1. Good News for Cities〜都市に関する炉辺談話
  2. 【#44】Dive into Asia / アジ..
2021-03-09 17:53

【#44】Dive into Asia / アジア企画総まとめ編

Dive into Asia 〜今、アジアの都市で起こっていること〜をテーマに、お話をしてきました。今回はこれまでのお話の振り返りと、なぜ今アジアなのか、そして私たちが新しく始めたアーバニスト(都市を作る人)のためのプラットフォーム「for Cities」についてお話します。

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Gobyerno(ゴビエルノ):理想の政府を考える。フィリピンの演劇作品
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for Citiesについて
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みなさん、こんにちは。リサーチャー・ストーリーテラーの杉田麻里子と、
エクスペリエンス・デザイナーの石川佳子です。
この番組は、都市というテーマが好きで好きでしょうがない2人が、
都市に関する様々なグッドニュースを、ザック・バランに話す場所です。
Good News for Cities
はい、今回は、今、アジアの都市で起きていることの回の最終回になります。
最初に、先日、ジャパン・ポッドキャスト・アワード2020の受賞式が先日あったので、
その話もしたいなと思います。
はい。
あのね、ベストナレッジ賞にノミネートさせていただいていて、
まあ、受賞は逃したんですが、25つ、日本中で番組をノミネートされていて、
そのうちの1つに選んでいただいただけで、私たちはもう嬉しいかなっていう感じですよね。
うんうん。
まあ、本来は、なんか日本放送で受賞式みたいなものを、みんなでやる予定だったらしいんですけど、
まあ、コロナもあって、オンラインでね、
あの、まりこさんは、すっごい朝っ端から、オンラインでつないで、
他の人のも含めて、いろいろお話を聞きながら、
まあ、あの、本当にいろんな音声メディアが今年でたくさん出たんだなっていうのを、私たちも実感しながら、
なんかこうやって、しゃべることで、いろんな世界につながっていくっていう面白さを改めて、なんか実感したなと思いました。
ね。
そうだね。
うん。
なんか今まで、コロナ前だったら、こう、通勤中とかに、ポッドキャストを聞いてた人とかも多いと思うんですけど、
なんか今、私は、こう、家の中で、特にこう、移動したりとかしてないんだけど、
ポッドキャストの時間を割いて、ちょっとこう、メディテーション的な感じで、30分時間をとって聞いてみたりとか、
なんか、洗い物をしてるときとか、無償にポッドキャストをつけたくなったりとか、
音声メディアってやっぱ面白いなと思うので、ぜひ他のね、ノミネートされた作品、すべて面白いので、フォローしてみてください。
そう。あとなんかその、審査員の方で、さくまさんって、テレビディレクター、プロデューサーの方が言ってたコメントも、まさになと思って、
なんかやっぱり、今さ、みんなが本当にこう、まあ、我々世代って忙しく働き、かつこう、動画だ、SNSだ、いろんなこう、ためのコンテンツもあり、
すごくなんていうの、ひしめき合ってる、その時間の取り合いみたいなワードを彼は使ってたんだけど、
なんか本当に、まさにそうだなと。そのときに、まあ、その何かしながらこうやって、耳で聞くメディアっていうものの可能性が、もしかしたら上がってきてるのかもなぁとかね、
なんかそういう、審査員の一人一人のコメントとかもね、すごく勉強になって、面白かったです。
でね、ベストナレッジ賞を審査してくれた方々からも、あのホームページ上にコメントを丁寧にね、もらっていて、
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ちょっと嬉しいコメントをいくつかもらったので、紹介したいなと思うんですけど、ベストナレッジ賞を審査してくださった方はいくつかいらっしゃって、その中のコメントでイチカワ沙耶さん、モデルのイチカワ沙耶さんからのコメントもいただきました。
私も都市アーバンプランニングが大好きなので、仲間に出会えた気持ちで楽しく聞かせていただきました。
切り口が様々なので、身近な場所や物についての気づかなかったことに出会えるワクワクが詰まっています。知識欲が刺激されましたし、知ってる場所を違った視点で見ることができました。お二人の落ち着きのある語り口が聞きやすかったです。
っていうコメントをいただきました。とてもうれしいなと思いました。
うれしいですね。
まさにこの知ってる場所を違った視点で見てもらいたいって、結構私の中でもずっとあるテーマだったので、それが届いていることをとてもこのコメントでうれしく思いました。
うれしいですね。
もう一つコメント。
みむらさんという女性のエッセイ人、みなさんもドラマとかでもしかしたらね、見たことあるかもしれないですけど、彼女もコメントをくれていて、
グッドニュースはシティーズ、都市という短かつ巨大すぎて捉えにくい部分をいろいろな枕支点で分解していくのが楽しかったです。
都市の持つ懐深さ、生活形態や年代によって正解が違うこと、当たり前とされていることをもう一段階深く納得した上で、いろいろな希望が湧いてくるように感じました。
っていうようなコメントもいただいています。
なんか真面目にコメントいただきありがとうございますっていう感じなんですけど、
ますます我々もちょっと、もう一段深くかつ楽しみながら、
楽しみながら大切ですね。
いいかなと思いました。
そうだね。受賞式のなんか一つだけコメント、
思い出深い、面白いエピソードがあって、
オンラインだったので、それぞれの受賞者とかノミネートされた人たちがコメントを動画か音声で出すっていうのだったんですけど、
私たちはなぜか恥ずかしいことに動画を選んでしまい、
ゆかこが東京で、私がオランダなので別々にね、動画を撮ってくっつけたんですが、
私がね、今ボートハウスに住んでいて、アムステルラムの、
ボートハウス知らない方は、アムステルラムのウンガに浮いている家みたいな感じで捉えていただければと思うんですけど、
窓際で撮影したんですよ。
なんかボートハウスだから、後ろが全部水で、
なんかその、私たちのコメントを見た後に司会の方が、
なんか最後の方、川辺どこで録音してるんですか?みたいな、
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一言もらって、超恥ずかしかったっていう、
エピソードでした。
はい、ということで、今回の本題ですね。
今、全3回かな、アジアの都市みたいなテーマにやってきたんですけど、
最初我々が今気になっていることみたいなものを、
結構いろんなトピックをご紹介して、
その後、池田さんと小川さん、
この2人は結構共通点も多くて、
東南アジアのオルタナティブスペース、
アーティストのスペースみたいなものをリサーチして、
今、それぞれの活動をしてらっしゃるっていう方に話を聞いてきました。
どうでしたか?真莉子さん。
面白かったですね。
コレクティブっていう言葉を最近、
いろんなところで耳にするなと思ってたんですけど、
それの本質というか、現場のあり方みたいなのがわかったので、
彼らにお話を聞けて、すごい面白かったなっていうのと、
あと、個人的にいいなと思ったのは、
彼らが結構一人一人、みんなポリティカルみたいなことは、
池田さんも小川さんもどちらもおっしゃっていて、
やっぱり政治的な女性が不安定だったりとか、
貧富の差が大きいような国々があったりする中で、
みんなで助け合いながら、
抵抗のかたちとして表現活動しているっていうのは、
すごい元気が出るというか、素晴らしいことだって、
小川さんもおっしゃっていて、
私たちも日本人、平和母系とか言うけど、
そんな平和でもないみたいな世の中で、
ポリティカルな部分を恐れずにやっていくっていうのは、
いいなと思いました。
そうだね、一方でポリティカル、
今の社会に対する反応として、
芸術表現が立ち上がってきているみたいな話のところで、
私の実体験でちょっと思ったのが、
それこそフィリピンに行った時に、
私たちの共通の友人のNESっていう、
劇作家である女優の人たちのチームが、
いろんな国でやっているゴビアルノっていう作品を見たのね。
ゴビアルノって理想の政府っていうようなタイプなんですけど、
彼らは何をやっているかっていうと、
本当に短時間の演劇ワークショップみたいなものを、
中高生とか子どもたちとやって、
いろいろな社会の違う立場の役割をさせて、
一つの作品を作る。
それを通じて社会の中の理不尽だったり、
違う人の立場を理解するみたいなことを、
一個の作品として作り上げるのをやっているんだけれども、
実際にそのプロセスだったり作品を見た時に、
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やっぱり今言ったように、
現状への不満みたいなものだったり、
何かしら今の現状の中で自分たちの権利だったり、
主張を獲得していかなきゃいけないっていう、
結構ひっ迫したところも感じて、
結構最近日本の演劇みたいな表現も、
たくさん見るようになっていたので、
ずいぶん違うなと思って、
日本の演劇の人とかとも話してたんだけど、
ある意味日本の演劇って、
自分たちのやりたい表現を自由にできる。
それが政治的であろうと、
くだらなかろうと、
ものすごく幸せを届けられる可能性もあるし、
何でもないことを本当に自由に表現できるっていう、
余白があるみたいなところでは、
確かにそれはそれで素晴らしいことだなと思って。
だからフィリピンとかでそういった演劇もあるのかもしれないけど、
やっぱり経路としてそこの違いが、
社会の中で出てきているっていうのも、
すごく面白いなと思って、
比較して聞いていました。
そうだね。
自由な表現ができるっていうのは、
素晴らしいことだよね。
私にとってポリティカルなものって、
これがこうあるべきだとか、
社会がどうあるべきだみたいな、
大きなデアルー論じゃなくても、
違う視点を届けられるだけでも、
個人的な小さな発見みたいなのが届けられるっていうところが、
スタートだと思うので、
それはくだらないと思っているような、
日常の会話だったりとか、
現象みたいな中も、
ポリティカルになり得る小さな欠片だなと思うので、
政府がどうだとかじゃなくてもね。
直接的じゃなくてもってことだよね。
うん。
そこら辺は一緒に、
アジアのアーティストとかと一緒に考えられると面白いなと思いました。
あともう一個面白いなと思ったのが、
小川さんが言ってた話で、
日本と東アジア、
彼がオルタナティブスペースをリサーチした東アジアの違いってなんだろうみたいな。
東アジアであるようなスペースが日本で成り立つのか、
みたいな質問をしたときに、
日本だと、
なんとなく自分たちのことで一杯一杯で、
東アジアで彼が見てきたような、
繋がりの中でサバイブしていくみたいな状況は、
作りにくいんじゃないか、
みたいなことも話してて、
それはまだしっかり言語化できないけど、
温度感としては確かにそういう違いは、
都市っていうのを一つとってもあるなぁと思って聞いてました。
そうだね、たぶん日本でもさ、
場所によるよね、絶対。
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東京とかでも全然違うし、
エリアによってもね、
家賃とかも全然違うから、
違いには言えないかもしれないけど、
日本でももっとね、面白いスペースがポンポンポンポンできてるような、
現象とか見てみたいなと思いました。
あと私がいいなと思ったのが、
ロンクロム、私大好き。
インドネシア語のロンクロムだっけ?
みんなで食べるみたいな言葉らしいですけど、
インドネシアのアートコレクティブが、
すごい有名なところで大きくなっちゃったんだけど、
これじゃロンクロムできないからって言って、
授業を縮小したみたいな話があって、
私とゆかこさんのね、一緒にやっている活動も、
ロンクロムできる余白っていうのを、
常に残しておくっていうのは大切だなと思いました。
というところで、
私たちの今後の活動みたいな紹介をしますか。
そもそも今回、アジアっていうテーマを選んだ、
連続テーマみたいなんで、
月間の今テーマ決めてるんですけど、
今回アジアを選んだのが、
私たち一般社団法人を作りまして、
パチパチパチ。
その活動が、
都市の新しい体験をデザインしたりとか、
新しいプレイヤーを増やしたりっていう活動をしていきたい、
都市のデザインスタジオなんですけど、
アジアのプレイヤーたちも、
どんどん巻き込んでやっていけたらなっていうので、
私たちのリサーチも含めて、
ポッドキャストでこのテーマを選んでみたっていう背景が、
そもそもあります。
4シティーズっていう名前でやっていきたいなと思ってるんですけど、
アジアのアーバニストたちのためのプラットフォームっていうのを、
私たちの方で開発しています。
そこで何ができるかっていうと、
私たちの中でもっと、
今回話に上がってきたような、
アジアの面白い人材だったり、
実践みたいな人と出会っていきたいと思うが、
すごくここ数年あった中で、
そういうつながりを可視化していきたい。
かつ私たちのものだけじゃなくて、
いろんな人にそのつながりをシェアしていきたいっていう思いで、
このプラットフォームを作りました。
ぜひリンクを貼っておくので、
実際に見てほしいなというふうに思っています。
本当に誰もがアーバニストとして登録できる、
かつ自分のこれまでのプロジェクトを、
ここで共有できるような仕組みになっています。
ちょっと構造としてそれだけ聞いてもね、
ピンとこないって人もいるとは思うんですけど、
こういったプラットフォームの存在を、
どんどん浸透させていけたらいいなと思っていて、
私たちがいつも参考にして、
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私たち自身も使っているのが、
ヨーロッパベースのフューチャーアーキテクチャっていう団体があって、
そこも同じように、
イマージングアーキテクチャ、若手の実践者、
建築系の実践者のポートフォリオというか、
彼らの活動を登録できたりとか、
オープンコールでサブミッションアプライできるようになっていて、
世界中から本当に数千という数の実践が集まって、
その中で彼らが審査をして選ばれたプロジェクトは、
例えばヨーロッパのビエンナーレだったりとか、
美術館だったりとか、
いろんな企業とのプロジェクトとコラボレーションできたりとか、
あとは出版物にそういった活動をフューチャーしてもらえたりとか、
定期的なカンファレンスに呼んでもらえたりとか、
いろんなベネフィットがあるんですけど、
それ以外でもざっと見れるんだよね。
ヨーロッパにこんなプレイヤーがいて、こんな活動があってっていう、
データバンクと人材バンクみたいな感じになっているのが、
フューチャーアーキテクチャなんですけど、
それ以外にもいくつか、
データバンク的な建築界のサービスっていうのが、
ヨーロッパでは浸透しているなっていうのがあって、
そのアジア版っていうのがあったらいいのになっていう、
私たち自身のニーズから来たっていうのもあります。
なので、もっとフラットに、もっと分野横断で、
もっと国境を越えて、
いろんな繋がりがここから生まれていくといいなというふうに思っているのと、
アイデアを貯めて消費するっていうことではなく、
そこの出会いを通じて実際の街のプロジェクトに、
一緒に共同でやっていくっていうようなことが、
我々のスタジオとしてもできるといいなっていうことを思っています。
そうですね。
一番最初の実験として、
今年の秋にアジアの複数の都市でエキセビションを開催しようと、
今準備を進めています。
こちらも詳細が決まり次第また発表させていただければいいなと思っています。
はい。
こんな感じですかね。
そうだね。
難しいね、なんかポッドキャストで。
難しいですね。
今後もこの番組では、都市をテーマに様々なおしゃべりを繰り広げる予定です。
毎週木曜日にニュースレターも配信しています。
ぜひこちらもご登録お願いします。
次回もお楽しみに。
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