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2023-04-19 38:10

【#111】政治を通して誰も取り残さないまちを作る〜元GOOD MORNING代表、政治活動中の酒向萌実さん〜

声を上げればまち、社会は変わる?!

今回のゲストは、現在政治活動中の酒向萌実さんです。クラウドファンディングサービスCAMPFIRE参画、その後GOOD MORNING by CAMPFIREの社長を務めるという異色の経歴。その中で見えてきた社会問題を、なぜ政治を通して解決していこうと思ったのか、その可能性とモチベーションについて伺いました。地元武蔵野市をどういうまちにしていきたいのか、子供の時の原風景はなんだったのか、選挙真近の今だからこそ、改めて「政治」の可能性について皆さんと考えてみたいです。


◉トピック

  • CAMPFIRE入社、GOODMORNING by CAMPFIREの社長としての経験
  • その中で政治活動に興味を持った経緯
  • 民間ではなく政治で解決するべき課題について
  • 政治活動をしている武蔵野市の魅力、どういう街にしたいか
  • 声を上げれば、まちは変わる?!
  • 子どもの時の記憶、心残りなこと
  • 誰の痛みも見逃さない政治
  • 困っていることに声を上げることの大切さ


◉ゲストプロフィール

酒向萌実(サコウモミ)

1994年生まれ。アパレル企業を経て、2017年からCAMPFIREに参画。社会課題解決に特化したクラウドファンディングサービス『GoodMorning by CAMPFIRE』の立ち上げに携わり、2019年には25歳で社長に就任。政治を通して社会活動を解決することに関心を持ち、退任後、株式会社リクルートを経て、現在は地元武蔵野市で政治活動を行う。地域の対話の場「むさしのダイアログ」を主催。

https://linktr.ee/sakomomi

00:11
みなさんこんにちは、杉田まりこと石川由加子です。
Good News for Citiesは、都市・建築・まちづくりに関するさまざまなグッドニュースをザックバランに話す番組です。
今回は、武蔵野ダイアログ主催であり、現在政治活動にチャレンジしている酒向萌実さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい。政治活動にチャレンジ中ということで、そこらへんちょっと色々今日聞いていきたいんですが、結構酒向さん自身のこれまでの歩みみたいなのもすごく面白いなと思っているので、少し今までやってきたことなどからまずお話をお伺いできればと思います。
はい。よろしくお願いします。
改めまして、酒向萌実です。
今政治活動中っていう風に説明をしてもらって、めっちゃ行々しいなって聞いてると思ったんですけど、もともとこれまでの仕事の経歴を説明すると、大学はICUというところに通っていて、大学を卒業したのが2016年。
そこから最初アパレルの企業に実は新卒は就職をして、アパレルのベンチャー企業に少し勤めた後、クラウドファンディングのキャンプファイヤーという会社に転職をしました。
キャンプファイヤーで、いろんな本当に今日本で一番大きいクラウドファンディングのプラットフォームなんですけど、その中で社会課題の解決に特化したグッドモーニングっていうサービスの立ち上げに関わって、立ち上げのメンバーとして働いていたら途中で会社が分社化することになって、
ある日突然25歳の時に、グッドモーニングは会社にすることにしました。社長をやりますか?って急に聞かれて。
25歳ぐらいだったんですね。
そうなんです。
すごい。
25歳の時にグループ会社の代表っていう立場になって、グッドモーニングの社長として、社会問題の解決のクラウドファンディングをずっと支援をしてきた。
クラウドファンディングをやりながら、だんだん他のことにも興味が湧いてきたり、新しいチャレンジをしたいなと思うようになって、直近は一度転職をして、大企業から社会を変えるっていうやり方も見てみたいなと思って、
03:03
実は直近1年間ぐらいは、大手のIT企業のリクルートに実はいたんですけど、
へー。
そうなんです。リクルートの中で、サステナビリティとか人権環境の分野で問題の解決に取り組むっていう仕事を1年間だけやって、
で、今はそれもさらに辞めて、地元で武蔵野市に戻ってきて、市議になることを目指して活動中っていう感じです。
なるほど。
すごい。
でも、辞めてから武蔵野区に戻ってきて、市に戻ってきて、そこが市議になるまでの、そこら辺のきっかけとかが気になります。
その文脈というかね。
そうですよね。もともとグッドモーニングを辞めた時から、政治にキャリアチェンジしたいっていうのは考えていて、
ずっとクラウドファンディングって、一人一人の力を合わせて、民間の力とか市民の力で社会を変えるっていう方法にチャレンジをしてくる中で、
このお金、クラウドファンディングで集めていいのかな?とか、税金でやるべきなんじゃないかな?って思うことが結構たくさんあって、
例えば、毎年夏になると、子ども食堂のクラウドファンディングがめっちゃ増えるんですね。
夏になると。
そうなんですよ。夏休みって給食がなくなるじゃないですか。
そういうことか。
そう。夏になると給食がなくて、栄養が不足しちゃう、お腹が空いちゃう子がいっぱいいるから、
全国の子ども食堂がお弁当、普段は月に1回、週に1回の運営だけど、それじゃ足りないから、
夏休みは毎日お弁当出さなきゃ、お腹空いちゃうとかって言ってお金集めるみたいなのを日々見ていて、
それは全員の個人がどうにかする問題ではなく、政治でどうにかしなきゃいけないのでは?みたいな。
それが子ども食堂だけじゃなくて、コロナ禍になってからは、保障はないけど休業しなきゃいけない飲食店とか、ライブハウスとかが、
家賃払えないとか、従業員の給料払えないとかでクラウドファンディングをしてて、
それはクラウドファンディングでどうにかしろっていうのは間違ってるなと、なんか結構違和感があって、
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やってる本人たちが悪いわけではないけれども、政治が責任を放棄して、クラウドファンディングでやったらいいじゃん、自分でどうにかしろよって言われてる気がして、
で、それはすごい、クラウドファンディングはそういうものじゃないし、もっといい未来を作っていくための面白いツールであったはず。
なるほど。
だなと思って、じゃあ税金何に使うか決める仕事がいいなと思って、そしたら政治家かな?
で、地元が武蔵野市で大好きなので、じゃあ地元に戻って目指してみようかな。
でも社長だし、いきなり会社辞めれないし。
あと選挙って、市議選は4年に1回しかないので、いきなり転職みたいに今やりたいと思って、今できるわけでもないので、
やりたいなと思ってから、次の選挙にまで時間があったので、他にやってみたいこともないかなと思って、
1回大企業も行ってみようと思って、間で1回行ってみた。
なるほど。
なんかでも、さっき言ってたクラウドファンディングで集めるべきお金なのか、みたいな違和感があったっておっしゃってたと思うんですけど、
私もその行政とか議会のことすべて知っているわけじゃないけれども、ある意味その中から変えていくってやっぱすごく大変なことだなぁと思うし、
行政の中の予算をどう使うかってとこ、本質的には大事だけど、もっとスピーディーにフレキシブルにやるためには、そうやって民間のところで自立的にやっていくっていうのも一個やっぱ手段だなぁとは思うなぁと思っていて、
でもそうじゃなくて、この税金でやるべきみたいなところに関心の比重が移ったのには何か結構理由があるんですか。
やっぱりクラウドファンディングの限界みたいなところもあるっていうようなことを感じたってことですか。
そうですね、限界という限界も感じたし、もちろんその、例えばスピード感とかを考えると、予算作ってできるのは来年ですみたいなことになっちゃうので、
やっぱり今すぐ何かをやるとか小さく始めるっていう時に、まずクラウドファンディングで小さくお金を集めてチャレンジをするとか、プロトタイプを作るみたいなことはやっぱり民間でやってみることがすごい大事だし早いし、そこに可能性があるっていうところはすごくそう思っていて、
09:11
ただ、例えば困難を解消しよう、困っている人たちを助けようと思うと、一人しか助けられなかったり、今この瞬間その目の前の一人しか助けられないのがやっぱりクラウドファンディングの限界だなと思っていて、
ルールを変えたり、社会の仕組みを変えていかないと変えられないこと、助けられない問題っていうのがやっぱりたくさんあるなと思って、クラウドファンディングの役割はルールを変えるきっかけだって思ってたんですよ。
きっかけがなかったらルールも変わらないし、仕組みも変わらないから、そのきっかけを作って盛り上げたり、世論を動かしたりっていうのは大事だけど、でもその上でやっぱり仕組み自体を変えないと、その後ずっとは続けられないと思って、
継続的に問題を解決したり、未来にちゃんとその解決方法を残していくためには、政治っていうところに入っていくのがやっぱり必要なのかなと思うようになった。
ちなみに政治ってすごい、なんかとっつきにくい、全ての人に関わるテーマでありつつ、政治家とか政治活動というと一気になんか遠い存在に思えてしまう人が多いかなと思っていて、
もみさんも政治家一家に生まれたわけではないんだろうなと思ってるんですけど、政治に関わろうってなってからどんな行動をとったんですか?なんか本で勉強したりとか、とりあえず人に会いに行ったりとか、どうしたらもっと近いものになるんだろう私たちにって思いました。
私、建築家一家で育って、両親建築家で、全然政治家やってる人、家族にはもちろんいないし、自分もベンチャーで働いてたので、全然仕事としては違うけど、やってみようって思ったときに、
フェイスブックの友達の中に1人、区議をやってる人がいたので、その人に、2人いたので、その人たちに会いに行って、話を聞いたっていうのがまず最初。
なので、知ってる政治家をやっている人にまず会いに行ってみた。
12:05
で、その2人は私にとっては政治家になる前から知っていた人で、普通に会社員だったのを知ってる人が途中で、あれ?選挙出てるって数年前に思った人たちが周りにいたので、
急に会社員が選挙出るってあるんだなみたいな。
なるほどね。
うん。
それは知ってたので、会いに行ったのと、でもなんか選挙必勝の手引きみたいな、めっちゃ大きい本とかは買いました。
あるんだ。
そうなんだ、あるんだ。
気になる、気になる。
1万円ぐらいするんですよ。
高っ。
結構参考になるんですか?
あ、めっちゃ参考になって。
価値あり。1万円の価値ありですね、それはね。
そう、なんかその本、本当に選挙に出る人全員教科書として使ってるみたいな本らしくて、
誰に会っても、あれ読んどけば大丈夫って教えてくれるから、
それを教科書として、こういうことはやっちゃダメですとか、この時期にはこういうことをしましょうとか書いてあって、それを読みました。
なんかもちろん完璧ではなくて、なんか男性は強く見えるといいです、女性はしなやかにみたいなこと書いてあって、
それはめっちゃ嫌なんですけど。
なんかこういう特殊ルールがあるとかありました?こうやってみて驚いたみたいなこととか、
随分世間とのギャップあるぞ、これみたいなのとか。
一番最初に私がつまずいたのは、すんごい初歩で、
選挙って選挙期間しか、なんだろう、1週間とかの選挙期間だけ選挙運動っていうのができて、
それ以外は政治活動って言って、投票してくださいってお願いとかはしちゃいけないんですよね。
で、その政治活動をする時は、政治団体っていうのを立ち上げて、東京都に登録をして、その団体として活動をするんですけど、
その政治団体の登録に書いた住所が、東京都のウェブサイトで公開されるんですね。
なので、自宅は書くと危ないなと思ったので、オフィスを借りなきゃいけない。
15:05
で、事務所を借りようと思って、シェアオフィスを借り、事務所1部屋は別に1人だしいらないので、
シェアオフィスを借りようと思って、いろんなところに、武蔵野市内のシェアオフィスに問い合わせをしたら、
宗教、アダルト、暴力団、政治はダメですっていう返信が、私から帰ってきて、全然誰も貸してくれなくて。
その条件で書かれてたりしますね。そういうの。貸し出し条件とかで。
オフィスを見つけるのに、2ヶ月ぐらいかかって。
で、最終的に地域の中で、個人でシェアオフィスを運営されてる方と出会って、その人が貸してくれて、今はすごいかわいいシェアオフィス家に出てるんですけど。
あーよかった。
でもなんか最初びっくりしました。その並びなんだっていう。
なるほどね。確かに普段意識しなかったけど、その通りですね。
ちなみに今、武蔵野市で活動されてると思うんですけど、武蔵野市の魅力みたいなところ、私も今武蔵野市に住んでるので、ぜひ聞いてみたいなっていうところと、
あとはこの政治活動みたいなものを通して、どういう街の風景を見たいみたいなところがあれば、それも聞いてみたいなと思いました。
私、武蔵野市、ちっちゃい頃からずっとこのあたりに住んでいて、やっぱりすごい過ごしやすかった。
自分にとって何歳の時も居場所があったなと思っていて、それが自分にとっては心地よかったし、緑が多いっていうところも魅力なんですけど、
何歳の時も居場所があったなっていうのは、赤ちゃんの時は赤ちゃんが遊ぶような施設があったり、子供の時は公園がいっぱいあったり、
武蔵野市、児童館はないんですけど、今は小学生のために遊べっていう、学童に通ってない子も行ける学童みたいなのがあるんですけど、
高校生の頃は、武蔵境の駅に武蔵野プレイスっていう図書館があって、そこの地下に10台しか入れないフロアがあるんですね。
え、めっちゃいい。何それ、何が行われてるんですか、そこは。
受験勉強。
受験勉強なんだ。
悪さしないと。
18:00
でも、そこ実はスタジオもあって、ダンスとかバンドの練習ができるお部屋もあって、すごく安く借りれて、
学校があるような時間帯だけ大人にも枠を開放してるんですけど、
なるほど。
子供に貸してる値段と桁が違って、大人は対象じゃないよってちゃんとなってるし、
放課後はティーンしか入れないので、大人は絶対入ってこないし、
で、大人になってからも図書館がすごい広々としてて過ごしやすかったり、
なんかその年齢ごとに自分にとっての居場所が町の中にちゃんと用意されてたなっていう感覚がすごくあるんですよね。
しかもそれが、待ってたら勝手にできたわけではなくて、こういうもの必要だよねっていうやっぱり声を上げた市民がいて、
それがちゃんと実現されてきてるっていうところが、武蔵野市の魅力なんじゃないかなと私自身は思ってる。
逆になんかこういうとこは変えていきたいとか、新しく作りたいみたいなのありますか?
さっき言ってたそのティーンの居場所みたいのは、今一箇所しかないので、もっと増やしたくって、
やっぱり武蔵野市って駅が3つ、吉祥寺、三鷹、武蔵坂行ってあって、
子供にとってはその駅を移動するのって結構ハードルが高くて遠くなっちゃうので、
きちんと各駅にそれぞれの年齢の人の居場所ができること。
まあすごく大切で、その上で特に私は10代とか20代の若者が、
気軽に相談しに行ける場所をもっと増えるといいなっていう風に思っていて、
僕にユースクリニックっていう施設があって、無料で使えて、
カンセリングみたいなのが受けられたりとか、
メンタルとか、あと自分の性のことの相談ができたりとか、
親との関係性に悩んでるみたいな相談もできたり、
あと否認の道具がもらえたりとか、
そういう子供しか行けない、でも何の相談をしてもいいし、
お茶飲みに来てもいいっていう居場所があって、
やっぱりその10代20代やっぱりメンタルの問題とかすごく問題になってるので、
気軽に相談に行ける場所、しかも特別な場所じゃなくって、
みんなが当たり前に出入りしている場所が増えるといい、増やしていきたいなっていうのは思います。
21:08
確かにそういう心理的安全性のある身近な場所って、家とか学校以外に意外とないかもしれないですね。
なんか私たちも普段政治活動をしているわけじゃないんですけど、結構関心はあって、
このポッドキャストでも政治と都市っていうのをテーマにゲストの方に来ていただいたりとかして、
政策周り、都市って言っても、街づくりって言っても本当にいろんなレイヤーがあるので、
そこの行政が関わる、政治が関わる政策であったりとか、
仕組みづくりみたいなところ、いろんなトピックを話してたんですけど、
なんかそういった政治と都市をつなげるトピックみたいな、みんながディスカッションできるようなテーマみたいなものを見つけていきたいなと思っていて、
今子どもとかティーンの場所っていうのが一つテーマに上がったんですけど、
他にはどういったところを拠り所にしたら、都市に住んでいる私たちが政治ともうちょっと近しくなれるんだろうなっていうふうに思っていて、
そこらへんどうですか?
最近聞いてすっごい面白かった話があって、
武蔵野市内のある場所で、木がこうわーって植わってる道路、何の木だったかちょっと忘れちゃったんですけど、
30本ぐらい確か木が植わっている道で伐採しますっていう計画が立って、
20何本伐採する予定っていう予定が出て、そこの緑をずっと守ってきた人たちが、
本当に伐採しないといけない木だけにしてくださいっていうお願いをしに行ったら、
ちょっと正確な数字を忘れちゃったんですけど、4本とかしか伐採されなくて、ほとんど残った。
おーすごい、それ訴えかけてその変革が起こったんですか?
そうそう。
その、えーって思ったんですけど、私は。
そういうのやってもなかなか変わらないですよね、あいう計画はね。
でもこう、やりますっていう計画に対して、こういう理由で大切だから、ちょっと待ってってストップをかければ、きちんとコミュニケーションが取れるし、
成果も出るんだなっていうのは、それを聞いていて感じて、やっぱり自分たちが過ごしやすい環境は、
24:01
自分たちが声を上げて守っていかないと奪われちゃうし、なくなっちゃうから、
あと言ったら意外と変わるっていうのも、
なるほどね。
面白いことだなと思ってます。
確かに。
言ったら意外と変わるのか、確かにそれみんなが気づいてないポイントかもしれないです。
どうせ言っても変わらないからみんな言わないみたいな。
例えば、身近な例だと、私京都なので、結構周りの街やとかがガンガン壊されるの見てると、結構心がすごい痛むんですよ。
そこに住んでた人が知ってたとか、そういうわけじゃなくても、愛着を持ってる建物が無惨に壊されて、ゴミとかになってると、
その痛みって結構いろんな人が持ってるものだと思うんですけど、
でもなんか、それはどうしようもないんだろうなみたいな、やっぱ潜在意識があって、
誰に嫌だって言えばいいかもわかんないし、言っても変わらないだろうなみたいな。
言ったら意外と変わるかもしれないみたいな希望を持つためには、
もみさんみたいな人が周りにいたらいいんだろうなと思いました。
なんか、やっぱり市内とかでもそういう活動してる、声を上げて変化を起こしてる人たちって、
すっごく上の世代の人が多くて、その木の話を教えてくれた方も、
たぶん70代か80代ぐらいだと思うんです。
そうなんだ。
本当に昔から自分たちで声を上げて、街を自分たちで作ってきた世代なんだと思うんですよね。
何にもないところから必要なものも自分たちで考えたし、
たくさん多分声を上げた経験のある世代の方たちで、
そうかもですね。
私たちはある程度出来上がってから生まれてるし、
声を上げて何かを変えるっていう隙間があんまりないように感じがちだなと思っていて、
確かに確かに。
でも意外と言うと変わるから、
言ってみる方法をみんなともっと新しい言ってみる方法を考えたいなと思ってるんですよね。
バッサイモクの話でいくと、私も今まさに千代田区のバッサイ計画の反対運動みたいなのに遭遇したことをきっかけに、
今そのディアツリーっていうプロジェクトを立ち上げて、
街路樹のデータマップとか市民の人が街の緑に関われるような活動を始めてるんですけど、
27:00
その時もやっぱり声を上げることで変わることもあるけど変わらないこともあったり、
やっぱり声を上げてる人はシニアが多かったりとか、そこになかなかいろんな世代が関われてないみたいなところで、
もうちょっと市民の人たちも署名運動や声を上げるだけじゃない手段を持ちたいって思って、
そこをもうちょっと想像的に作れないかなと思って今活動してるんですね。
だから単純に声を上げる手段もあるけど、もっとみんなが楽しくクリエイティブに街のことだったりに関われる、
接点作りっていうのはまだやりようがあるなっていうのはすごい思ってて、
そういうのがいろいろ増えるといいなっていうのを本当にすごく感じます。
増えるといいですよね。
私一個すごい心残りというか、昔から昔あったことで忘れられないことがあって、
子供の頃住んでた家の近くにカエルがいっぱいいる池があったんですね。
めっちゃ楽しかったんです。毎年お玉じゃくし取ったり、ザリガニ釣ったりしてすっごい好きだったんですけど、
カエルがうるさいっていう苦情が来すぎて、カエルが減っちゃったんです。
で、今池自体もすごい縮小されてしまって、
そういうことで減ったってことなんですね、カエルが。
そうです。
直接の因果関係はわかんないけれども、
でもカエルがうるさいっていう苦情がたくさん来ていたっていうのは知っていて、
でも私はお玉じゃくしをたくさん取れて楽しかったって誰にも伝えてなかった。
公園を管理してた人のところには多分カエルがうるさいっていう声だけが届いて、
カエルの鳴き声が楽しいとか、お玉じゃくしを取って育って、
すごい毎年春が楽しみだったとか、そういう声は届いてなかったんじゃないかなと思ってて、
それは言ったら良かったなって今でもずっと思ってるんですよね。
すごい素敵なエピソードですね。
確かに。
それすごい感動のエピソード、ちょっとうるっときました。
なんかやっぱ確かに行政の人と話してても、やっぱりクレーム処理に追われちゃってたり、
やっぱりマイノリティの否定的な意見に対してすごく多差をしなくてはいけないっていうのがすごく悪循環だなっていうのは確かに思いますね。
ハッピーなことをシェアするって確かに窓口どこなんやろ。
30:01
誰?
誰?みたいな。
誰?でも多分公園の苦情を言うのも公園の管理の人たちだから、きっと同じ人に、
例えばたこあげ禁止にしろっていう声と同じぐらい、たこあげさせてくれてありがとうってたくさん送ったらいいなって。
確かに確かに。
なんかそのマップも今それこそ切られる機に、ありがとうを送れるように今してたりとかして、そんなまあたくさん集まってはないんですけど、
なんかそういうコミュニケーション確かにありそうでないし、もっとみんな言いたいのかもなとも思った。
そういうのどこに言えばいいんでしょうね。
あとなんかそのもみさんのインタビューとかいろいろ読ませていただいてた中で面白いなと思ったのが、
誰の痛みも見逃さないみたいなことをおっしゃられていて、
なんかすごいいいなと今の話につながるなと思って、
そのカエルがいなくなってショックという声は見逃されていてあまり聞かれていないとか、
なんかまあ一部の苦情、このカエルがうるさいっていう痛みに関してはすごい聞かれてるんだけど、
そうではない人たちのちょっとしたこう思い、愛着だったりとかショックだったこととか痛みって聞かれてないっていう現状がある中で、
でもなんか政治をしている立場として誰の痛みを優先的に聞いて、
誰の痛みをケアしてみたいなところが結構ポリティカルな部分になってくるのかなと思うんですけど、
そこらへんってどういうふうに対処されてるんですか。
やっぱり大事にしていきたいなと思っているのは、これまで取りこぼされがちだった声をきちんと政治に届けていくっていうのが私にとってはやりたいことで、
女性たちの声っていうのはやっぱりリーダー層に女性が少ないので、女性の声をきちんと届けるということと、
あと選挙権がない人の声もすごく届きづらいなと思っていて、
18歳より下の人と、あと国籍が日本じゃない方とかって選挙に参加ができないから、政治参加がすごく難しかったりとか、声が届きづらいなと思っているので、
いろんな理由で声を出しづらかったり届けづらい、その人たちの痛みに周りが気づきづらい人のやっぱり声とかその痛みとか困難みたいなものを探しにいくきちんとっていうところをやっぱり自分としては大事にしたいし、
待ってるだけじゃなくて、自分から困っているものを探しに行きたいという気持ちがあって、障がいのある方でお家から出れてないとか、ってなったらその人たちが何を思っているかやっぱりなかなか聞こえてこないし、
33:15
ホームレスの人たちも住所がなくて、選挙の紙が来なくて選挙に行けないっていう方たくさんいらっしゃるし、やっぱりそういうこれまであんまり耳を傾けられてこなかった人たちの声をきちんと届けるっていう役割をやりたいなと思って今活動してます。
めっちゃいいですね。
素敵。
そういうことが何かできている、何か理想の街というか参考にしたい場所とかってあるんですか?
なんかここがパーフェクトみたいなところはなかなかないなとは思ってるんですけど、でも今すごい話題になっているところだと、赤シシとか子育ての支援をすっごい丁寧にやったり、
子育ての支援って言ったときに、男性女性で結婚しているカップルの子どもだけじゃなくて、きちんと同性カップルの子どもとかまで想像力をきちんと働かせて政策を考えているみたいなところはすごくいいなと思って、そんな政治を作りたいなと思って見てます。
めっちゃいいですね。
なんか今ちょうど活動をしている時期だと思うんですけど、興味を持った人だったり、もみさん直接話したいみたいな人がいた場合、何かどこに行ったりとか何か参加できる機会はあるのでしょうか?
今、むさしのダイアログっていう名前で、政治ってすごい生活と遠い感じがすると思うんですけど、暮らしの話とかちょっと政治の話とかを一個のテーブルを囲んでみんなで話そうっていう場を作っていて、
週に1回か2回ぐらいイベントをやっているので、インスタグラムで情報を発信しているので、それを見てもしよかったら遊びに来ていただけたら嬉しいです。
飛び入りでもいいんですか?
飛び入りでも大丈夫です。
あとは今、平日はほとんど毎日朝と夕方に駅に立って話をしていましているので、見かけたら話しかけてください。
今そういう時期で遭遇できるかもって感じですよね。
そうですね、今は時期的にっていう感じなんですけど、結構話しかけてくれる人いるんです。
36:02
もう知っててって感じですか?それともふと?
はい、ふと。
いいですね。
若い女性が出たほうがいいと思うわって話しかけてくれるおばあちゃんがとっても多い。
そうなんですね、いいですね。
私もちょっと参加しに行きます。
ぜひ。
はい、あっという間に時間が経ってしまいました。
本当だ。
最後言い残したこととか、今次目指していることとかあったら、ぜひそれで締めくくりたいと思います。
めっちゃ引き出してもらって、いろいろ話せたので、
私はこれまでクラウドファンディングとかいろんな方法で社会課題の解決っていう領域に向き合ってきて、
困ってますとか、社会をこう変えたいですって声を上げることは全然わがままじゃなくって、
誰かが困ってるとかどうにかしたいって言ってくれることがきっかけで社会は変わってきたし、
そうやって社会って作っていくものなんだなと思ってるんで、
みんなでどんどんわがままなこと言いたいし、自分たちの声で社会を作っていきたいなと思ってるので、
友達にちょっと話してみるとかでも、一緒に嫌なこと困ってること嬉しいこと、
どんどん言葉にして、それで街を作っていけたらいいなって思ってます。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
直接お会いできるの楽しみにしてます。
ありがとうございました。
グッドニュースフォーシティーズでは、毎週新しいエピソードを配信しています。
次回もお楽しみに。
38:10

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