので、ぜひ試してください。
もう本当に動物園の動物を見るように、これはこういう面白い動物だと思って見るというふうに実践していただくのもいいかなと思います。
はい、というわけでね、今日も聞いていただいてありがとうございました。
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