1. ごりの堂々巡り
  2. #08 介護ってどうよ(前編)
2023-01-12 14:24:00

#08 介護ってどうよ(前編)

介護

問題点

老老介護

認認介護

お金

拘束

ちゃんと死ぬ

00:04
今日はですね、自分が仕事で関わっている介護の分野についての話をしてみたいなと思います。よろしくお願いします。
僕はですね、介護の現場に入って仕事をしているんですけども、役割としてはリハビリの担当ですね。
身体のリハビリというのはね、身体のリハビリ、僕は元々の職業が神級師や柔道制服師ですので、
どちらかというとね、痛みがある利用者さんに対して、少し軽く手技をして、運動しやすくして、運動をやりやすくしてあげて、
体操をしてね、筋力の向上だとか、ADLという体の機能を示す指標があるんですけども、それをあげるというね、そういう感じのことを主に行っています。
でですね、そのリハビリの話なんかしてもそんなに面白いか面白くないかはね、自分で判断するのもありですけども、ちょっと置いといてですね。
介護を受けている方、身内が受けている方、またあと僕と同じように介護の施設でお仕事をされている方という方がね、いろいろいらっしゃると思うんですけども、
介護の仕事をしていて感じる問題とかそういうところに関して少し話してみたいなと思います。
自分たちね、介護の現場、本当に利用者さんと施設の中で触れ合う現場にいるとですね、介護難民という言葉はちょっとピンとこない。
現場にはね、利用者さん来てますので、介護難民って何なんだっていう風な感じがするんですけども、実際にはね、介護を受けられずに、いろんな理由があってね、介護を受けられない、そういう方がいらっしゃるっていう問題ですね。
本当にもうね、高齢者が増えてきてまして、さらに医療の技術が進歩して、死なない、僕はいつも死なないんじゃなくて死ねないっていう風に言っちゃうんですけども、言い方としてはどういう風に聞こえるかわからないですけども、ちゃんと死ねない。
03:03
死ぬべき時にちゃんと死ねないっていうそんな感覚がしちゃうんですけどもね、それはこの介護の仕事をする以前、心給師として仕事をしている時に、死ぬべき時にちゃんと死ねないっていう問題があるなぁなんて思いながらね、仕事をしていたんですけれども、
長生きをすることでね、まるで顔にシワができるように、髪の毛が白くなるように認知症というものが起きたり、肉体は衰えて立ったり座ったりがなかなか大変になってくる、そういうことがね、ほぼすべての人に起こってきますので、
多くの方が介護を受けることになると、最終的にはもう受けるキャパシティですね、受け皿の方が足りないよっていう問題が出てきたりしてますけれども、
まあね、これはどういうふうに問題解決していこうってね、僕はもうあまりそこらへん考えないんですけども、大変だろうなと、ここからしばらくの間、自分たちベビーブーマーですね、
昭和48年、49年あたりの人間が高齢者になってこの世をおさらばするまでの間は、かなりこの介護の問題というのは続いていくんだろうなと、介護難民というのは続いていくんだろうなと、そんな気になります。
でですね、まだまだ介護の問題というのはありまして、実際ね、ご家族さんが要介護認定、要支援の認定をね、受けている方はね、まあよくご存知のことだと思いますが、最近だと牢牢介護ですね、牢牢介護というのはもうお互いご夫婦ともどもね、
ご例になられていて、まあその高齢者同士での介護、お互いを介護する、もしくは片方が片方を介護する、そういうことですよね。
さらにはですね、夫婦だけではなくて兄弟、まあ単身者の場合は兄弟にね、その役割が回ってきたりしますので、自分の兄弟の介護、面倒を見ることもあります。
もっとですね、いくと、実際ね、来られているような利用者さんでもあり得ているのが、まあ親が90代、お子さんが70代、両方とも介護を受けているっていう場合もありますし、何なら70代のお子さんを90代のお母さんが面倒を見ているっていうのもあるんですね。
06:21
まあもう本当にどうなっちゃうんだろうって本当に心配になるんですけれども、まあこういう牢牢介護、あと人人介護ってね、人人介護ってあの別にね、あまりよく聞く言葉じゃないですし、何なんだろうってね、人人っていうのは認知症と認知症という言葉ですよね。
それを略して人人ということですね。認知症の方が認知症の方を面倒を見ている。まあ認知症にもグラデーションがありますので、軽度の認知障害の場合、より重い認知症の方を面倒を見るという、まあこれはもう結構あることですね。
なかなかにハイリスクだと思います。
実際の事例として、もともとはね、片方、まあ例えばですよ。旦那さんが奥さんの面倒を見ていた。奥さんの方が認知症がちょっときつくてですね。
旦那さんが面倒を見ていたんですけれども、なんかのきっかけで旦那さんの方がね、認知症が強くなって、それまで介護を受けていた、お世話をされていた奥様が何もできなくなってしまった旦那さんのことをできないながらもやっていくなんていうそういう事例もね、見たりもしています。
なかなかね、大変だなぁなんていうふうに思いますし、どういうふうに支援をね、していくべきなのか。
ここらへんはケヤマネさんの感性、知識量、腕の見せ所だなんてね、思うんですけども、行政や地域とのタッグがどこまでできるのか。
近隣の民間の施設との関わりとかね、どこまでできるのかってところで、在宅・自宅で生活できる期間が変わってくることがね、よくあります。
まあね、こういう介護を受ける側の問題もそうなんですけども、あとまだまだ問題というと、例えば最近もニュースになりましたがね、虐待の問題ですか?
09:02
高齢者を虐待する、殺人まで発展してる事案も結構ニュースになってますので、と思うんですけども
多くは認知障害ですよね。認知障害の方の事例で、ちょっとね、認知障害というところで言うとね、情報をインプットする時点でもそれが歪んでますので、認知の歪みが生じてますので
まあこちらが良かれと思って言った言葉も、相手の認知症を患っている方にはもうそれがそのまま伝わらないというようなことがありますので、
帰ってくるリアクションとしては、こちらが想像しているのとは遥かに遠いネガティブなワードで帰ってきたりしますね。
そういうことが、ケアをする側ですね。介護者の側というのは、いろんな勉強・研修とかを受けてね、勉強したりとか、そういうことが非常に大切になってくるんですね。
経験、自分がしてきた経験というのはこれ、勉強にはならないんじゃないかなって僕は思う部分もあるんですね。
研修というのはもう自分以外の誰かが、しかもそれは一人の経験値ではないんですよね。
ありとあらゆる人の経験をデータベース化して対応方法を教えてくれる。
こういう対応したらこうだったよ、いいも悪いもいろんな対応方法を教えてくれるわけですね。
それを聞いて、そんなん知ってるよって言って、足気にするような感じでは研修にならないわけですけども、
僕は非常にどの研修も楽しく、やっぱりなるほどそうなんだ、なるほどなるほど、初めて聞いたなぁとかね、
やっぱりそういう事案、自分たち以外にも同じような事例あるんだとかね、そういう感覚で僕は基本常に研修は楽しく聞けるんですけれども、
なかなかね、研修嫌いな現場の方もいらっしゃいますよね。
まあねちょっとね難しいのかな、まあこればっかりはもう好き嫌いはねしょうがないのかなぁとは思うんですけれどもね、
まあできるだけ研修受けてみてほしいなぁと思います。
12:07
まあねこれで研修を受けて何が変わるかというと、虐待ですよね。さっきも言いましたけども虐待を起こすまでの、
タイムリミットというかね、カウントダウンみたいな感じですか逆に言うとね、カウントダウンのタイミングが変わってくるわけですよね。
例えばですよ、今何時と聞いてくる方がいらっしゃったとして、
9時ですよと。
もうここでもう認知の歪みが生じている場合は、何時?ってまた聞き返されます。
いや、9時ですよ。え?9時?9時って言ったわけですから、9時ですよってもう一回言って、
ああ9時なの?それじゃあ今晩ご飯食べた後、いや今朝なんだけどなって思ってしまう。
まあこういうことの積み重ね、非常につまらない理由ですよね。今何時?って聞き返した。
9時って答えた。
もうそこから先はもう認知が歪んでいるので、こちらが投げた言葉がそのまま伝わらない。
まあ帰ってくる言葉はこちらが想像している言葉ではない。
どうでしょうね、どこまでこのやりとりできそうですか?
毎日同じ患者さん、同じ利用者さんと顔を合わせて。
どうでしょうね、朝出勤して、第一声が今何時?
この後8時間同じ質問をされ続けるわけですね。
今何時?何時だよ。
あほいじゃあ、私は今朝ご飯食べたんだっけ?
あ、食べたのか。あ、そうか。じゃあよかった。
ところで今何時?
これは8時間続くわけですよ。
14:24:00

コメント

スクロール