スピーカー 1
元プロイースポーツ選手の風丸さんをゲストにお迎えしてお話を頂いています。
今回は第3回です。
それではどうぞ。
先ほどプロイースポーツ選手の日常なんかも伺いましたけど、
寮生活なんかもね。
本当はアスリートだなっていうのはすごく思ったんですけど、
その中で、
イースポーツ選手に慣れる人と慣れない人の境目っていうのは、
スピーカー 2
どこにあると思いますかね?
頑張り方がやっぱ大事かなと思います。
自分をアピールしていかないと目に止まらないので、
アピールする力も努力していかないといけなくて、
そこをいかに自分で工夫して伸ばしていけるかが、
イースポーツ選手になれるかなれないかの違いだと思います。
スピーカー 1
アピールするっていうのは、
単純にゲームの成績だけじゃなくて、
先ほども中国のところでもチャンスを掴んだってありましたけど、
オンラインじゃなくてオフライン、
リアルでの人との繋がりでコミュニケーションするのが肝を握るってことなんですかね?
どういうことなんでしょう?アピールの具体的なことっていうのは。
スピーカー 2
オフラインはほとんどなくて、
スクリームなどそういう練習試合にたくさん出て、
そこで成績をしっかり横して、Xなどに投稿したりとか、
自分で?そうです。
自分のプレイ映像とか、あげられてましたよね。
敵を倒したシーンを集めて、
スピーカー 1
そこを自分のアピールポイントとして上げたりとかしてました。
ランキングは正直そこまでっておっしゃってましたけど、
本当は重要かもしれないけど、そこはみんなそんなどんどん流れていっちゃうから、
自分でいい結果を出すことがまず第一になって、
それをきちんと世に発信していくことってことですかね?
スピーカー 2
そうです。それは大事だと思います。
スピーカー 3
すごいですね。知ってる人が見たら、
その倒し方とか、そのクリアの仕方パンパネーな。
そう思います。
スピーカー 2
なるほど。その遠距離の車を抜くのか?
スピーカー 1
これ奥深いですね。
カズマラさん今19歳じゃないですか。
この業界自体がまだ新しいとは思うんですけど、
メンバーだったり、カズマラさんが世界、日本でも戦っている中で、
肌感覚で年齢層、あと女性もいるのかとか、
どんな感じなんですかね?
スピーカー 2
女性は本当に僕がやっているゲームでは少なくて、
他のゲームでは女性の部門みたいなのがあって、
そうですよね。
女性の方でプロゲーマーの方も最近は本当に増えてきて、
スピーカー 3
普通になってきている状況だと思います。
スピーカー 2
女性限定のゲームってどんなゲームになるんですかね?
スピーカー 1
カズマラさんはカテゴリーになっているわけですね。
年齢層、プロエースポーツ全体の年齢層だったり、
PUGBの年齢層とかはどんな感じなんですかね?
スピーカー 2
若いのかな?
若い人が多いですね。
僕が出ていた時は20歳とか21歳くらいの方たちがめちゃめちゃ強くて、
僕と同じ年の方もいましたし、
たまに20代後半にギリ行か行かないくらいの方たちもいました。
スピーカー 1
本当にスポーツ選手ですね。アスリート。
スピーカー 3
今僕もそう思ったんですよ。やっぱり20代の方たちが多いですね。
スピーカー 2
20代前半の方が多いですね。
20代前半、あと20代後半の方。
スピーカー 3
別に年齢制限はないわけなんですか?大会自体に。
スピーカー 2
僕らがやっていたゲームは年齢制限はあったんですけど、
年齢制限がない大会ももちろんあります。
海外は年齢制限がゆるいというのもあって、小学生の方がプロゲーマーとして出ているとこもあります。
スピーカー 1
なるほど。
下の年齢制限か。上はないですか?
下はさっきの高校生とかがやったこともあるし。
スピーカー 3
テニスって年齢で分かれているんですよ。
例えばジュニアっていう18歳以下は、
18、16、14とセグメントされていて、
いわゆる一般になってくると35歳以上とか
45歳以上というカテゴリーに分かれるんですけど、
ゲームの世界はまだそういうカテゴリー分けはされていない?
スピーカー 2
そうですね。まだそういうカテゴリー分けは進んでいないですね。
でももしかしたら今後出てくるかもしれないですよね。
そっちの方が面白いかもしれないですよね。
スピーカー 1
PUGBモバイルでアジア競技大会に出られて、
スピーカー 1
実際にジャパンを背負って他国と戦ったわけじゃないですか。
その時に日本と他国の
エースポーツ選手とか、
エースポーツという競技を支援する文化とか
その辺の違いとか感じたことありますか?
日本の良い面だったり課題改善でも含めて。
スピーカー 2
中国と韓国がエースポーツが進んでいるアジア競技大会では
その2カ国が本当にエースポーツが強くて
それこそお金をかけている施設とか
それこそアジア競技大会は中国専用の練習ルームがあったり
韓国は韓国で韓国専用の練習ルームを作っていたんです。
僕らは全体練習所みたいな場所で練習させていただいて
その環境が悪かったわけではないんですけど
かけているレベルが違うというか
スピーカー 1
そこはちょっと感じましたね実際。
じゃあやっぱり韓国とか中国のがあるってことなんですかね。育てるというかね。
スピーカー 2
韓国は本当にそれこそゲームっていうのが
エースポーツが当たり前みたいな感じになっていて
先ほど言ったリーグオブレジェンドっていう
ゲームのトップ選手のフェイカーっていう選手がいるんですけど
フェイカーさんは韓国の大統領よりも知られてるっていう風に言われてるんですよ。
国民的ですね。
スピーカー 1
本当にそうです。
そういう意味でいろんな他国の人と直接ちょっと話したりもするんですけど
スピーカー 2
何か刺激を受けたことはありますか。
実際は本当に練習試合を一緒に組ませてもらって
お互いに切磋琢磨してやってたので
そこは本当にただただ楽しかったというか
同じゲームをプレイしているみんなで境界線とかは特になく
スピーカー 3
一緒に頑張っている仲間みたいな。
話聞いて思ったんですけど、ゲームをやっていることによって
世界中の仲間が生まれるわけじゃないですか。
すごいことですよね。
例えばですけど、スポーツって世界の誰かと一緒になるっていうのは
その会場に行かないとコミュニケーションが取れないけど
フェイカー選手とやろうと思ったら
スピーカー 2
繋がれるわけじゃないですか。
スピーカー 3
オンラインでやろうとなっちゃうわね。
スピーカー 1
すごいことになってきましたね。
コロナにリモートワークもありましたけど
それとはちょっと違いますけど、eスポーツでも繋がれるということですね。
その中でね、日本代表になられて
eスポーツの選手の元というところがついてて
eスポーツどんな方がいるか調べたときに
一体カズマラさんが真っ先に上がってきて
今年2020年1月にもトークショーとかも参加されていて
それなんかも拝見して、やっぱりこれからっていう感じを受けたんですけど
率直にアップを取らせていただいたときに
もう今は引退というところで、元っていうので
率直にすごく驚いたんですけど
引退された理由というかね、これだけの熱量を持たれて活躍してきて
元っていうところが、やっぱり僕も驚きました。
僕がプロ選手を引退したのは
スピーカー 2
本当に一本で生活するのが厳しくなってしまって
ゲームに対して全力で取り組めなくなってしまったなっていう風に思ったので
引退をさせていただきました。
それは単純に言うと収入の部分ってことですか?
スピーカー 1
そうです。収入の部分が本当に今年になってガクンと落ちちゃって
スピーカー 2
アルバイトなどのお仕事を別でしないと
選手っていうのを続けられないような環境でして
それはなぜ急に落ちちゃったんですか?
スピーカー 1
大きいスポンサーさんがついてくださったんですけど
スピーカー 2
その大きいスポンサーさんが降りてしまったので
そのゲームの大会の賞金がガクンと落ちてしまって
勝ってもちょっと生活厳しいかなぐらいの感じになってしまって
去年まではPMJLっていうリーグがあって
ドコモさんがスポンサーしてくださってたんですけど
選手の方に最低保証金みたいなのが
リーグ保証金みたいなのがあって
それを支払っていただいてたので生活ができてたんですよ。
なんで本当にゲームに集中してプレイすることができて
常にゲームのことを考えていたので
でも本当に今年からはそれが厳しくなってしまったという
続けたい気持ちはもちろんあったんですけど
今までやってた練習量がガクンと落ちてしまうので
全力で取り組めないなっていう風に自分で思ってしまって
辞めるって形になりました。
スピーカー 1
そのチームはまだあるわけですよね。
PUGBモバイル自体は今も世界的なゲームなわけですね。
スピーカー 2
それこそアジア各国では大きな大会として開かれているので
その中でスポンサーさんが降りたことによって
スピーカー 1
はずまさんには直接打撃があったと思いますけど
チームにとっても打撃があるでしょうし
他のチームには打撃はない?
スピーカー 2
いや、それこそPMJLというリーグに出てた全チームに影響が出て
それで解散するチームなども結構多かったです。
スピーカー 1
これちょっと内部なんですけど
それも含めて出てくださって感謝なんですけど
スポンサーさんが降りるというのは
今のモデルだとそういう意味では
かなり選手の方に直結するモデルかなと思うんですけど
スポンサーさんが降りる理由っていうか
もちろん当然ビジネスとしてやっている部分もあるでしょうから
そこの部分がなかなか
辞めまさんは直接聞いたわけじゃないでしょうから
仮説というか推測に過ぎないかもしれないですけど