2025-06-28 34:13

#103 ユートピア

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ユートピアは外に求めるもの?それとも、日本がユートピア?そして、ユートピアとは?

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仕事でコミュニケーションを扱う 3 人が、これまでの経験や最新の話題を語りながら、コミュニケーションとは何か?を一緒に考えていくポッドキャストです。

出演者🎙️

田中 愼一 (Blog)

高木 恵子 (Facebook / LinkedIn)

中川 浩孝(note)

ご意見・ご感想、3 人に話してほしいトピック、3 人へのご質問などありましたら、以下のフォームからお送りください。https://forms.gle/ZGKtUCBn3m25Nr6J6

サマリー

ポッドキャストでは、ユートピアについて議論されています。世代を超えたコミュニケーションを通じて、個々の視点から見たユートピアの概念や日本における位置づけが探求されています。日本がユートピアとなった背景や、食文化、治安の良さ、そしてその価値観を共有する重要性について語られています。また、アメリカの価値観の分断が現状に与える影響についても取り上げられています。日本の価値観が外国人に与える影響や、リピーターを増加させる要因についても語られています。特に、日本のルールを守ることや親切さが外国人旅行者に良い印象を与え、ユートピア的な体験を生み出す様子が描かれています。

ユートピアの概念
中川 浩孝
コミュニケーション力を究めるゴールデン・トライアングル。 仕事でコミュニケーションを扱う3人が、これまでの経験や最新の話題を語りながら、コミュニケーションとは何かを一緒に考えていくポッドキャストです。
田中 愼一
皆さんこんにちは。 コミュニケーションを極めると自分が見えてくる、世界が見えてくる。 コミュニケーションの世界に携わって40年以上、コミュニケーション命、 シン・田中こと田中愼一です。よろしくお願いします。
高木 恵子
SE から PR コミュニケーション業界に転職して約30年、高木恵子です。
中川 浩孝
外資企業でマーケティングを経験してきたアメリカ在住、中川浩孝です。
田中 愼一
今日は、ユートピアの話をさせていただいたらいいかなと思っています。
実は僕が尊敬する、多分、すごくお世話になった、僕は昔ホンダにいたんですが、
やっぱりホンダにいて、ホンダの時代、さらにホンダを辞めた後の時代、いろいろとずっと導いていただいた方がいらっしゃるんですけども、
実はその方と今週、その方の事務所に行って話をいろいろしてきたんですが、そこでユートピアっていう話が出てきたんですね。
で、例えばその方はもうすでに80代なんですけども、僕は今70になって古希の時代を迎えてるんですけども、
少なくても僕の考えで言うと、60代ぐらいまで、今60代ぐらい以上の人たちっていうのはですね、
ある意味日本の高度成長、さらにはその後も含めてですね、
こうやっぱり中心的になって動いてきた人たちだと思うんですけども、
そういう人たちの一つのマインドとしてですね、やっぱり絶えずユートピアを求めるということで、
日本の外に出ていこうという意識が非常に強くて、
ユートピアっていうのは、いわゆる外にあるものだと、言い方を変えればそのキャッチアップするとかですね、
世界に伍していくとか、そういう発想ってどっちかというと外にユートピアがあるっていう発想に近くて、
外にどんどん行こう。だから僕なんかもある意味外にユートピアを求めるということでホンダに入って、
でホンダでアメリカへっていうことでアメリカでやってきた。
で日本に帰ってきて別の仕事をしながらも、やはりそのユートピアは外にあるっていうような形で、
絶えずそこの最新のものを日本に入れて、
でより日本がそのユートピアと近づけるようにっていうのが発想だったんですね。
これはその方も当然そういう発想を持っていてやっていたんですが、
日本におけるユートピアの位置
田中 愼一
その方がなんか、娘さんとお話をね、
海外にいる、アメリカにいるですね、娘さんと話をしていたら、
なんか娘さんのほうからですね、いろいろとお父さんは物事をすべて今の日本に対して悲観的に見ているって指摘されたと。
はたと考えてみると、今その方っていうのは80代なんだけども、
あちこち人と議論して、講演会も開いてるし、結構それなりに活躍してる現役の人なんですけども、
自分のそういえば講演を始めるときって必ず危機感から始まると。
今の日本はこのままじゃいけないとか、
そこがなんでそういう危機感から動いていたかっていうのを、
実はその娘さんとの話の中で、はたとちょっと気づかされたと。
つまり考えてみれば自分はね、ユートピアを求めて外に出ていくっていうマインドが、
一つの自分の生きてきた、一つを導く方向性だったんだけども、
ユートピアを外へ外へと求めていくと、
確かに今の日本を見たときに、これはもっと攻めないとやばいぞと、
勝手の追い越せ追い越せって伸びてきた、あの日本はどこへ行っちゃったっていうような感覚があって、
今の日本を見ると悲観的に話をする。
だから頑張らなきゃいけないっていう論法で、自分はいつも話してるってことに気がつかされたと。
ところが娘さんはですね、逆に、いやもうユートピアは日本なんだと。
日本の外にあるんじゃなくて、日本にあるんだと。
で、そこを自覚してほしいということをたしなめられたというか、
示唆されたと、娘さんから。
ということで、とくとくと笑いながら僕に話すんですね。
ところがそこだけだったら本人もですね、まだ、いや日本はユートピアって言ってもっていうところだったんだけど、
実は前にですね、いつ頃だろう、数ヶ月前にその人はインドにいたんですね。
で何のためにインドに行ったかというと、
その方はいろいろな会社の外部取締役やアドバイザーをやられてるんで、
その一つの企業、特にこれからAIを中心に、今急成長している企業があるんですけども、
そこに対して進言したことが、インドから人を採用したらどうだと。
しかも、その出来上がった技術者っていうのを採用するんではなくて、
まだ将来の技術者となるであろう卵、
ですから大学卒ですね。新卒です、日本で言うと。
そこをやっぱり入れて、育てていくっていうのがいいんじゃないかと。
ということで、インドにわざわざ、自分が言い出しっぺがあるんだから、
インドにわざわざ80代のご高齢なんだけど行ってですね、
80人近い新卒のインド人の採用を決めてきたんですよ。
驚くべきことに、そのうちの半分はもう女性で、
これは万国共通になってきてるんだろうけども、やっぱり女性はいいっていうことで優秀だと。
まともにやったら女性がほとんどになっちゃうんで、
基本的にはですね、ある程度男の方に下駄履かせて、
なんとか五分五分にしたっていう話もちょっとしてましたけどね。
だからインドでもそういうこと起こってるのか、日本じゃもうとっくに起こってるけどと。
僕のほうから言ったんですけども。
そのときにその人がですね、パッと新卒の人たちに話したのが、
日本に来て就職するのはいいんだけど、給料安いよと。
欧米の企業のほうがもっと高く出すよと。
でもなぜ日本で働きたいのかっていう質問を合格した全員に聞いたそうなんですよ。
したらですね、だいたいみなさん同じ答えが飛んできた。
で、それはどういうことで日本でぜひとも働きたいのかと。
欧米じゃなく日本なんだということを言ったときにですね、
まず日本はハイテクであると。
ここはどういうものを見てハイテクと言ってるのかちょっと僕も定かではないんですが、
やっぱり日本はハイテクだっていうイメージがものすごく強いんですね。
で、ここあたりなんかはその方はびっくりしちゃって、
その方はもうAI関係とかそういうこともかなり詳しいから、
え?って話になって、日本がハイテク?って感じでね。
ちょっと違和感があったんだけどびっくりしたと。
で、次に言ったのが、これが結構僕もちょっと起きたなと思ったんですけども、
戦争していない国だと。
これは今の世の中を見ていくと、
今もう第三次世界大戦が始まっちゃってるんじゃないかと思うぐらいに、
ウクライナ、ロシア、ガザ、イスラエル、イスラエル、イラン、
今もイスラエル、イランやばいですよね。
アメリカが引きずりこまれたら本当に第三次世界大戦になっちゃいますからね。
そうすると、欧米の世界とかパッと見ると、
戦争してないとこって日本だけなんですよね。
ある意味、韓国だって北朝鮮とはやってるようなもんですから。
だからそういうことから考えると、やっぱり戦争してないっていうことが非常で、
で、今インド自身がパキスタンとやってます。
だからそういうことがあって。
で、次がですね、それだからっていうことなんですけど、
非常に安心な国であるっていう。
で、なんで安心なのかっていうことをサポートするのがいくつかその後出てきたんですけど、
日本人はやっぱり誠実で勤勉で、あと嘘をつかないって。
なんか、なるほどと。
それからね、もう一つ出てきたのが、
やっぱり街が綺麗だって。
これすごく綺麗だっていうことっていう。
それから何と言っても、
みんなですね、その世代、今新卒の世代っていうのはアニメとゲームなんですね。
これがもういわゆる、ある意味で言うと日本のソフトパワーになってますよね。
で、そういうところ。
それからさらにはですね、何と言っても和食。
和食ブームっていうのは世界的になってますけど、
やっぱり美味しいって食事が。
だからここあたりがですね、実は夢の国なんだというね、
意識っていうんですかね。
あのがあって、で、来たいと言ってるわけですね。
だからこれはすごいなと思って。
他の企業もいろいろと外人を採用してますし、インドとかああいうところでも採用してるんだけど、
実はほとんどが海外採用なんですよね。
日本に連れてきて、しかも日本に卵の段階で連れてきて、
で、そこで育てるっていうのが、それが80名クラスになるっていうのは、
たぶんね、他には例を見ないんじゃないかと。
未来の展望
田中 愼一
ちょっと詳しくは調べてないんですけど、
たぶんそれだけ新しい動きっていう形ですね。
で、これは実はこの企業だけじゃなくて、
もう一つそこを先行してる企業もあって、
で、その企業はどっちかというと精密機械の、
まあ大企業って言っても、超大企業じゃないですけどね。
いわゆる自動車関係でいろいろ部品、精密機械等々の供給をしていたところから、
徐々にいろいろなジェットエンジンとか、
さまざまなエンジン絡みの精密機械をやっている会社でも、
実はかなり前、もう十何年前ぐらいから、ベトナム人の方をですね、
あくまでベトナム採用じゃなくて日本採用で、
日本に来てもらって日本で働くという、
そういうプログラムをずっと始めてて、
そこの工科大学と提携して、毎年新卒を定期的に入れてるというところがあって、
で、今度その企業もインドにですね、から採用を始め、
今回、今僕が話をしてる方のアドバイスしてる企業と一緒に、
今回インドにも採用を伸ばしたっていうことで、
だからある意味今後そういうですね、
特にインドとか東南アジアとか、
そういうところから技術者の卵、新卒の人たちを入れて育てるっていうことが、
一つの日本のね、企業のやり方なのかなと。
ただもちろん結構いろいろ課題はあると思うんですね。
今言ったようにみんなすごい期待が高いですよね、日本に対する。
だからそれに応えられるのかどうかっていうのが、そこが試金石で、
やっぱり日本に来てよかったっていうのは、
早く思ってもらいたいし、もっというのは失望するのも早いですからね。
そこなんかが非常に心配項目であるっていうことと、
それからあとはまだ若いですから、20代前後ですから、
しかも半分女性ですから、
やっぱり不祥事が起こるっていうことが起こるのがものすごく怖いですし、
そこをどうマネージしていくのかとか、
いわゆるそういう部分ですね。
それからあと実際に日本に慣れてくれるかどうかとか、
あるいは今いる日本人との融合が可能かどうかとか、
さまざまな問題があるんで、
その企業はですね、とにかくプロジェクトXじゃないですけど、
プロジェクトチームを作って、しっかりと対応していくっていう。
それから将来的にはですね、
たぶんそういう技術者の卵って一人前になってくると、
それは何年?5、6年か。わかりません。
今スピードが早いから、
結構育成する期間っていうのは短くなってると思うんですけども、
AIもあるし。
わかんないけど、そういうふうに技術を身につけると、
やっぱり逆に言うと給料の高い欧米の方の会社にね、
行ってしまうっていうのも一つあるんでね。
いろいろな心配項目はあるんだけども、
一つの日本の今置かれてる状況から考えたときに、
日本がユートピアだと、実は思われてるんだと。
少なくとも僕の世代以上の人たち、あるいは60代以上の人たちって、
あんまり日本がユートピアとは思っていないんじゃないか。
少なくとも僕の場合は思っていなかったし、
僕にその話をしてくれた人も思っていなかった。
ユートピアは求めるもんだ。
外に求めるもんだっていう発想に気づかされたっていう、
そういう発想を持ってたっていうね。
だからこれからやっぱり日本にユートピアがあるんだと。
だから外に向かってユートピアを求めるっていう姿勢は、
ある一方で日本の中にあるユートピアっていうのをしっかりと守っていくっていうかね。
それが非常に重要じゃないかなって気がしますね。
で、どうですか?
皆さんは全然そういう意味で言うと違う世代になるんで。
日本のユートピア
田中 愼一
まあ、違う世代って言ってるね。
高木 恵子
ありがとうございます。違う世代。
田中 愼一
やばい、リスペクトしないといけませんから、そこは。
違う世代ですから。
高木 恵子
私はもう、でもどっかのタイミングで、
やっぱり日本がユートピアになりましたよ。
田中 愼一
この10年ぐらいですかね。
高木 恵子
やっぱりそう思いました。
一番はやっぱりその戦争ですよね。
こんな急に、昨日平和だった自分の生活がこんなに変わるのかっていう。
まあ、ウクライナとロシアの。
やっぱりあれを見てから、なんかやっぱり日本、
なんだかんだ言って日本はやっぱりいい国だ。
いい国っていうか、日本に、やっぱ最後まで日本にいようっていう気になりましたね。
私も割と外に向く思考だったんですけど、
なんかもう、やっぱ最後は日本だなっていう気持ちになりましたね。
あとご飯もおいしいし。
田中 愼一
ご飯もおいしいしね。
高木 恵子
やっぱりそこはもう。
田中 愼一
レストランもいいしね。
高木 恵子
断然そういうふうになりました。
田中 愼一
今アメリカに住んでる、真っ只中にいるヒロちゃんどうですか。
中川 浩孝
まあそうですね。
まあでも、もう日本に行きたいとか日本大好きとか言っている人が、
私の周りにもたくさんもちろんいるわけですけれども、
やっぱりそういった人たちの感じている日本の良さっていうのと、
まさに今その大学生の方が考えたのは全く同じことを言っていて、
食べ物がおいしいであるとか安全であるとか、
価値観の共有
中川 浩孝
街が綺麗であるとかっていうのは全くもその通りだなっていうのは、
多分ですからそのインド人の大学生が感じているだけじゃなくて、
多分日本を訪れた人、あるいは日本に憧れを持っている人たちにとって、
日本はそういう国だっていうイメージは非常にもう強く根付いているっていうのは、
私もすごく感じます。
で、それ自体はすごく日本人、私も日本人として誇らしく思うし、
それは素晴らしいなと思うんですけれども、
それってなんか日本人がそれを聞いたときに、
だからこれでいいやっていうのは、
私はちょっと違うかなと思っていて、
その日本人がその海外の人が日本のことを褒めてくれたのをすごく喜ぶ、
私もそういうふうにいう意味では嬉しいですけれども、
その時に、だから日本の中だけ日本にいればいいやっていうのは、
ちょっと私は違うかなと感じていて、
それをやっぱり自分で確かめるっていう作業は、
私はすごい大切なんじゃないかなと思っていて、
やっぱりその海外に出たときに大変だった、
やっぱり日本で良かったなって感じるっていう、
その自分の体験が私はすごい大切だと思っていて、
人から聞いて、海外怖いって聞いたから行かなくていいや、
日本安全だしっていうのは、
私はすごく消極的だなっていう感じがするので、
やっぱりその見た上で、知った上で日本の良さを感じるっていうのはすごい、
そのアクションが一つ入ることによって、
やっぱりよりそれに対してのリスペクトが生まれるというか、
こういう国に生まれてすごく自分は幸せだなと感じることができるっていう意味では、
なんかそれを自分でやっぱり体験するっていうのは、
私はすごく大切だなと思うっていうのが一つと、
あともう一つ今の話を聞いていてすごく思ったのが、
さっき言っていたみたいに、
もちろん大学を卒業してすぐGoogleに行きますとか、
すぐAppleに行きますみたいなエンジニアの人もたくさんいるはずで、
エンジニアってやっぱりそのある意味その経験が必ずしも経験がなくても、
すぐに仕事ができるという意味では、
エンジニアの人ってどこにでもすぐ行って仕事ができるところもあると思うので、
だからこそ大卒なのにすごいお給料いきなりもらえるみたいなところが、
すごくアメリカではあって、
そういうところを目指してGoogleとかAppleとかに来る人たちもたくさんいるんだと思うんですけれども、
そういった中で日本のその良さ、
日本では給料はそんな高くないんだけれども、
すごくやっぱりカルチャーがいいであったりとか、安全であるとか、
そういう部分を好きと言ってくれて日本に来てくれる人っていうのは、
ものすごく大切にしなくちゃいけないなってやっぱり感じて、
国っていうのはもうなんかボーダレスな世界がどんどん進んでいくのかなと思ったら、
今ちょっと分断の時代がちょっとやってきていて、
そういった中でやっぱり国ってもしかしたら単純に地域的なものではなくて、
価値観を共有できる人たちの集まりっていうのが実は国なのかなって気がだんだんしてきていて、
日本に住みたいと思う人っていうのは日本の価値観が好きで、
私もその価値観に共感できるから住みたいっていうふうに言ってくれる人たちの集まった国になったら、
それは日本という国としてすごく幸せだなと思って、
人種だけじゃなくて、
やっぱりカルチャーとか文化、
文化というかその習慣とか、
そういったものを共有できる共同体というか、
そういうものとして国が進んでいくとすごくハッピーかなと思うし、
そういう意味ではその日本の魅力っていうのがもっと高まるのかなっていうのを今すごく話していて感じましたね。
田中 愼一
経験ってすごく重要だと思ってて、
僕も、僕自身が帰国子女なんで、
やっぱり海外にいた時にやっぱり日本に対する、
なんていうのかな、
日本があまりにも知られていないんだけども、
でも実は日本はすごいところがあるんだよっていう、
なんていうか海外にいて初めて日本のありがたさっていうのが実感する。
だから多分体験はマストだと思いますね。
だから逆に言うと、
ある意味で言うとやっぱりそのユートピアっていうのは、
もちろん自分の日本の中にユートピアがあるってことを自覚することがまず重要だと思うし、
その自覚っていうのは今、
ヒロちゃんが言った体験するっていうことが最もで、
話を聞いてっていうのは自覚じゃないですからね。
やっぱり自ら海外に行って、
その時にはやっぱりユートピアを外に求め続ける意識っていうのは、
まだ持ち続けたほうがいいと思うんですけども、
ただ今の話を聞いてると、
やっぱり自覚させるっていうことがすごく重要で、
そうするとみんな積極的に海外に行って、
まずは体験して、
日本のありがたさっていうのをやっぱり経験するっていうのは絶対重要だなっていうのは、
僕も大賛成です。
あともう一つは、今言った価値観の共有。
これすごい重要だなって思います。
ヒロちゃんが言った。
なぜかというと、カルチャーとか習慣っていうのはですね、
全員違うわけですよ。
多様ですよね、世界。
言い方、誤解を生じないように言いますけど、
カルチャーとか習慣っていうのは、
ある意味、病原菌に似てるんですよ。
他のカルチャー食っちゃうんですよ。
他の習慣を食っちゃうんですよ。
高木 恵子
確かに。
田中 愼一
これは僕が白豪主義の世界に小さく経験した中とか、
いわゆる差別っていうものっていうのを経験し、
アメリカでも僕はある程度その差別意識経験してますけども、
いずれにせよ、やっぱり異なるもの同士って対立するわけですね。
カルチャーとか習慣とか価値観っていうのは、
価値観に根差した習慣とかカルチャーっていうのは、
お互いぶつかり合うことは間違いなくて、
時に相手を潰していくわけですよね。
そうすると、やっぱり価値観の共有、
カルチャーの共有、習慣の共有っていうのは絶対マストで、
逆に言うと国の定義っていうのは、今ヒロちゃんが言ったように、
価値観を共有する人たちの集まりっていうのは、
これは僕はすごい賛成だし、それがすごく重要だし、
かつてのアメリカはそういうとこが少しあった。
今は価値観の分断が行われちゃってるんですよ。
中川 浩孝
本当にそうですよね。
田中 愼一
共有じゃないんですよ、あれ。分断なんですよ。
現代の危機意識
田中 愼一
で、アメリカはやっぱりその価値観の共有というところを旗頭に、
長年世界のリーダー的な、あるいはいわゆるユートピアを提供してたわけですね、世界に対して。
だからみんなアメリカへ、アメリカへって言って、
それがアメリカのユートピアっていうものに支えられた、
アメリカの繁栄っていうものを来たわけですよね。
ところが、今になってトランプ現象っていうのは、
別にトランプ個人が悪いって言うわけじゃないんだけども、
現象として、実は気をつけなきゃいけないのは、
今までのユートピアを支えていた価値観の共有っていうとこから、
価値観の分断という世界に入ってきちゃってて、
ましてやアメリカの価値観の分断が始まると同時に、
海外では戦争が起こってるわけですよ、今。
つまり、やはり異なるもの同士がぶつかる摩擦が強くなっちゃってるんですね。
共有よりも。対立が強くなって。
これが今、やっぱり僕一番危機意識持ってますよ、生まれてから。
今ほど危機意識を感じるっていうのはないですね。
下手すと第三次世界大戦ってもう始まってるのかもしれない。
未来の時代から歴史を紐解いたときに、もう始まってるんですよ。
2024年から始まってるとかね。
世界の第三戦争は、まず第二次世界大戦はどこでしたっけ。
オーストリアの皇太子が撃たれたときからでしたっけ。
あれ確か第一次だったかな、あれは。
とにかくそういう一種の一つの事象だったものが、一挙に拡大して世界大戦になっちゃった。
特に第一次も第二次も、アメリカが参戦してから世界大戦になっちゃったわけですよね。
ってことは、今回もイラン、イスラエルのところにアメリカが巻き込まれると、
間違いなく第三次世界大戦は始まっちゃうんじゃないかと思いますけどね。
で、そのときに大統領が今トランプでしょ。
怖いですよ。
高木 恵子
確かに。
田中 愼一
怖い。
なんだっけ、彼のあだ名ってのは、強そうだけど実はチキンだってのはあるじゃないですか。
なんか英語で言い回しがあって、ストロングバットチキン、略してなんとかなんとかって言って。
中川 浩孝
はいはい。
田中 愼一
なんか、何でしたっけあれ。
チキンアウトって書いてある。
中川 浩孝
タコってやつですよね。
田中 愼一
タコ、何でしたっけタコ(TACO)って。
中川 浩孝
トランプオールウェイズチキンズアウトっていうのの頭文字ですよね。
田中 愼一
タコね。
そう、トランプオールウェイズチキンアウトね。
で、それを願うばかりですよ、こっちは。
チキンアウトしてくださいよと。
変にイランとイスラエルのあれに引きずり込まれないことですよね。
だから唯一このタコを頼りに、てな話ですかね。
ただ価値観の共有ってのはすごく重要ですよ。
だから僕も、まあ確かに82人とかすごい人数のそういう人たちがどんどん入ってくる。
で、そういう人たちはみんな違う習慣やカルチャーやそういうものを持ってるんで、
やっぱり、ひろちゃん指摘したように国の役割としては、
だから入国管理っていうんですか、言葉よくわかんないんだけども、
移民管理というか、入れた人をどうやって価値観を共有していくかって、
それはこちらの価値観を押し付けることじゃなくて。
中川 浩孝
そこ難しいんですよね。
田中 愼一
難しいんですよ。
中川 浩孝
自由なはずなので、そこに関してはね。
考え方であったり宗教だったりとか、信条は。
田中 愼一
だからすごくね、こっちの価値観を言うんじゃなくて、
一番いいのは、それがいわゆるアウトヘイベンしてその上に使用するような、
上がっていく次のレベルに融合して、新たな第三の価値観っていうのが共有されてくる。
そういうのかなと思いますね。
ただ、インドはもともと多神教って昔から言ってるけど、
仏教の発祥の地であり、バラモンとかヒンズー、仏教ってのはみんな同じ穴の無地ななんで。
はっきり言うと。
ある意味、ユダヤ教とキリスト教とイスラム教みたいなもんですよ。
だからある意味、そういえばそうか。
彼らは一神教だから対立してるんだな。
しかもインドっていうのはそういう意味で言うと、
日本の価値観と外国人の影響
田中 愼一
日本の価値観を共有する土壌はあるとは思いますけどね。
だからインドっていうのは確かに狙い目としてはいいなと思いますよね。
高木 恵子
でも日本がきちんとしてるとかっていうところで、
最近だから外国人旅行者も礼儀正しくなったって言うといいですけど、
でもやっぱり日本はこうだから、
日本に来たらちゃんと並ぼうとか順番を守ろうとか、
やっぱり街がきれいだから汚しちゃいけないっていうのを、
だんだんそれが浸透してきてるような気がします。
田中 愼一
それすごいいいポイントで、
基本的には今言った美徳っていうのは、
はっきり言って納得いきますよね、どの人間にとっても。
一部の人間には納得いかない場合もあるかもしれないけど、
ほとんどの人間には親切にするとか、
ちゃんとフェアに並ぶとか、
こういうところってのはやっぱり共通なんですよ。
だからそういうものを使って説明していく日本のカルチャーを。
高木 恵子
中国人っていう名前を出しちゃうとあれだけど、
どうしても中国人はそういうルールを守ってくれないっていうのがイメージであるけれども、
他の中国人の私の友達とかで言うと、
やっぱり同じ中国人でも、
あんまりルールを守らない中国人をよく思ってない中国人もいっぱいいて、
そうすると、だからやっぱり日本に来るとすごく生活がしやすいとか、
気分が良くなるっていうことを言っている、
そういう外国人の人たちもいっぱいいるから、
一概にある程度のステレオタイプっていうのは、
いろんな国であるかもしれないけど、
やっぱり日本がこうだから、もっと日本に来たいよね。
日本ってきちんとしてるからやっぱり生活しやすいって思ってくれるのは、
なんか増えてきたような気がする。
田中 愼一
たぶん経験っていうのは、さっきヒロちゃんが指摘してたように、
日本に来ると、そういういろんなカルチャーっていうものを経験する中で、
納得するわけですよ。
ルール守るの大切だなとか、
親切だなとか、
それから嘘つかないって世界中の美徳の一つに言われてるけど、
実際に嘘つかない国民だとか、
なんかそういうのを体験すると、
基本的には来た外人自身も変わってくるわけですね。
だから日本に旅行に行った人は、
3ヶ月で人が変わってくるみたいにね。
みんないい人になってくる。
だからいい人になるためには日本に行こうって感じで、
ツアーが組まれたりとか。
高木 恵子
いいですね、いいですね。
田中 愼一
Honesty is Japanese way なんつってプログラムつって、
でもたくさんね、3ヶ月いれば大丈夫ですとかね。
その3ヶ月間は、たんまり食事をとって、旅行して、温泉行って、
体験してください、日本の親切さ、ホスピタリティーを。
何だっけ、ホスピタリティーの日本語って、おもてなし。
おもてなしを、そういうキャンペーンをやればいいんですよ、政府は。
高木 恵子
本当そう思う。
中川 浩孝
そこにね、我慢しきれなくなる日本人がでてくるのが困るんですけど、
そこが今オーバーツーリズムとかね、
やっぱりあまりにも行きすぎてしまうと、
なんかこうね、不満が溜まってしまったりはするので、
バランスが難しいですね。
田中 愼一
バランス難しいですよ。
で、一つの尺度ってあるのは、
これが意味があるかどうかわかんないんだけど、
赤信号になると渡らない?
高木 恵子
あー、確かに。
田中 愼一
これ結構外人ね、守ってる人、一生懸命守ってる人見ますよ。
高木 恵子
そうですね、そうですね、確かに。
田中 愼一
僕は想像した以上に守ってる。
全員がとは思わないけど、想像した以上に守ってる。
逆に日本人の方が守ってないのが増えてる。
だからまあ、いずれにしても日本に来る人たちって、
ある程度の緊張感を持ってくるんじゃないですか。
中川 浩孝
だといいですね、逆にね。
田中 愼一
ルールを守らなきゃいけないとか。
嘘ついちゃいけないとか。
高木 恵子
それが自分にとって居心地がいいって思うようになってきて。
中川 浩孝
そうそう、そこがポイントなんですよね。
高木 恵子
それがやっぱり日本へのリピーターが増えてるっていうのは、
なんか私すごい感じますけどね。
田中 愼一
だと、じゃあもう日本のね、グローバルの位置づけ、
人間性浄化マシーンって感じだよね。
日本に行けばみんな浄化されて戻ってくる。
だから年に1回は行きましょうとかね。
高木 恵子
そうですよね、いいですね。
田中 愼一
浄化マシーンって。
年々、毎年来てる日本人は、
徐々に徐々に悟りの境地に行くわけですよ、みんな。
日本人はみんな悟ってる。
だから日本人はみんな親切さだけじゃなくて、
日本人はみんな悟ってる、嘘つかないって。
なると日本は結構安泰かもしれないですね。
中川 浩孝
だからそこに来て、
たぶん窮屈に感じる人もいると思うので、
そういう人たちは来なくなるので、
だんだんフィルタリングされていって、
日本が好きで、日本の価値観が好きだと思える人が、
やっぱり頻繁に来るようになる。
田中 愼一
頻繁に来るようになる。
で、頻繁に住むようになる。
中川 浩孝
そういうことですね。
田中 愼一
そういうなると、価値観を共有した人種じゃなくて、
従来の国籍じゃなくて、
価値観を共有した人が集まってくる、
アメリカでは作れなかったユートピアを日本で作る。
ユートピアの創造
中川 浩孝
押し付けではないんだけれども、
同じような価値観が共有できるところっていう、
それは非常にね、本当にユートピアですよね。
田中 愼一
本当に難しいですよ。
高木 恵子
田中さん本を書いたらどうですか?
それを広めるっていうのはいいじゃない?
英語と日本語で。
田中 愼一
英語と日本語で広める。
そうですね、AI、どっかいいAI紹介してください。
こういうふうに喋ってたら、
どんどんどんどん本になっていくようなね。
もう今の一時間で一冊の本が出来上がってるとかね。
高木 恵子
そうですね。
田中 愼一
序章から始まって、
もう全部、論理的にこう全部やってもらって。
中川 浩孝
いや、できる。結構できると思いますよ。
高木 恵子
もうそうですね、それできそうな。
34:13

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