2024-08-10 33:23

#58 オリンピックから感じたこと

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オリンピックから感じたことの話からスタートし、マサイ族の話に。そして、日本の応援が多いパリオリンピックは、日本への観光客が増えているから?という話へ。

もうすぐ閉幕してしまうオリンピックですが、みなさんはオリンピック見ていますか?以下から投票を! https://forms.gle/Qa9tuy7AF8TBbAJk6

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仕事でコミュニケーションを扱う 3 人が、これまでの経験や最新の話題を語りながら、コミュニケーションとは何か?を一緒に考えていくポッドキャストです。

出演者🎙️

田中 愼一 (Blog)

高木 恵子 (Facebook / LinkedIn)

中川 浩孝(twitter / Facebook / LinkedIn / note)

ご意見・ご感想、3 人に話してほしいトピック、3 人へのご質問などありましたら、以下のフォームからお送りください。https://forms.gle/ZGKtUCBn3m25Nr6J6

サマリー

田中慎一さんは、オリンピックの起源や開会式のメッセージについて話しています。高木恵子さんは、東京の電車網の芸術的なデザインや遅れのなさについて話しています。中川浩孝さんは、ジャパンレールパスを使う海外からの観光客が快適に移動している様子を紹介しています。

オリンピックの感動
中川 浩孝
コミュニケーション力を究めるゴールデン・トライアングル。 仕事でコミュニケーションを扱う3人が、これまでの経験や最新の話題を語りながら、コミュニケーションとは何かを一緒に考えていくポッドキャストです。
田中 愼一
こんにちは。コミュニケーションを極めると自分が見えてくる。世界が見えてくる。コミュニケーションの世界に携わって40年以上、コミュニケーション命、シン・田中こと田中慎一です。よろしくお願いします。
高木 恵子
SEからPRコミュニケーション業界に転職して、はや四半世紀以上、高木恵子です。
中川 浩孝
外資系企業でマーケティングを経験してきた、アメリカ在住中川浩孝です。
田中 愼一
やっぱり今週の話題は、オリンピックっていうのが
高木 恵子
そうですよね。毎日見てます。毎日見てます。
田中 愼一
本当にね。時差があるから、睡眠不足になるんですけどね。
高木 恵子
でも楽ですよね。ヨーロッパだから、アメリカの真逆よりも楽かもしれない。
田中 愼一
真逆よりはね、確かにね。
高木 恵子
なんか夕方から夕飯食べながら、寝るまでついつい見て、で、見たいのだけ夜中見るみたいな。
田中 愼一
2時、3時、ちょっと行っちゃうかなーなんて時もある。それ別に毎日じゃないっていうことなんでしょうけどね。
皆さん、どの競技ってやつに興味ありますか?
高木 恵子
いや、なんか今回、なんか私、今回全部見ちゃってます。
なんか普段、普段あんまり、なんかやっぱ自分が好きなバレーボールとかバスケとか、なんか陸上とかいうのはあれだけど、なんか今回全部見てますね。
柔道から、バトミントンから、体操から、なんか全部、やってるもの全部見て、
なんか全部になんか、日本は今回いろんなストーリーがあるから、なんか感情移入して応援しちゃってますね、全部。
田中 愼一
ストーリーがあるわけですよね。バレーボールのストーリーってどんなストーリーなんですか?
高木 恵子
いや、バレーボールはだって直前は、世界ナンバーワンのポルトガルに勝って、イケイケドンドンできたのに負けちゃったっていう。
そういうストーリーですよね。
田中 愼一
想定外の驚きっていうか。
高木 恵子
想定外っていうか、やっぱりなんかこう、人間ってこう有頂天じゃいけないのかなとかっていう。
田中 愼一
なるほどね、そういうストーリーっていうのは、基本みんななんかね、スポーツ競技見てるときって、競技じゃなきゃいけないと思うんだけど、スポーツ競技を見てると基本的には、ある意味疑似体験してるような。
高木 恵子
あ、そうですね、そうそうそうそう。
田中 愼一
例えば相手の選手の気持ちになって、今緊張してるだろうな、どうやってこの緊張、俺今あそこにいなくてよかったな、どうやってね一二三は今心落ち着けて
高木 恵子
そうなの、私も詩ちゃんのシーンが、号泣のシーンを見ると、もう胸が痛くて痛くて、もう苦しくなっちゃいますよね、あの号泣シーンを見ると。
田中 愼一
そうすると、ああ、こういうとこからどうやって立ち直ればいいのかなとか、あと、一二三に対する影響はあるのかなとか、それはどんな影響だったのかなとか。
で、一二三が勝つと、やっぱり詩の負けたっていうことが、実は大きく影響して油断をせずに、心を引き締めたっていう風に、たぶん一二三は受け取ったんだろうなーなんて勝手に想像して、
いわゆる競技を見ていると、自分の中にあるストーリーを構築していくような、
高木 恵子
そうですよね。
田中 愼一
なんかそんな経験ですよね、競技を見ていると。
スポーツのストーリー性
高木 恵子
スケートボーディングの堀米さんのコメントは、田中さん、響いたんじゃないですか。
田中 愼一
響きましたね。
高木 恵子
1%の可能性を信じてやったら金メダルっていう、なんかもう、たぶん後世に残るようなフレーズですよね。
田中 愼一
フレーズで。
で、堀米氏の登場の仕方がね、派手どころじゃないんですよね。
高木 恵子
そうなんですよね。
田中 愼一
なんとかよじ登ってここまで来たって前回の覇者ですよ。
高木 恵子
そうですよ。
田中 愼一
普通だったら前回の覇者だったら、そのままバッと出て、あ、すげーなーって来るんだけど、だから逆に言うと、一二三兄弟とはちょっと違う。
高木 恵子
そうですね。
田中 愼一
あの2人の兄弟はもう絶対王者で負け知らずでずっと来てるわけですよね。
で、それに対して堀米の場合は逆にこの3年間が苦しい苦しいっていう形で話をしているがために、
ましてや覇者だったっていう、あれが完全に消えちゃって、
なるほど、いろいろ苦労したんだな、じゃあ今こんなこと考えてんのかな、今これから滑り出すけどどういうふうに自分をコントロールしてるのかな、
転んだな、さあどう来るんだろうってどんどん追い詰められて、本当にパーセンテージ低くなったじゃないですか、10何位か中に一旦落ちちゃって。
高木 恵子
7位まで落ちちゃって。
田中 愼一
7位まで落ちちゃって、これはもうみんなほとんどね。
高木 恵子
もう私はダメだと思った。
田中 愼一
思ったら超奇跡的逆転でしょ。
高木 恵子
すごい。だって全部3本失敗してた同じ型ですよね、あれね。
田中 愼一
そこにもうかけるしかないっていう感じで、普通だったら別の型で攻める。
高木 恵子
そうですよね。でももうあれができなければ逆転はできないっていう、
本当に1%の可能性っていうかね、そこの自分を信じたんでしょうね。
周りもって言ってたけどやっぱり自分を最後信じるしかないから。
田中 愼一
多分勝つこと以外は考えてなかったわけで。
高木 恵子
もう一つ私、田中さんのキーワードと同じだと思ってたのが、
彼はできるイメージを持って臨んだって言ってたんですよ。
やっぱりあの型が自分が3回も失敗してるのにできるっていうイメージを最後
持ってもう滑り出したわけじゃないですか。
滑って障害物とかあそこに乗るまでって本当にほんの何秒じゃないですか。
田中 愼一
そうですね。
スポーツと人間の成長
高木 恵子
あそこで、もちろんスタートする前からイメージは湧いてても、
あの本当に空中に乗った瞬間って絶対一番怖い時ですよね。
田中 愼一
怖い時で、その時に意識の方じゃなくてイメージするのが、
イメージってやっぱり頭から入るわけですよ。
高木 恵子
そうですよね。
田中 愼一
そのイメージしたものが身体を動かし始めた瞬間に、
身体そのものにならないとダメなんですよ。
たぶんそこのイメージしたものをどう体に落とすかっていう。
たぶんそこが非常に競技でも、あるいは競技だけじゃないですよ。
さっき言ったように、人生そのものの縮図みたいなところがあるんですね。
競技っていうのは。
だからその時に、人生の中でもそのイメージっていうものをどれだけ早く身体に落として、
行動につなげるかっていうところってのは、これ競技だけじゃなく、
いろいろな分野で重要なポイントですよね。
高木 恵子
いい話も悲しい話も、今感動して毎日してますよ。
田中 愼一
そういう意味では確かにオリンピックっていうのは、感動するためのいろいろな場面を見せてくれるんで。
高木 恵子
そうなんですよね。
田中 愼一
逆にああいうのはやっぱりストーリー力がついてくるかもしれません。
中川 浩孝
なるほどね。
田中 愼一
人がどういうところで感動するのかっていうのは、自分で擬似体験していく中で、
こういうシーンがあると、こういう流れがやっぱり感動なんだなって。
堀米の選手の流れっていうのは、やっぱりそういうストーリーの要素要素が全部入ってるわけですよ。
やっぱり苦難っていうところから立ち上がるとか、そういう感じの流れ。
で、かつては前回覇者じゃないっていう意外性の中で、こう動いていくってこれ結構面白いですね。
中川 浩孝
スポーツそのものというよりも、ドラマというかその後ろにあるドラマですかね。
田中 愼一
ドラマですよね。本当にドラマでしょうね。
だからやっぱりオリンピックを見るんだったら、一つの見方として、そういうストーリー性っていうか、
頭の中でイメージできる、ストーリー性のあるものをイメージできる能力っていうのを培うには、
オリンピックっていうのは非常に良い素材なんでしょうね。
高木 恵子
あと仕事柄、コミュニケーションの仕事をしちゃってるから、
試合の後の選手のインタビューってすごく聞いちゃいません?
中川 浩孝
何言うのかなって思いますよね。
高木 恵子
その後の優勝インタビューだったり敗戦インタビューだったり、
いろいろ負けた時って、なんか酷だなと思いながら聞いてるけど、
試合後に選手のインタビューの言葉を、私もどのチャンネルでも見ちゃうんですよね。
逆にそのインタビューを全部見ちゃって、で、なおさらああって思う。
田中 愼一
勝っても負けてもですよね。
高木 恵子
堀米さんは素晴らしいコメントをどのチャンネルでも言ってますね。
彼はなんかすごいなーって、大谷さんに匹敵するくらい、ちょっとタイプは違うけれども、
いやーなんかすごいなー、お二人とも、大谷さんも30になったけど、
20代というこの若さで、ずっとスポーツをやってる中で、
こういう言葉を発信できるってすごいなーって。
田中 愼一
すごいですよね。
高木 恵子
それだけの多分、この自分のいろんな日々の生活って、
だから相当そういう言葉が出てくるっていうのは、それだけの経験をしてるからじゃないですか。
だから、うわーこの若さでほんとすごいいろんな経験をしたんだろうなーなんていうのをね、親心で聞いちゃってる感じ。
田中 愼一
多分スポーツって人より早く、競技ね、スポーツ競技っていうのは人よりも早く、
いわゆる擬似経験というかスポーツの戦いということで、
だから多分、やっぱり人間というのは成長するためには、
一つで言うと競技じゃないけど、戦いっていうのは絶対重要で、
戦うっていう、それは別に、戦う相手っていろいろあると思うんですよ、人間じゃないかもしれないけど、
やっぱり戦うっていう経験っていうものを、やっぱりその頭で理解するんじゃなくて、
実際にそれに体を入れることによって、身心ともに経験することがやっぱり加速するんでしょうね、人間の成長をね。
それ重要なんでしょう。だからスポーツというのはそういう意味で長年培われてきたし、
やっぱりリーダーシップの中で文武両道って言ってね。
やっぱり体を動かすスポーツというか武術というか、そういうものもやはり培わないと、
リーダーとしてのスポーツっていうのは養われないよっていうような考えが昔からあるのは、これ東西にもあるんだよ。共通ですよね。
高木 恵子
そっか。海外でも同じなんですね。
田中 愼一
そうですね。英国もやっぱり、いわゆるスポーツと文武両道っていう発想は間違いなくあるし、
ジェントルマンとかナイトとかそういう人たちってのは必ず、エリート校ってみんなラグビーとかすごいスポーツをやるじゃないですか。
競技はフェンシングとかね。サッカーとか。だからああいうのはやっぱり共通なんでしょうね。
で、マサイ族もそうですから。
マサイ族の首長を友達でよく知ってるんですけども、
エマニエルって言うんですけどね。ちょっとイメージ違うなと思うんですけど、名前と。
彼が着ているマサイ族の服装を見てるとね。
でも彼なんかもやっぱり正しい首長というリーダーになるためには、もちろん知識は知らなきゃいけないからものすごい勉強して、
ヨーロッパの一流大学に行って研鑽するけども、
やっぱりスポーツって言うと別にラグビーかなんかやってるわけじゃなくて、ライオン狩りやってるわけですよ。
ライオンは最近だから殺すとかそういうことはできなくなってきてるんで、
でも少なくともそれに近いゲームをやってるんですね。ライオン狩りっていう。
ある程度マサイ族の子供が青年に達すると、ライオン狩りみたいな旅に出るんですよ。
修行するんですよ。
高木 恵子
そうなんだ。
田中 愼一
だから文武両道じゃなきゃダメだっていうのをね、話してたんで。
だからやっぱりこれ万国というか世界共通で、リーダーっていうものは文武両道ということで、
心身ともにね、体と心ともにやっぱり一体にしていくっていうことが一つの要素で、
オリンピックの起源とフランスのアイデンティティ
田中 愼一
その中で競技スポーツっていうのは一つの大きな役割を果たしているっていうことだと思うんですけどね。
ある意味オリンピックの起源ってあれですよね、戦争する代わりにお互い競技して勝敗決めようよって始まったようなもんじゃないですか。
中川 浩孝
私にもちょっと言い忘れてくださいね、オリンピックの意見。
スポーツそのものの話もそうなんですけど、やっぱり開会式ってすごくいつも注目していて、
そこで出されるメッセージがどうなのかとかっていうのはいつも注目してるんですけど、
今回すごく面白いなと思ったのは、フランスらしさっていうのを出しつつも出てくる人がすごくワールドワイドだったんですよね。
あんまりフランスにこだわらなかったっていうところが私はすごいなと思って。
やっぱりそこってもうフランスがフランスがではなくて、フランスがむしろ世界をリードしている感じを出せるっていう意味で、
あれはすごいかっこいいなと思ったんですよね。
それこそ歌手で出てきたのがセリーヌ・ディオンとレディ・ガガみたいな全然フランスと関係ない人で、
フランスの人はフランスの英雄的な歌手を出したらいいんじゃないかって思うんじゃないかと思ったんですけど、
やっぱり世界中の人が見たときに、あって思える人がフランス語で歌を歌うっていうことの方がむしろインパクトがあるっていう風に考えたっていうところが進んでるなってちょっと思ったんですよね。
高木 恵子
確かに確かに。
田中 愼一
確かにねすごいね確かに。
パリの要するにフランスの最も強みっていうか強み何かっていうのはパリじゃないですか。
パリで初めて野外で開会式を行ったっていうのは、まさにフランスの一番の個性っていうか、
強みっていうものを前面に維持しながら世界を飲み込んだっていう。
中川 浩孝
そうなんですよ。そういう感じがすごくしたんですよね。
田中 愼一
非常に面白い構図で、今までのオリンピックにはなかった。
中川 浩孝
なかったですよね。
セーヌ川とエッフェル塔っていう超フランスらしいところを前面に出しつつ、出てくるのがカール・ルイスだったりとか、全然世界中の人が出てくるって本当にそこが面白いなと思いましたね。
田中 愼一
だからある意味フランスの土俵の上で世界各国の歌を歌うっていうイメージですよね。
高木 恵子
確かに確かに。
田中 愼一
これはねすごい強烈なメッセージだし。
中川 浩孝
そう思いましたすごく。
田中 愼一
やっぱりさすがそのグローバル視点持ってるなっていう感じですよねフランスはね。
中川 浩孝
そうなんですよね。
田中 愼一
だって今のオリンピックって我が我がでしょ。
フランスの開会式のメッセージ
中川 浩孝
そうなんですよね。
田中 愼一
我も我もってなって。
なるほどね。それは面白い視点ですね。
高木 恵子
だから次のロスが何をやるんだろうって感じですよね。
田中 愼一
次のロスは試金石ですね。アメリカわかるかわかんないかですね。
これはあれですねロスでしょ。だから当然ね。
一部アメリカにいるヒロちゃんも責任取らないとね。
中川 浩孝
責任取らないとって何ですか。
田中 愼一
また俺が俺がって。
高木 恵子
どうなるんだろう。
田中 愼一
トランプになってればトランプ行くのかな。4年先だから。
高木 恵子
4年先だから。
田中 愼一
これからのアメリカがどっちの方向に行くのか。
高木 恵子
そうね。
中川 浩孝
でも本当にそうですよね。
でもそうこうをしているうちにね、カマラの方が今支持率がちょっと上がっているとかって上回っているという可能性が出てたりもするので。
田中 愼一
多分。だからどれだけ化けるかですよ。
ハリスがね。本当どこまで化けるかが勝負で、どっちが勝つかってわからないですよ。
中川 浩孝
まだまだわからないですよね。
高木 恵子
だって絶対またトランプ陣営はネガティブキャンペーンをしてくるじゃないですか。
中川 浩孝
ガンガンやってますからね。
高木 恵子
そうなると、やっぱりハリスさんも何か予期せぬいろんなことが出てくるかもしれない。
田中 愼一
これがオリンピックより面白いかもしれない。
だからオリンピックで繰り広げられている今のストーリーっていうのが、今度はオリンピックが終わったら大統領選で繰り広げられる。
なぜかそういうストーリー性のある動きっていうのが、日本の9月に行われる自民党総裁選。
さらにはその先の選挙。どう開いたって期待できないなっていう。
高木 恵子
そうですね。
アメリカのアイデンティティと次回ロサンゼルスオリンピック
田中 愼一
あの大統領選でさえストーリー性があって、
たぶん間違いなく、すべての大統領選ってみんなそうですけども、
やっぱりね、競技を見てる、スポーツ競技を見てると同じように、
やっぱり今この人何を思ってるのかな、これこういうことになった?とかね。
劇的じゃないですか。ドラマあるじゃないですか。
前回のトランプ対バイデンも、その前のトランプ対ヒラリーも含めて。
でも日本の政治の中では今までそれほど劇的なすごかったっていうのは、
石原慎太郎と小泉純一郎、あとまあ安倍さんですかね。
こんな感じですかね。あんまり劇的なもんってなかったです。
劇的ですぐポシャったのは民主党だったからな。
あれはね、いろいろ関与しましたけど。
中川 浩孝
関与しましたか。
田中 愼一
前半戦勝ってたんですけどね。
後半戦小泉さんにやられちゃったんですよ。
いずれにしてもストーリー設定は重要なポイントなんだろうな。
中川 浩孝
それは間違いないですね。
田中 愼一
じゃあ今度のロサンゼルスが楽しみですね。
高木 恵子
はい、本当どうなるか。
田中 愼一
ある意味、歴史が逆行する場合は、またアメリカナンバーワンって話が出てくるんですよね。
進むのも逆行もどっちがいいのかわからないですけども。
進むんだったらフランス式に、アメリカの土俵って何ですか。
フランスだと確かにパリそのものがフランスを表現しているもんだけど、
アメリカって言った時に何を。
高木 恵子
でもロスだとやっぱりハリウッドとかになるんじゃないですか。
西側はやっぱりハリウッドなんじゃないですか。
中川 浩孝
でもそれこそそれが民主党のベースっていうか、
トランプ政権になったらどうなるのかなっていうのはちょっと思ったりしますよね。
田中 愼一
アメリカらしさっていうのは、人によって違いますからね。
西と東しかないってみんな思ってるけど、ミッドウェスト忘れないでくださいね。
中川 浩孝
真ん中こそがアメリカだっていうのがやっぱり。
田中 愼一
大統領の選出率だとミッドウェストが一番多いのかもしれないんですよ。
中川 浩孝
そういう意味ではロサンゼルスでやってる時点でちょっとね、本当はあれなんですけれども。
そんだったらシカゴとかね、なんかもうちょっと真ん中辺で。
田中 愼一
もっとミッドウェストに入れてね。
中川 浩孝
昔セントルイスとかすっごい昔やってましたよね。
田中 愼一
そうだセントルイスってオリンピックってあった。
中川 浩孝
なんかやってますよね。
高木 恵子
なんかありましたね。
中川 浩孝
真ん中でもやっていないわけではないんですよね。
アトランタは真ん中ではないけど、ちょっと南寄りではありますけど。
田中 愼一
アメリカってイメージすると日本人の中ではやっぱり西海岸じゃないですか。
あと東のニューヨーク。
中川 浩孝
結局多くの人にとってアメリカってニューヨークとロサンゼルスのような気がするんですけど、
それってやっぱり本当のアメリカではないというか、アメリカの中でも異質な2つなんですよね。
どちらかというと。
なのでなんかアメリカのイメージって違うよって私は本当に強く言いたいところはありますが。
田中 愼一
僕なんかいわゆるその今の2つの地域以外のとこにずっと住んでたんで。
それはよく感じますよ。
西と東はアメリカじゃないよなっていつも思う。
だいたい駐在員自身が違っちゃうんですよ。
僕は自動車だったから、どちらかというとニューヨークにもあったけど、
それはあくまでアナリストというかIRの観点で事務所に行っただけで、
ほとんどの駐在員がですね2カ所に分かれて、ロサンゼルスとあとオハイオですね。
オハイオは生産ですから、技術者中心。
ロスは営業中心になってるけども、駐在員の中でも色が変わりますよね。
ロスにいる人間とオハイオにいる人間じゃもう全然違う。
その中間にいる僕なんかは、孤立しながらもどっち行こうかこっち行こうかって言いながら迷ってるっていうような感じで。
どこの地域で住むかっていうのでも、駐在員そのもの行動様式、考え方が変わってくる。
それぐらいアメリカはデカい。
中川 浩孝
確かに。
現地の人はわかりますけど、そこに住む日本人の行動様式も変わってくるってのはちょっと面白いですね。
高木 恵子
確かに確かに。
田中 愼一
だから僕ロス行くとロスの駐在員とはちょっと意識がやばいんじゃないとかね。
もう深刻に考えてくださいよとかね。単に売ればいいって話じゃないんだよとかね。
いろいろあるし。
実際その後、日本料理屋で食事をして、さらにはカラオケ屋に行って、
ある意味と日本のサラリーマンに似てますよね。
ワーワーやって、ほとんど日本語。だから英語はほとんど上達しない、ロスは。
で、実際にオハイオ今度行くとは、そんな日本料理なんかまずないし。
あったとしても行かないし。
その後、カラオケだなんて行かないし。
基本的にはカラオケだったら仲間同士が家に集まって、家でカラオケパーティーをやるみたいなところで。
逆に英語はできるんです。なぜかというと、
私は何百人っているんだけど、みんなその下にアメリカ人がいて、そこへの技術移転っていうことで、
本当に英語できない人間も英語できるようになっちゃう。毎日手を使ったり、日々やってるんだよね。
だから逆に言うと、西海岸、東海岸にいるよりも、中西部とかあいとこにいたほうが本当のアメリカっていうか、
簡単な話、英語を使わざるを得ない環境だから、よりアメリカのことを知るチャンスがあると思います。
こんなこと言うと、西海岸とか東海岸にいた連中から文句出てくるけど。
事実だと僕は思ってますけどね。
中川 浩孝
確かに、日本語を使える機会は多いですからね、どうしても東と西に。
高木 恵子
でも今回本当、日本の応援も海外、ヨーロッパだからかもしれないけど、すごく日本の応援が多くて、
それはちょっと今までのオリンピックと違うかなっていう気がちょっとしました。
田中 愼一
やっぱりどうなんですかね。日本人が海外に駐在している、海外でも既にそっちで本業として就職している人たちの絶対数が増えてるんじゃないですかね。
高木 恵子
あと外国人の人でも日本を応援してくれてる。
それがすごい観客席見ててもあるから。
田中 愼一
日本への観光客が増えてるっていうね、海外。あれも一つ影響してるんじゃないですか。
だからやっぱり、我々が思ってる以上に日本っていうのは素晴らしいっていうか、いいっていうことでみんな知ってるわけで。
昨日、ちょっといろいろと最近東京都内をね、いろいろと散歩するっていうか、今まであんまり仕事から電車に乗ることが少なくとも30年近くなかったんで。
今、必死にですね、電車をどう乗り継ぎするとどこに行けるのかっていうのに。
高木 恵子
あれも便利ですよ。車両のどこに乗ったら乗り継ぎが簡単かって。
あれ、日本人の主婦が発明というか考えたんです。
田中 愼一
そうなんですか。
高木 恵子
マップってそうなんですよ。
田中 愼一
どういうふうに考えたんですか。
高木 恵子
多分、全部自分で体験して。
田中 愼一
歩いてか。すごいな。
高木 恵子
すごいですよね、あれって。
普通のって言ったら失礼ですけど、全然有名な発明家とかじゃなくて、
東京の電車網の芸術性と安全性
高木 恵子
一般的な主婦の方が便利、自分がやってて便利っていうので、ああいうマップを作ったのが元々の原型らしいです。
田中 愼一
芸術的に近くて。
高木 恵子
すごいですよね。
田中 愼一
ロンドンの地下鉄とかニューヨークの地下鉄に乗りましたけども、
日本の地下鉄っていうか日本の電車網っていうのはすごいし、電車ごとに色も違うし、デザインも違うし。
こことこう行くとこういうふうにもっと早く行けるという発見が日々あるっていう。
高木 恵子
すごいですよね、本当。
田中 愼一
これ一つね、東京の良さの一つとして、この電車網っていうのは、これ芸術的な意義まで僕出てると思う。
高木 恵子
あと遅れがほぼない。
田中 愼一
本当に早い。
高木 恵子
遅れがほぼない。で、ちょっと遅れただけで車内アナウンス入るじゃないですか。
申し訳ございませんみたいな。
田中 愼一
今暑いでしょ。だから待ってると、まだ来ないのか、まだ来ないのかって。
だいたいね30秒遅れるとまだ来ないのかと思い始めた。
そうすると、昨日はちょうど臨海戦でしたけども、5分遅れますっていうアナウンスがありましたね。
でも5分なんてわざわざアナウンスするのかっていうぐらいに考えてるよね。
東京って、パリも確かにフランスを強調するってこともあるけども、今でもどんどん変わって、どんどん芸術的なところまでね、
例えば電車網一つとっても、そういうものがどんどん大きくなってきてる。
それがインテグレートされていくっていう東京っていうのは、しかも安全。
これはやっぱりね、冠たるものがあると思うんですよね。
ジャパンレールパスを利用する海外観光客
高木 恵子
そう、だから今新幹線が観光客ですごい混んでるのってご存知ですか?
すごいんですよ、新幹線が。
田中 愼一
なんでなんですか。
高木 恵子
やっぱり便利だからじゃないですか。
早くて便利で、観光客用のなんとかパスみたいな。
中川 浩孝
ジャパンレイルパスとかね。
高木 恵子
そうそう、なんかその新幹線の、例えば逆にこだまとかひかりみたいな。
のぞみはやっぱりね、えっと普通に我々もビジネスユースとか個人ユースでいっぱい使うけど、
意外とこだまとかひかりって、まあ各駅停車っていうだけで、ちょっとあんまり日本人が使わなくなっちゃったりしても、
結局旅行者は京都行く大阪行く名古屋行くって、そこまでのぞみと30分とか1時間ぐらいしか違わないわけですよね。
そうすると意外とひかりとこだまが外国人観光客で混んでるんですよ。
田中 愼一
なるほどね。
高木 恵子
だからほぼなんか満席みたいな、結構ちゃんと待ってたりっていう。
だから、でもみんな便利便利って言ってるし。
中川 浩孝
そうですよね、いやそれのせいででもこの間ちょうど私が日本にいたときに、
静岡でしたっけ、なんかあの衝突してしまってメンテナンスの車両が1日走らなかった時あったじゃないですか。
あれのせいで、だから海外から来た人は何が起こってるかよくわからなかった。
日本でそんなことがあるわけがないと思っていたからびっくりしたみたいなコメントが結構あって、ちょっとあれはかわいそうでしたね。
日本人にとってもね、あんなこと滅多に起こらないからちょっとびっくりしました。
高木 恵子
いやーあれはもうこの暑さでね、下に敷かれてる砂利の石がもう暑くなっておかしくなっちゃったんじゃないですか、そのレールがね。
田中 愼一
レールが曲がっちゃったってのが結果。
高木 恵子
本当に。
田中 愼一
そういう意味で確かにありますね。
中川 浩孝
そう、でもジャパンレールパスは確かに非常に安い。
高木 恵子
いいらしいですよね、あれ。
中川 浩孝
で、あれのぞみは乗れないんですよね。
高木 恵子
そう、確か乗れないんだよね。
中川 浩孝
余計なのぞみの料金を上乗せしなくてはいけないので、海外から来たジャパンレールパスを使っている人はひかりとかこだまを使う人はその通りですよね。
高木 恵子
でも別に全然そこまでね、30分1時間、それが半日変わりますとかだったらね、時間的にするけど。
中川 浩孝
むしろ長く乗れて楽しいっていうか嬉しいっていう人もいるんじゃないかと思うんですよ。
田中 愼一
まあそうでしょうね。
高木 恵子
だってやっぱり海外の方って日本人が旅行に行くのと違って1週間とか2週間とかね、たくさんある程度滞在日数が多いから、その中の1時間とかってあんまり気にしない。
中川 浩孝
いや、そうだと思います。
先週ね、先週とか週末ニューヨークにちょっと行ったんですけど、電車で行ったんですけど、もうね、すごいんですよ揺れがガタガタガタガタガタガタ。
日本の地下鉄でもこんなに揺れないよっていうくらい揺れて、新幹線だったら本当に何回も全然揺れないのになって思っていて、やっぱり乗り心地がちょっともうね、次元が違いますね。
田中 愼一
なんか本当にね、電車っていうことで考えるとアメリカの電車っていうのは日本と比べると完全にもう途上国の電車って感じで。
中川 浩孝
いやーそうですよ、本当にそう思います。
田中 愼一
思いますよね、やっぱり。
中川 浩孝
思います。
高木 恵子
まあでも車社会だからじゃないんですか。
田中 愼一
まあそれはね、実際ワシントン行った時にニューヨークとワシントンずいぶん電車で、あとボストンね、電車で行きましたけど。
でもまあ日本に比べるとまあいろいろな意味で感じますよね。品質のレベルの低さっていうのは。
まあそれはあるでしょうね。
そういえば今さっきちょっと考えてたのがあの。
中川 浩孝
この続きは次回お送りします。どうぞお楽しみに。
33:23

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