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映画「Riceboy ライスボーイ」
2026-05-21 12:15

映画「Riceboy ライスボーイ」

クリエイティブプロデューサー・三好剛平が時事のニュースについて、解説・コメントします。

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

クリエイティブプロデューサーの三好剛平が、カナダで公開される映画「Riceboy ライスボーイ」を紹介。この映画は、韓国からカナダに移住した未婚の母とその息子が、異文化や差別に直面しながらも絆を深めていく姿を描いています。監督自身の経験も反映された本作は、アイデンティティの探求と過去を敬うことの重要性を、静かながらも感動的に描き出しています。来週は「みんなで見たいアジア映画」をテーマにリスナーからのメッセージを募集します。

緊急告知と映画「Riceboy」紹介
関友ガズ、藤原珠希、変身ラジオ。緊急告知。
変身ラジオですね、超変身ラジオという広録をやりたいと思っております。
5月の23日土曜日、昼朝ヶ谷ロフト。詳細はですね、ぜひXなどチェックしていただきたいなと思います。
ということで、緊急告知でした。
この時間は日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案するCatch Up。
木曜日はクリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。
三好さん、おはようございます。
おはようございます。
さてさて、今日はどんなものを紹介してくれるんでしょうか?
はい、本日はKBCシンデマで、明日5月22日金曜日より公開となります、カナダの映画をご紹介します。
カナダ映画?
はい、この映画のタイトルをRiceboyというタイトルでございまして、
これね、韓国からカナダに渡った未婚の母とその息子が重ねた数年間を見つめていくというですね、非常に小さな作品なんですよ。
なんですけど、さらには有名俳優も出ておらず、あらすじもめちゃくちゃシンプルなもので、
だからこそね、ついつい皆さん見過ごしてしまいがちな作品だと思うんですけど、これがね、見逃すにはもったいないほどいい作品だったんですよ。
ということで、その魅力をここからご紹介していきたいと思います。
映画「Riceboy」あらすじと背景
まずは本作Riceboyのあらすじからご紹介したいと思います。
これ映画の舞台は1990年代のカナダです。
作品としては、韓国からカナダへ移住してきた母と息子の数年に渡る物語を16ミリフィルムの美しい映像で紡いだドラマ作品ということになります。
あらすじもう少し詳しくご紹介すると、恋人を亡くし未婚の母となったソヨンでしたが、
結婚しないまま生まれた婚外子の子供は市民権が得られなかったということもあって、
当時ソヨンは生まれたばかりの赤ん坊の息子ドンヒョンを連れて決心してカナダに渡るわけですね。
その移住した先のカナダ、異国の地で生活のために工場で働き始めるこのソヨンなんですけれども、
日々言葉だったりとか文化の壁及び日常的に晒される人種差別に直面しながらも懸命に一人息子を育てていくわけですね。
やがてドンヒョン君は16歳になりまして、現地の英語名でデイビットという名前も名乗るようになり始めるわけですけれども、
デイビット及びドンヒョン君はカナダでの生活に一見馴染んでいる様子でこそあるんですけれども、
心の奥底ではやっぱり自身のルーツだったりとか、あるいは一度も会ったことのないお父さんの存在にだんだん思いを募らせていくわけですね。
そんなある日、母と息子、この二人の元に訪れたある出来事をきっかけに、
二人は初めて韓国に帰郷しまして、悲しみの過去と対峙することになるが、というようなお話になっていくんですね。
まずこの作品で監督、脚本、編集、そしてさらに出演も果たしたのがアンソニー・シムというですね、
これ普段は俳優さんであり、また映画作家として活動しているようなそういう人なんですけど、
この人ですね、実は1986年韓国・ソウル生まれ、1900年代初頭に家族とともにカナダのバンクーバー郊外へ移住した韓国系カナダ人という人物でもありまして、
すなわちね、この映画それ自体が監督自身の個人的な経験に基づく物語でもあるわけですね。
かつ彼が幼少期に知り合った様々な人たちの経験も織り込んだようなそういう物語になっています。
この映画ライス・ボーイは2022年のトロント国際映画祭でプレミア公開されますと、
そのプラットフォームアワードという部門で最優秀賞を獲得しまして、
その後もですね、カナダのアカデミー賞と言われているカナダアカデミー賞で最優秀脚本賞、
及びプサン国際映画祭では観客賞など、世界中の映画祭で30位以上もの映画賞を獲得する注目作になったという作品です。
映画のテーマと監督の意図
ここからもう少し内容を深掘りしていくんですけど、
映画では先ほど申し上げたように異国の地でシングルマザーとして、
なんとか愛する息子との生活を整えるべく日々奮闘していくこの母ソヨンと、
カナダの学校で周囲とは異なるアジア人として扱われながらも、
なんとか白人コミュニティに適応しつつ、本来の自分だったりとか、
そのアイデンティティを模索している息子ドンヒョンというですね、
この2人の物語が展開していくことになります。
この映画ね、とにかくその物語自体は本当にシンプルで、
もっと言えばこうした題材を扱う映画としては、
もうほとんど典型的とさえ言ってもいいかもしれないぐらいのものなんですね。
こう場面が想像できるような。
でしょ。さらには、そうそうそう。
でね、劇中にもいわゆるその飛び道具的な演出だったりとか、
バズりやすい場面があるわけでもないんですよ、正直ね。
だからといって、この映画が凡庸で見る価値のない作品には、
決してなっていないということをね、ここに強調したいわけですね。
たとえ一つ一つの物語の要素だったりとか、
その演出手法、あるいはその仕掛けみたいなことも、
極めてオーソドックスなものであったとしても、
それらが正しく使われさえすれば、
観客に確かな驚きとか、感動を与えることは十分可能なんだ、
ということをこの映画は証明していると思います。
実際ね、僕はこの作品、正直ね、ここにも今まで言った通り、
正直なんか、そんなにどうかな、見るかなぐらいの気持ちでいたんですよ、
当初はね。だったんですけど、これ見始めて、見進めていくほどに、
おお、どんどん良くなっていくなっていう感じがあって、
さらにはもう終盤に至っては、
なるほど、これは確かにいい映画だって確信させられたほどなんですね。
アイデンティティと過去の探求
映画の中で特に重要なのがやっぱり、
息子ドンヒョンが自身のアイデンティティを求めて、
そのルーツをたどるっていうことが一つ大きな主題になっていくんですね。
そのきっかけとなる劇中のある場面で、
アメリカの活動家であり、詩人であるマヤ・アンジェロというですね、
女性が発した一節が読み上げられます。これちょっと紹介します。
私は過去を敬う。来た道を知らなければ、行く道もわからない。
この一節は、映画では非常にさりげなく紹介される一節なんですけど、
実はこの一節が本作全体をまず貫く重要な投げかけになっていきます。
さらには、これね、劇中ではそこまでしか紹介されないこの一節なんですけど、
実はね、僕ちょっと改めて調べたら、こんな続きがあるので、
ちょっとこの続きを紹介したいと思います。
私は過去を敬う。が、今を生きる人間でもある。
私は今ここにいる。その現在に全力を注ぎ、やがて次の場所へと進んでいく。
こういう続きがあるんですね。
まさしくこの映画ではこういうことになっていくわけです。
すなわち、本作ね、最後まで見た時に、
僕は改めてね、自身のルーツを探るっていうのがどういうことなのかっていうことをですね、
改めてその意義も含めて教えられたような感覚を覚えたんですね。
で、自身のルーツを探るっていうと、通常は言ったら過去を調べ上げて深めていくっていうだけのものに
ついつい思いがちかもしれないんですけど、これ違うんですね。
自身のルーツを探るっていうことは、どこまで行っても今ここに生きているこの私。
その存在の、まず以前に積み上げられてきた無数の人々たちの生きた時間とか、その思いだったりとか、その経験の数々を
自らの内側、その内面に再発見していくまずプロセスなんですね。
それは言ってみたら、過去へのベクトルをただ伸ばしていくっていうことではなくて、
どこまでも今ここを生きる私っていうこの存在を照らし出し直すことでもあって、
さらにはその今ここの私っていうものをその先の未来まで確信できるような足場として、
もう一回改めて見出すような、そういう営みなんだなっていうことを、この映画を見ていてつくづく痛感したわけですね。
こういうこともいろいろ考えさせられる作品なんですけど、冒頭とこうする結末のショットがもたらす地味深い感動も含めて、
これ見逃すには非常に惜しい終作だと思いましたね。
リスナー企画「みんなで見たいアジア映画」募集
ということで、この映画ライスボーイというこの作品なんですけれども、福岡ではKBCシネマにて、
明日5月22日金曜日から公開となります。ぜひご覧になってみてくださいというご紹介でございました。
そして来週のこの時間はミヨシタンとお送りする月に一度のリスナー名作劇場!
ということで、今回のテーマ発表お願いします。
今回のテーマは、「みんなで見たいアジア映画」ということで。
すでに応募も結構寄せられ始めているんですけれども、一方でアジア映画っていうこのある種のめちゃくちゃ大きな閣議でおよって、
みんなでイメージされづらい人ももしかしたらいるかもしれないと思って、ちょっと具体例を出してみると、
痛快、感動みたいな色々なことがある。韓国映画なんてね、たとえばみなさんよくご覧になっていると思いますし、
あるいは最近はね、RRRとかバフバリとか大作もね、注目作も目白押しのインド映画もありますよね。
さらにはもうみんな大好き、ジャッキー・チェンとかブルース・リーとか、オン・カーワイもあったりするようなそういう香港映画もアジア映画ですよ。
さらにはもう僕がとにかく激推ししてやまないエドワード・ヤンとか、ホー・シャオシェンとかの台湾映画もありますね。
さらにはもう僕がずっと活動としてやっている東南アジアの映画もあれば、このコーナーでもたくさん紹介しているイランの映画ね。
中東の名作の数々なんかもあったりするし、何より我らが日本映画もアジア映画でございます。
これら一式の中からもうね、みなさんね、好きなみんなで見たいアジア映画中のですね、もうジャンジャン寄せていただこうという企画なので、ぜひともお寄せいただければと思います。
今度の日曜日24日までに送っていただきたいと思います。
メールはgu.rkbr.jp、ファックスは092844-8844、もしくは田畑隆介グロウアップのXインスタなどのSNSでもお待ちしております。
ぜひぜひご応募ください。エピソードも添えてくださいね。
ということで、三好さんここまでありがとうございました。
三好豪平へのキャッチアップをお送りしました。
12:15

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