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毎度、ごりです。
今日はですね、
針球や解剖をやってた分野で、
なかなかすごかった患者さん、利用者さんっていう話を
ちょっとしてみようかなと思ってます。よろしくお願いします。
えーとですね、
僕はですね、針球でですね、
応診を結構頑張ってやってた時代があります。
で、あとは介護でいけば、デイサービスとかね、ショートステイ、
有料老人ホーム、そんなとこで仕事をしてますけども、
お家にね、うかがう、まあ送迎ですよね、簡単に言ったらね。
送迎でお家にうかがう、あとは担当者会議でお家にうかがう、
なんてことがあったりするわけですね。
そんな中で、なかなかグッときちゃうよっていう話をね、
いくつかしてみたいなと思います。
これ聞いてるね、方で、介護、医療の分野で、
そんなの余裕っていう方もいらっしゃるかもしれませんけどもね、
いくつか話をしていきたいと思います。
そういうね、分野で触れたことない人にとっては、
なかなか斬新な話かな、なんて思いつつ、
ちょっとこれから話をしようと思います。
えーっとですね、まずはですね、
生活保護を受けていた方のお家には応診ですね、
ハリキューで応診です。
まあ腰が痛いとか、肩が痛いとか、
まあいろんな理由がありますね。
まあ応診をして、生活保護を受けている方のお家に伺うわけですね。
この時にですね、初めて行くことになったんですけれども、
そこを紹介してくれた、その患者さんのところに、
僕よりも先に何回も行ったことのある先生ですね。
そこの先生からパスですね、
パスを受けた状態での応診だったわけですけども、
上履きを持って行け、というね、
そういうアドバイスを受けたんですね。
上履きを持って行け、という、
うん、まあ、なんで?って一瞬思うわけですけども、
まあ理由としては、まあ汚いよと、
お家の中が汚いよということなんだろうな、
という想像をして、
一応、室内バキに使えるものを持って行ったんですけども、
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行ってすぐに思ったのが、
いや先生、もうちょっと色々持ってけって言っといて欲しかったな、
と思ったんですけども、何があったかというとですね、
まずね、上がった時点でゴミ屋敷です。
もう生活能力ないんですよね。
ゴミ屋敷で、
ゴミ屋敷ということはだいたい統合失調症とかね、
精神の何らかの疾患がある、
手帳持ちっていう言い方がわかりやすいのかもしれませんけども、
その格納性が非常に高いんですよね。
で、まあ割と足の踏み場もないところに入っていくので、
確かに室内バキを持って行ったことまでは良かったんですけども、
それどころじゃないんですよね。
ハリキューの治療をするってことは、
例えばベッドにしても布団にしても膝をつくわけですよ。
室内バキを持って行って行ったところで膝をついてしまったら、
膝がもう笑うしかない状態になってしまうわけですね。
なので是非ね、僕にパスを投げてくれた先生には、
膝の下に敷く何かビニールシートを持って行けだとか、
もしくはもう何だったら、
ズボンの貝を持って行けぐらいに言っておいて欲しかったなと思ったっていう状況です。
あんまり詳しく言うとね、もう気持ち悪くてあれなんですけど、
とりあえずまあどうでしょう。
僕の中でも色々慣れた人間の感覚として言っちゃいますけども、
お家の中でね、その方のお布団、ベッドじゃないですよ、お布団です。
お布団というか寝るスペースというところに入って行った時に、
目につくのはもうカップ麺とか焼きそばとかね、
普通の食器であれば丼とかお皿とか色々もう散乱してるわけですよ。
もうその寝っ転がるスペースの周りにね。
で、あとはペットボトルとか湯飲みとか、夜間。夜間はないか。夜間じゃなくてあれは急須だったね。
急須ですね。とか色々あるんですけども、
液体が残ってるやつが多いんですよね。
そうなれば何が起きるかっていうと、もう棒フラが湧くっていうね。
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家の中で棒フラが湧くというね、そういう状態になったんですね。
気持ち悪いですね。はい、次行きます。
次はですね、これはね、介護の方だったですかね。
初めてね、行くお家で、
ソダインさんからも、ゴリさんなかなかのお家なんで、
大変かもしれないですけども、よろしくお願いしますっていう風に言われて、
なかなかいきなりハードル上げるなと思いながらね、
大丈夫だろうなんて思いながら行ったんですけども、
言われたときにね、鍵の所在をね、言われなかったんですよ。
行ってみてはっきりわかったんですけども、鍵ないんですね。
お家の玄関の鍵がない。
行って、まずインターホンがないです。
声で、こんにちは、おはようございますか、おはようございまーす、何々でーす、
デイサービスのね、お迎えにあがりました、よろしくお願いしまーすなんてね、
明るい感じで声かけをするんですけどもね、返事がないんで、
とりあえず、インターホン探すんですよ。
もうないんですよね、インターホンがね。
で、インターホンがない。
ガンガンガンと扉をノックして、横開きです。
スライドドアとは言わないですね、横開きのドって言った方がいいですかね。
で、それをガラガラっと開けてね、すいません、こんにちはって言ったらね、
中からぬわーっとね、なんとなくもうちょっと恐ろしい感じですけど、
ぬわーっとおばあさんが出てきましてね、
いや、まあね、何々さんがね、前来たでしょってその人の話で聞いてると思いますけど、
デイサービスにね、今日から行くことになってますから、行きませんかって言ってね、
お話をしようで、あ、わかってるよ、覚えてるよ、で、なんかこう袋を出すんですね。
デイサービス行くときには歯ブラシとかお風呂の後に着替えるお風呂の後のセットとかね、
着替えのセットなんかを持って行くわけですよ。
で、それをパッと差し出されて、あ、お着替えかなということで、
あ、お着替えですねって言って普通に受け取って、
あとは一応連絡ノートっていうのがあるわけですよね。
相談員の方がそこは渡してくれてたんですけども、連絡ノートの確認を一応するんですけども、
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何も書いてない、まあもういいです、これは。何も書いてないのは当然だろうと思いましたから。
で、改めてね、連絡ノートも何も書いてないのことをわかってるんですけども、
デイサービス行ってお風呂入りますから着替えはまず欲しいので、
お着替えちゃんと入ってますよねなんて言ってね、
その袋、渡された袋をパッと見たらね、着替えなんですけども汚いんですよ。
洗濯してあるのに汚いっていう状態です。
水洗いなんでしょうね、きっとね。汚いんですよ、とにかく汚い。
もう色々と汚い。もう色も黄色や茶色やもうなんだかわからない感じの色になっちゃってました。
で、ここのお家のね、一番の特徴は鍵がないっていうのはいいんですよ。
もう、鍵がないお家は結構あります。実際ね。
ハリキューの時の応診の時でも鍵がないお家はありました。
でもね、このお家はね、違う屋根がないんです。
屋根とね、あと壁もないんですよ。
あの玄関の脇の壁がないんでね。
なので、言われたのが、雨が降ってる時は、
その玄関のところの屋根の下に水が溜まってるでっかい洗面器があるので、
その洗面器の中の水を捨ててくれと言われてるんですね。
でっかい洗面器の中の水を捨ててくれって言われる創芸ってなんだっていう風に思うんですけども、
まあ面白かったです。何回も何回もそのうち行きましたし、
もう本当にその方は別に辞めるとか一切なかったので、
ずーっと利用されてたので、
僕がそこの職場を辞めるまではずっと来てらっしゃったんですけども、
屋根も壁も何一つ修理されることはないんですね。
あまりにもひどかったんで、3日寝てね、僕がね、すいません、
牧山寝にね、うちに余ってる端材でね、壁とかね、屋根とか付けちゃってもいいですかって言って、
コンパネですね。建築の時に使うような資材。あれの端材ですね。
あれがあったので、あれ防水性もありますからね。
一応それをね、持ってって、屋根の上に持ってって打ち付けようとしたんですけども、
土台がボロボロで打ち付けたらもうこれはダメだっていうことがわかったので、屋根は諦めて壁、
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壁の方ですね。横の壁にとりあえずコンパネを、
これもねじ打ったりとか釘打ったりしたらもうバラバラになっちゃいそうだったんで、
もうね、ボンドでね、くっつけてとりあえず。
あとは結束バンド。ボンドと結束バンドでなんとかギューッと縛り付けるような状態にして、
あと屋根の方はですね、
農業で使うマルチシートって水を通さないようなシートがあるんですけども、
あれをね、何枚か重ねて乗っけて、
その上に普通に木の棒と石を乗っけてある程度吹き飛ばされないような状態。
あとは紐で大きくぐるぐる巻いてなんとか飛ばされないようにという状態にして、
雨漏りをしないような、完璧にではないですけどもね。
今まではもうほぼ屋内なのにアウトドアみたいなお家だったので、
そこだけはなんとか若干テントぐらいまで解消できたかなっていうところまで、
木山根さんにね、言ったら、
いやゴリさんそんなことやってくれんの?
お金何にも出ないけどいいの?って言われたけど、
見るに見かねてやってしまいました。
いいことではないかもしれませんけども、見るに見かねてです。
もうそういうこともありました。
こんなこともありました。
で、まだあるんですね。
これも介護ですね。
医療よりも介護の方が深いのかな?
医療で言うとね、
行ったら行きしてなかったっていうのはありますよ。
応信でね、ピンポーンって鳴らしても反応がない。
いつも鍵は開いてるお家なので、
入りますよーなんて入って行ってみたら、
行きしてないおばあさんがそこで転がってる。
なかなか焦りますよね、普通ね。
僕も焦りましたよ。
とりあえず救急車、まずはね。
まずは救急車。
ご家族の電話番号もわかってるんで、ご家族。
まだね、この時代、
僕が介護じゃないわ、応信ですね。
針の応信で回ってた頃って、
今のようなね、介護のシステムが出来上がってない状態でしたので、
ゲームマネージャーとかそういうのはなかったんですね。
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で、
妊娠医の方に電話をして、
一応ね、そこ、
独居でしたから、
妊娠医の方の電話番号は電話機の横に置いてあったんで、
そこに電話をかけて、
来ていただいてね。
ご家族もね、結構離れてる方なので、
すぐには来れないので、
結局妊娠医の方と、
救急隊が来てっていう感じでね。
あとは、
団地の管理人さんですか。
来てくれましたかね。
まあ、亡くなってたよっていうね。
なんで亡くなってたかわかんないですけどもね。
ただ、亡くなり方としては若干フレッシュな状態だったので、
腐敗臭とかね、そういうこともなく、
涼しい時期でしたから、
まあまあ、亡くなっちゃってたなーっていうね、ことはありました。
で、もう一回ね、介護の方でなかなかのすごいバージョンね。
これはですね、
その方の生活範囲が、
こたつの中で全てを済ますという状況だったということがありました。
こたつがベッドで、こたつがトイレで、
こたつが食事をする場所ということになってました。
ですので、こたつの周りには食べ物が散乱して、
まあもちろん腐ってましたね。
あれもこれも全部腐ってる状態。
もちろん虫も湧いてます。
で、もう寝る場所としてそこにありますから、
たぶん元は綺麗な枕だった。
元はそういう枕だったんだろうなというものも、
ほぼ雑巾のような状態でそこにありましたし、
で、こたつってね、
だいたい畳の上に置かれてるような感じだと思うんですけどもね。
まあ昔のね、お家ですからね。
古いお家ですから、昭和の時代のお家ですからね。
畳の上でその方は、
こたつの中がさっきも言いましたけども、
おトイレになってましたので、
もうそこがとんでもないことになってるわけですよ。
本当にね、畳ってこんなに柔らかくなるんだっていう風に思って、
畳ってね、腐るとね、
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グズグズになって下の板まで出ますし、
なんなら板ももうね、
腐食してましたしね。
はい。
臭いですよ、もちろんね。
匂いもね、相当ですけども。
まあそういう状態のお家で、
これが別に一軒だけとかじゃないですよ。
二タリよったりのお家は何軒もあります。
今で言えばネグレクトと言って、
介護放棄っていうような感じになるのかもしれませんけども、
生きてる限りはそこまで干渉しないよっていうご家族、
結構いらっしゃるんですよね。
声かけて、
いらっしゃるんですよ。
いらっしゃるんですよ。
声かけて、
あのー、
飯置いといたから食えよーとか言って、
あーみたいな声が出たら、
はい、生きてるなーっていうことで、
それ以上干渉しないなんていう方はね、
ご家族さん結構いらっしゃるんですよね。
なので、
本当にその方が今どういう状況になっているのかっていうのを、
目で確認しないまま、
まあ自分には自分の生活がありますからね。
仕事をするとかがありますから、
もう、
めんどくさくなっちゃうんでしょうね。
わからんではないですよ。
いろいろとめんどくさくなっちゃって、
まあ生きてりゃいいやっていう感じで声かけて、
飯置いといたから食えよー、あー、ね。
それで何にも、あと、
ヘルプの声が出なければ、
なんとか自分でやってんだろうなーって勝手に思っちゃうんでしょうね。
で、あと、
常に同じ空間に生活してると、
たぶん匂いもね、
慣れちゃうんだと思うんですよ。
猫を飼ってるお家、
ものすごい猫が、
オスの猫がスプレー行動をして、
すごいおしっこ臭い状態になったりするんですけども、
初めて来た人はもう鼻がひんまがるような状態でも、
住んでる本人は、
よくわかんないっていうか、もう慣れちゃってるんで、
こんなもんだって思ってるのと、
ほぼ同じ感覚だと思います。
にしてもね、
すごいですよ。
畳が、畳がぐずぐずになってるっていうのは、
なかなかないんですけどね。
でも、なかなかないって言っときながら、
一人じゃないんで、そういうお家はね、
すごいなと思う方がいらっしゃいました。
介護をやってる方なんかだと、
すごいオタクにね、
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お伺いするってことはあると思います。
個人がね、すごいってのも色々ありますけど、
今日はね、そのオタクというところでね、
なかなかのすごいっていう話をしてみました。
まあ、皆さんね、
自分が介護したことがない方もね、
いっぱいいると思いますけれども、
気を抜くとすぐそうな風になりますよっていうね、
ことをちょっと頭の片隅に入れといていただいてね。
まあ、そんな状況でも、
介護の仕事をしてる人たちは来てくれますからね。
ありがとうございますって言っていただけたら、
我々も幸いです。
今日はそんな、
伺ってみたらなかなかすごかったっていう、
お家のお話をしてみました。
はい、それではまたよろしくお願いします。
今日はどうもありがとうございました。
失礼します。