1. ごりの堂々巡り
  2. #09 介護ってどうよ(後編)
2023-01-13 17:51:00

#09 介護ってどうよ(後編)

介護

問題点

身体拘束

安楽死

ちゃんと死ぬ

Twitter @goriemon89

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ところで今何時? これは8時間続くわけですよ。
どうでしょうね。
受けたことがあるね、そういう感覚をね、もう実際に経験している介護施設で働いている方、もしくはご家族さん
はどういう気持ちになったでしょうか。そういう経験がない方は、またどういう気持ちになるだろうと想像したでしょうか。
奥は深いですよね。 特にそれ以上は言うこともないんですけれども
黙ってって言ったら、これ拘束って言うんですよ。 今ね、あの言葉、スピーチロックって言って
なんとかさん、さっきも何時って言ったよ、もういい加減にして。 もう聞かないでって言ったら、これスピーチロックと言って
完全に
身体拘束の一つとしてね、捉えられています。 ですので
8時間、今何時? じゃあ今朝ご飯なの?今昼ご飯なの?夕ご飯なの?おやつだね。
ところで今何時を8時間聞き続ける。
頑張ってください。僕も頑張ります。 みんな頑張りましょう。
あの 利用者だけじゃなくて、まあ利用者さんはね、高齢者、高齢期の鬱、高齢者の鬱っていうのがあったりしますけれども
職員の側も 割とメンタル病んでる方もいらっしゃいますね。
まあ
なかなかこう聞いた言葉に対してリアクションを取る。 人間でどうしてもリアクションを取りたくなるんですよね。
ザルとかね、輪っかのように
投げかけられた言葉をスーッとね、軽く流すことができれば
非常に 楽なんですけども、まあそれをやっていると今度他の利用者さんから
あの人、今何時って聞いてるのに、あんたなんで答えてあげないんだねと。
問い詰められるわけですね。
もう板挟みですね。
頑張りましょう。 本当になかなかいろいろな問題があると思います。まあ何時と聞かれる前に
何時だよと教えてあげるっていうのも一つなのかもしれません。
8時間何時だよって教えてあげる暇な職員は世の中にいないと思うんですけども、どうやってね解決したらいいか。
まあそれは現場の人だけじゃなくてね。
相談員やケアマネージャー、あとはご家族さんで
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自分、だいたい介護施設に来る利用者さんっていうのは一つの施設だけを利用している
ということもないので、いくつかの施設を利用していたりするのでね、まあ
よその施設での対応の方法なんかも聞く機会があればね、まあこれが担当者会議っていうところでそういうのがちゃんと
活発に意見交換できていればね、いいんだろうなと思うんですけども、まあそこもケアマネージャーさんの腕の見せ所だと思います。
非常に僕はね、運良くいいケアマネージャーさんに出会う機会があって、まあそこで
意見交換をするという、そういう経験をさせていただいて、まあ僕たちはリハビリの担当なんですけれども、リハビリの担当の人間に
ケアマネージャーさんが、あんたちょっと担当者会議に出てくんないかっていう風に言われて、まあ
出席してね
そうするとですね、その利用者さんが、あなたがいるから私はあなたのデイサービスに行きたい
あなたのショートステイに行きたいっていう風に言われることがあったわけですね
まあそうすると、他の施設の担当者はこの人は一体何なんだっていう感じのね、目で見てくるわけですけども
僕はただの機能訓練指導員というね、リハビリの担当ですけれども
まあそこでね、いろいろとこう意見の交換をし合うことで、他の施設でも
機能訓練の人がどういう対応をしたら、そっちにも心よく利用者さんが通ってくれるのかっていうね、そういうアイディアをお互い出し合うことができたらなっていう
感覚でお話をしていました この担当者会議ってところがね、すごく
キーになってくると思うんですけども、自分が実際にケヤマネの業務をやっていませんので あまり言うとケヤマネさんに怒られてね、現役でケヤマネやってる方がそんな
多くの職員呼んだって 現場が開けられないから結局来ないじゃないかとかね
いろいろ怒られちゃうかもしれませんけど、まあいろんな例あるうちの一つだと思って聞いていてください
で まああとちょっとねまた高齢者の介護の問題の方に戻しますけれども
よくね、孤独死なんていう風に言われて、いわゆる独居、独居独居っていう風な言い方しますけれども
独居で お薬の管理ができない
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食べ物の調理がなかなか大変だよとか、火の不始末があるよとか、いろんな問題があるわけですけども
まあその中でこう、孤独死という問題が出てくるわけですね まあいろんな理由というか、まあ人間は必ずいつか死にますから
僕の中では死ぬということは非常に自然な
ものなので 死を不自然と捉える
が故に孤独死なんていうね言葉ができているんだと思うんですけれども 人間常に死ぬ時は一人ですから
生まれる時もね 親が産んでくれるんですけども
生まれてくる時も別に一人、死ぬ時も一人
孤独死なんていう言葉が僕の中にはちょっとこう ニュアンスとしてちょっとおかしいなって思うんですけれども
まあ 孤独死っていうのがねすごく問題になってますね
どうなんでしょうね人間って死んじゃいけないんですかね
分からないんですよ、僕死んじゃいけないと思わないので 先にもね言った言葉ちゃんと死ぬというね
そういうことから考えると死んじゃいけないというような雰囲気の今の世の中っていうのはちょっと僕の
目からすると違和感でしかないんですけどもね なかなかちょっとねありますけどまぁあと
どうでしょうねまたちょっと 介護の中にある問題として
これ結構 大きな問題の一つなのかなと思いますけどお金
ですよね 介護の問題で出てくるお金の問題
お金がかかるっていうだけじゃなくて 介護をされる側の人間がお金を持っている
お金持ってる人の介護を やるっていうところでの
介護の主導権の奪い合いを 身内同士でやるなんていうのも見てきましたね
現在進行形でね 見ているわけではないのでね
過去のことをちょっと今振り返りながら あのご家族は今どうしていらっしゃるのかしらなんていうふうに思っちゃうわけですけども
まあもしくはこう
離婚した 奥様
の息子さん なんかが出てくる法律上そこに相続権があるわけですから
まあ介護の現場ではその人がキーパーソンになってくることもあるわけですね
本当にねいろんなお金の問題はあるんですけども
まあお金がかかるってところはまあ本当にこれは皆さん苦労されているところですのでね あれですけども僕が
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インパの今までね経験した中でも話としては まあ
戦争に 行かれていたというね
十分の経験がある方で まあその方はシベリア
で抑留されたという経験がありましてね さらにこう
その不祥して帰ってきたわけですよ 不祥兵というね
焼夷軍人というやつですか 指が飛んでるんですねどうなってどうしたのって言ったらまあこれは
あのシベリアでの 作業の時にあの
怪我をした っていうことでねまあそこも含めての焼夷軍人という扱いにどうやらなるらしいんです
けれども 戦闘中じゃないんですけどもね
そこで 何が
起きるかとねその方に何が起きるかというと 年金ですね
もっと徹もない額の年金がその方に 毎月毎月というかまぁ毎月換算で行くと結構な額になるわけですね
まあその方はもう笑いながらこの 自分が住んでる家
でそこには まあその方と奥様そして
娘さん夫婦とお孫さん
夫婦ですねここもそうして一緒な夫婦ですねで暇号がまだ 学生さんでしたかね
でですね
お家はまあかなり新しいお家で 家の中にはこう
なんとグランドピアノをドーンと置いてあって まあ車も2、3台あって
かなりいい生活してるなーっていうのがわかるんですね これはねこのおじいちゃんの軍人のね年金の
がもうベーシックインカムになってるわけですね すごいですよなんで
あの ご家族ね
実はそんなに普通のフルタイムの仕事なんかしないんですよ
ちょっとこうパートタイム的な仕事だったりね フリーランスみたいな仕事をやられていてそれでいて皆さん乗ってる車がえぐいえぐい
まあそれもこれもね全部そのおじいちゃんがニコニコしながらもうこいつら乗っている 車は半分以上は俺の年金で買ってんだ
笑ってましたけど
すごいですよね 本当に元気な方でしたのでねデイサービスに通えるぐらいの元気な方でもう
リハパンも履かなくていいぐらい まあちょっとね布パンツにちょっとだけパッと当てておきゃいい
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大丈夫ぐらいでシャキシャキしていらっしゃいましたのでね 本当にお元気な方でしたね指は飛んでましたけども
お元気な方まあ実際に戻ってこられてからも 若い頃から
持ってた技術それが大工さんの音大工の技術だったわけですけど まあそういう仕事もされて
本級あの障害の年金で出てみたいなねー すごかったですねでこのお金
食いつぶしちゃってますよね
どうなんでしょうねまあ もうねー
その方も生きてたら100 住居靴とかになっちゃうんで
あのもう生きてらっしゃらないと思うんですけども 今頃ご家族どうしてらっしゃるんでしょうね
生きてないとした場合はもうその方の年金がないわけですから 確かね奥様も亡くなられたので
僕が見てる間ですね奥様が亡くなられたのでその
年金の入ってくるあてがなくなっているわけですよねー あのご家族は今一体どうされているのかなぁなんていうふうにねちょっと
年金でゼニゲバみたいなね 感じになっているのを過去に見たんで
大丈夫なのなんてね思うこともありますし逆にですね 年金額が非常に低い
方 ってのも実際いますので本当に
年金て一言言っても大きな違いがあるなぁとまぁ今後ね自分たちが年金をもらう 時期になった時にまあ何歳ぐらいからもらえるのかななんてね
思ったりちょこちょこっとね思ったりもしますけどもまぁ
年金もらう ギリギリぐらいで
ぽっくり行っちゃった方が 意外と楽なのかもしれないなと
自分の中ではねちょっと思ったりもしますけども あのそこまで長生きしたいと自分自身は思っていない
今生きているこの 彼らだね器の中から
自分が
命を終えることで中に閉じ込められているような まあ魂のようなもんですかね自分の意思が外にパーンと出ていく
まあその日が来ること自体を僕は否定をしない というスタンスでねまあ物事を見てますので
まあ 周りの人みたいに絶対死にたくないとか
そういうところの音感覚にはなってないんですけれども まあちょっとね本当にいろんな
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考え方であったりね 今後の
見据え方まあ今後のこの介護の問題っていうのはどういうふうに見ていくべきなのかな なんてね思ったりするわけですけれども
まあ自分自身が解決しようとも思いませんし これも
割と まあ
どうにもならなきゃどうにもならないしどうにかなるも時はきっとどうにかなるっていう本当に あまり僕考えない
タイプなんですねしょうがないじゃんってね 思うわけですよ
自分自身はね で周りの人があでもない子でもないって言うね
ことで言っていてもなるほどそういうふうに考える人もいるんだなぁ なるほどそういうふうに考える
っていうふうに常に僕は関心するんですね 他の人の考えからなるほどなるほど
そういう スタンスそういう考え方の人もいるんだな
それでそれだけのことなんですよね だから
それを 自分の考えを押し付けようとかね
変えようとかすっていう感覚に僕自身はまあ今はならない なってないということですよね
まあちょっとね本当にまあ答えも終わりもないような話ですけどまぁこういうふうに 介護
の問題まあいろんな問題が あってば今後ねさらにね介護を受ける人数が増えれて増えるほど
もっともっと問題は大きくなってくるでしょうし
この 資本主義の音経済が
回るのか回らないのかっていうところで行くとまあもう 周り
回らなくなってきている ような感じがしますので
この中で 今後この介護
をするというね介護を受けるというね ここのコストの
問題というのはかなり出てくるのかなと思いますね まあ
本当に安楽しいとはでは言いませんけどもね まあもう一度
言っちゃうんですけどもちゃんと死ねる 世の中に慣れたら
楽なのかなって 思ってる次第です
まあ今日はこれで終わりますねまたよろしくお願いします
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