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中川 浩孝
コミュニケーション力を究めるゴールデン・トライアングル。 仕事でコミュニケーションを扱う3人が、これまでの経験や最新の話題を語りながら、コミュニケーションとは何かを一緒に考えていくポッドキャストです。
高木 恵子
みなさん、こんにちは。SEからPR、コミュニケーション業界に転職して、はや四半世紀以上、高木恵子です。
中川 浩孝
外資系企業でマーケティングを経験してきたアメリカ在住、中川浩孝です。
バンコクでの年末年始
中川 浩孝
明けましておめでとうございます。
高木 恵子
そうですね。新年初ということなんですが、ちょっと残念ながら、本日は田中さんがいらっしゃらない。
中川 浩孝
新年早々
高木 恵子
寂しい。なんか今年の第一回目なんですけれども。
中川 浩孝
そうですね。
高木 恵子
でもね、ヒロさんと私でせっかくなんで、なんかこの年末年始にどんな過ごし方をしたかみたいな話でもしましょうか。
私はですね、そうですね、このね、日本人にとってこの奇跡の9連休って言われてたんですよ。
だから何もしなくてもかなり長期の休暇を周りでもすごく範囲とられてていたと思うんですけど、
私はそのもっと前から、実はワーケーションみたいな感じで、タイのバンコクで。
中川 浩孝
いいじゃないですか。
高木 恵子
もうクリスマス前からずっと行っていました。
中川 浩孝
素晴らしい。
高木 恵子
それで、でもホテルでずっと仕事を昼間して、夜は美味しいタイ料理を毎日食べてマッサージをしてみたいな。
中川 浩孝
いいですね。
高木 恵子
そんな生活を送ってました。
中川 浩孝
いいじゃないですか。確かに私もシンガポール昔出張とかしたことありましたけど、
観光でわざわざ行くのももちろんいいんだけれど、夜十分楽しい時間というか過ごせて美味しいものが食べられるから、
逆に昼間は仕事をしていて、夜マッサージ行ったりとか本当美味しいもの食べるっていうのは、シンガポールもそうだしタイもそうですけど、
そういう過ごし方って全然できますよね。
高木 恵子
そう、やっぱり夜の時間が遅いですよね。遅くまでタイもシンガポールも空いている。
中川 浩孝
そうそうそうなんですよね。
高木 恵子
だから全然昼間は動かなくても、夜っていうか夕方以降でね、全くもって大丈夫みたいな。
中川 浩孝
時産もね、日本と少ないから日本と仕事するのもすごいやりやすいですよね。
高木 恵子
そうなんですよ。そうなんですよ。その通りで。
でなんか、コロナ明けで結構私海外、まだアジアから脱してない。
中川 浩孝
そうでしたっけ。
高木 恵子
一回ヨーロッパ行ったんですけど。
中川 浩孝
仕事で行ってましたよね。
高木 恵子
はい。あの休暇でやっぱ自分のなんかお金使って、お金使ってっていうか、
あの本当休暇で行くのはもう飛行機代がね、欧米は高いからアジアばっかりぐるぐる回ってて、
でもアジアもその物価の高さになんか面食らったんですけど、
実はなんかタイというかバンコクはまだ大丈夫だったような印象でした。
中川 浩孝
おー、なるほどねー。
高木 恵子
まあその今円安っていう為替のちょっとこうダメージ、我々日本人からすると、
あーあーってついつい日本円換算しちゃうとね。
中川 浩孝
そうですね、はい。
高木 恵子
あのちょっとショックはあるんですけど、ただ物価自体はその他のアジア諸国に比べると、
タイはまだそこまで物価上がってないんじゃないかなという。
中川 浩孝
なるほど面白いですね。じゃあちょっと日本と同じ近い状況というかあんまり値段が上がっていない。
高木 恵子
あーそうですね、でも私も最後に言ったのがもう多分カレコレ10年近く前なんですけど、
そこその時ともちろん比べるとものすごいなんてあんだろう都会化してますよ。
中川 浩孝
そうなんですね。
高木 恵子
ちょっと今回は本当街中しかいなかったんで、あんまりその地方みたいなところは行ってはいないんで、
地方がどうなったかっていう比較はできないんですけど、街中はもう大型ショッピングモールがバンバン建ってました。
中川 浩孝
なるほど。
高木 恵子
でその広さが半端ないですよね。
あの本当になんて言ったらいいんだろう。日本では多分幕張とかでも作れないぐらい。
中川 浩孝
あー本当に巨大なんですね。
高木 恵子
コストコなんかよりもめちゃくちゃ広くて、
一つの本当にショッピングモールがもう楽しいエンターテイメントの箱になってる。
だからそのショッピングモールの必ず前で、年末年始っていうかそのクリスマス前っていうのもあったからかもしれないけど、必ずコンサートをやってる。
中川 浩孝
すごいですね。
高木 恵子
すごいんですよ。それもちゃんと舞台があって、生バンド生演奏。
多分有名なアーティストだと思うんですよ。タイで。ものすごい人がやっぱり集まってコンサートやってるんですよ。
中川 浩孝
面白い。本当にみんなが集まる場所になっているってことですね。
高木 恵子
その場所が本当銀座だったり、表参道渋谷新宿ぐらいな、本当そのぐらいな繁華街のところで。すごいなーと思って。
だからそれにプラスもちろん旅行者もいっぱいね。タイだから来てて。
日本も今すごくインバウンドがすごいですけど、なんかすごい活気を感じましたよ。バンコクも。
中川 浩孝
えー。素晴らしい。いいじゃないですか。
高木 恵子
そうなんですよ。だからちょっとなんかこう、楽しかったです。少し。
日本のインバウンドと観光
中川 浩孝
バンコク以外からも。
高木 恵子
そうですよね。そうなんですけどね。
中川 浩孝
私はね、年末年始日本に帰ってきてますが、インバウンドという意味では本当にね、すごくて。本当に。しかもちょっと銀座のあたりに泊まっていたこともあったりとかして。
高木 恵子
びっくりしました?いろいろ。
中川 浩孝
びっくりはしないですけど、なんかもうここのところずっと銀座は外国人ばっかりっていう感じはあったので。
全然、まあそうだよねっていう感じではあったんですけれど。
にしても本当になんかこう、どこに行っても外国人がすごかったっていうのはすごいなと思ったのと。
やっぱりこう、本当に観光地とかもどうやって知ったんだろうとまでは言わないですけど。
本当にいろんな隅々まで海外の人が来ていて。
高木 恵子
そうなんですよね。
中川 浩孝
やっぱり情報の取り方っていうか、昔はね、ガイドブックを見てとかそういう感じだったと思うんですけど。
やっぱり今はYouTubeだの、TikTokだの、いろんなところから皆さん情報を取っているので。
やっぱり行きやすさっていうか、知るところとなった場所が今までと格段に増えていて。
実は初競りの次の日だったんですけど、豊洲のマグロの競りに初めて行ってきたんですよ。
高木 恵子
そうなんですね。
中川 浩孝
あれって今抽選になっていて、たまたま抽選が当たったので行ってきたんですけど。
それも半分以上が多分海外から来た人。
やっぱりみんな本当に興味を持ってきているというか、観光地としてすごい確立してるなと思って。
逆に日本人そんなに豊洲行ったことある人とかそんなにいないような気がして周りに聞いても。
高木 恵子
確かに。
中川 浩孝
近いといつでも行けるとか、あと逆に観光地としてやっぱり認識していないっていうのがあるんですけど。
すごいたくさんいたので、それもびっくりしました。
ちょっとでも嫌な気分になったことが実はあって。
高木 恵子
あららら。
中川 浩孝
多分市場関係者の人ではなかったと思うんですけど、観光客の人が別にふざけてたりとか全然してないし、ちゃんと歩いてはいるんですけど。
でも観光客だからそんな早く歩かないとか、ちょっとゆっくりめに歩いてる人がいたときに、後ろから来た人がとっととっとっとと来て、邪魔!とか言って。
そのまま歩いて去っていった人がいて、日本人もいますし、私は日本人ですしとか思ったんですけど。
ああいうのはすごい良くないなと思って。
普段そこにいる人、仕事をしてる人だったら特にはしょうがないかな、ちょっと迷惑になっているところもあるかもしれないんですけど。
でもそれ全体で今、日本の経済に成り立っている部分もあるので、マナーはもちろん守らなくてはいけないと思うんですけど。
別に全然マナーが悪かったわけではなかったので、それに対してああいうこと言うのはちょっと良くないなって私は思った。
日本人だからですけど、思ったっていうのはすごくありましたね。ちょっとそれは残念な気持ちになりました。
キャッシュレスの進化
高木 恵子
至る所でインバウンド疲れじゃないけど、オーバーツーリズムっていうのはわからないでもないですよね。
中川 浩孝
迷惑を実際にかけているところもあると思うので。
高木 恵子
普段ともかけ離れすぎちゃって、そこをあまり心地よく思ってない日本人の方たちもいるのはやっぱり現実ですよね。
中川 浩孝
全体としては問題なのは私も全く賛成だと思うんですけど、それを個人の攻撃にするのは全然違います。
本当それは良くないなと思った。
あと今回は私、前回日本に来たのは7月だったんですけど、そのときには全く感じなかったんですけど、コンビニとかでもそうだし、
普通のお店のユニクロとかのレジもそうなんですけど、
私、アメリカでは現金ほとんど使わないんですけど、日本では現金使うことがあるから現金も一応用意してるんですけど、
現金を払おうとしたら、お店の人に渡すんじゃなくて、そちらの挿入口の方から入れてくださいみたいなことを言われて、
レジの前にお札を入れるところがちゃんとできていて、そこに入れるっていうのを全然知らなくて、
本当ここ半年とかでまた導入がさらに多分進んできたんですよね。
皆さんはきっと住んでるから徐々に変わるから、多分あんまり感じないと思うんですけど、
私は今回突然いろんなところでそれが導入されたなと思って、とってもびっくりしました。
っていうのと、もちろんキャッシュレスが大体どこでも使えるようになったっていうのは、
やっと本当にそれは素晴らしいというか、現金持たなくてよくなったなっていう感じは、
今回すごく半年ぶりぐらいに帰ってきましたけども感じましたね。一気に進んでいかれたと思います。
高木 恵子
そうか。確かに。
ほとんど私も、もう現金持ってないですもんね、お財布に。
お財布を持たない?本当に。携帯だけかもしれない。
中川 浩孝
なくても大丈夫ですよね、本当に。身分証明書だけ持ってればいいかなって感じになった。
高木 恵子
確かに確かに。そうかもしれない。
中川 浩孝
それでさえ、どんどん統合が進んで、マイナンバーカードに何か、免許証もマイナンバーカードに統合されるとかっていう話があるんですよね。
高木 恵子
そうそう。
中川 浩孝
何でもかんでも。
高木 恵子
そうで私も、いつかな、12月1日、2日から健康保険証がマイナンバーカードと一緒にっていうか、
新しい健康保険証を発行しないというだけで、一応使えることは使えるんですけど、
それでちょっと私も眼科に行ったんですよ。
そしたら、マイナンバーカードを読み込むカードリーダーがやっぱりあって、
で、私思わず、あれこのカードリーダーって購入したんですか?それとも支給してもらえるんですか?って聞いたら、
これ買うのよって言われて、
で、どうやらこのカードリーダー自体がなかなかやっぱり在庫がなかったり、
すぐ使えなかったりっていうので、まだ導入できないところとかがあるみたいよ。
っていうのを言ってて、だからちょっとこう、日本ってその何て言うんだろうな、
なんかこう、どっかが新しいことをやるのに、ちょっとどっかが抜けちゃうんですよね。
っていう気が、なんかそこまで考えてたその端末も、
なんかちゃんと、最初はもうなんか全部配るとか、
なんかわかんないけど、最初の1年間リースでとか、ちょっとわかんないですけど、
うまくまず一斉のせでドンって、こう開始できるようななんかこう仕組みをね、
中川 浩孝
そうですね。
高木 恵子
考えなきゃいけないのに、なんかこれ買わなきゃいけないのよって、
で、そんなになんか安いものじゃないみたいで、もちろん端末だからね、
みたいなことを、ちょっとこう受付の方がおっしゃってたかな。
中川 浩孝
で、導入するということが決まってしまうけれど、実際にどうやっていくのかっていう、
ロジスティックスみたいなところが弱いっていう。
なんかそういうところが日本の強みかなと思ってたんですけどね、むしろ昔は。
高木 恵子
どうなんだろう、だからこう、こうなんて、全体を考える、
仕組みを考えるのはもしかしたらデジタル庁とか、そういうお役人のとこかもしれないけど、
そういう広める、エグゼキューションするその末端のところのいろんなルートって多分、
それこそ第三者機関というかベンダーというか、多分そういうところがきっとやるわけじゃないですか。
だからそこの何だろう、なんか連携なのか、そこへの細かな指示なのか、
っていうところがちょっとだから抜けちゃうのかな。
中川 浩孝
でもね、なんか病院が日本にはいくつあって、診療所がいくつあって、
だからこれくらい端末が必要になる、メーカーがそれがちゃんと準備できているかくらいのことは、
なんか確認しそうなもんですけどしないんだねっていう感じで。
高木 恵子
してるんだけどやっぱり、どっかでやっぱり足りなくなっちゃったとかなんかなのかもしれませんよね、わかんない。
中川 浩孝
どっかには余ってたりするのかもしれませんよね。
それは残念ですね。
マイナンバーカードの重要性
中川 浩孝
でも今回だから私はマイナンバーカードをちゃんとついに作らなきゃと思いました。
今までは別に交付カードみたいなので、別に番号だけ分かってればよかったっていいんですけど、
ついにマイナンバーカードを作ろうと思って、作ろうと思ったんですけど、
申請書IDっていうのが分からないっていうことにはたと気づき、それを市役所に送りに行くっていうのをこの間。
高木 恵子
そうなんですよ。連絡が来てっていうのがあってからだから。
中川 浩孝
でも本当はおっしゃる通り、ここまで一斉のせいでみんなやるんだったら、
やっぱり最初はもうちょっと全員に対してすごくわかりやすい状態で、
自動的にそれこそ送られるくらいの感じのことをやらないとなかなか広がらないですよね。
だってこれでまた自分で申し込んでくださいっていう、
それってなかなか自発的にっていうかね、結構皆さん、
私はたまたま日本に帰ってきてるときにやればいいと思ったからですけど、
普通にね月曜日から金曜日まで働いてる人ってやっぱりなかなかお休みを取って市役所に行くのって。
高木 恵子
そうなんですよね。
中川 浩孝
なんかもうちょっと優しくしてほしいなと思ったりはしましたけど。
高木 恵子
そうですよね。
あとはなんかもう会社に支給するとかね。
身元がわかってるわけだからもうなんか。
中川 浩孝
そうなんですよ。
高木 恵子
会社で配布しちゃうとかね、学校でとかわかんないけど。
中川 浩孝
そこはすごくなんか、逆に言えば戸籍制度もすごいちゃんとしてるし、
住民票とかでも人が管理されているんだから、
どこに誰が住んでいてっていうのは大体把握してるはずなんで、
その人たちに対してはもう自動的に何か取りに来てくださいって発行はしてあるんで、
取りに来てください。
身分確認というかね、その人がどの人なのか確認するっていうのが、
本当は今のところないですよね、実は。
その人が本人であるということを確認できるものって今までも何もないと思うんですけど。
高木 恵子
そうなんですよね。
中川 浩孝
でもマイナンバーカードがそれになるじゃないですか、結構個人のアイデンティティ。
高木 恵子
あとは運転免許証とかね、パスポートとかね。
中川 浩孝
そこでわかるっていうのはありますけど、
日本経済の未来
中川 浩孝
そういう意味ではこれが本当の意味での国民全員が持つアイデンティフィケーション、
IDになるのかなっていうのがあるので、
だったら本当最初はちゃんとやっていただかないといけない。
高木 恵子
そうそう、でもまだそれでもいろんな物議があるじゃない。
なんか自分の個人情報がね、オープンになっちゃってどうのこうのとかっていう。
自分の個人情報がオープンになっちゃってっていうリスクって、
まあいろいろ今ね、いろんな犯罪があるから怖いのはわかるんだけど、
自分のわからないけど、情報ね、
例えば病院行った自分の履歴がわかったところで、
やっぱあれなんですかね、困っちゃうのかなとか、
なんかその個人情報、銀行口座とか何か住所、
生年月日、電話番号がわかった、
なんか知られちゃって、
なんかそれで迷惑をこむるのは嫌だけど、
知られちゃったところで何かが発生するのかなって。
中川 浩孝
いやそれはね、私もすごい昔から思っている。
高木 恵子
ですよね。
中川 浩孝
結局なんか悪いことをしようとしているんじゃないかとか、
ちょっとそういうのが見えちゃうというか、
なんでしょうね、なんか知られたくないその気持ちはわかるんで、
オープンになったら嫌だなっていうのはもちろんあるけど、
とはいえ別に国がそれを知っているからといって、
なんか自分が何か隠し財産を持っているわけでもないし、
逆に言えばもう全部わかってるんだから、
それ以上取られるのは逆に嫌なんで、
むしろちゃんとオープンにするんで、
ちゃんと適切に払いますし、
それ以上のものは払いたくないんで、
高木 恵子
逆に言えばちゃんとオープンにしますよっていう感じなんですよね。
中川 浩孝
なんかクレジットカードの番号を知られるとか、
銀行の口座の番号とかカードを知られるっていうのはもちろんね、
誰かに悪用されたら嫌だなと思うのはあるけど、
それ以外に関しては別になんか私も、
高木 恵子
そうなんですよね。
中川 浩孝
何か隠す、別に、
それを誰かにこうやって私の情報これですって見せるわけじゃないので、
高木 恵子
そうそうそう。
中川 浩孝
とは思うんですが。
高木 恵子
反対のためにここまですごい時間かかったわけだから、
でももうこうやってやってしまえばね、別に、
ちょっと無理やり、
このタイミングのこの返し方って多少若干、
河野さんのちょっと唐突な号令があったっていうのはあったかもしれないけど、
でも実はすぐポンポンポンってこういうふうに、
急に何か開始になったっていうのもあったりするから、
中川 浩孝
何かやればもっと前にやれたのになーっていうのはありますよね。
それがやっとできたっていう感じ?
高木 恵子
そうですね、ほんとそんな感じ。
そうなんですよ。
中川 浩孝
もっと管理が、
管理社会的な国とかもたくさんあるような気はしますので、
それと比べると、
別にそんなに心配してもしょうがないかなっていう感じはしてしまいました。
高木 恵子
だから本当今年は何かもうちょっと、
少し経済というか、
経済だなぁ、もう少し何かこう、景気のいい話というか、
生活が送れるような1年になりたいなって感じですね。
中川 浩孝
その兆しはあるんでしょうか。
高木 恵子
どうなんだ、でもほら万博もあるし。
中川 浩孝
万博ね、確かに。
高木 恵子
だから何かこういろいろこう、
ちょっと頑張ってもらいたいな、日本経済もいろいろ。
中川 浩孝
そうですよね。
でも年末のね、本当に日産と本田の話じゃないですけど、
何かもしかしたらああいう話ってまだまだ出てくるのかもしれないし、
やっぱり国際的な競争力を上げるために、
高木 恵子
そうですね。
社会変化と企業の動向
中川 浩孝
合併とか提携だとか、
そういうのももっと出てくるのかもしれない。
そうそう、それは思ったのは日本に来て、
BYD、中国の車の会社のテレビCMをやっていて、
ついに日本でも中国の車売ってるんだと思って、
それが結構私は、正直言うとすごいなって思いましたね。
高木 恵子
そうですね。
でも買う人いるのかな。
まあいますよね。
中川 浩孝
でもあれだけ広告してるし、
あとそれこそハイアールとかも今回CMしてる。
高木 恵子
ハイアールはそうね、昔から。
中川 浩孝
あれもともとちょっと三洋との関係があったりとか。
でもなんか、日本にもやっぱり中国の経済の波がどんどん来てるんだなっていうのは、
なんか今まで以上に今回感じましたね。
高木 恵子
確かに。
中川 浩孝
だからこそやっぱり日本の会社はもうちょっと頑張らないといけないかなと。
高木 恵子
そうですよね。
もうちょっと今年は本当に元気な感じに。
でも昨日かな、ユニクロも三井住友銀行も初任給を30万とか35万とか値上げにするっていう。
なんかそれはいい話ですよね。
中川 浩孝
そうですね。
やっぱりそこが上がっていかないとね。
生活が変わらないというかね。
縮小してしまう感じがあるので。
それは大きいですよね。
高木 恵子
初任給が何十年も変わってなかったってちょっとびっくり。
びっくりでしたよ、私も。
中川 浩孝
だって私が新入社員だった30年近く前とそんなに変わってないですもんね。
高木 恵子
そうなんですよね。私もそうですよ。
だからそれはね、今の何十年後の人たちの給料がそんなに上がらないの。
なんかしょうがないかなって思っちゃいますよね。
そのスタートがもともと低いんだからね。
でもそれと面白い対比としては何でしたっけ。退職する代行サービス。
中川 浩孝
退職代行サービス、はい。
高木 恵子
あれがだから6日の月曜日にすごい数だったらしいじゃないですか。ニュースで見たけど。
あれも時代なのかなってすごい思っちゃいましたよね。
中川 浩孝
いやーでもそれこそコミュニケーション力のなさというか、
そこをやっぱりもちろん辞めることを面と向かって言いづらいとか、
気持ちもわからないではないんですが、
でもやっぱり人間というか社会で生きていくためにそこを避けるのはどうなのかなっていうのはやっぱりちょっと思っちゃいました。
もちろんブラック企業でそれを辞めるなんて考えさせてもらえないとか、
もちろんそういう会社がたくさんあるのかなって逆に思っちゃう恐ろしさというか、すごい怖い。
高木 恵子
なんか時代を物語ってる気がすごいしましたよね。
企業側がそうさせてるのか、そもそも若い世代のメンタルというか考え方が、
昔の我々の20代と全然違うようにはなってるのは確かだけども、
だからどっちサイドももう変わっちゃってるんですよねきっとね。
中川 浩孝
そうですよね。
高木 恵子
って思ったらなんか、いやーちょっと本当これからどうなるんだろうって。
中川 浩孝
まあでもそういうサービスがあるから使おうって思うってことですよね。
なんか私それは思っていて、
高木 恵子
確かに。
中川 浩孝
Uber Eatsとかもそうなんですけど、別になかったら食べに行くんだけれど、せっかくあるんだから活用しようっていうところもあるじゃないですか。
だからやっぱり人間の欲望とはちょっとまた違うかもしれないんですけど、
なんかあるんだったら使おうというか楽しようとか、その気持ちもわからないではないですよね。
やりたくないことはなるべくやりたくないし、その考え方は全然私もそうだし、
だからなんかそういうサービスが増えすぎているというか、なんかこう痒いところに手が届きすぎるというか、
そういう社会なのでそれを活用する人がいるのは仕方がないのかなと思ったりもしますよね。
高木 恵子
そうですね。
いやだから本当、
なんかまたこのもしかしたら5年?
いや5年っていうか3年でなんかガラッと変わっちゃうかもしれないですよね。
中川 浩孝
いやでも本当最近はね、変化が早いので。
高木 恵子
そうそう。
そのぐらいでもしかしたらなんか、
なんか全然、
最近話してる話と全く違うようなことを話してるかもしれない。
中川 浩孝
AIの話ね、本当田中さんとかよくしますけど、本当にこの1年、2年でまたさらにグインとなんかこう変わって。
高木 恵子
そうなんですよ。
中川 浩孝
本当にね、何でもAIっていうところで言えば、あと1年、2年で、
本当生活の中に普通にAIを使わざるを得ないというか使うことが、
それこそさっきのUber Eatsとか退職代行サービスのように、
あるんだから使えばいいじゃんっていう風潮がどんどんどんどん。
高木 恵子
そうそう。
中川 浩孝
AIは普通になるでしょうね、これは間違いなく。
高木 恵子
そうですよね、でも、
去年の何かの私リサーチで見たんですけど、そのグローバルで、
そのAIの利用率みたいな、
企業におけるかな、企業におけるAIの利用率みたいな、
なんか調査は見たんですけど、
日本が断然低いんですよね、利用率って。
例えば、
欧米ある程度先進国はもう使ってるのはわかってるんですけど、
例えばブラジルとか南米の方とかね、
あと中近東的なアラブ諸国の人たちとか、
あともちろん他のアジア諸国に比べても断トツに、
日本って一番低いんですよ、利用率が。
その時のね、世界本当何十カ国の何万人っていう企業。
ある程度多分従業員数が多い企業だと思うんですけどね、
そういうの調べられるのって。
あんまりそのちっちゃな本当数人の会社は入ってないと思うんだけど、
でも数十人規模以上の会社で、
やっぱ断トツ日本はまだ、
その会社仕事でAIを使ってますとか、使ったことがありますみたいな、
率がすごい低い。
中川 浩孝
面白いですね。やっぱりね、なんか日本はそこはなんか何て言うんだろう、
まだまだ労働集約的というか、
なんかちょっとそういう感じはでも確かにあるんですよね、全般的に。
高木 恵子
で、なんかやっぱり理由を聞くと危ないから、一番多いのは危ないからって。
そう、これってでもクラウドと同じ?
なんか私なんかもう何十五年ぐらい前に、
本当あの結構テック系のお客さんの仕事をたくさんしましたけど、
やっぱクラウドの良さが最初の頃わからなかったですからね。
で、すぐなんか自分の自社の、自社外にデータを置くなんてそんな危ないことって、
もうだいたい10人が10人行ってましたよね。
でも今やね、もうそのクラウドやってないと出遅れちゃうぐらいがね、
やっぱり世の中になってるから。
AIとクラウド技術の浸透
高木 恵子
これからAIがどういうふうにちょっとこの日本社会に浸透していくのかっていうのはまた。
中川 浩孝
面白くなってくるんじゃないですか。
高木 恵子
そう、面白いよなと思って。
中川 浩孝
やっぱりそこは乗っていかないとね、また遅れちゃうっていうかまた。
高木 恵子
そう、あとは誰がやってくれるかっていう。
中川 浩孝
そうですね。
高木 恵子
誰が本当にリードをね、引っ張ってくれるかなっていう、ちょっと気がしますけどね。
中川 浩孝
さっきのなんかでもね、セキュリティというかの話と一緒でちょっと心配しすぎで、
結局なんかそこまで、なんかその会社社内のなんかこう情報が漏れるみたいなことを言ったりする人すごく多いですけど、
もちろんなんか新製品の情報であったりとか、
なんかねそういう情報はあれですけれども、それ以外の情報ってそんなに別に、
もちろん企業スパイとかいるんでしょうけれども、
あなたの会社のそんな細かいことまでそんな気にしてないですよっていうことをもうたくさんあると思うので。
高木 恵子
そうですね。
中川 浩孝
切り分けるというか、お客様情報はもちろん漏らしちゃいけないからそこはダメだとか、
なんかそこの切り分け、何がこの会社にとって自分の会社にとって本当に外に出てはいけない情報なのか、
それ以外は別に問題ないのかとか、なんかその切り分けとかもそうだし、
なんか全部をやっぱり守ろうとすると、
なんかそれのせいで何かが進まないっていうことが起こるので、
これはダメ、これはダメっていうなんか線引きというか、
ちゃんとしないと、なんかねそういう意味では全てのことに対して、
全体としてルールを作ると難しいというかなんか、
管理はしやすいんですけど、そこのフレキシビリティがどんどん下がっちゃうから、
やっぱりこの情報は本当に出しちゃダメ、この情報は別にOKとか、
なんかその辺の感度というか、毎回毎回これは出していい情報なのか、
出しちゃいけない情報なのかみたいなのを、
常に考えるっていうことがすごく重要になってくる気はするんですよね。
そういえば今パッと思い出したんですけど、
多分他の会社でも似たようなことやってると思うんですけど、
私Appleにいるときにプレゼンテーションを作るときにレベルがあるんですよ。
会社の中でこれは外に絶対出しちゃいけない情報っていうこととか、
あるいはグループの社内では出していい情報とか、
こういう、そこに実はプレゼンテーションになんかこう、
ちゃんとこれはどのレベルのプレゼンですよっていうのを入れるんですよね。
これを今突然思い出したんですけど、
常に日頃からそういうふうに考えることって大切になってくるのかなっていうのは、
今まさに思い出しました、その話を。
高木 恵子
だからやっぱりこう日本って、個よりも個人よりも、
例えば学校とか会社とか、組織に守られてますもんね。
個が自分で対策を考えるとか、自分でやるというよりも、
やっぱりこう、周りというかその組織、
自分に置かれている組織が、
その仕組みとして、枠組みとしてこう、
全部整備されているから、あんまり気にしてないですよね。
中川 浩孝
そう、多分そうなんじゃないかと思うんですよ。
高木 恵子
そこが多分欧米と一番違いますよね。
中川 浩孝
逆に言えば、でもそのルールはすごいガチガチなんですよね。
だから逆に言えば、毎回判断しなくていいんですよ。逆に言えば。
でもなんか私の今までの経験は、やっぱり自分で毎回判断しなくちゃいけない。
それってやっぱり脳の中のいろんなところを常に使ってるんだと思うんですよね、ある意味。
その訓練は日頃からだからしておかないといけないんです。
そうじゃないと、そういう能力は発揮できないので、
いきなりだからね、ポンといきなり自分で考えてくださいって言われてもできないと思うので、
やっぱりこれからそういうふうに考えていくっていうことは。
高木 恵子
だから難しいですよね、ほんと。
中川 浩孝
それは難しい。
高木 恵子
それをいきなりだから、ほんとポンとこう、
なんか何もないとこに子供を投げるような感じになっちゃいますもんね。
いきなりは難しいと思いますから。
そう、だからそれこそどういうふうにトランジションしていくか。
日本政府も含めね。
中川 浩孝
そうなんですよ。
それからいきなりクラウドとか使うと、
お客さんの情報をクラウドに上げちゃったみたいなことが出てくるわけじゃないですか。
普段からそういうことを考えていれば、
お客さんの情報は外に出してはいけない情報だから、
繋がってないところに置こうとか、そういうふうに思えるけれど、
今まで全部社内の守られた情報、守られた中で扱ってきた情報を
クラウドに別に置いちゃうっていう感覚がだから、
そこは別っていう感覚がないっていう。
そこはやっぱり最初はトレーニングがかなり必要になってくると思います。
高木 恵子
そうですよね。
中川 浩孝
AIもだから一緒なんじゃないですかね。
高木 恵子
だからどう、ほんとどういうふうにこの日本社会に
AIが浸透していくか。
っていうかなんかもう完全に遅れちゃってはいるような気がするけど。
中川 浩孝
だからクラウドとほんとに一緒ですよね。
結局来るから、最初から使いこなしておいた方がいいなっていう気はしますね。
高木 恵子
なんかだからちょっと私も、我々目線でどういうふうになっていくかっていうのを
ちょっと今年は考えようかなって思いました。
仕事、企業としてどうのっていうことよりも、
なんか私たちの生活、普段でどういうふうにAIを使っていくかな。
クラウドもそうだったじゃないですか。
結局やっぱり個人で使う便利さって若干企業とも違うかもしれないから。
我々の本当に身近な生活の中でどういうふうにAIが浸透していくかなっていうのは
ちょっと考えようとかって思いました。
今年の抱負として。
個人と組織の役割
中川 浩孝
今年もだからこの中でAIの話はたくさん多分。
高木 恵子
そうですよね。
中川 浩孝
あると思うんですよね。
高木 恵子
じゃあ今年も頑張りましょう。
いろんな意味で。
中川 浩孝
健康に気をつけて。
高木 恵子
そうですよね。健康に気をつけて。
まずは健康、本当に気をつけましょう。