1. Good News for Cities〜都市に関する炉辺談話
  2. 【#33】GUEST TALK🎤オランダ..
2020-12-09 38:30

【#33】GUEST TALK🎤オランダ在住の建築家・根津幸子さんとサーキュラーエコノミーのお話

今回は、オランダ、アムステルダムにて活動する建築家・根津幸子さんをゲストにお招きしました。現在根津さんが取り組まれているプラスチックモンスターの事例を皮切りに、プラスチック削減・再利用に関する取り組み、サーキュラーエコノミーの可能性を取り入れたデザイン活動など、ご紹介頂いています。

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◉おしゃべり中に紹介したプロジェクトのリンクなど

・収録場所となった、近隣に開かれたワークショップスペース:Buurtwerkplaats Noorderhof
https://buurtwerkplaatsnoorderhof.nl/

・Pretty Plastic - Upcycled Tiles: https://www.prettyplastic.nl/

・デザインプロセスの可視化:https://www.bureausla.nl/project/pretty-plastic-plant/

・Broeii Plastic Lab: https://is.gd/l9GTXv

・DRIFT: https://www.studiodrift.com/work#/materialism/

◉ゲストプロフィール

根津幸子 Yukiko Nezu

建築家。オランダ、アムステルダムにてUrbanberry Design主宰。
1971年東京生まれ。東京都市大学(旧武蔵工業大学)大学院建築科修了後、オランダ政府奨学生として渡蘭。2000年ベルラーヘ・インスティチュート修了。都市(アーバン)から実(ベリー)まで、スケールや機能にとらわれず、建築家として空間で語ることのできるコンセプト作りを大切に活動している。プレイフルな気付きを空間を通して共有できることを目指している。2010年LAi Award入選。2011年Great Indoor Award最優秀賞。現在の設計活動は、どのプロジェクトもサーキュラーエコノミーの可能性を取り入れたデザインの提案を行っている。オランダで行われる世界花市フロリアーデ2022日本館のローカルアーキテクト、日本でのオフィスビルデザイン、オランダの団地エリアソーシャルプロジェクトなど。アムステルダムの街づくりに関して、ボトムアッププロジェクトにフォーカスした書籍を執筆中。

HP: www.urbanberry.com

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みなさん、こんにちは。
編集者・ライターの杉田麻里子と、プロジェクトディレクターの石川絵加子です。
この番組は、都市というテーマが好きで好きでしょうがない2人が、
都市に関する様々なグッドニュースをザック・バランに話す場所です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日は、アムステルダムに20年くらい住まわれているのですが、
22年、3年になります。
建築家の根津さんにゲストに来ていただいています。
ついに念願のですね、よろしくお願いします。
我々もオランダに来て、いろいろな情報だったり場所だったりを教えていただいて、
大変お世話になっている方です。
今回、特にサーキュラーエコノミー、オランダとサーキュラーエコノミーって
興味がある方も日本の方で多いと思うんですけど、
プラスチックモンスターを作っているという面白い話を聞いたので、
そこから根津さんの活動だったりを深掘っていけたらいいなと思います。
簡単にで大丈夫なので、大体の経歴というかご紹介をいただけますか。
そうですね。
私はアムステルダムで建築家として活動しているものです。
22年前に学生でアムステルダムにやってきて、
そのままこちらに残りましたという感じです。
建築家なんですけれども、当時はビザを取るのがとても大変だったので、
フリーランスビザを取るために自分の活動と学校で教えたりと、
あとフリーランスで建築事務所で働くという三本軸にしてスタートし始めて、
それが今でも何となく続いている感じで活動しています。
なので分野も広がるし、あとは建築のスケールもちゃんとエスタブリッシュされた事務所で働くと、
駅前開発とか大きなビルとか住宅とかデザインチームに入れていただけるんですけれども、
自分で活動するときは自分でできる範囲で、
小さめのインテリアとか住宅とかそういうものだったり、
あとはデザインのコンセプトとかそういうものをやっています。
あと学校で教えるときはすごくマテリアルにフォーカスして、
それがどういうフルマイで形が作れるかっていうのをみんなで工作のような感じですけれども、
院の学生さんとかでも紙とか牛乳パックとか見てみると、
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実はこういう形が作れるっていうところを発見できるようなものに興味があって、
そういう風なデザイン活動で携われるところに入っていく感じです。
最近は地元の活動にも目を向けるようになって、
子どもがいるのもあって、どんどん私ができるスキルが役に立つところがあれば入っていきたいなと思って活動しているので、
ボランティアベースでもいいから、どういう問題にみんな直面しているか、
どういう不満があるか、何を改善したいかっていうときに空間的に提案できるものとか絵を描ける人、
建築家って線を描く人なので、サイズと線と出せてビジュアルにできるところで役に立てば使ってくださいっていう感じで周りにいる感じでやっています。
なるほど、本当にねずさんとは我々が今一緒にプロジェクトをやっているカスコランドのショッピングストリートの再生のプロジェクトで一緒にしていて、
建築チームとして商店街のファサードだったりストリートのリデザインみたいなところを彼らと組んでやっていて、
本当に地道でゼロからスタートのようなところから入っていて、でも軽やかに楽しそうにやっている姿がすごく印象的で、
私たちもいつもエネルギーをもらっていたなと思いました。
海外在住の日本人の方っていろんなタイプの方がいらっしゃると思うんですけど、
やっぱりねずさんにお会いして面白かったのがコミュニティにどんどん入っていっているというか、
今まで見たことがなかったなと思っていて、すごい目が覚めたような思いをしたというか、
たくさんいろんなところアムステルダムを紹介していただいたりとか連れて行っていただいたんですけど、
結構地元名しか発見できない、さすが、みたいなところが多くて。
私も勉強になるので、本当のオランダ人で、近所の人で話をしていると、やっぱりそれぞれみんなマッチの使い方から違うじゃないですか。
なので会話することからが勉強です。
そうですよね。
今そういった活動の一環としてプラスチックモンスターを作られているという話で、
プラスチックモンスターが出てきましたが、一体それは何ですかという話からちょっといきましょう。
それが発注タイトルでした。プラスチックモンスターを作って頂戴。
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そうですね、アムステルダムはゴミの処理の仕方に注目し始めたのは結構最近で、
私が来た20年前なんかはゴミの分別がなってなかった。
ただ、粗大ゴミとかはエリアによって、何曜日に夕方夜に外に出せば次の日持ってきますという感じなので、
家の前に置いてよかったんですよ、粗大ゴミ。
そうすると大体なくなっているんですよ、次の朝。みんな持ってくるんです。
だから自然現象なんですよ、自然にリサイクルしているという。
お金持ちのエリアのあたりとかだとまた多分いいものが置いてあったりとかあるのかもしれないんですけれども、
あとはコロナでみんな家を片付けましたよね。
その時にまたすごい大量に道路にいろんな椅子とかも出てきて、みんな内装変えてるんだなという状況も。
時間がある。
家にいて狭いぞっていう感じでね。
そのくらいのことがあって、それってクリングロープって手をつないで子どもたちが輪になる。
クリングロープで遊ぼうって言うんだけど、その手をつないで輪になってるのが中古ショップ。
だから物が次の人に手渡されるっていうのが、手をつないでの。
手をつないでのそれと同じっていうところがとても優しいというか物に対して。
そういう背景もあるんですけれども、とにかく分別がされてなかった。
なんかドイツだと分別すごくされてたのにその当時。
なんでだろうと思ってたんですけれども、ここ最近その通りでサーキュラーエコノミーっていう考え方とともに、
どんどんゴミも資源だぞっていう。
そのゴミをリサイクルすることが大事っていうのももちろんなんですけれども、
仕組みを変えないと都市に住んでる人のシステム全体と関わる問題で経済行為に関わる問題なので、
それをどう変えていったらいいのかっていうところをいろんな角度からオランダは検討していますね。
サーキュラーエコノミーって何ですかっていうのももちろん、日本語で難しくどう訳すのっていう感じで、
なんとなくDGSとか言うともう表がボーンって頭に出てくるんですけれども、
サーキュラーってサークルだし、エコノミーって経済だし、経済って回ってるでしょっていうところもあるけれども、
どういうことかっていうとリニアエコノミーとサーキュラーエコノミーがあって、今まではリニアエコノミーなの。
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だから資源を取って加工して生産して使ってそれでおしまい。
その最後のおしまいからまた資源に戻すここをつなぐの。
そうすると回るでしょ全部が。物を中心に考えると人じゃなくて。
だからそう循環できるように物を使っていこう。
そのためにどうそのための経済システムを考えようっていう感じで、
今すごく試していろんな角度で試しているので、こういう大きいことっていうのはトップだけが頑張ってても変わらないし、下で一生懸命しても変わらない。
みんなでじわじわ変えていかないと時間かけて動かないものなので、多分オランダはそれ挑戦しようとしているんだと思って。
いろんなところにチャンスがあるんですよそれが。
すごいボトムの人でもそういうチャンスで女性菌がついたりとか、デザイナーにも女性菌ついたりとか、
企業でもやったりEUからのものでやったりとかいろいろ来るので、みんなで盛り上がっている最中ですね。
多分日本の人はすごく得意だと思うんですよ。
デザイン的な視点とか伝統的なものもあるし、スキルが高いし、だからコラボとかできたら一番発声するかなっていうのもあるんですけどね。
フラスティックモンスターなんですけれども、それはマーケットで出るゴミ、フルーツ屋さんとかだと手下袋とかで入れてすぐ渡したりとか、
あとは洋服屋さんとかもプラスティックに入ったものを整頓しておいて、そのプラスティックが1個サンプルで出していると残りのプラスティックはゴミには捨てているんだけど風で飛んでいったりとか、
とにかくマーケット一周すると、1年半前だとマーケット一周すると、24リットルのプラスティックバッグの中2つ満板ぐらいゴミが落ちているところがあって、マーケット。
それをどうか改善しようと。市民も不満だし、市も不満だし、お店やってる人も不満だし、っていうので、そこをプラスティックフリーにして一番美しいマーケットになるようになんとか頑張ろうっていう活動を市民も起こしたし、市も起こしたしっていう感じで、
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私が今もらってるプロジェクトは、市が母体なんだけれども、市民の方でオーガナイズしたものをリアライズさせていくということで、プラスティックモンスターも市民側の人が作ってもらって、
モンスターを持って歩きながら、そのモンスターでプラスティックを集めていくから、新しく朝出てきたショッピング袋をみんなに交換するっていう活動をしたいと言われて、イベントでやりたいので、モンスターを作ってください。
今やってるのは、プラスティックだけで作るっていう考えもあったんですけれども、廃材を使ってお金かけずに骨組み作って、集めたプラスティックで体になっていくみたいな感じで、鳥とかが食べちゃったりするので、マーケットだと。
なので、鳥を象徴にしてやりましょうっていう感じにして、今、鳥の翼と母体で。
鳥の形になる。
鳥の形、だから羽の部分がどんどんフワフワフワとついて、できたらなびかないのが一番なんですけど。
そうですよね。ない方がいいってことですね。
なので、人が2人ぐらいで運べながら、移動式のっていうものを作る感じでやってます。
なるほど。
はい。
そのモンスター、日本にも連れて行きたいなって。
あれは組んでやってるのできなので、分解します。
日本でも例えば、最近有料化しましたよね。レジ袋が有料化したけれども、小さい方のバッグに逆に個別に入れられるようにだったなと思って。
なるほど。
お肉とか買うときに小さいバッグあるじゃないですか。あれは有料じゃないから。
ちょうどアメリカンセダンが来る前あたり、7月1日が有料化されたにもかかわらず、逆に増えたなみたいな気持ちがあって。
それぞれ商品一つ一つもかなりパッケージしてあるし、アメリカンセダンのマーケットの場合はスーパーマーケットと違って、個別放送されてないサイトで自分たちで持っていこうと思ったら、それも大事、いけるみたいな感じじゃないですか。
まだ日本のスーパー事情よりも大事な気もしていて。
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プラスティックゼロのお店とかもありますからね。
そうですね。
あと選択肢がある、消費者の方に。
マーケットに行くのもやっぱりプラスティックを持ちたくないからマーケットで買うっていう方もいらっしゃるし、あとは料金取るならこっちだと30円なので持っていくじゃないですか。
本当にがっつり取った方がみんなやめると思うし。
そうですよね。
日本に帰るととにかくプラスティックがいっぱいになっちゃうので、私もいつも持ち歩いてるんですけれども、100均のカバンみたいなの。
そうするとレジに立って、包まないでくださいっていうのをいかに早くオートマティックに入れちゃうレジの人との時間との勝負。
でもいりませんって言うとすごくびっくりされることが多くて、いっぱいありますからって言って。
でもそれくらいみんなオートマティックな、オートメーション化してる動きでお店で働いてるなっていうのがね、ちょっと残念ですよね。
そうですよね。
なんかお酒は好きじゃないですか。
はい。
いつもなんかマーケットに買いに行くときに今度お鍋かなと思って行くとか。
そうですよね。もうすぐ近所のやつにいつも包まなくていいからって言ってんですけれども、もう本当にお鍋というかボール持って。
昔のサザエさんのような。
そのくらいでね。だってたったの1分歩くためのそのプラスティックが100年なんですか。
存在できるものなのにすぐ捨てて燃やされるためにエネルギーを使うっていうところが何とも言えないですね。
ペットボトルもそうですよね。自分が今買って飲み終わるまでのそのひとときのために存在しているプラスティックが実は寿命100年、自分よりも長いものなのに
なんかどうして自分がそう消費しちゃって、しかも燃やされてってなると考えてみるとおかしななんか人間主体だなっていうか。
そうですよね。
っていう感じがあるんですか。
多分そのプラスティックモンスターをやるエリアのマーケット、エリアのマーケット、屋外マーケットっていうのは多分西の方のその移民をやるところなんですけど、
私もそのオランダに来てみて、その移民の方たちが隣り合わせにいる環境で過ごして、もちろんそのプラスティックをなくそうとしているお店だったりショップ、エコスーパーとかがきちんとあったりするのも分かるんですけど、
そこにはある程度お金があって、そういう意識が高い人たちが来ているんだろうなっていう風景も見えたし、
一方で移民が多いエリアに行くともちろんプラスティックとかも安いし、大量に捌けるから、マーケットでも非常に多くそういうものが使われているなと思って、
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そういう意識の差がありありと見えたり、もちろん経済的な状況でそういうところまで手が回らないっていうところもあるんだろうなっていうのが、
本当にストリート一歩渡って分かるような状況があって、非常に面白いなと思うし、そこら辺の意識の格差だったり経済の格差によって、
差ができてしまっているとオランダはどう考えているんだろうなみたいな。
本当に貧しい人の層も厚いので、そういう人たちをどうインクルーシブルに活動していけるか、オランダ全体ですごく課題ですよね。
本当にフードセンター、コロナになって需要が増えちゃって食べられないのでご飯を配っているんですけれども、
アムスだと普段3000人が一気に4000人家族分必要になったりするので、
その辺は難しいですよね。安いお店ももちろんいっぱいあるし。
ある意味このプラスチックモンスターはそのウエストの大きなマーケットでやられて、どういう反応が来るのかっていうのが楽しみだなと思います。
そうですね、本当に。
確かにちょっと経済的な差とか意識の差みたいなところはすごい大切な話だなと思う。
日本でも昔ながらの、例えば布だったりとか笹の葉だったりとか包むみたいなことって、やろうと思えばできるんだろうけれども、
お金がすごいかかるみたいな話を聞いて、それをできない事業者っていうのもたくさんあったりだとか、
日々精一杯でそんなプラスチックをなくすなって考えつかないような人もいるだろうし、
そういう人たちとフラットに対話ができるような場があったらいいなと思う。
そうですね、どう考えてか。でもそういう時とかって学校での活動とかもすごく大事になってきて、
ほらお子さんも多分多いような家族だと思うので、
子どもも交えてワークショップしていくとか、そういう時にどう生産過程が続いていて、
こういうプラスチックになってっていうことも一緒に学びながら、
どんな種類のプラスチックがあって、どれがリサイクルできてできないかとか、
そういう自分たちが普段使っているものを知るっていうところを一緒に子どもと一緒にやっていけると、
多分ホームフリーですけど、家族にも浸透していく。
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次の世代にどう伝えるかっていうのは大事ですよね。
多分彼らには選択肢がないので、今動けるじゃないですか。
でも二、三十年すると多分もっと選択肢なくなっちゃうんですよ、何かができるっていうことが。
だから今のうちに考えられるような手段で話せることはいくらでも話してみんなで、
方向性決めていかないと、環境問題ってストップしましょうでストップできるものじゃないので、
なんとかみんなで考えていけたら。
ネスさんが前日見せていただいたダッチデザインメイクのインスタレーションですが、
アーティストたちが素材を作る工程を見せるという取り組みをしたという事例をちょっとお伺いして、
それが結構面白いアプローチだった。
まさにそのプロセスを可視化して、するところから始めてるっていう。
リサイクルって言ってもデザイナーにしてもすごく抽象的じゃないですか、
そのプロセスが見えないから。
どこの工場で何をしてどうしたらこの形になるのっていうところがあるので、
それを可視化するっていうのはすごくデザイナーとして表現する立ち位置にある人がどんどんできると、
一般の人にもそうか、物ってこうできてるんだっていうのが伝わると思います。
あと、オランダのアーティストで電化製品を全部分解していて、
そのエレメントを素材ごとにキューブ型に集めて、
このフォルクスワーゲンは実はこれでできていますっていうのを
インスタレーションでされているとても有名なアーティスト。
多分日本にも行かれていたかなとかあるので、
そういうのを目にする機会が増えると、
もうちょっと環境問題に対しても近いんじゃない。
日本ってすごく広告大国なので、特に都心は。
なので本当に危ない、ドアが閉まるとか、
そういう地下鉄のポスターの横に環境関係のすごく分かりやすいのとか、
ポンってあるだけでも印象に残るので、
使えるスペースっていっぱいあるんですよ、コミュニケーション。
オランダってすごい規制されているので、
いろんな手段があると思います。
みんなでシェアするっていうことに関しては。
そうですよね。
プロセスとかそのマテリアルがどういった工程で変わっていくのかみたいなところで、
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プラスチックって一言で言ってもいろんな種類があるじゃないですか。
結構何も知らなかったらプラスチック一緒でしょ、
同じ方法でリサイクルどこかで誰かがしてるんでしょうみたいなところが、
もっと細分化して、このタイプのプラスチックにはこういったものが必要で、
燃やした時にこういった原理があるんでしょうか。
安全なのかどうか、そういったものをもうちょっとインフォームできるというか、
教育とかと一緒に混ぜ合わせながらできるという感じですか。
そうですね。
うちの近所でも本当にデザイナーじゃなくてグラフィックデザイナーとマーケティングの子が、
自分たちが捨てているプラスチックを地元でまた消費できるように、
システムを作りたいって始めた人がいて、
まずは分解する機械を自分たちで作らなきゃいけない。
それで商店街と地域の助成金がついて、
ローカルに生きていこうとしたら、
そのローカルのエリアに入ってきた物資で生きるわけじゃないですか。
知らないところから、しかも外国から入ってきた物は外物なんですよ。
ここで消化していないとエゴな環境じゃないというところがあるので、
そこをまず築いてみようということで、
彼らは活動を始めたんだと思うんですけれども、
プラスチックの種類とどう分解できるかと、
あとそれを3Dプリントとかね、
今テクノロジーがすごい一般化されてきているので、
一般の人でも何か作れるような環境になってきたので、
その資材を使って、
なのでそれで地元の人たち、
Facebookとかもよく地元とつながっているものとか色々あるので、
声をかけたら300人集まったかな、
そこを使いたいっていうのが、
もちろん図書館とかそういうところで、
3D系のラボ系のものを入れ始めているんですけれども、
8歳以上の人たち、子が使える、
誰でももちろん使えるっていう風になっているんですけれども、
そうやって地元で、
デザイナーでもないのに考えて活動したいね、
この海止まれ誰が来たいっていう感じで、
ネットワーク軽く頑張っている人たちもすごくいっぱいいるので、
そういうところで一緒に輪になって活動していけたらいいなと思います。
この前見せていただいた、
フリーティープラスチックっていう素材も面白いなと思ったんですが、
それについてちょっとご紹介いただけますか。
知り合いの建築事務所の友達が、
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プラスチックのリサイクルに対してやっぱり疑問を持っていて、
いろんなプラスチック会社にリサイクルして、
新しい製品を作るプロセスを作って、
いろいろデザインを試したいっていう感じで問い合わせたとしても、
面倒くさいんですよ、大きい企業は。
誰も真剣にそうやってデザイナーの声を聞いてくれず、
取り組みができなかったために、
まず最初にプラスチックをどう分解できるかっていうデザインプロセスを作って、
自分たちでできる範囲でプロットタイプを作ってみて、
それが室内用のパーティションだったんですけれども、
プラスチックを溶かして固め直して、
形をちゃんと作ってパーティションになるようなデザインにしたんですけれども、
瓦みたいなタイプのデザインですね。
それの反響がよくて、外壁材に使えたりって逆に、
メディアに載ったらそういう話が出てきて、
それで真剣にできないかっていうのをまた探し始めて、
1回内装でできそうなものがプロットタイプで出てくると、
次また本ちゃんでチャレンジする道ができてくるっていうか、
だからあれですよね、実験的にまず始めてみて、
その後もっとデベロップしていくっていうので、
デベロップしたものがプリティープラスティックっていう製品に今なって、
外壁材として買えるようになっているんですけれども、
なのでもうあれですよね、すごいですよね、
業者が必要ないってことですよね。
材料もね、自分たちで調達してプリントアウトできて、
で使えるってなると、
ルートが変わりますよね、生産、産業的な、
だからそれを平行にしていかないと、
そこもトップダウンじゃなくて、
全部横でコラボレーションしてやっていくっていう形に、
変えていかなきゃいけないよねとか、
あとはマテリアルパスポート、
いいのかどうなるのか、
私も難しいのであまり意見は言えないんですけども、
こういうのがあるよっていうところで、
人にはアイデンティティがあるじゃないですか、
だけどマテリアルにはないんですよ、
だからそこにアイデンティティをつけることで、
30:03
多分中古のものでも、
マーケットの市場に載せる手段があるだろうということで、
パスポートとして記録していく、
どこでどう使われて、
どうなってきているマテリアルなのかっていうのを、
パスポートとして作って、
みんなで使っていけるように、
可視化するという取り組みを始めているところが、
何社かありますね。
企業として自分たちが使っている素材に、
IDをつけて管理して、
メール化していくということをしている。
アムステダム市がサポートでついて、
入っているところもあるし、
EUでの基金でそれが動いていたりするので、
でもそのチャートみたいな、
マトリックスが何がベストかわからないから、
まだ実験段階もちろん、
そういうのも多分10年ぐらいして、
ようやくこういう形ならいいんじゃない、
っていうのが出ると思うけど、
アイデアとしては、
そうした方が経済の仕組みも変えやすいんじゃないか、
っていうところもまずあって、
そういうコンセプトでちょっとずつ考え始めて、
動き始めているなっていうところもありますね。
あとは2050年、
3キロエコノミーの目標が色々あって、
2030年までに半分のローマテリアル、
を使う資源を半分に減らす、
だからあと10年。
で、2050年までにもっとそれ以上のアチューブを
100%なのかどうかはあれですけれども、
なので一旦2030年っていう目標もあって、
本当に温暖化1.5度以内に、
私心から収まってほしいなと思っているので、
2度になると本当に全く違う世界になっちゃうので、
子供がいると生まれた瞬間から将来のこと考えるので、
本当に新味になりますね。
確かにアスペクティブが変わりますね。
変わります変わります。
どんな世界に生きているだろうと思う。
選択肢は残してあげたいなっていうか、
悪いシナリオになるか持続かっていう記事を
昨日読んでて日本語で、
環境問題に関して日本的に進めていた。
33:04
楽しそうじゃないんですよ、やってること自体が。
こっちは夢が、もうちょっと夢があるアプローチで
デザインと絡めて、
環境問題に取り掛かっていこうっていうところもあるので、
そういうところでうまく使って
一般市民の人たちの意識も上げていくような感じになると
一番いいかなと思いますね。
そうですね。
今回話を聞いていて面白かったのが、
今回のプラスチックとかサーキュラーエコノミーとか
環境問題みたいなところって、
どの国もどの場所もみんなでやっていかなきゃいけないものじゃないですか。
結構日本の人は、
オランダってもっと進んでる環境の取り組みで進んでるんじゃないかみたいな、
日本はまだずっと遅れていてみたいな、
そんな意識もあるのかなと思っていて、
でもそういうどっちが進んでるとか、
どっちが良くて、どっちが悪いとか、
そういう話よりもみんなで一緒にやっていくとか、
そのナレッジをちゃんとシェアしていくみたいなところが大切なんじゃないかな。
誰でもできる環境を作るのが大事ですよね。
日本で普通に仕事をしてると、
それ以外に環境問題に何かに関わろうとか、
なんかセクターに分かれちゃってる感じで、
誰かが始めないととか、
本気が変わらないととか、
そういうことじゃなくて、
本当にプラスティックモンスターレベルでもいいので、
こういうこと考えていかないとダメなんじゃないのっていうので、
作ってる方も楽しいし、
あとそれでイベントする方も楽しいし、
してることは良いことだと思うので、
環境に対して考えて活動するっていうことが、
日本語で活動家っていうのはすごく強い感じのイメージがあるんですけれども、
全員が環境に関してちょっとずつ関わっていけるチャンスがいっぱいこぼれ落ちてると思うので、
普段の生活の中で、
お魚屋さんにこれでお鍋でいいですよって言われて、
何言ってるの?
本当にそう、でもそういうちょっとしたことでも、
今日一つアチーブしたっていうのが積み重なっていくと、
一枚プラスティックいらなくなったのと同じだし、
カフェとかでもマイカップ、マイチョップスっていう、
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自分のお箸を持ってっていうのもなかったですか?
ありました、マイ箸。
マイ箸、マイ箸。
そうよくないですよ。
それと同じで、やっぱり駅でコーヒー買って電車に乗ろうとか、
そういうのはこっちでありますけど、
自分でちゃんと水筒これに入れてくださいって言うと、
多分助成とかも負けてもらえたりとかあるので、
そういうちょっとしたことはお店の人でもできるし、
ストロー使わないなら代わりに5円おまけとかね。
そうですよね。
そういった活動を踏まえながら、
デルさん今後やりたいことというか、
ご自身の建築の取り組みと、
ホランダのそういったデザイン師だったりとか、
サーキュラーエコホームみたいなところと教えた上で、
今後の野望みたいなのがあれば最後にお願いできます。
なるほど。
日本でもデザインのコンサートというか監修という感じで、
関わったりするんですけれども、
デザイナーの人が意外と、
どこまでサーキュラー的に考えられるかっていう意識がまだ低いので、
できたらいろんなところで話ができて、
一緒にコラボレーションできるような機会があると、
こっちの情報も流しながら一緒にデザインできるっていうのがあると、
すごく嬉しいですね。
あとはホランダの元気なサーキュラーから生まれたプロダクトとかを、
日本で紹介できる機会があれば、
展覧会なのかわからないですけれども、
そうすると多分若い人でも、
こういうのなら自分たちで作れそうとか、
そういうのもあると思うし、
企業と組んだりとか、
そういう機会があると日本の人ってさらによく作ってくれると思うので、
そういうところをお見せできるチャンスがあると嬉しいなと思います。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
今後もこの番組では、
都市をテーマに様々なおしゃべりを繰り広げる予定です。
次回もお楽しみに!
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