田中 愼一
そうですね、今やっぱりいろいろ見聞きして、面白いなあと思うのは、わかんないけども、中国の怒らせ方?
高木 恵子
怒らせ方。
田中 愼一
なぜかというと、怒らせる以外に道はないんだと思うんですね、中国って今のところ。
だからどこを怒らせて、どういう怒らせ方をするかっていうところでやらないとダメなんじゃないかなっていうようなことをふつふつと、最近のいろんな事情を見ながら。
で、そこで僕が面白いなと思ったのは、ダライ・ラマがグラミー賞かなんかで、瞑想かな?で表彰されましたよね。
で、あれ見てると裏があるんじゃないかと。裏っていうのは、ある意味でいうと、対中国的なね、あるいは対トランプっていうのもあるかもしれない。
あえてこの時期にですね、90歳のダライラマにあれを表彰したっていうのは、なかなか意図を感じざるを得ないなというふうに僕なんか思っちゃいますよね。
で、案の定中国怒り始めた。だから今後中国がこのダライラマに対して怒っていることと、中国が日本に対して怒っていること、どっちがどういう経緯にこれからなっていくか。
よりエスカレートしていくのか、だんだん鎮静化していくのか、あるいはずっと継続されるのか。ここあたりっていうのは結構見ていきたいな。つまりこれからは中国を何やったって怒らせてしまうわけですから、その怒らせ方を工夫するっていうのがやっぱり重要になってきてるんじゃないかなとは気はします。どうでしょう皆さん?
中川 浩孝
なんかでも中国の日本に対する反発というか反日的な話って、今って政府レベルでしかないですよね。
10年前くらいに反日デモとかがすごい強烈だった時期あったじゃないですか。結構日本のお店とかが襲撃されちゃったりとか。
その時と比べると、今回は単純に政府が言ってるだけなので、市民レベルというか国民レベルでは別に何か問題なってないし、日本に遊びに来る人は相変わらず来てるわけで。
あれはだからやっぱり作られた政府による作られた怒りというか、形式的な怒りというか。
そんな感じなのかなっていうのはするので、じゃあ国民がどう感じているのかっていうのはちょっとまだ見えないので、その辺は逆に本当は聞いてみたいですよね。国民がどう感じているのか。
田中 愼一
確かにね。多分ね国民がどう考えてるかを聞きたいのは、一番聞きたいのは中国政府、共産党だと思うんですよね。
多分、今回反日ののろしをね、上げたんだけど、なんかいまいち乗ってくんないっていう。
中川 浩孝
そうですよね。国民はあんまり反応してない感じはしますね。
田中 愼一
反応してないよね。だからそれはですから、ここの何年からかわかんないけど、昔っていうか数年前の調査でちょっと記憶があるのが、
日本に来た中国の方々っていうのは、ほぼ9割方は日本が好きになって帰ってくる。
だからとにかくどんどん受け入れて、どんどん返せば徐々に親日派がね、中国の中でも増えていくだろうと。
いう話をした記憶は今あるんだけども。だからそういう意味で言うと今回、前回と違って、前回ありましたよね。あれはなんだっけ。
あれの国有化、民主党政権の時だったな。島を国有化したんですよ、日本がね。
中川 浩孝
尖閣諸島ですね。
田中 愼一
尖閣諸島の国有化かな。日本国有化して、それでもう怒り狂った中国が。
あの時はすごい反日運動で、実際にデモも出てたけど、今回はそこまで全然行ってないっていう感じだったね。
だから、勝手に怒ってでいいんですかね。
高木 恵子
あれですよね。日本人もすごい、世代によって最近の若い人たちが変わってきたって言われてるのと同じように、当然のように中国人だって絶対変わってるわけじゃないですか、国民の意識。
だからやっぱり、昔の中国人はもちろん習近平さん的な崇拝者がいっぱい残ってらっしゃるんだと思うけど、結局習近平さん自体のパワーが、昔ほどなくなってるっていうのが現実だから、中国政府も焦ってるっていうふうには読み取れますよね。
田中 愼一
いわゆる軍内部を粛清しましたよね。少なくとも外側に出てると粛清。
あれ二つの見方があって、一つはいよいよ台湾有事、来年あたり始めるのかなと。
要するに、いわゆる軍事部隊を全て自分の直轄にして、それでやるっていうのが一つあるんだけど、
もう一方の真逆の解釈って多分、やっぱり恵子さん言ったように、もしかしたら結構屋台骨があって、崩れてきてて、
で、一番怖いのは軍がいわゆるクーデターを起こすことでしょうから、ああいう国は。
そうするとやっぱり軍を自分が直接掌握しとかなきゃいけないっていう感じなのかなっていう流れの一つの実証として、
今の中国の日本に対する反応っていうのがあるんであれば、それは一つあれですね。
ただ二通りのシナリオが描けるんでね。何となく、いずれにしても、そうですね、想定外なことが起こってしまう感じが僕はしますけどね。
高木 恵子
でも台湾有事は、どこの国も、特にアメリカ、中国、日本、台湾有事で本当に何か戦争、本当に最悪戦争とか起きても、どこの国もみんな損するって。
いろんな分析、アナリストとか有識者がみんな言ってますよね。
絶対どこの国も、やっぱりそれはマイナスなことになってしまうっていうからないんじゃないかなとは思うんですけどね。ただの脅し。
田中 愼一
脅し。脅しね。だから逆にいずれにしてもそれが脅しなのか脅しじゃないかは別としても、本当に双方、中国も含めて、日本もやっぱり被害を受けますよ、その動きで。
だからこの反日対応っていうのはやっぱりどっかでちょっと鎮めてもらわないと、やっぱり実害はもう出てきちゃってるんで。
田中 愼一
これが別に中国の先導なんかどうかは別としても、高市さんの答弁がひとつきっかけっていうか、曲解されたと日本人は思うだろうけども。
ただやっぱりリーダーが発信した言葉、それが質問に答えた内容であったとしても、やっぱりその背後に必ずリーダーの意図があるっていうふうに見るのが世界の常識なんで。
田中 愼一
だからさっきダライ・ラマが表彰されたってあれも裏に意図があるんじゃないかってみんな見るじゃないですか、やっぱり。
だからそれと同じで、中国もやっぱり一国の首相、日本の首相がああいう発言した背後には、もちろん曲解もすごく入ってるけども、僕から見るとね。
でもやっぱり何か意図があってあれを発信したんだって思うでしょうね。
そうするとその意図に対してこっちも何らかのメッセージを打たなきゃっていう、そんな感じの反応ですよね。
だからやっぱりリーダーの発信って気をつけなきゃいけないなっていうのはありますけど、それをちょっとまたトランプに言っちゃうけど、
彼の今の発信見てるとちょっと驚かされるんですけどね。彼が元々は、彼の行動の矛盾って、
ドンロー主義と言われているモンロー主義の再現ね。アメリカはとにかく西半球だけでやっていくからっていう、どっちかというと孤立主義だったのが、
だんだん今度は国連はダメだからって新たな機関を提唱して、そこのトップになって、
基本的には大統領を辞めたとしてもそこのトップで居続けるっていうような条件で、
どっちかというと大統領の後の仕事探しじゃないけど、西半球だけを見てるんだってアメリカじゃなくて、
アメリカじゃないかもしれない。アメリカがモンロー主義なんだけども、トランプは世界制覇主義なんですかね。自分のエンパイアを作ろうとしてるのかな。
なんかそんな感じがするんですけどね。だから下手すると、例えばヒトラーっていうのも似たような発想を持ってたのかもしれないけど、
トランプの方はそれに滑稽さが入りますよね。裸の王様的なところが感じるんですけど、皆さんどうですか。
高木 恵子
でも彼は、やっぱり意図して発信してるような気はするんですよね。
田中 愼一
意図してね。
高木 恵子
彼はね、分かってて。
田中 愼一
分かってて発信してると。
高木 恵子
のような気はしますよね。
田中 愼一
じゃあ何が、結構確かに物事は動いてるんですよね。いいか悪いかは別として。
高木 恵子
そうそう。
田中 愼一
アイスっていま評判悪いけど、移民対策の部隊なんかとか、
ああいうのがやっぱり実際できちゃって、実際それを実行して、不法移民を送り返してるのは現実的な話、リアリティの話ですし、
関税上げることによって、あれどうなるか分かんないけど、少なくともかなりのお金が入ってきたっていうのもあるし、
ただ問題はそれに対するネガの方の計算がなくて、
ポジだけあって、リスクの方の認識っていうのが甘いですよね。
だから関税上げたからじゃあいいのかっていうと、それの反対も絶対出てくるわけでしょ。
そこのバランス感覚がちょっと疑問がありますけどね。
実際アメリカに住んでるヒロさんどうなんですか。
高木 恵子
確かに。
中川 浩孝
そこを含めてやっぱり結果がちょっとどうあろうと、とりあえず揺らしてみるというか、
単純にそういうところを狙ってるんだろうなっていう感じはするんですよね。
田中 愼一
揺らしてみて、攻めるところを決めると。
中川 浩孝
本当に私は彼が世界を不安定にしたいかといったら、多分そうは思っていない。
しかも彼のビジネスだってそれでいいことなんかあるわけじゃないから、そうではないと思うので、
単純にやっぱり最近ちょっと生ぬるい感じになった考え方をちょっと正すために一回極端なことを言ってみる。
そういう人ってたまにいるじゃないですか。
本当にそう思って、私もミーティングの時に本当はそう思ってないんだけど、
みんなの意識をちょっと高めるためにちょっとこう極端なことを言ったりするみたいなことってあるじゃないですか。
そういう感じなのかな。
ただそれがやっぱり一国の大統領が言った時のインパクトっていうのは、
個人のさ、会社の中で言うのとはちょっとインパクトが違うよねっていうところの問題点はあると思うんですけれど、
ただちょっと一般の人たちにやっぱり何か今の現状の問題点をもう一度再認識させるっていう意味で強く言ってみるっていう、
わざと本当に確信犯的にわざとやっているっていうのは感じられると思いますね。
田中 愼一
なるほどね。それはね、彼自身が一体どういうものを今目的に置いているのか、オブジェクティブ。
で、それによって多分大統領であるべき、あるべきじゃないっていうのが多分一つ見えてくると思うんですけど、
パッと見てると僕の感覚には二つのオブジェクティブしかなくて、
一つのオブジェクティブはまず家族ファミリーのビジネスを反映させるっていう。
で、それがまず一つあって、だから彼の取る政策っていうのは自分のビジネスにどう影響するかっていう視点が間違いなく僕入っていると思うんですね。
いろいろなとこ見てるとすごく。で、あらゆるところでそれを仕掛けてるっていう感じがあるんで、
あの世界平和会議も多分どっかが儲かるんですよ。
中川 浩孝
世界評議会。
田中 愼一
で、それがまず一つと。
あともう一つのね、もっと致命的なあれっていうのはやっぱり、
ダライ・ラマとすごい対照的なんですけれども、やっぱりそのエゴイズムというか、
あの年になっていくと生きがいっていうのがどっちに行くかによってだいぶ変わってきて、
一方はダライ・ラマみたいに悟りの境地に入って落ち着いていく境地と同じ人間なんだけども、
トランプみたいにどっちかでエゴイズムっていうものを別に否定せずに、
あのダライ・ラマはエゴイズムは否定するわけですよ、基本的に。
まあ宗教家だからね、ある意味当然だけど。
でもトランプの場合はそれを否定しない、肯定する。
自分のエゴイズムを否定するから悪いってことは全然なくて、
人間だからみんなエゴイズムを持ってるわけですよ。
それを否定するか否定しないか、あるいは両方をうまくやるかっていうのは人次第だと思うんだけども、
やっぱりトランプの場合はエゴイズム肯定派だと思うんですよね。
別に悪いことじゃないと思ってるんですよね。
で、彼はそうなると徐々に生きがいをもし見つけるとなると、
まずは大統領ってあったんでしょうね。
アメリカの大統領になるんだ、俺は。
で、まさかなるとは思ってなかったと僕は思うんだけど。
で、2回目にバイデンに負けて、そしたらまた彼、もう一回大統領やってみるっていう。
で、その時は彼は本当になるかならないかってどこまで確信してたかわかんないけど、なっちゃった。
で、そうなっちゃったら次にじゃあ第3期に行こうかと。
3期、要するに2期までっていうのを3期にして大統領でい続けようという野望が出てきたけども、
どうも3期まで持っていくのは憲法改正は無理だろう。
そうすると、じゃあ何かっていうんで、じゃあやっぱり世界かなっていう感じで、
ノーベル平和賞を欲しいなって思うんだけど、
でも彼の生き甲斐からするとやっぱり世界に対して一番インフルエンスを与える人間にね、
もう大統領なんかじゃないと、アメリカの世界の、大統領っていないけども、
世界にインフルエンスを与える人間だって、人間のエゴイズムってどんどん成長していくわけね。
だから何かね、普通の人間というか人間の一つの差がというか、
ダライ・ラマとトランプを見てると、どっちに転ぶのがいいのかどうかは分かんないですよ。
トランプみたいにまさに世界の盟主みたいになってね、死んでっても、
多分死ぬ直前は結構サティスファイされて死んでいくのかもしれない。分かんないけど、
田中 愼一
ダライ・ラマはダライ・ラマで、多分違った形での満足で言ってるかもしれないし、
何か分かんないけど、そういう何とか人間のエゴイズムというものとどう向き合っていくのが重要か、
それによってですね、それがあるリーダーのポジションを取ると世界にいい影響もあるかもしれない。
今日、まるっきり違う、逆になるっていう。
それが最近ちょっと目立ってきてるというか、エゴイズム肯定案が増えてるんじゃないかな。
全体的に。
中川 浩孝
なるほど。
田中 愼一
って感じはありますね。
中川 浩孝
でもダライ・ラマとトランプっていうのは、私はエゴイズムというよりは、
本当に宗教観とリアリズムというか、そういう対立かなっていうふうにすごい感じて、
やっぱりダライ・ラマは理想を語っているけれど、
だからそういう意味では、オバマさん的な考え方とトランプさん的な考え方、
みたいな感じの対比に近いかなっていう感じはしていて、
やっぱり理想はあるんだけれど、やっぱり現実つらいよねっていう人たちが、
やっぱり理想主義だけじゃなくて、やっぱり現実主義に傾くっていうのが今、
それが実際に起こったことで。
トランプ現象のまさにそれは元のところにあるところだと思うので、
中川 浩孝
ダライ・ラマはもちろんわかるんだけれど、
でもやっぱり宗教を持ってこられちゃうと、それは勝てないよねというか、
ちょっとそれはずるい反則かなっていう気はしないではないですよね。
田中 愼一
確かにね。ただ僕の場合は周りからの視点というよりも、
本人たちの気持ちが知りたいんですね。
要するに世界の盟主になったトランプと、
トランプがその時どういう自分の人生に対する満足度があったかっていうのと、
ダライ・ラマ自身が今本当に満足してるのかどうか。
要するに宗教っていうのは手段じゃないですか、一つ。
別に自分が最後満足するかしないかっていうのは、
あくまでどの手段を選べばいいかの話で、
それを宗教として選ぶ場合もあるし、逆にトランプみたいに、
田中 愼一
世界のまず大統領になるっていうことから、
さらに世界の盟主になるっていうのが一つの自分を満足させる手段だった時に、
今あの二人がどういう気持ちがいるのかなっていうのは知りたいですね。
知ることはできないんだろうけど。
知りたいな、イメージしたいなっていうのがですね、
多分僕の興味の関心なんだと思います。
中川 浩孝
確かに。いくら平和主義というか宗教的な立場のリーダーだとしても、
やっぱりリーダーはリーダーですからね。
全体的にその共和制とかなわけじゃないですから、
一人結局トップにいる人だから、
確かにそういう人たちが何を考えているのかっていうのは興味深い。
田中 愼一
興味深いですよね、確かに。
だからまあいずれにしても、
彼らが本当にどういうふうな気持ちになっているのかっていうのが、
我々の日常生活に大きく影響してきますからね。
で、あと不思議なのは、不思議じゃないのかもしれないけども、
リーダー、出てくるリーダーが変わりましたよね。
全体的に言うとトランプ現象って絡めちゃうとあれだけど、
例えばプーチンさんとか習近平さんとか、
それからネタニヤフも入れるかな、イスラエル。
あといろんなところに、トランプも最大だけども、
ああいう形のリーダーが、
どっちかというと、右左って分ける人もいるけど、
別に右左あまり意味がないんで、
ああいう形の、もっと押し出しが強いリーダーが増えてきているような。
高木 恵子
それこそ、最近のキーワードの個性なんじゃないんですか。
田中 愼一
そう、まさに個性。
高木 恵子
ちゃんと個性が立つ人たちが、やっぱり今リーダーになっている、今の世の中。
田中 愼一
なってますよね。ビジネスの世界でもそうですよね。
イーロン・マスクもそうだけども、
その個性が際立ってきてるっていうか、
そういうリーダーがすごい目立ってきてるんですよね。
高木 恵子
昔だったら変わり者って言われてたかもしれないけど、
確かにちょっとね、変わってるのかもしれないけど、
それが逆にリーダーシップとして、
ついてく人も増えてるっていう現象が、今起きてるような気がしますよね。
田中 愼一
確かにそう。
なんか、なんていうのかな、一種の沈黙の時代の終焉。
結構、昔は沈黙は金なりっていう言葉があるじゃないですか。
高木 恵子
そうでしたね、はい。
田中 愼一
沈黙は金なりっていう世界があったんだけど、
だんだんその沈黙は金なりっていうことが終焉を迎えて、
逆に個性をそのまま出した方が、
個性を出すっていうのは結構エゴイズムとも連動してて、
ある程度個性を抑えるっていうのは、
エゴイズムを抑えるっていうのと重なる部分が少しあって、
結局、エゴイズムっていうものをある程度肯定する人たちが、
自分の個性をより発揮することによって、
出てきて物事を動かしていくっていう、
確かに時代の変化がありますよね。
だから、なんだろう、そういうのは一つの変化で、
そこにAIの激進が入ってくるっていう。
すごい世界です。
高木 恵子
でも、だからやっぱり人間は個性が必要なんじゃないですか。
AIと人間の違い。
AIが絶対生み出せない。
田中 愼一
でも、個性は本当に生み出せないんですかね、AI。
高木 恵子
いつかはできるかもしれないけど、
でも基本今のところはAIにはできないエリアっていうのは、
そういう感情とか個性とかっていうところですもんね。
田中 愼一
そうですね。
だから、AIが意識を持つかどうかっていうのがファーストステップで、
セカンドはAIが個性を持つか持たないかっていうのが、
セカンドステージになっていくんでしょうね。
高木 恵子
だって人間でも何が個性かって気がつくのに、
なかなか人間としても難しかったり、
じゃあ気がついてもその個性をどう育てるかっていう、
人間だって難しいのにそれをAIさんがどうやるかって、
すごい先の話のような気がする。
田中 愼一
確かにそうなのかもしれないけど、
AIを使わずに、
田中 愼一
例えばちょっと最近気がついて、
前もちょっと話したかもしれませんけど、
志を育てるっていうことを、
いろいろなコンサルがですね、
志を持ちなさい、志を持ちなさいって言うんだけど、
どうやったら志を持てるかっていうことを一切教えてないんですよ。
志はこうやれば作れますよって聞いたことないでしょ。
ところがコンサルは志っていうことを、
言葉で言うとミッションとか、
いろいろ別の表現ってあるけど、
そういうものをですね、やっぱり唱えるんですよ。
リーダーに対して。
それがリーダーシップトレーニングの一つの、
僕は志って言葉使いませんけど、あるんですね。
僕が今最近使ってるのは、
やっぱり志っていうミッションとか、
そういうものってどうやって出来上がっていくのかなっていうのを、
自分の中でずっとレビューしてみていくと、
そこにはステップがあるなっていうのが気がついたんですよね。
これすぐ気がついたわけじゃなくて、
何十年?下手すと30年ぐらいやって気がついてきたんだけども、
トレーニングやってますよね、今。
トレーニングやってると、
やっぱり自分の表現の仕方に一貫性を持たせ、
周りにこちらは役に立つ人間になって見られるための、
処方箋としてストーリーが重要だっていう。
ストーリーを持ちなさいっていうことで、
しばらくストーリーを持つことによって、
自分の表現のメッセージの出し方っていうのがコントロールできるっていう。
そのストーリーの主役になりなさいっていうようなことで、
ストーリーを教えていったわけです。
ストーリーっていうのは絶えず自分に言い聞かせや言い聞かせながら、
自分を絶えず毎日元気にしていくためのストーリー。
しかもそのストーリーは日々の経験や気づきに基づいて、
どんどんアップデートしていくもんだよ。
かつそのストーリーっていうのは、
自分の言葉、自分の経験、
そういうものを通じて語っていかなきゃいけないけど、
それは自分に語り聞かせていくことだと。
ストーリーっていうのは人に語るもんじゃなくて、
自分に語るもんであるから、
ストーリーは外に対してどうやって伝えればいいのかって言ったら、
自分の行動で伝えなさいっていう。
行動まで入れていく。
そういうことをやっていくと、
徐々に溜まってくるものとして、
例えばリレーションシップとかレピュテーションとか、
そういうストックの部分がちゃんと溜まってきて、
それが全部いわゆる無形資産として皆さんにお役に立ちますよと。
これが一貫性のあるメッセージを発信し続け、
自分自身のミッションというものを実現していく重要なツールですよって教えてるわけですよ。
実際僕それをずっと教えてる中で、
だんだん気がついてきたのが、
それやってると自分のミッションが明確になってるんですよ。
自分の志が明確になってるんですよ。
そこになんで明確になるかというと、
一つのストーリーがあって、そこに一つのキャラクターをイメージして、
そのキャラクターになりきるっていう行動を日々ルーティーンのごとくやってるわけです。
しかも週何回ぐらいコミュニケーショントレーニングをやるから、
そうするとそのストーリーを作らなきゃいけないよと教え込むわけですよ。
その時に自分のストーリーをまず、
語っちゃほんとはいけないんだけど、見せるために語って、
語れば語るほど、自分のストーリーを語れば語るほど、
だんだん自分の個性っていうのが見えてきて、
俺こういう人間なんだなって作り始めてきて、
それがどんどん逆に、
自分の志っていうのはもっと明確に見えていくんですよね。
だからそのプロセスがですね、もう少し明確に、
これからもっとなってくると思うんだけども、
なってくると、それをAIにやらせた場合、
AIにも一つの志っていうものがね、生まれてくるのか来ないのか、
っていうような夢物語をちょっと見てて、
だからプロセスさえ明確になればですよ、本当にね。
今言った僕プロセスが本当にその志を作るプロセスかどうかわからないけど、
少なくとも自分にとって実験してみると、
少なくとも自分自身の個性もそこで自分なりに自覚したし、
あとそれに伴う経験っていうのも全部取り込んでるんでね。
行動っていうのもあるから単に頭で考えてるんじゃなくて、
日々の行動の中で実際日々の仕事の中でそれを実践してってるわけですよね。
田中 愼一
だからそういうプロセスが明確になったら、
あとはそのプロセスを例えばAIにやらせると、
もちろんチャレンジはさっき言った感情面とかそういうのはあるとは思いますけどね。
でもなんかそんなプロセスが出てくると案外志を作るっていうのは、
逆に言うとAIなんかも個性とか志っていうのを持つようになってくる可能性はあるんじゃないか。
プロセスさえ明確になればね。
高木 恵子
そうですね。
田中 愼一
ただそのプロセスを作ることはできないと思うんですよ。
彼らにはそういう実体験、知識はあるけど、
その感情の動きとか実体験とか経験とか、
そういうもんっていうのは人間と全然違うんで。
高木 恵子
そう、学習させなきゃいけないからね。
田中 愼一
学習させなきゃいけないから。
だからその後プロセス次第かなって感じがする。
高木 恵子
そうですね。
田中 愼一
だからやっぱりこれからいずれにしてもAIは関係あるなしでなく、
やっぱり自分自身っていうのを知るっていう意味で自分の個性を知る、
それを自覚することがすごく重要な気がしますよね、生きていく上で。
だから個性の勧め、はい。