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すぽきゃすTV、タメになる健康エンタメ。
この番組は、スポーツを通じて人々の健康生活の実現を目指す
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GODAIの提供でお送りいたします。
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スピーカー 3
こんにちは、早川洋平です。石崎勇太です。
タメになる健康エンタメ、すぽきゃすTV、
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1月も3週目ですが、お正月の定番と言ってすぐ出てくるもの何かあります?
スピーカー 2
お正月定番は餅つきですね。
スピーカー 3
それはGODAI?
スピーカー 2
そうですね。もう毎年朝から夕方ぐらいまで餅をつき続けています。
スピーカー 3
めちゃくちゃ筋肉痛になるんじゃないですか?
スピーカー 2
すっごい疲れるんですよ。
次の日背中、足の太ももの筋肉。使ってないところなんでしょうね。
でもそれ以上にお客さん楽しみにしてくれています。
そうですよね。
必ず1月の土日どちらか決めて、うちのプロの皆さんいらっしゃるんですよ。
餅つきとお蕎麦を振る舞ったりしています。ぜひGODAI白楽にお越しください。
ぜひぜひ。
スピーカー 3
ということで先週に引き続き、公衆衛生学者の林英恵さんをお迎えして
ベストセラー「健康になる技術大全」にフォーカスして
いろいろとお話が伺っていますので、楽しみにご視聴ください。
ということで林さんのインタビュー第3回をお届けします。
どうぞ。
実際感情をどう使っていくかっていうところで、
呼吸、姿勢、感謝やお礼状を書く、毎日の自分の感情を書いてみるとか、
健康の本なんですが、いい意味で生き方とかライフスタイルの本で書かれてるようなことが書いてあるので
そこだけ読んでも、また別の本のような感じを受けました。
どれも大切なことですが感情のところで、
まだ読んでない方に向けて
これはちょっと実践するといいよってことはありますか?
スピーカー 1
一番重要な要素の一つが感謝です。
英語ではアプリシエイトっていう言葉を使いますけど
アプリシエイトって評価するっていう英単語でもあるんですが
感謝っていうのは自分が何か受けたことをありがたいと評価することなんです。
それができるっていうことは、例えば人間関係においても円滑な関係ができるし、
自分がいかに恵まれているかを悟ることができるっていうことが感謝の気持ちだと思うんですね。
自分は子どももいますけれど、幼稚園のときからありがとうって言おうねと言いますし、
本当に日本人は何かあれば手を合わせたりすると思います。
いただきますも感謝の気持ちの一つだと思うんですが
そういうことを健康とは別に日常的に意識しないでやって
心穏やかに過ごすっていうのがとても重要だと思うんです。
あとは私が感情の研究ですごく興味があることの一つは
先ほどエビデンスって言いましたけれど、
科学の世界が、昔から日本人が大切にしているようなことが大事だよねというふうに追いついてきたところがあるんですよ。
スピーカー 1
実際に感情とか目に見えない気持ちが健康習慣や健康にどのような影響があるのかが
研究され始めて、それがすごく増えてきたのが2000年以降なんです。
今はすごく増えていて、感謝の気持ちや思いやりが大事とか
自分を誇りに思う気持ちが大事だということなっていますが、
それって健康に関係なく、多分皆さんが子供を育てられたり、生きていく中で
人間として大切にした方がいいことだと、誰もが知っていると思うんです。
そこに科学が追いついてきて、それが実証されるようになってきたところがあります。
エビデンスエビデンスって言ってますけど、エビデンスがないから正しくないのではなくて、
エビデンスがないということに対しても、検証したけれども結果が出てなくてないのか、
検証すらされてなくて、ないから言えないのかというところをはっきり理解しなきゃいけないと思いますね。
話をまとめると、感情では感謝の気持ちなどが本当に大事だと言われていることが、
科学的にも重要だと言われるようになってきたので
そこは本当に日々の生活の中で大切にするといいんじゃないかなと思います。
スピーカー 3
今の感謝って言われている、Whatとしては感謝だと思うんですが
ではその感謝を3歳児から今僕は44歳のおっさんですが、
みんなの永遠のテーマである、感謝を忘れずにっていうところで
あえてHowで言うと、林さん的にお勧めの方法はありますか?
スピーカー 1
そうですね、私は家に仏壇と神棚があるんですが
朝そこで手を合わせてから出かけるようにしてたりとか、
夜寝る前に今日も何事もなく無事に過ごせてありがとうございますっていうことを心の中で唱えたりするんですね。
あとは例えば家族や奥様に対して今日もありがとうっていうことを習慣にするとか、
子どもたちに対してもそうするとか。本当に小さなことでいいと思いますが
習慣って続けるとそれがないと気持ち悪いものに逆になるので、
ありがとうって言葉を自分で発せられるようにすることはいいんじゃないかなと思いますね。
スピーカー 3
ちなみに今のところと連動して、感情のところで
どうしたら人々はご機嫌な状態でいられるかの研究というのがありましたけど、
具体的にはどんな研究されてるのでしょうか?
スピーカー 1
私が博士論文で書いたものを例にいたしますと
喫煙者に対していろんな絵のイメージを見せて、
どういう感情の時にタバコをやめたいと思うかとか、
どういう感情だとそういう気持ちが起こらないかみたいなのを実験をして
それを論文にまとめたっていうのがあります。
でもそれは喫煙分野だけではなくて
今はいろんな分野でどういう感情を想起させたら
その望む行動を取られるのかっていうのが研究されています。
例えばタバコのパッケージでは
日本ではないですけど、海外では
喫煙者の肺とかタバコで健康の害がある人たちの
スピーカー 1
ヤニがついてしまった歯や、かけてしまった歯を見せている画像があると思います。
あれも実はエビデンスに基づいてるんですね。
なぜかというと、喫煙者の方々はポジティブなメッセージを聞くよりも、
喫煙者の方々がこういう風になっちゃうのかしらと
ちょっと心配になったり、自分は大丈夫かなって思うような
気持ちを想起させるイメージを見せると、タバコをやめやすいっていう結果が出てるんですね。
なのであれは実はエビデンスに基づいていて、そういうことを研究しています。
スピーカー 2
僕はオーストラリアに行った時に、オーストラリアのタバコはドキツイものがパッケージにされてるので、
大丈夫なのかなと思っていたんですけど、こういうエビデンスがあるっていうのは知らなかったです。
スピーカー 1
エビデンスが出ています。日本だとタバコを吸うとこういう病気になりますという
警告を文字で書いてあるんですけども、文字よりも写真とかイメージで見せた方がパワフルに効くっていうエビデンスがあるので、
スピーカー 2
それを取り入れてやっている国があるんです。あれはエビデンスに基づいてるんです。
スピーカー 1
エビデンスに基づいてるものなんですね。確かにショッキングなパッケージなのでみんな吸わなくなっちゃうんじゃないかなと思ったんですよ。
エビデンスに基づいてそういうテストもして、スモーカーの方々が喫煙をやめたいとか禁煙したいってきちんと想起させるということがわかっているので、そうなっています。
もともと広告会社にいたので、どういったメッセージが望ましい行動を取ってもらえるようになるのかというところに私自身がすごく興味があったので、そういう研究をしてました。
スピーカー 3
この本が出たのは2023年ですが、配信されるのは2025年なので、増冊も含めてアップデートされているということですが、せっかくなので
今日時点でこの本書に書き加えたいことや、さらにこれは今だったら載せたいっていうものが何かあれば一つか二つ教えていただきたいです。
スピーカー 1
そうですね。じゃあ二つあげますね。一つは日本で行われた運動するっていうことを目的に高齢者の方々を対象にした研究です。
結論を先に言ってしまうと、運動するというよりもスポーツのコミュニティとかスポーツのグループに入るっていうのが高齢者の健康を保つのにすごく重要だっていうことを書いた論文があるんです。
最近言われてるのが先ほども言ったように、人とつながりがとっても大事っていうことですね。
日本は高齢化が進んでますけれども、高齢者になった時に一人でいない、一人でご飯を食べない、なるべく集って食べたりすることが重要なんです。
その中で面白い研究がありまして、65歳以上の高齢者を4年間追跡して調べた研究なんですね。
その研究では高齢者を4つのグループに分けました。
一つは運動もするしスポーツのグループに所属しているっていう人たち。
もう一つは運動はしないけれどもスポーツのグループに所属している。
スピーカー 1
だから自分ではやらないけどゲートボールとかの会に行って応援したりマネージャー的な仕事をしてますみたいな人。
あとは運動は一人でして、スポーツのコミュニティーには入ってないっていう人たち。
スピーカー 3
僕です。
スピーカー 1
最後は運動もあんまりしないしスポーツのコミュニティーにも入ってないっていう人たち。
この4つに分けて追跡した結果、機能障害が起きる頻度がどれくらいかということを調べたんです。
普通に考えて、運動もしてスポーツのコミュニティーに入っている人たちが一番健康的だというのは分かりました。
問題は2番目なんですけども、早川さんみたいに一人で運動するけど入ってないっていう人よりも
運動しないけどスポーツのコミュニティーに入っているっていう人の方が健康だったんですよ。
スピーカー 3
これ衝撃的ですね。
スピーカー 1
そうなんですよ。びっくりする結果なんですけど。
それほど人のつながりって大事なんです。
だから何かコミュニティーに入られるといいと思うんですが。
スピーカー 3
社会的健康がちょっと足りない。
スピーカー 1
逆にコミュニティーに入って応援だけしてるっていう方が良かったという、衝撃の結果だったんですね。
私はそれすごく面白い研究だと思います。
それは日本の研究ですが
その研究が言わんとしていることは、運動しなくていいってことじゃなくて
やっぱり人とのつながりがどれだけ大事かっていうことを言ってるんです。
特に日本人の男性が年を取ると。
スピーカー 3
これ僕に言ってるわけじゃないですよね。
スピーカー 1
皆さんに言っていますが
定年後に一人になってしまって
一人暮らしで今日一日誰とも喋ってないみたいな状況になってしまうとか。
例えば孤食で一人でいつもご飯食べてると
死亡率とも関連が見られたりすることもあります。
やっぱり本当に健康でいるために食事もちゃんとする。
運動もするっていうのは大事なんですが、
それを一人でやらずに誰かと一緒にやるっていうことがすごく重要です。
スピーカー 2
そうなんですね。
スピーカー 3
石崎さんもすぽきゃすTVとして、これ以上ないお話をしていただいてるじゃないですか。
テニススクールやってますからね。
スピーカー 2
もう感無量です。
言わせたわけじゃないですか。
スクール授業をGODAIでもやっていまして。
その中で今本当にいいお話いただいたなと思いました。
僕もテニスコーチもやって
レッスンをやるんですけど、
コミュニティが出来上がってるクラスは一番楽しみにしているのはみんなに会うことなんですよ。
それで皆さんなんでこんなにテニス続けてくれてるんですかって言ったら
マダムの皆様たちは終わった後のお茶会がいいのよねって、
それが楽しみで皆さん毎週来ていただいてるっていう。
僕らのレッスンどうですかって言ったらいいと思うと。
そういうことも本当にあって
まさに今お話いただいたお話は僕らは結構実感しています。
目の前で。
スピーカー 1
そうだと思うんですよね。
運動をしてもらうっていうよりも
いいコミュニティを作るとか仲間うちで盛り上がれるようにするっていうのは本当に大切です。