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2025-05-05 23:34

[第121回]【永久保存版】これが「正しい休み方」!休養のプロが徹底解説|片野秀樹さん(医学博士/日本リカバリー協会代表理事)

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▼映像はこちら

https://youtu.be/r2Y5vvY1XhI


 

■お知らせ

片野秀樹さん(医学博士/日本リカバリー協会代表理事)の直筆サイン入著書を抽選で5名の皆様にプレゼント!


 

応募フォームはこちらです。

https://forms.gle/QSURfzFj8AwRbq7o8

*ぜひ、すぽきゃすTVの番組登録のうえ、ご応募ください!たくさんのご応募お待ちしています。


 

■今回は、ベストセラー書籍『休養学』の著者の片野秀樹先生をお迎えして、攻めの休養について伺います(全4回の1回目)


 

■健康にまつわるモノ・コト紹介

「姿勢サポーター(magico)」 https://magico.store/products/list.php?category_id=21


 

【ゲスト紹介】

◉片野秀樹(かたの・ひでき)

日本リカバリー協会代表理事、博士(医学)

博士(医学)、一般社団法人日本リカバリー協会代表理事。株式会社ベネクス執行役員。

東海大学大学院医学研究科、東海大学健康科学部研究員、東海大学医学部研究員、日本体育大学体育学部研究員、特定国立研究開発法人理化学研究所客員研究員を経て、現在は一般財団法人博慈会老人病研究所客員研究員、一般社団法人日本未病総合研究所未病公認講師(休養学)も務める。日本リカバリー協会では、休養に関する社会の不理解解消やリテラシー向上を目指して啓発活動に取り組んでいる。編著書に『休養学基礎:疲労を防ぐ!健康指導に活かす』(共編著、メディカ出版)。

『休養学』(片野秀樹/東洋経済新報社) https://amzn.to/4jkqsAl


 

*本番組でお届けしている医療、健康などの情報については、専門家への取材や出演者本人の体験、見聞をもとにしておりますが、特定の企業、製品等を、具体的に推奨するものではありません。特に医療品や医療機関の選択に当たってはご自身でご判断いただくか、かかりつけ医にご相談されることをお勧めいたします。


 

【番組への感想はこちら】

https://forms.gle/QJQvRqLD8fM8RJfn9


 

【目次】

OP

健康にまつわるモノ・コト紹介「姿勢サポーター(magico)」

『休養学』片野先生の紹介

『休養学』が売れ続ける理由

『休養学』誕生の背景

疲労と休み方の誤解とは

ED


 

【出演者】

◉石崎勇太

1981年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。

幼少期からテニスを始め、高校時代にはインターハイ、全日本ジュニアに出場。

大学時代には体育会硬式テニス部主将として1部リーグで活躍。全日本選手権、インカレ出場。

卒業後大手建設会社、広告代理店を経て、現在はGODAIグループが運営するGODAI白楽支店 支配人。

『すぽきゃすTV』の前身番組『すぽきゃす』の企画・立ち上げ、インタビュアーとしてGODAIのコーチ・スタッフや各界で活躍しているスポーツ・健康の専門家にインタビュー。

時にはスポーツアスリートのマネジメントやメンタルサポートを行い、テニススクールのコーチとして熱心な指導はお客様に高く評価されている。

プライベートでは二児のパパ。育児に奔走中!

https://godai.gr.jp/


 

◉早川洋平

新聞記者等を経て2008年キクタス株式会社設立。羽生結弦、コシノジュンコ、髙田賢三など世界で活躍する著名人、経営者、スポーツ選手等ジャンルを超えて対談。13年からは海外取材を本格化するいっぽうで、戦争体験者の肉声を世界へ発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。

公共機関・企業・作家などのパーソナルメディアのプロデュースも手がけ、キクタス配信全番組のダウンロード数は毎月約200万回。累計は3億回を超える。『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良「大人の放課後ラジオ」などプロデュース多数。

https://yoheihayakawa.substack.com/


 

【関連キーワード】

#休養学

#攻めの休養


 

サマリー

片野秀樹博士の「休養学」は、現代人が抱える疲労問題に対策を講じ、適切な休息方法を提案しています。この番組では、疲労の理解を深めながら、健康に向けた休養の重要性について詳しく説明しています。休養の専門家である片野秀樹さんが、正しい休み方について詳しい説明を行っています。彼は疲労とその対処方法、さらにリカバリー協会の研究を通じて、休息の重要性と新たな視点を提供しています。このエピソードでは、医学博士の片野秀樹さんが、正しい休み方と疲労感の理解について詳しく説明しています。特に、活動能力の回復と病気の予防における休息の重要性が強調されています。

特別ゲストの紹介
スピーカー 2
すぽきゃすTV、ためになる健康エンタメ。
この番組は、スポーツを通じて人々の健康生活の実現を目指す、
GODAIの提供でお送りいたします。
スピーカー 1
YouTube版ではエクササイズ動画もお楽しみいただけます。
こんにちは、プロインタビュアーの早川洋平です。GODAIの石崎です。
ためになる健康エンタメ、すぽきゃすTVやってまいりました。
この番組はYouTube、ポッドキャスト、各プラットフォームでお届けしています。
チャンネル登録、番組のフォロー、よろしくお願いします。
さあ、ということで5月に入りました。
早いですね。これ連休中の配信になるかなと思うんですけど。
やっぱり石崎さん、毎年というか、去年も聞いてる気がしますけど、
お仕事からゴールデンウィークとかっていうのは、もちろんシフトとかいろいろあると思いますけど、
割とやっぱり働いてる方なんですかね?
スピーカー 3
そうですね。やっぱりお休みの時こそ遊びに来るじゃないですけど、
イベントもありますし、そういう時こそお客さんたくさんいらっしゃるんですよね。
スピーカー 1
なので、そんな連休中のすぽきゃすTVになりますけど。
これ皆さんね、ポッドキャストの方も是非ご覧いただきたいんですけど、
石崎さん、今日は連休中ってこともあって、最近お子さん、新たに生まれたわけじゃないですか?
じゃないですね。
お子さん、背負ってませんかな?
背負うやつありますよね。
僕もかなり昔だったんで忘れちゃいました。
スピーカー 3
サラリーマン・金太郎のワンシーズン。
スピーカー 1
そうそう、オンブヒモみたいな。
これ実はですね、いきなりもうオープニングトークに入ってですね、毎週定型でいつもお届けしている健康にまつわるグッズ、ガジェットのお話ということで、
実はですね、これ石崎さんが紹介じゃなくて、今回僕のグッズ紹介ということでですね、
石崎さん、このつけているものがですね、これちょっと石崎さん、後ろを向いていただいていいですか?
スピーカー 3
大リーグ強制ギブスです。
スピーカー 1
これですね、僕が実はもう10年ぐらい使い続けている、姿勢強制サポーター。
スピーカー 3
これいいですね。
スピーカー 1
そうなんですよ。
これも体感の感想もいただきたいんですけど、これそもそもですね、僕自体がやっぱりね、デスクワーク、皆さんもそうですけど多いっていうところもあったり、いろいろ肩こり、腰痛かったり、いろんなことある中でですね、
ずっと長年ね、お世話になっている、僕は日本というか世界で一番治療が上手いと思っているある先生がいるんですけど、その先生のところに月一でメンテナンス行っている時に、やっぱりその先生は姿勢を正すことが全てに人生変えるっていう話なので、
施術してもらっていつも背骨も含めて整うんですよ。
当然多分石崎さんもそうですし、やはり健康に意識高い方であれば、月一の何かメンテナンス、それからマッサージだったり鍼灸だったり整骨院だったりあると思うんですけど、やっぱり難しいのって、その1日じゃなくて、例えば月一だとしたら残りの29日をどう維持するかが実は一番難しいじゃないですか。
なので僕は姿勢矯正していただいた治療科の先生に、「じゃあその残りの29日どうしたらいいですか?」って言った時に、「いや、早川さん、そしたらたすき掛けの姿勢矯正サポーターとかってネットで売ってるから、ちょっと良さそうなのつけてごらん。」って言われたんですよ。
それで僕は、普通に姿勢矯正サポーターみたいな感じで検索して見つけたのが、これマジコっていうブランドなんですけど。マジコの姿勢矯正サポーターっていうもので、まさしく助け掛けになっていて、この腰でベルトでマジックテープで最後くっついて、ぐっと締めるサポーターで。
そのことによってですね、実は僕はもう走れない。ランニングずっとやってるじゃないですか。その先生のとこ行った時に股関節をちょっとこう痛めて走れなくなって、まあ久々も多分わかると思いますけど。だったり膝も痛めて歩けなかったとかあったんですけど、やっぱりそれも全部姿勢から来てるっていうことで、これやったらもう全然大丈夫になって。
で、普段もずっとデスクワークしてると姿勢悪くなるじゃないですか。それも劇的に治ってっていうところで、実はもう10年以上使ってる。なので、ずっとこのグッズ忘れてたんで、東大元暮らしで今日ご紹介とともに。ちょっと長くなりましたけど、石崎さんにつけていただいて、これ実際体感どうですか?
スピーカー 3
肩のところがこうなりやすいじゃないですか。内側に入りやすいのが、自然に広がる感じだから、今なんか目が覚めてる感じがしますよ。これすっごくいい。しかも背中こうやってしっかりとお腹でギュッて縛ると自然と立ち上がるんですよね。
スピーカー 1
これがこうなるんですよね。なんかカスラみたいな。トゥスラトゥスみたいな。こんな感じになる。いいですよ、これ。
それなりにちょっと縛り上げる感があるんで、これ当然1日つけるとかではないんですけど、やっぱり1日15分とか30分とかあと何回かつけたりすると、やっぱり整ってくる。あと大体ちょっと気持ちいいですよね。
なのでね、非常に僕は効果を感じる。10年ずっと続けてるっていうものはなかなかない。なんか変な器具使うわけじゃないんで、結構シンプルっちゃシンプルなものじゃないですか、ペルトでギュッてやるものなので。ゴムで伸びてね、すごく使いやすいものなので、ぜひ興味ある方はチェックしてください。
スピーカー 3
これ、意識できるからいいですよ。つけてると、なんかこうしようって思う。
スピーカー 1
なんかね、ウェブページ見ると、これで外を散歩してる夫婦とかありましたけど、ちょっと恥ずかしいかもしれないんで、その辺は個人の。でもこうやってyoutubeで見ると、なんかしょってる感ありますけどね。
スピーカー 3
そうですね。
スピーカー 1
まあ、オフィスでちょっとやるくらいなら。
危ないデカ感もちょっとありますね。
ああ、確かに確かに。そっちもありますね。はい。ということで、今回のガジェットはですね、「姿勢強制サポーター」でした。
「休養学」の背景
スピーカー 1
さあ、ということで、この後本編をお届けしたいんですが、今回はですね、もうずっとお目にかかりなかった方をですね、会う力を使って。
スピーカー 3
素晴らしい。
スピーカー 1
アップを取らせていただいてですね。これ本屋さんで見てる方も多いと思いますが、今どこの本屋さん行っても平積みされてますけども、ベストセラーになっている。
このオビダさんは10万部になってますけども、16万部を超えてる。
スピーカー 3
16万部を超えてるって、すごいですよ。
スピーカー 1
この本で売れないじゃないですか。
まだ伸びるんじゃないですか。
伸びると思います。ますます伸びると思いますけども。
休養学という本、著者のですね、片野秀樹先生をお迎えして、4週にわたってお話をたっぷりと伺っていますので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。
それでは片野先生のインタビュー、第1回です。どうぞ。
さあ、今日はですね、スペシャルゲストをお迎えしています。
もうベストセラーになっている、あなたを疲れから救う、休養学の著者で、日本リカバリー協会代表理事、医学博士、そして株式会社ベネクスの執行役員の片野秀樹先生をお迎えしています。
片野先生、よろしくお願いします。
スピーカー 2
どうぞよろしくお願いいたします。
スピーカー 1
よろしくお願いします。
さあ、ということで、もうね、本屋さんでね、この本見ない日はないんじゃないかって。
これ本当にあの、お政治じゃなくですね、本当にどの本屋さん行っても平積みされている、非常にベストセラーになっている、この本の著者である片野先生をお迎えしているんですけども。
ちなみに、僕のこの本の帯には10万部って書いてあるんですけど、片野先生、今日、この収録、4月忘日時点で今何万部ですか?
スピーカー 2
今だと16万部ですね。
スピーカー 1
すごいですね。
これ発売したの、2024年の3月なので、もう1年以上経ってるんですよね。
最初からね、売れ続けていると思うんですけど、最近ももうどんどんその売れてるペースがなんか上がってたり、いろんなところでいろんな先生の記事を見たりしてるんですけど、先生どうですか、その手応えというか。
スピーカー 2
そうですね、おっしゃる通りですね、1年ほど前にですね、これ出版をさせていただいて。
当初からですね、皆さん、特に情報可能高い方ですね、こういう方がですね、手に取っていただいて。あるいはですね、取材もですね、徐々に増えてきたというところがあってですね。
そういうご取材なんかのですね、メディア発信なんかもあって、そこから少々ドライブがかかっているというのが、今の状況かなというふうに思っています。
スピーカー 1
その中で今日ね、給与の達人になる秘訣っていうことで、いろいろ伺いたくて、僕ももう鼻息洗い感じちゃいました。あれなんですけど。
ただ、この給与額に入る前にもうちょっとだけ伺いたいんですけど、なぜここまで、それにしても、もちろんこの本が素晴らしい、先生の知見が素晴らしいってこともあると思いますけど。
その中でも、例えば疲労とか休むとか、そういう観点の本って、やっぱり類書がたくさんあったと思うんですよ。
スピーカー 2
でも、なぜここまで本当にロングセラー、ベストセラーになっているんだと思いますか?
やはり、みなさんが疲れているというところに尽きるのかなというふうに思います。
みなさん、疲れていらっしゃるということで、「じゃあ、疲れていらっしゃる方がどうしたらいいんだろう?」というところのリテラシーを求めていらっしゃる方が、たくさんいらっしゃるんだなと。
私がよくお話しする中で、みなさんに言うんですけど。この本、みなさんにお手に取っていただけるのは本当にありがたいんですけど。
一方で、これだけ手に取っていただける方がいらっしゃるということは、給与に対しての困っていらっしゃる方。
私、休養難民って呼んでるんですけど、休養難民がたくさんいらっしゃるんだろうなというのを、改めて肌で感じているというのが、今の現状ですね。
休養自体は、みなさん、休むというのが大切だというのは、なんとなくお分かりだと思うんですね。でも、残念ながら、これ、習ってきていないんですね。
休養、休む。
どうやって休んだらいいの?って、習っていらっしゃらないんですよ。
健康維持のための休養
スピーカー 2
なので、「習ってないんだけれども、休養が必要だ。どうしたらいいんだろう?どうしたらいいんだろう?」っていう方が多い。
運動と栄養と休養。これ、健康づくりの3要素。
これ、当初、1978年ですから、もう今から50年近く前なんですけども、厚労省が、国民が健康になるために、この3つの柱が大切ですよ、ということで打ち出したんですね。
運動と栄養。これは、小学校で体育の授業、あるいは家庭科の授業で勉強してるんですね。
ですから、国民、ほとんど全てと言っていいと思うんですけども、みなさん、最低限のリテラシーあるんですね。
それ以上の、もっとリテラシーをつけたいということであれば、大学もあるんです。
最後残ったのが休養なんです。これ、取り残されてるんですけども、給与については勉強してないんですね。学問体験もないんですよ。
じゃあ、この給与に対して、みなさん、どうしたらいいんですか?と言うと、どうされますか?
スピーカー 3
寝るっていうところにたどり着きませんか?
スピーカー 1
あとはもう感覚ですね。気分転換ぐらいの。
スピーカー 2
でも、なんで寝るっていうところにたどり着くかわかります?
スピーカー 3
寝るっていうところにたどり着く?
スピーカー 2
これですね、リテラシーの問題で、自分自身がどこかで勉強したものであれば、その勉強をベースに、自分の頭の中で組み立てができるんですね。
でも、習ってないですよね。そうすると、どうなるかというと、自分自身の経験とか知識、そこを紐解いて、
それで自分自身が考えるってことになるんですね。
習ってないんで。そうすると、疲れたって言った時に、小さかった頃、寝れば治ったってところに戻るんですよ。
スピーカー 3
戻ってます。確かに。
スピーカー 2
寝ればいいと思ってます。
でも、今、みなさん、何歳ですか?
30歳、40歳、50歳になりますよね。
それが、小学校の頃と同じこと?
何もアップデートしないで、そのままっていうのはおかしな話ですよね。
当然、20歳くらいをピークに、自分の体力、あるいは免疫も体調もそうですけども、だんだん落ちますよね。
低下している中で、あるいは、もっとストレスもだんだん重なってくると。
その中で、それに抗うような行動は全くしてないんですね。
過去、小さかった頃と同じことを繰り返しているだけなんですね。
そうすると、みなさん、どこに落ちるかっていうと、枕を変えよう。布団を変えよう。そういうところに入ってしまうんですね。
ここにいます。
もう少し、みなさんが、もちろんそれも、寝ることはとっても大切ですし、避けることはできない。絶対大切です。
でも、それ以外でも休養ができますよ、ということを知っていれば対策が取れるんですね。
社会的時差ボケの影響
スピーカー 2
それを知っていただきたいということで、こんな本にもエッセンスを書かせていただいたというところなんですね。
スピーカー 3
なるほど。石崎さん、どうですか? 今、耳を押さえてましたけど。
押さえるどころか、涙が出てきそうな感じになりましたけど。
高齢の後輩たちが、体調を崩しました。休みます。
僕、アドバイスは、ほとんどがたくさん寝てないんですよ。
確かに、先生のお話を聞いて、いわゆるリテラシーが低いなと思いました。
スピーカー 2
それは大切なんですよ。でも、それだけではないということを知っていただければ、自分自身でいろんな対策が取れるわけですよね。
寝てることが本当にいいのかというと、確かに寝ることは大切ですけれども、
仮に1ヶ月間寝てたら、本当に寝ることがいいんだったらば、すごく元気になって復活するのかということになりますよね。
もし、寝ることがいいことであれば。
でも、1ヶ月間寝てたらどうなるかというと、自分の筋力が半分に減少します。
これ、わかりますよね?
ということは、ある一定期間寝ることはもちろん大切なんですけど、それ以上寝ることは、むしろ自分の体力を落としてしまうということにも繋がるんですよね。
そうすると、長時間寝ることがいいのかというところの疑問も生まれますよね。
今、最近よく言われるのが、ソーシャルジェットラグって言われるんですね。
これ何かというと、社会的時差ボケって言うんですけれども。
週末、みなさん疲れたーって言って、昼まで寝る、夜まで寝る。
仮に夕方まで寝てしまうと、どうなるんですかって言うと、月曜日時差ボケ状態で会社行くんです。
もちろん週末1時間とか2時間、平日よりも長くお休みになることは大切。
でも、それ以外の時間は、むしろ体を動かすということを考えていただいた方が、自分自身のサーカディアンリズムという外日リズムという、体の中の自然のリズムですよね。
これに合ったような生活をしていただいた方が、最終的には活動が向上するということなので。
そうなってくると、寝ていればいいだけではないってことになるんですね。
疲労感の理解
スピーカー 1
なるほどです。
非常にね、わかりやすく伝わってきました。
先生、その中でもちろんこの本のお話も伺いたいんですけど、やっぱり今これだけの熱量と説得力も含めて、やっぱり先生が文字通り休養学にして体系化しようと思った。
この本の上のコピーにも、実は休み方を20年間考え続けた専門家がついに編み出したってありますけど。
やっぱり先生ご自身の中で、もちろんお仕事柄っていうのもありますけど、何かここまで体系化しようっていう、何でしょう、思いの何か、バックグラウンドみたいな何かあったんですかね。
スピーカー 2
20年前ですね、私は健康関係の会社員で勤めていて、そこで研究部門にいたんですけれども。
その時ですね、やはり普段皆さん見てて疲れていらっしゃる方が多かったというところ。
過去の国のデータを調べてみると、1999年に国が調査したデータがあるんですね。
その時に世の中の6割の人が疲れていらっしゃいますというデータだったんですね。
実は私どものリカバリー協会で昨年調査してるんですけれども、それが8割に増加してるんですね。
ほとんどの人が疲れてますね、もう。
そうですよね。今、疲れてますかって伺うと、「あ、疲れてます。」ってお答えになることがほとんどあった。
じゃあ、この状況はトレンドからすると年々増えてるんですね、疲れていらっしゃる方が。
これが9割、10割になったらどうなるんでしょうと。
これって世の中がですね、皆さん疲れてる中で豊かな生活、あるいは社会をですね、日本の国の発展、そういったことを考えるとちょっと暗くなっちゃうなと。
たった一つ、じゃあもう少し皆さんしっかりと回復して、むしろ疲れてる方を減らすということができるんであれば、
何か私がお役に立てるんじゃないのかなということで、いろいろ今までですね、いろいろな先生方とお話をしたり、
あるいはですね、いろいろな大学にも所属させていただきながらですね、たどり着いたのがこちらなんですね。
実はですね、この本の4年ほど前に教科書を一冊出してるんですね。
この給与が基礎というのは、専門の先生方、約30名弱なんですけれども、その先生方と一緒にですね、教科書を作ろうということで、
ご賛同いただいて作ったんですけれども、その教科書、難しいんですよね。
スピーカー 1
やっぱり専門書に近い。
スピーカー 2
大学院でもですね、使われたりしたんですけれども、ですからちょっと難しい。
もう少し勘弁にということで、これを出させていただいたんですけれども、
ただ休養学ができなかったと、今までですね、なかなかここできなかった背景に私はですね、こう思ってるんですけれども、
一つはですね、学材的という、いろいろな学部にまたがってしまうというのがあるんですね。
例えば医学の先生も必要ですし、あるいは職員生の農学系の先生も必要だし、
あるいはですね、心理学の先生も必要だと、文学部の先生がいらっしゃったりということになると、
一つの学部とかで収まらないんですね。横に刺さなければいけないということになると、
なかなかですね、一つの学問体系としてはできなかったという理由としては、そういう背景があったのかなというふうに思ったんですけれども、
おかげさまで私、いろいろな先生と20年間お付き合いできたので、
ご賛同いただける先生と一緒に教科書を作って、それを勘弁にした、ここにたどり着いたという。
スピーカー 1
なるほど。先生、その中でですけども、本当に改めてですけども、疲れっていうね、今日出てきましたが、
本当にそもそも論ですけど、この疲れもというと、疲労っていうのは何なんでしょうね?
スピーカー 2
疲労っていうのは定義がありまして、過度な肉体的精神的活動の後の活動能力の低下した状態というのがですね、これが定義です。
ですから、私たち何か活動しますよね。朝起きて活動します。そうすると活動能力が低下しています。この状態が疲労の状態です。
でもここでですね、皆さんがですね、勘違いしがちなのが、疲れがたまるんだよね。疲労がたまったんだなんていう言葉、使いますよね。
スピーカー 2
でも、この状態なんてたまらないんです。
スピーカー 1
疲れない。抜けないっていうのもおかしい。
スピーカー 2
おかしいですね。じゃあ、その、皆さんが普段使われているその言葉って何なのかっていうと、活動能力が低下した時に、私たちの体はアラート、警告信号を出すんですね。
で、これは不快感として出るんですね。この不快感をなんて呼ぶかというと、疲労感って呼ぶんです。
スピーカー 1
そうか、疲労と疲労感は違う。
スピーカー 2
おっしゃる通り。
で、この疲労と疲労感を皆さん、一緒くたにしてしまう。
で、本来ですね、これ、いつも両輪なので、活動能力が低下している時には、その警告として疲労感が出ると。
これですね、動物だとですね、これ一緒くたにしてもいいんですね。
どういうことかというと、本の中にも書いてあるんですけど、うちミニチュアダックスウンドって小さい犬になってるんだけども、近く散歩する時にリードを引っ張って散歩してますよね。
で、歩かなくなる時があるんです。
あ、こうなるんですか?
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
リードを引っ張っても確かに動かなくなる時があるんですね。
はいはい。
これ、どういう時かというと、動物が自分の活動能力が下がっている時には、一旦安全な場所に留まって、活動能力が高まるまで待つという選択をするんですね。
これはなぜかというと、仮にですね、サバンナを歩いていて、活動能力が下がっている時に、ちょこちょこと歩き出したら、敵に襲われたら逃げ切れないわけですよ。
ですから、動物は必ず自分の活動能力が下がって、その時に出てくる不快感に素直に従って、安全な場所で活動能力が高まるまで待つという選択をするんです。
人間も本来、動物ですよね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
ですから、疲労感がある、活動能力が下がっている状態という時は、活動能力が高まるまで、そこで安全な場所で回復するまで待つという選択をするべきなんですね。
でも、人間ができることは、脳が発達しているので、疲労感だけをマスキングできるんです。
ですから、私たちは、疲労感をマスキングしている状態で活動してしまう。
使命感とか責任感とか、あとはちょっとお金を頑張ってもらわなきゃいけないとか、保障の喜びとかでマスキングしてしまうんですね。
そうすると、人間はできるんです。
それを知ってしまうとどうなるかというと、活動能力が低下していることを無視しながら活動を続けちゃう。
疲労感の理解
スピーカー 1
じゃあ、これはまさに人間社会というか、それが生み出したブロックというか。
スピーカー 2
そうなんですね。ですからね、大切なのは、私たちの普段の生活の中でマスキングせずに生活するって、なかなか難しいと思います。
ただ、私たちは、「違うんだ!」ということをまずは理解すべきだと思ってるんですね。
今は頑張らなければいけない。だから、マスキングしてでもなんとか頑張ろうと。
でも、これは長時間、長期間は続けられないよということを理解したわけで、ある一定期間はやるけれども、それ以降は一回休んで、
活動能力をもう一回高めて、また活動を続けるということをやってほしいんですね。
それは知っていればできるんですけども、知らないと、「あれ? 私は疲れていないんだ!」というふうなまま、どんどんそれを続けますよね。
そうすると、スポーツでいうとオーバードレーニングショーコングのように、どんどん負のスパイラル。
「あ、パフォーマンスが出ないんだ! 出ない! 出ない! もっと頑張んなきゃ! 私は怠けてるんじゃないか! 頑張んなきゃ! 頑張んなきゃ!」って、自分にプレッシャーを与えますよね。
でも、それって活動能力が低下してて、ただマスキングしている状態だけなので、そのマスキングしている状態を一回剥がして、活動能力を高めて戻らなければいけないのに、
それをせずにやっていると、最後のケースは病気に繋がってしまったり、あるいは怪我に繋がってしまったりということになるので、
まずは、疲労と疲労感。これは違うものだっていうのを、はっきり理解した上で、生活を送っていただきたいなと思います。
休息の重要性
スピーカー 3
どうですか、石崎さんの話? いやー、疲労感、感じているけれども、頑張っていたことたくさんあります。
今、先生の話で、僕は急に体調法師になったんですよ。初めてだったんですけど、本当に体が動かなくなったんですよね。
総合的に見てくださるお医者さんのところに行ったら、薬出しませんから、とにかく休めるだけ休んでくださいって言われたんですよ。
とにかくあなたに大事なのは、仕事休むことですって言われたんですよ。そこで初めて勇気を出して、1週間ちょっとお休みしたんですよね。
したら、スッて亡くなったんですよ。もちろん、寝てただけじゃないんですよね。何もしなかったんです。今までやってたことをやめたんですよ。
そうすると、ステロイドも何も塗らなかったんですけど、そのまま引いてたっていう経験があって、今、それを話し聞きながらめちゃくちゃ思い出しました。
スピーカー 1
さあ、エンディングのお時間です。さあ、オープニングに続いて、そのまままだ姿勢強制サポーターつけてますけど、どうですか?そろそろちょっときつくなってきたんじゃないですか?
スピーカー 3
いや、でもこれは、片野先生のお話聞いてる時も、つけとけばよかったなと思って。
スピーカー 1
本当ですか?
スピーカー 3
ただ、1時間くらいつけてると気持ち悪くなっちゃうかもしれないから、人によっては。
スピーカー 1
気持ち悪いもそうで、人それぞれだと思うんですけど、やっぱりずっとつけてると逆にきつくなってくるので。
なので、まあね、程々にっていうところではあるんですけど、ひとつデスクワークが多い時もありますよね。
スピーカー 3
多くなって、なるべくやらないようにはしてるんですけど、どうしても避けては通れない、この現代。
スピーカー 1
現代ですね。
なのでね、また姿勢強制サポーターの話ばっかりになっちゃいましたけど。
スピーカー 3
いや、でもいいですよ、これ。本当に。
あとね、これ皆さん伝わらないかもしれないけど、僕ら自分たちが映ってる画面を見ながら。
スピーカー 1
これも姿勢良いですよ。
スピーカー 3
姿勢良いし、これいいなと思ったら、こうやって画面に映ると意識する、こうやって。
スピーカー 1
そうですね。だからそういう意味では、やっぱりね、画面を見るのも大事ですね。
スピーカー 3
見るのも大事だし、映ってるっていうものを意識するのも大事ですよ。
スピーカー 1
引き続き僕らも姿勢ピンとしてね、きっちんとしながら皆さんに、ためになる健康のためにお届けしていきたいと思っています。
また次回もお目にかかれるのを楽しみにしています。
それではまた。
スピーカー 2
この番組は提供、五大グループ、プロデュース、キクタスでお届けいたしました。
23:34

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