リスナー名作劇場:今月のテーマと推薦作品紹介
この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。 木曜日は、クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。
三好さん、おはようございます。 おはようございます。 おはようございます。
さあ、今日はリモートでのご出演ということですけども、このコーナーは、月に一度の恒例企画。 リスナーの皆さんから月替わりのテーマにまつわるおすすめ映画をご推薦いただく、リスナー名作劇場。
月に一度のお楽しみ。ということで、今月のテーマは父親にスポットの当たった映画といえば。ということで、父抜きもありましたけどね。 そうですね。
私は完全スルーされましたけども、今回もたくさんのメッセージをお寄せいただきました。 ここからまずはメッセージを紹介していきたいと思います。
まず初めて参加してくださった方々がたくさんいらっしゃったということで嬉しいですね。 うん、嬉しいです。
紹介しますと、まず、まさと瀬戸さんはゴッドファーザー。 それから、msa57721230さんはライオンキング、ファインディングにも、いずれもディズニー作品ですね。
それから、イソイさんはミセスダウト。 うん、確かに。 それから、尾田さんはマイケル。今、もう絶賛公開中。
これもそうですね。たのちーよさんは、そして、父になる。 福山雅治さん主演、小枝監督でしたね。
ロッテンマイヤーさんは山田孝之さん主演のステップ。 そして、アナーキーさんは1956年のイタリア映画、鉄道院。
それぞれご推薦いただきましたけども、力作ぞろいですが、阿弥陀さんいかがでしょう。
そうですね。いやもう本当今回ね、初参加の方がたくさんいらっしゃって、それぞれにやっぱ大切な父にまつわる映画があるんだなぁと思って感心させられたとこですね。
で、中でもこのアナーキーさんがご推薦いただいたこのイタリア映画、鉄道院って、僕実は未見の映画で、ちょっとね、今回ね、視聴間に合わせることができなかったんですけど、ちょっと必ず機会見つけてみたいと思います。ありがとうございます。
そして常年のリスナーさんたちからも続々届いております。
なかななさんは南国料理人。 ねこちゃみカープさんは昨年ヒットしました寺尾明さん主演の父と僕の終わらない唄。
そして黒犬えたちさんはこれまた寺尾明さん主演のハンオチに加えてアルマゲドンもご推薦いただきました。そうね、ブルースユースが父親役でしたね。
UFOさんはリーヤムニーソンが誘拐された娘を取り戻すために奮闘する96時間。大好き。
くまみゃんさんはティムバートン監督のビッグフィッシュ。私はこれが一番好き。分かる。ねえ、ほんとこれ最高ですよね。これ最高の映画のイメージですよね。
サンスーノートさんはアイアムサム。あーこれもいい。に砂の器。そうか、これもか。
南野慎一郎さんはこのテーマに意外なご推薦。ラショウモン。
父?そう、ラショウモン。ダイレクトに父と子を描いた映画ではありませんが、冒頭に捨て子を引き上げるこの志村さんね。
そして劇中展開される人間のエゴイズム、絶対的真実のなくさを映画の中に登場する捨て子の存在から見直すことができるのではないかという趣旨のコメントを寄せていただいております。
これね、全く意外なご提案でしたけど、面白い視点だなと思って、このコメントも踏まえて改めて見返したくなるようなご推薦でしたね。
続いてはビタミンKさんは愛に稲妻。そして香港の名将アン・ホイ監督による名作、如人四十の2本をご推薦いただきました。
この如人四十については、劇中に登場するアルツハイマーの義理の父の姿が印象に残っている。
自分も亡き父の背中を流した当時の思い出が熱く込み上げてきます。とコメントをいただきました。
これね、アン・ホイ監督なんですけど、実はちょっと私事になるんですけど、僕が7月に開催するアジアンフィルムジョイントでも、彼女の日本初公開に一応できる新作も含めた3本を7月25日土曜日に上映します。
今ね、僕もね、アン・ホイ監督、そういうこともあって見返していってる監督なんですけど、本当に素晴らしいですね。
なので、いつかこの如人四十もね、今なかなか日本で見られる機会ないんですけど、いつかみんなで見られる機会も作れるといいなぁ、なんて思ったりしました。
そして最後に毎回ガツンとボリュームあるメッセージを寄せいただくお二方。
まずG.I.オレンジさんは2005年のアメリカ映画、トランスアメリカをご紹介。
性転換手術を間近に控えた中年男性と、その息子の奇妙なアメリカ大陸横断の旅をユーモラスに描いたロードムービーということで。
熱いメッセージと共にご推薦いただきました。
はい、これについてはね、残念ながらね、今ちょっと日本で配信などでもね、ちょっと見ることができないので、今回ちょっと間に合わせられなかったんですけど、
これね、それこそね、タイトルが上手いこと言ってて、アメリカ大陸横断のトランスアメリカと、その性転換手術のトランスって書いてあるわけですね。
で、あのね、これ当時のアカデミー賞でも取り上げられてた監督賞と俳優賞だったと思うんですけど、そういうような作品でもあってね、機会があればちょっとこれも必ず見たいと思います。
ありがとうございます。
はい、そしてもう一方はこがしのひなたぼっこさん。
ドリームプラン、ミスターノーバディー、ノータイムトゥーダイ、これ007ですね、あとワンバトルアフターナザーの4本をご推薦ということで、
あの今回のテーマを聞いたときは、お父ちゃんはお母ちゃんに比べると影が薄いからなぁと思ったらしいんですが、記憶を呼び起こしてみると、いやいやなかなかどうしていい絵がたくさんあるじゃないとなったとのことで、
この力作4本をご推薦いただきました。というわけでみなさん、たくさん今月もメッセージを寄せいただきましてありがとうございました。
ではそんな中、みよしさんが今月の1本に選んだのは?
今月のベスト映画「いつかの君にもわかること」
はい、今週みよしがセレクトさせていただいたのは、ラジオネームくまみあんさんがご推薦いただいた、いつかの君にもわかることというですね、
これアイルランドが舞台になった2020年の映画なんですけど、これをちょっとピックアップさせていただきました。
まずはそのあらすじからご紹介してまいります。窓拭き清掃員として働く33歳のジョンは、若くして不治の病を患い、残された余命はあとわずかです。
シングルファーザーとして男で一つで4歳のマイケル君というですね、男の子を育ててきた彼は、養子縁組の手続きを行い始めまして、
この息子の新しい親探しをですね、自分が死んでしまう前にということで始めるわけですね。
理想の家族を求めて何組ものその家族候補の人たちと面会をするわけですけれども、もうやっぱりね、何せ自分がもう死んでしまうかもしれないということもあるし、
もう人生最短のこの決断を前に進むべく道をですね、見失ってしまうわけですね。
そんな彼に寄り添う献身的なソーシャルワーカーの力も借りつつも、やっぱりこの自分の不甲斐なさに日々押しつぶされそうになりながら、
やがて息子にとって最良の未来というのを選択しようとするが、というそういうお話です。
いじらしいお話でしょうね。
泣きそう。
もう本当にそうなんですよ。あらすじ読むだけでも泣きそうな話で。
これ本当だから言った、その余命わずかなシングルファーザーと一人息子の新たな家族探しという、そういう話なんですけれども、
これ実はですね、監督がイギリスの新聞で見つけた実際の記事から着想を得て制作した、実話ベースの物語ということなんですね。
それをどのように映画化したかというところが本当に素晴らしかったんですけど、とにかくまず心のこもった丁寧な描写なんですよ、一つ一つの場面が。
さらにはやっぱりその登場人物たちの小さな変化を見逃さずに丁寧に見つめていくような静かな演出があって、それに運ばれていく本当にとてもささやかな小さな映画なんですけど、
それがね、この世界の片隅で小さな幸せを求めて生きるこの父とこの物語ともマッチしててですね、本当に素晴らしいんですね、これね。
さらにはね、この父とこの二人のね、この俳優二人のですね、もうなんかこう、ケミストリーが素晴らしくって。
で、今回この映画を撮るにあたっても、その主演俳優とその主演の子供は準備段階からかなり長い時間を過ごして、もう本当の親子関係みたいな関係を気づいた上でやっぱり映画撮ったっていうこともあるらしく、
非常になんかね、その二人のですね、もう眼差しの交換だったりとか、ちょっとした振る舞いが本当にもうなんか、あのなんだろう、真に迫っていて。
もう演技を超えてたんでしょうね。
そうなんですよ。でね、やっぱその優しい眼差しで愛する我が子を見つめながらも、もうその先の未来っていうのを共に生きていけないっていうその無念も引き受けた上で、
自らの終末期を引き受けて、必死に新しい親探しに駆け回るそのお父さんのジョンと。片家、まだね、ほっぺがぷくぷくしてるんですよ。ぷくぷくしたほっぺでね。
頭童とトラックのおもちゃが大好きな4歳の小さなマイケル君なんです。もうね、思うだけでたまんないのでね。
もうこの二人の存在と、でもやっぱりそこに生まれる小さな変化。そこをやっぱり見つめていくわけですね。
中でもね、このね、もみじみたいな小さいお手手を引いてね、お父さんと一緒にね、横断歩道を渡るシーンがこの映画に何回か登場するんですけど、この場面の変化。
これね、ちょっと注意深く見ておいてほしいです。ささやかなんですけど、本当に感動的なシーンです、これ。
さらにね、この映画が素晴らしいのは、父である、あるいは父になるといった、父の自己像。お父さん自身のことにフォーカスするのではなくて、あくまで大切な愛する我が子のために何が残せるかっていう一人の人間が必死に振る舞う姿が、
おのずと父って何なんだっけ?父ってどういう存在であり得るんだっけ?っていうことを映画から差し出してみせるような映画になってるんですよ。
父自身の死後の語りではなくて、その出来事と心の動きから自然と父っていう存在が照らし出されるような、そんな手触りの映画になってます。
そういうこともあってね、今回のテーマにはちょっとこれに軍配が上がるなっていうふうに思いましたし、やっぱり僕はこれ見終わった後に思わずやっぱり大切な人のことを思い出さずにはいられないなと思ったし、
自分の父は亡くなってるんですけど、やっぱり自分の父にもう一回ちょっと会いたくなっちゃうような、そんな気持ちにさせられるような、本当にいい映画です。
これご推薦いただいて本当に良かったなと思える、そんな一本でした。ということで、今回のリスナー名作劇場はいつかの君にもわかることというこちらの映画をご紹介しました。
で、ユーネクスト他各配信サービスでもご覧いただけますので、映画の中の場面からもね、これね、雨の時期に見るとちょっとこれもまた含めていい映画かもしれないので、
ぜひちょっと今週末にでもご覧になってみてはいかがですかというご紹介でございました。
エンディング
はい。ということで月に一度のお楽しみリスナー名作劇場をお寄せいただきました。改めてたくさんの作品とエピソードをお寄せくださったリスナーの皆さんありがとうございました。
そして三好さんもありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間三好豪平のキャッチアップお送りしました。