1. FM八ヶ岳 渡辺桂子のグッドライフ漢方
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2026/05/27 グッドライフ漢方
2026-05-30 14:30

2026/05/27 グッドライフ漢方

日本の名薬(敬振丹)

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グッドライフ漢方 この番組は、渡辺薬局の提供でお届けします。
渡辺桂子です。新崎市で、漢方相談薬局をしています。 体調のご相談、いろいろな女性のお悩みなど、気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
晴れると暑い。それから雨も降る。 梅雨の走りなんでしょうか。このまま梅雨に入ってしまうのでしょうか。
この先も不安定な天気のようですね。 今年の長期予報の天候も、昨年以上に夏が暑くなりそうということですから、
ちょっと考えると思いやられますが、これからだんだん梅雨に入っていきますし、湿度が高くて鬱陶しい天気が続くと、気分もすっきりしないかもしれません。
そういう時は思い切って温泉にでも行ってみましょうか。 新崎市や北都市には温泉がたくさんあります。
ちょっと足を伸ばすとね、あちこちに日帰り温泉もありますので、気分転換にお出かけするのはいかがでしょう。
実は私も日帰り温泉意外と好きなんですね。時々時間を作って楽しんでいます。 どこの温泉もいいところがあるので、その時の気分で出かけます。
大抵は一人で行くことが多いので、気の向くまま時間を気にせずにのんびりするとね、ちょっとすっきりします。
暑めの温度がいいわっていう人も、ぬるめのお湯にね、どっぷり浸かるっていう人も、いろいろ個人の好みもありますので、ご自身でお気に入りを見つけるっていうのも楽しいのではないでしょうか。
それでも気分が優れないわっていう時には、気を開く漢方薬がおすすめです。
漢方薬っていうとね、番号がついているあれでしょっていうふうに思っている方も多いのですが、実は漢方の世界はとても広くて、珍しい小薬や動物の小薬で構成されている、そういった個性的な処方もたくさんあります。
そんな中で、私が信頼している日本の伝承薬、けいしんたんをご紹介しましょう。
うやまってふるえるって書くんですよね。
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このけいしんたん、実は約200年もの歴史がある伝統薬で、徳島県の老舗の製薬会社、犬節製薬が製造しています。
犬節って犬が伏せるって書くんですね。
この伝承薬の始まりは、とても古い言い伝えがあるんです。
今から400年以上前、安土桃山時代の終わり頃、ある旅人が道中で具合が悪くなって、徳島の犬節家に助けを求めたんですね。
そこで犬節家の人たちは、その旅人を手厚く看病しました。
すると、その旅人は元気を取り戻して、お礼として秘薬の作り方を伝えた。
その後、阿波藩の医師、橘舜安らの助言も受けながら、処方が改良されて、けいしんたんという名前になったと言われています。
なんとなくあるあるなお話なんですけれども、そういう歴史があります。
そのお薬は、最初は竜子苑、竜に虎、それで竜子苑という名前で作られていました。
江戸時代の文青年間、1800年代の初め頃、この犬節家は、当時は愛商人として栄えていたようです。
徳島の愛は全国的に有名で、大阪の土生町で取引されていたんですけれども、同時に江戸時代からは、薬屋が集まる町として有名になりました。
全国的な薬の流通の中心地として発展してきたんですね。
現在も武田薬品とか、住友ファーマ、塩の木、小林製薬、そういった製薬会社の本社とか本店が集まる薬の町として知られています。
その土生町で集められたのが、蛇口、豪、人口、サフラン、人参、当時としては非常に貴重な商薬でした。
もちろん、これらは今でも入手が厳しいんですね。
この漢方の効能ですね、ケシンタン。
動気、息切れ、気付け、消化不良、胃腸拒絶、食欲不振となっているんですけれども、
狂心症による息切れとか不清脈のような動気では使われないんですね。
主にストレスから起きてくる動気や不安感、捉えどころのない不定周素に効果があります。
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胸が痛い、動気がすると病院に駆け込んでも、特に心臓には問題ないですよって言われるような、
いわゆるストレスの影響で起こる胸のつまりとか頭のもやもや、
それからイライラする、目に見えない気持ちの暴走とか停滞に効果のある処方です。
抗生症薬の蛇行、これは蛇行自家という鹿の仲間から得られるとても貴重な症薬なんですね。
昔は命を呼び戻す香りとまで言われまして、
気付け薬や狂心薬として大切にされています。
有名な香水とかそういうものにも入っている蛇行の香りですね。
中医学では気をめぐらせる、意識をはっきりさせる、そして心を目覚めさせる、
そんな働きがあるって考えられているので、
お疲れ切ってぐったりしている、気力が落ちて動けない、そんな時に使われてきました。
ゴーっていうのは牛の胆囊の中にできる血石なんですね。
とてもこれも希少です。
昔から高熱や動気、あとすごく興奮状態にある時とか、
逆に不安などがある時に用いられてきました。
中医学では熱を冷まして心を落ち着かせるとされていますから、
蛇行が目覚めさせるっていう方向であるならば、
ゴーは落ち着かせる方向。
この組み合わせがとても面白いですよね。
続いてジンコ。
沈む香りですね。それでジンコと言います。
このジンコはお香で有名な香木なんですね。
木が傷ついた時に樹脂を出しますよね。
その樹脂が長い年月をかけて香りを作っていきます。
とても深くて落ち着いた香り、
胸の疲れや不安感、胃の不快感、
気の常逆などを整えるために使われます。
中医学では気を下ろすと言われて、
イライラや緊張で気が上に上る時に、
このジンコの香りで落ち着かせる、そんな風なイメージです。
お次はサフラン。
これはよくご存知だと思うんですね。
紫色の花の芽しべを乾燥させたもの。
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ほんの少ししか取れないのでとても高価ですよね。
パイリアとかブイヤベース、それに使われる香料としても有名です。
中医学では血のめぐりを良くする、気分を明るくする、
女性の不調を整える、そういった時に使われます。
昔から気持ちがふさぐとか、血のめぐりが悪い、
血の満ち、そういう状態の時に重宝されてきました。
最後の人参。ここで言う人参は甲来人参ですね。
漢方では代表的な補気薬、気を補う、生命エネルギーの気を補う働きがあります。
疲れやすくて胃腸が弱い、息切れする、元気が出ない、そんな時によく使われます。
けいしんたんでは、配合されている香りのある小薬が気をめぐらせるという薬をして、
人参が土台を支える薬をしています。
こうしてみますとね、けいしんたんというのは、
蛇行で気を開いて、そして吾王で心を鎮めて、
人工で上がった木を卸し、サフランで血をめぐらせ、
そして人参で元気を補うという、非常に巧みに組み立てられている伝承薬といえますね。
面白いのは、この薬はただ飲むだけではないんですね。
昔から、まず香りを十分に嗅いでから服用すると言われてきました。
このけいしんたんは、香りで気をめぐらせる薬として、とても有効です。
この配合されている人工とか、あと長寿とか龍脳というのも入っているんですけれども、
これもとても香りの強い小薬ですから、
現代風に言えば、緊張で胃の働きが止まっちゃう。
食欲がなくて、なかなか胃にあるものが消化できない。
疲れているのに、神経が高ぶってしまって、なかなか寝つけないとか、
いろいろ考えてしまって、そしてドキドキする。
不安があって、眠れない。
寝る時に、いろいろ考えても解決しないから、ゆっくり休もうって、
頭の中では考えているのに、なかなか入眠できない。
そういうふうな、自立神経が乱れたような状態の時に、昔から使われてきたんですね。
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このけいしんたん、薬の形も特徴的で、とても小さな板状をしています。
今の錠剤とは違って、1センチ四方、四角い形をしているんです。
このけいしんたん、昭和の初期には、飛ぶように売れたそうで、
イヌブシ家というのは、徳島でも有数な豪商だったそうです。
時代が変わって、西洋医学が広がる中で、だんだん需要は減ってきたんですけれども、
今でもなお小さな工場で、昔ながらの製法で作られています。
家内手工業なんて、今では死後に近い感じで作られているんですね。
とても丁寧に一つ一つ作られていきます。
この伝承薬というのは、単なる昔の薬ではなくて、
土地の気候とか、日本人の体質の中で受け継がれてきた知恵でもあるんですね。
疲れて気力が出ない、胃が弱っていて食べられない、
ストレスがたまって、最近体調がすぐれない、
そういう時に、けいしんたんの香りで気の流れを整えてみましょう。
では、今日はこのへんで。
提供は、新崎市渡辺薬局でした。
健康についてのご相談は、ホームページから、
または電話番号、
0551-22-6161
もう一度言いますね。
0551-22-6161まで。
どうぞお気軽にご相談ください。お待ちしています。
グッドライフ漢方。では、また来週。
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