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ハーブのことについて考えるポッドキャスト、略してはぶかん。この番組は、普段ハーブについて考えている青森県のハーブ農家が、
食べる飲むだけではないハーブの様々な魅力を発信していこうという番組です。パーソナリティは、アロマテラピーアドバイザーのみきてぃと、
ハーブアクティビストのAちゃんです。よろしくお願いします。
はい、ということで、早速、今回のテーマは、タイトルの通り、「造形が物語るハーブの特徴について考える」です。
これね、結構前から常々言っていることなんですけれども、ハーブってまだまだ品種改良、最近ちょっとずつされてるんだけれども、
されていると言っても、普通の一般野菜とは違って、強いハーブから種を取って強くしていくとか、
寒さに強いやつを残して寒さに強い品種に変えていくとか、そういうレベルなので、全然形とかまでは品種改良が進んでないんですよ。
大きい葉っぱにしようとかさ、一株からいっぱい取れるようにしようみたいな、そういう品種改良が進んでないんですよ。
なので、その形には、つまり、進化の過程が残っているということなんですよ。
なぜその形になったのかっていう理由がある。
植物みんなそうなんだけど、人の手がそこに入ってないっていうことですね。
なので、今回はその形について、ちょっと考えてみようかなと思います。
まずね、一番わかりやすいのが、結構多いんだけど、葉っぱとか茎とかに、
ウブネが生えている植物が結構あるんですよ。ハーブに限らず。
ハーブで言うと、アップルミントとか、オレガノとか、そのあたり。
レモンバームとかもじゃない?
レモンバームもそうですね。
あとカラシナ系とか、あと普通の野菜で言うと人参なんかもそうなんだけど。
茎生えてる?
生えてる。
どこに?
葉っぱ。
葉っぱね。
で、人参は根菜だからね。あれ根っこの部分なので、葉っぱに結構パヤパヤとウブネが生えてるんですよ。
それは、なぜそういう進化になったかというと、
大抵ね、それ原産地を見るとわかるんだけど、乾燥地域の植物なんですよ。比較的。
砂漠まで行かないけどね。
空気が乾燥してて、土が結構サラサラしてる感じの土地が多いんですけど、
つまり、水が少ないんですよ。雨が少ないとか。
なので、そのウブネで空気中の朝露とか夜露とか、日中はちょっと乾燥してるんだけど、夜の空気中の水分、水蒸気というかをキャッチして、そのウブネで。
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で、葉っぱから水分を補給してやろうっていう進化なんですよ。
で、それって面白いじゃん。
毛に何?水がつくってこと?
水滴が露骨につくわけじゃなくて、水分子というか、っていうレベルでついたやつを、
溜まって、ある程度なっているやつを葉っぱで吸収するという仕組みになっています。
ただ、ウブネ生えてないけど、乾燥に強いハーブとかもあるじゃん。
例えば?
ローズマリーとか。
生えてないね。
生えてないでしょ。ローズマリーはむしろ水分苦手なので、水分多いと枯れてしまうんだけど。
あと、なんかあるかな。
セイジとか?
セイジは違う。セイジはウブネ生えてる。セイジがウブネ生えてるんですよ。
乾燥に強いんだけど、ウブネ生えてるやつがセイジだよね。
あとは、ヒソップとか、エストラゴンとか。
毛生えてないね。
毛生えてないでしょ。
それに何が共通するのか?
葉っぱが尖ってる。
そう、その通り。葉っぱが尖ってるんですよ。
どういうことかというと、単純に体内から出す水を減らすっていう進化なんですよ、それは。
出す量を減らしたの。
葉っぱが広いと出ちゃうから。
そうそう、葉っぱが広いとその分気候の数が多いので、それを減らしたっていう進化なんですよ。
でも逆に言うと、その分葉っぱが細いからニッコンがいっぱい必要なんですよ。
だからローズマリーとかヒソップとかエストラゴンとか、そういう葉っぱが細いやつ、あとラベンダーとかもそうだよね、そういうのは日向に置くべきなんですよ。
日当たりが必要なんですよ。
逆にじゃあ、その葉っぱが広いハーブいっぱいあるじゃん、ミントとかだよね、そういうのはどうでしょうか?
日向でしょ。
もちろん植物だから日向があればあるほどいいんだけど、広い葉っぱのハーブって比較的日陰でも大丈夫なんですよ。
へー。
ミントとか全然日陰でも育つし。
そうなんだ。
うん。
でも成長遅いよね。
いやでもね、比較的全体で見ると良い方です。
日向、半日陰とかでも全然オッケー。
へー。
ローズマリーとか半日陰とかになっちゃうとちょっと成長が遅れたりするんだけど、花とかになっちゃったりするとね、いろいろあるんだけど。
で、ミントとか、あと何あるかな、そういう広い葉っぱのやつってやっぱね、多汁に強いんですよ。
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へー。
セリカなんか、セリカというかイタリアンパセリはちょっと違うかな、なんだろうな、ミントを例に出してみると分かりやすいでしょ。
ミントなんか水大好きだからね。
何本水を吸っても広い葉っぱからどんどん出しちゃうから水を。
へー。
でも逆に言うとどんどん出しちゃうから、暑い時、気温が高い時とかはどんどんどんどん蒸散しちゃうから水がいっぱい必要なんだよ。
だから夏場はミントは逆に水をやたらいっぱいあげなきゃいけない。
今年結構お客さんから相談が何件かあったでしょ。
全部ミントなんですよ。
ミントが枯れちゃったっていう、枯れちゃったというか弱ってるっていうのが水が足りないせいだと。
それ全部。
今年暑かったから。
そういう場合は日陰に置いてあげるっていうのが必要になってくるっていうね。
というように、今簡単にざっとさ、葉っぱの広い細いで言ったんだけど、
新花が残っているというのがお分かりいただけたでしょうかっていうね。
面白いでしょ?
ざっくり言うと、新葉ハーブというか、針の葉と書いて新葉ハーブは、
新葉ハーブって言うの?
いや、わかんないけどね。
新葉樹って言うじゃん。
新葉ハーブは乾燥に強いけど、日光がいっぱい必要。
紅葉ハーブ、広い葉のハーブは乾燥に弱いけど、ある程度日陰でも大丈夫。
っていうのを考えると、青森県だと比較的寒いから、
新葉ハーブの方にお注意しなきゃいけない。
水が溜まらないように、気温が低いと蒸発しないから、水がいっぱいにならないように注意が必要。
なるほどね。
南の方の人たちは、紅葉ハーブの方が多分大変。
どんどん気温で蒸散しちゃうから。
じゃあ、もう水はあげすぎなきゃいけないから、育てない方がいいんだよ。
育てない方がって言っちゃうと大変でしょ。
すごい水食うんでしょ。
うん、まあ水煮れを起こさないように注意しましょうっていうところだよね。
だって、一回にするぐらいクタってなるじゃん。
だから、うち今ミントを推ししてるでしょ?
うちの農園コンセプトファームは、今ミントを推ししてるでしょ?
それは本当に適してるんですよ。
ひたぐにミントは。
っていうことです。
まあ、どういうことだって話じゃないけど。
まあ、その形、造形の魅力が伝わりましたでしょうか。
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面白いでしょ?
面白い。
というこのことを伝えたかった回です。
はい。
そういうふうに考えなくても、見た目だけで可愛いけどね。
まあね。
ミントも葉っぱさ、全部違うじゃん。
見た目だけで可愛いっていうのも別に全然いいんだけど、
その見た目に意味があるっていうのを知るだけでさ、ちょっと知的好奇心が。
確かに。
はい。
ということで、じゃあ終わりましょう。
終わり?
以上、今回は造形が物語るハーブの特徴について考えてみました。
皆様はどう考えましたでしょうか。
また次回お会いしましょう。
ヘンバンナースー。
ヘンバンナースー。
コンセ、ハーブソルト。
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