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2025-02-10 15:57

[第110回]創業90年の歩みから学ぶ経営の心構えとターニングポイント|佐藤武昌(GODAIグループ会長)

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▼映像はこちら 

https://youtu.be/VohWEJZpCbw
 

■今回は、GODAIグループ会長の佐藤武昌が登場。

創業90年を超える企業を育て上げてきた立役者にプロインタビュアー早川洋平と石崎Pが迫ります(全4回の2回目)

 

■健康にまつわるモノ・コト紹介

『Tarzan (ターザン)』(マガジンハウス) https://magazineworld.jp/tarzan/


 

【ゲスト】

◉佐藤武昌(さとう・たけまさ)GODAIグループ会長。

1939年 横浜市生まれ。1962年慶応義塾大学卒業後、家業の財団法人神奈川自動車学校に入職。1932年に神奈川・横須賀の自動車教習所から始まった事業を先代から引き継ぎ、その後「自動車教育」と「スポーツ」の二つの柱を持つグループ企業として発展。

その長い道のりにおいても、創業者の「挑戦」スピリッツは脈々と受け継がれ、今もなおグループ理念の中に息づいている。

創業100周年に向けて地域の皆様の健幸生活の実現を目指す、GODAIグループ会長。


 

*本番組でお届けしている医療、健康などの情報については、専門家への取材や出演者本人の体験、見聞をもとにしておりますが、特定の企業、製品等を、具体的に推奨するものではありません。特に医療品や医療機関の選択に当たってはご自身でご判断いただくか、かかりつけ医にご相談されることをお勧めいたします。

 

【番組への感想はこちら】

https://forms.gle/QJQvRqLD8fM8RJfn9


【目次】

OP

健康にまつわるモノ・コト紹介『Tarzan』

テニスクラブではなく、テニススクールにした理由

経営者としての心構え

家業から企業へのターニングポイント

90年積み重ね続けた理念

ED

 

【出演者】

◉石崎勇太

1981年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。

幼少期からテニスを始め、高校時代にはインターハイ、全日本ジュニアに出場。

大学時代には体育会硬式テニス部主将として1部リーグで活躍。全日本選手権、インカレ出場。

卒業後大手建設会社、広告代理店を経て、現在はGODAIグループが運営するGODAI白楽支店 支配人。

『すぽきゃすTV』の前身番組『すぽきゃす』の企画・立ち上げ、インタビュアーとしてGODAIのコーチ・スタッフや各界で活躍しているスポーツ・健康の専門家にインタビュー。

時にはスポーツアスリートのマネジメントやメンタルサポートを行い、テニススクールのコーチとして熱心な指導はお客様に高く評価されている。

プライベートでは二児のパパ。育児に奔走中!

https://godai.gr.jp/


 

◉早川洋平

新聞記者等を経て2008年キクタス株式会社設立。羽生結弦、コシノジュンコ、髙田賢三など世界で活躍する著名人、経営者、スポーツ選手等ジャンルを超えて対談。13年からは海外取材を本格化するいっぽうで、戦争体験者の肉声を世界へ発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。

公共機関・企業・作家などのパーソナルメディアのプロデュースも手がけ、キクタス配信全番組のダウンロード数は毎月約200万回。累計は3億回を超える。『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良「大人の放課後ラジオ」などプロデュース多数。

https://yoheihayakawa.substack.com/


【関連キーワード】

#経営者

#スポーツ事業


 

00:04
スピーカー 3
すぽきゃすTV、タメになる健康エンタメ。この番組は、スポーツを通じて人々の健康生活の実現を目指す、GODAIの提供でお送りいたします。
スピーカー 2
YouTube版ではエクササイズ動画もお楽しみいただけます。
スピーカー 1
早川洋平です。石崎勇太です。
さあ、2月も1週目に入りましたが、前回はアイマスク。
アイマスク最高でしたね。
スピーカー 3
一家に一台。
あれはもう僕の次の購入リストに入ってますから。
スピーカー 1
じゃあ、来月の収録とか目につけて。
スピーカー 3
もう全く見えないですけどね。
そうですね。
スピーカー 1
なんか石崎さん、最近健康といえば。
ガジェットとかじゃなくて
スピーカー 3
全然。
皆さんがよくご存知の、この雑誌。
ターザン。
マガジンハウスさんが出してるこのターザンは前からあって。
もう何十年も前からね。
すごいですよね。
僕、好きで結構読んでるんです。
ほんとこれ一冊で、なんかいろんな情報が盛りだくさんで、健康意識が高められるなと。
スピーカー 1
灯台下暗しじゃないですけど、僕もこうやってスポーツ健康に関わらせていただいてて
ターザンって昔からあって、健康で一冊作り続けるってすごくないですか?
スピーカー 3
すごいんですよ。
スピーカー 1
僕のイメージだと、ちょっとターザンって昔はスポーツ寄りのトレーニングとかでしたね。
スピーカー 3
でも今、腎臓とか肝臓とか、そういったところにどうやったらいい効果があるかとか
漢方。
テーマがすごい明確で、股関節に関して、結構特化していたり。
これたまんないですね、僕らには。
スピーカー 1
そうなんですよ。
スピーカー 3
これはね、すごいいいなと思います。
勉強にもなりますしね。
うちもテニスコーチ、ゴルフコーチ、レッスンをするだけじゃなくて、いろんなものを情報を届けできるような存在になるべくして
今こういったもの、これだけじゃないですけど、情報を取りながら。
スピーカー 1
マガジンハウスさんにスポンサーとしていただいてるわけじゃないんですけれど。
マガジンハウスといえば、他にもブルータスとか
本当に雑誌作り、独自路線でずっと何十年もやってきて
非常にデザインのセンスとかもいいし、中身ももちろんしっかり作ってるので。
健康スポーツを、このすぽきゃすTVのエンタメとして届けてますが
まさに健康エンタメ雑誌ですよね。
楽しく読めますよね。
スピーカー 3
楽しいんですよ。目を引くデザインなんですよ。
上手なんです毎回毎回。だから今回も買っちゃおうかなって思っちゃうんですよ。
スピーカー 1
今ね電子書籍で、これも多分読み放題のマガジンとかにも入ってると思います。
やっぱりマガジンハウスのこのターザン、置いておきたいですね。
スピーカー 3
置いておきたいですね。その不調は漢方で治るとか、いいなと思って。ぜひおすすめです。
スピーカー 1
ターザンぜひ読んでみてください。
さあということで、今月の本編は先週に引き続き4回連続で
GODAIグループ会長の佐藤武昌さんにお話いただいてますので、今回は第2回をお届けしたいと思います。
03:04
スピーカー 1
それではどうぞ。
今かなりはっしょって話していただきましたけれども
伺いたいことはたくさんあるんですが、その中で僕も白楽で以前体験レッスンさせていただきましたけど、
テニススクールってたくさんあると思うんですけれど
一方で、いわゆるちょっと高級なテニスクラブとかもあると思うんです。
いわゆるテニスクラブではなくてテニススクールにした理由というのはあるんですか?
スピーカー 2
そうですね、単純に思ったのはテニスクラブにすると
長くいる人がだんだんといろいろやりにくいことがいっぱい起こるんじゃないかっていうことで
スクールにすると、1週間で切れてくるわけです。
変な執着心とか、そこにいるっていうことに対する変な考え方を持たないと思って、
これはシステム的にもいいなっていう形でスクールを選んだんです。
それからもう一つは、テニスはその頃、まだ一般の方はやる人は多くなかったです。
どっちかというと上層階級の人がやるというイメージで。
実際そうです。ちょうど美智子皇后の頃ですから。
もう一つは一般の人ができるようにするっていうことも大事じゃないかと思いました。
スクールやるときに、私はテニスをやってないですから、
コーチにお願いしたことは、私はその頃ゴルフをちょっと始めたので
習いに行ったんですけど、非常にコーチが威張ってるわけですよ。
下手すると私のかかとをクラブでちょんちょんとやって、じっと我慢したんだけども、
ちょっとあなた、それはやりすぎじゃないの?
あなたはゴルフ上手いかもしれないけれども、そこまでやっちゃまずいんじゃないの?と。
そういう非常に嫌な思いも習ったときにいろいろしたので
コーチにお願いしたのは、とにかくテニスをやりたいっていうその気持ちもすごく大事に思って
いかに優しく簡単でプレーできるようすること。
あとは挨拶。あなた方コーチの方は生徒さんよりもテニスがちょこっと上手いだけだ。
のぼせちゃダメだよ。だからいつも自分より上の方だという気持ちで教えてくれと。
大きい声で挨拶、大きい声で教える。
それからお客さんには細かく親切丁寧に教えてくれ。
これだけお願いします。マナーだけはしっかり大事にしてやってくださいということは言いましたね。
それだけ守ってくれればいいよと。
スピーカー 1
いろいろお話があって、最初にお父様の後取りとしてということで、そこは根本の使命というか
会長の中にあると思います。その後に大学卒業してすぐにいろんなことを抱えてくる中で、
私の勝手な感覚ですが、かなり早い段階で腹をくくるというか。
経営者としても、赤字事業という意味でもそうですけど、
そこがありながらも悲壮感漂う話なわけじゃなくて、
いろんなことを好奇心を持ってチャレンジしてきた。
スピーカー 2
プラス、もちろん親分肌みたいなところもあったり。
おっしゃる通りでね、私はこう思っていたんですよ。
親からは、親父からは努力ですね。人間は努力。
能力というのはそんなに大きな違いないから、人間は努力しなきゃダメだと。
06:02
スピーカー 2
お袋からは謙虚であれと。
努力と謙虚ということは叩き込まれました。今でもそれをすごく大事にしています。
そういう中で家業として、本当に家族みんなで教習所を始めたわけです。
戦争時は親父は軍人ですからいないわけですよ。
戻ってきて教習所を始めたんだけれども、
例えば今の白楽の畑を購入して、それを地ならししなきゃいけない。
私はあの頃、小学校4、5年でしたが、点圧器なんかないですから、
ガソリンタンクに水を入れて、それで押したんです。
それから、まだ自動車を買えるほどまでになっていない時は、教室だけあって、そこで学科から始めたんですよ。
その時は姉たちが受付もやるし、ビラを作って白楽の駅で巻いて、
終わった時は姉とお袋でお金を数えて、家族総出でやったんですよ。
私も朝6時に起きて、必ず教室を掃除するのは自分の仕事だし、終わってから食事をしていました。
本当に家業ということが頭にありますしね。
そういうものを大事にしたから、やっぱりここに一つの基準があるんですよね。
本当に一番大事なのは財団法人にしたことです。普通は戦後ですし、稼いだものは私財にしたいですよ。
それを財団法人で全部国家に寄付しちゃって。
そういう腹をくくった親の気持ちというのは、後から
考えてみるとすごいことだなと。
そこまで腹をくくってやった親の家業を私は大事にしなきゃいけないという気持ちは強かったですね。
スピーカー 1
財団法人にというところの話も伺えました。
そういう意味では家業から企業じゃないですか。
その辺りのターニングポイントというか、このキーワードで何か思い出すことってありますか?
スピーカー 2
そうですね。それはね、私は17歳で親父を亡くして、やっぱり大人の話をしたかったと思うんですよ。
それを十分に伺えない中で逝ってしまいましたから、後からいろいろ思ったんです。
スピーカー 1
そうですね。直接は何かを伺ったわけではないわけですよね。
スピーカー 2
なぜ財団法人にしたんだろうと。
普通だったら戦後で、教習は本当に生徒さんが大勢来て、簡単に言えば稼げた事業をやって私財を肥やしてというのは多くの方が思うことですよ。
それをなぜそういうことにしたかというのは、深いところは私はわかりません。想像だけです。
とにかく自動車の運転を教える、教習所をやっていると、必ずあの頃の車は故障するんです。
それを整備する学校を作ってはいかないといけない。
その学校を作るために私財も全部投してそういう学校を作ろうと思っていたところ、志半ばで財団まで下ろしたけれども、あの世に逝ってしまったんですよね。
後から私がずっといろいろ思い返して思いました。
そういう心、気持ちで、やっぱり公に車というのがモータリゼーションで流行ってくる。
教習所はできたけれど、それを支える整備の学校というものを作らなければいけないという思いがあって、
09:00
スピーカー 2
だから親父はそういう思いだったろうということで、公益の財団法人を作ったんです。
私は世のため人のためにならないのは仕事じゃないとよく言うんです。
稼ぐだけじゃないよって。世のために人のためにやれば自然に見返りが来るもんだよと。
私はだから社員で稼げ稼げって言ったこと一回もないと思うんですよね。
世のため人のためになることを一生懸命やりましょうよという。原点はそこにあるんじゃないかなと思ったので。
スピーカー 1
お父さんが早くに先立たれて、もちろん悲しいことしつらいことだったと思いますけど、逆にわからないからこそ会長の中で常に親父だったらどう思うんだろうというのを推しはかりながらやられていた。
スピーカー 2
私なんか経験もないし、自信もないし、何も耐えるものがないわけだから。
親父やお父さんに言われように、とにかく一生懸命社員の人と一緒に働いて、現場にいって、そこで仕事をやっていって、そこから経験して作り出すしかないわけです。
その途中でやっぱり親父だったらどう思ったかな、こう私は考えるけれどもいいかなとか、そういう問答しながらやったことはずいぶんありましたね。
スピーカー 1
ここまでお話を伺ってきて石崎さん、逆にこういうフォーマルな形で会長と対峙することはないと思いますけど、まえてこの場で今の流れから聞いてみたいこととか、切り込んでみたいこととか。
スピーカー 3
改めてお話を聞いていて、僕が今、白楽支店で支配人をさせていただいてますが、これまでの会長以下、役員の方々の指導や教えでは、全てを上から言われてそれに動くっていう会社じゃないんです。
みんなで考えてこれを作ってみなっていうような指導をいつもしていただいています。会長の念頭訓示で、必ず我々社員は仕事が1月5日からスタートするので、お話いただくんですけど、一つはLIFESTYLE with SPORTSという、うちで掲げているスローガンがあって、社是である挑戦というものがあるんですが、
会長の話の中にそれをどうやってやるのか読み解くキーワードが今年はあったんです。会長の話聞いて、会長がいろいろと経験されてた中で、我々はそのイズム、こうしなければいけないじゃなくて、これを今の状況に合わせてどう考えていくかっていうことを日々トレーニングさせらていると感じを受けながら聞いてました。
スピーカー 1
どうですか?今石崎さんの話。
スピーカー 2
嬉しいですね。私はゴルフやってますから、よくゴルフと仕事は結果だって言うんです。プロセスはもちろんあるし、どういう思いでやるかって大事です。例えばうちは今テニス、ゴルフ、ゴールデンキッズもあり、それぞれみんな思いを持ってやってると思いますけれども、一番大事なところは近隣の方々の健康で幸せな生活づくりに寄与するという、スポーツ健康事業部の理念の中で
そこに行き着くと思うんです。ただ金儲けやってるだけではなく、やっぱり何か一つの大きな理念とかがないと。私も赤字事業をずっとやってるときは金儲けも一度考えましたよ。テニスを初めて白楽でやってたときに、5、6年経ったときに生徒さんから
12:09
スピーカー 2
私、テニススクール通ったら、前体が弱かったのに風邪も引かなくなっちゃったのよとかね。買い物行くのに今は動きが軽いのよとか。胃腸の具合が悪かったのすっかり治っちゃったとかね。そういうものを聞いたときに、私は最初は本当に赤字なくすために稼ぐために
やったものが、待てよと。もっと深いところに達成するもの、アウトプットされるものがあるんだということに、その時初めて気がついたんですよ。そこからいろんな理念が大事だなとわかってきたんでね。ただ本当に赤字解消でやっているだけだったら、浅い経営者になったでしょうね。
スピーカー 1
私は起業して15年なんですけど、今の会長の話伺って、最初はいろいろ大変されてたと思います。もちろん理念とか世の中の人のためという思いもあったと思いますけど、でも正直それどころじゃなくて、まず今どうするかっていう
ところから始まったとしても、これを聞いている方、経営者とか企業家、これから会社で何かやりたい方もいると思いますけど、当然ビジネスなんでお金を得るのは必要なわけです。そこから始まったとしても、後から結果としてお客様との対峙する中で、世のため人のためにと深く考えながらやっていくっていう形でもいいわけですね。
スピーカー 2
そうですね。自分はお客さんから知らされたというか、大きなものを知らされたっていう思いはあります。うちは家業ですから、当初から現場で社員、職員の方と一緒に仕事をやることは原点で、社員の人がどういうふうにやったらやる気を起こすかっていうことは大事で、今でも考えてますね。
うちはほとんどマニュアルっていうのはない。マニュアルってはめ込むようなもんじゃないですか。なるべく個々の方々の思いを活かしながら仕事と接点を作っていくのが一番大事なところじゃないかと思います。
なかなか難しいですけどね。それができた時に、その方の力っていうのは100とか120とか発揮しますよ。だからマニュアルで運営されると、これだけやればいいとなるので、場合によったらその方の50とか60ぐらいの能力しか発揮しない。その方も仕事をやってても、やらされていて面白くないと思います。
俺も仕事に貢献してるんだと感じるには、やっぱりその方の思いと仕事との接点がないと。いまだにそれは大事にしなきゃいけないと思ってますね。
スピーカー 1
さあ、エンディングのお時間ですが、佐藤会長にご登場いただいて今日2回目でしたが、会長が当然社内ではお話しされることあると思います。
対価的にも何かわからないですよね。挨拶したり、こういうちょっとフラットな感じはあんまりないですか?
15:01
スピーカー 3
そうですね、こういった撮影するとか。
スピーカー 1
3人でトークみたいな。
スピーカー 3
社外の僕もない。
そういう形はなかったですね、今までね。
スピーカー 1
でも良い意味で会長のスタンスは変わらないんですか?
スピーカー 3
そうですね、いつもの会長のお話を聞けたなっていう。
でもすごくリラックスされた形でお話しいただいたので、本当に等身大の会長がお届けできたんじゃないかなと思います。
スピーカー 1
また来週、再来週も等身大の会長をお届けしたいと思いますので、楽しみにお待ちいただけたらと思います。
スピーカー 2
それではまた次回お目にお耳に語りましょう。さようなら。
この番組は提供、GODAIグループ、プロデュース、キクタスでお届けいたしました。
15:57

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