1. オトコの子育てよももやまばなし
  2. #3 マザリーズとファザリーズ
2024-01-09 36:28

#3 マザリーズとファザリーズ

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ワイちゃんが一歳になりました/マザリーズ=自然と口をついて出る赤ちゃん用の話し方/IDS(infant directed speech)/いきなりサイエンス/言葉と自意識シリーズ/マザリーズ原体験/マザリーズの重要性/マザリーズを使っている時の脳活動の特徴/演技が苦手/恋愛と陶酔能力/育児とイチャつき力/イチャつき力に差がある双子/怒るのが苦手な清田/マザリーズを使えなかった森田/「親性脳」について/追い詰められて余裕がないと親性脳も発達しない/レジリエンスの本来の意味/社会モデルと個人モデル

【番組へのお便りはこちらへ!】
momoyama.radio@gmail.com

【森田による番組振り返りnote】
https://note.com/moritayuhi/n/n3e137ce5804b?sub_rt=share_pw

【番組内で紹介した情報・コンテンツなど】
B.ド.ポワソン バルディ『赤ちゃんはコトバをどのように習得するのか〔誕生から2歳まで〕』(藤原書店)
https://amzn.asia/d/1VsBID4

橋本治『恋愛論』(文庫ぎんが堂)
https://amzn.asia/d/8ulauxe

理化学研究所プレスリリース「子どもの言語発達に合わせて親もマザリーズ(母親語)の脳内処理を変化」
https://www.riken.jp/press/2010/20100810/

glico わくわく子育て広場「“親性脳”って知ってますか?」
https://with.glico.com/coparenting/trouble/report.html?number=44655

00:11
みなさん、こんにちは。オトコの子育てよももやまばなし。この番組は、現在4歳の双子を育てる清田と、
1歳の子供を育てる森田が、育児のよもやまばなしを雑談していく番組です。
お、これはちょっとあの、エビリスナーのみなさんも今ピンときたかもしれないけど、1位になりましたね、ゼロが。
そうですね、はい。
そうだよね、誕生日。
昨日ですね、この収録日の前日が。
そうだそうだ、あらおめでとうございます。
ワイちゃんが1歳になりました。
ワイちゃん1歳になったか。ちょっと感慨深いな。
そうだね。
双子も11月だからちょっと4歳になりたてだけど、じゃあ次は5歳のとか。
そうだね、うん。
なってくると。何歳までいくかね、もう18歳の。
そうだね、18歳やったらやるよか。
成人。
ワイちゃんが成人するまで続けたらそれはそれでもう。
それはすごいね。
何か一つだと思うけどね。
そのうち出てくれたりするかもしれないね。
そうだよね、それはいいと思うね。
そんなこともちょっと楽しみしつつの。
はい。
本当先日産声を上げたばかりのこの番組も早くも第3回ということで、
割と順調に収録を重ね、なんかね、この間仕事で男女共同参画センター的なところでお話をする機会があったら、
そこの皆さんも聞いてますよ、育児ポッドキャストみたいな。
本当?
聞いてくださっていたり。
嬉しい。
さらにあのね、森田さんのこの複読本的なノートも動いておりますのでね。
頑張ります。
こっちもこっちで。
桃山少年の恋愛を桃山氏と並行してね、頑張っていけたらと。
育児と恋愛っていうね。
チャンネル増やしていきながら。
これいくらでもできんじゃない?
佐藤さんが孤独。
そうだね。佐藤と和子で。
佐藤と和子で2人のまたね、共通項をちょっとスピンオフしたり、ちょっといろいろ可能性も見えてきますが。
前回があの、呼び名問題ね。
パパとは呼ばれたくないぜの呼び名談議。
まあそのちょっとね、育児と自意識みたいなね、ちょっと気恥かしさみたいな話なんかも展開していきましたけど。
割とあの今回もちょっとその発展版というか延長線上のテーマをちょっと設定しているということなので。
じゃあちょっと森さんテーマと概要をお願いいたします。
03:03
今回のテーマはマザリーズとファザリーズです。
なんだ?なんだそれはっていう感じなんですけど。
マザリーズっていうのはね、母親語って翻訳されることが多いんだけど。
英語のマザーにESEかな?をつけた。要はジャパニーズとかさ、そういうのと同じ。
ああそういうことかそういうことか。
そうそうそうそう。
で、これは自然と口をついて出るその赤ちゃん向けの話し方のことで。
要は例えば声が高くなったり、抑揚をつけたり、その独特のイントネーションで話すっていうような。あとはゆっくりになったりね。
そうなのーとか、どうしたのーみたいな。
そうそうそうそう。まさにそれ。
これ母親語って言われてるけど、実際はその男性にも見られるんだけど。
まあそうだねそうだね。
で、これって世界中のほぼ全ての言語圏、文化圏で使われてるんだって。
なるほどなるほど。自然とやるってこと?
そうそうそう。赤ちゃんに向けて話す言葉っていうのは日本でもアメリカでも中国でもベトナムでも大体どこも共通してこういう話し方になるんだって。
なるほどなるほど。
そうそう。つまりこれ人共通のメカニズムっていう風に考えられてて。
だから日本語だとその赤ちゃん語みたいなのがあってさ、まずその赤ちゃんに対する言葉っていうと一般的にイメージされるのはなんつーの。
そうでちたねーとかさ、みたいな語尾とか。
あんよとかねんねみたいなさ、そういう単語とかだったりするんだけど、そういうのよりはむしろその声の高さとかイントネーション。
あーなるほどなるほど。
あるいはそのそこにあるメロディーみたいなものを指してマザリーズっていう風に言うんだけど、言うみたいなんだけどね。
そうそうそう。でこのちょっと引っかかるこのマザリーズ、母親語っていう言い方?
ややジェンダー化された言葉なんだけど、なんかね学問の世界だとIDSって言ってインファントダイレクティッドスピーチって大乳児性発話みたいな風に言われることもあるんだけど。
研究してますね。
いきなりサイエンスってことで。
サイエンスだねサイエンス。
そうそう。それでね言葉と自意識の問題っていうことで言うと、あの感じに抵抗感がある人って割といるんじゃないかなと思う。
ちょっと気恥ずかしいとか。
そうそうそうそう。自分もそうだったし。
まあまあ私もゴタブに漏れず。
そうだよね。あのこのテンション上がってる感じとかその没入してる感じがちょっと気恥ずかしいみたいなのとかさ。
そうだね。そんなこと言ってる場合じゃないかもしれないけどやっぱりありますよね。
06:00
あるあるある。
まあこれは確かにパパと呼ばれたくないとかいう何かと繋がる問題かもという。
そっから派生したテーマだよね。
そうだね。
マザリーズっていう風になってるのも多分母親がそういう話し方をすることが多いからマザリーズっていう風に言われてるわけであって。
はいはいはい。
パザリーズとはまだ今のところはほとんど言われてないんだよね。
そうだね。それがもしかしたらなんかジェンダー的な何かがそういうところに関係しているのかとかこういう自意識の問題がもしかしたら何か男の人に何か偏った何かなのかとかそういうのがちょっと我々の雑談から浮かび上がってきたら面白いねということで。
確かに何かそういうマザリーズっていう言葉で意識は全くしてなかったけど結構まあだいぶ昔だけど割と女友達で結構口っかわずもそんなに多いタイプではなくクールな感じというかそういう友達が子供を産んで。
久しぶりにその子供を連れて一緒にちょっとお茶する機会があったときにやっぱねそのマザリーズ的な言葉を使って今その時俺は子供もいなくて子供がいる感じとかさその生活とか子供ができたことによる変化とか全く知らなかった段階でただ友達の変化として見たときにそういう言葉を使ってて結構びっくりした記憶があって。
なんかそういうマザリーズ的な言葉どうしてんのそっかーみたいな感じのモードっていうのがこの人の中にあるとはあんまり想像できなかっただけにね。
結構マザリーズびっくり現体験みたいな感じかもっと今ふと思い出したんだけど。
分かる分かる。俺もね妻の出産は去年のこの時期でまだコロナ禍だったからその立ち会いも面会も俺はできなかったんだよね。
出産して1週間弱化して病院から帰ってきた妻が自然とこのマザリーズ使ってて結構うおって思ったの。
清太も知ってると思うんだけど全然そういう印象ないじゃない。
そうだねそうだね。
なんかもっとこうドライなイントネーションとか変えないんだろうなっていうふうに思ってたんだけど変わってたから結構驚いたんだよね。
それがこうある意味なんとなく自然にいよいよマザリーズ喋るぞとか思ってやってるわけじゃないってことでしょ多分。
そこがなぜ我々同じ親という立場でこの人生に関わり始めたそんなタイミングも変わんないし関わり始めたタイミングも接触時間もそんなに。
09:09
多分我々は在宅で育休でってなってそんなに接触時間が極端に下がるわけでもないと思うけど夫婦でね。
しかしやはりそのあたりは何か違いがあるとするならば何だろうという。
そうだねこれ本当個人差が大きいとは思うんだけど。
マザリーズ苦手な女性もいるもんね多分。
そうそうそうそうなんだよね。
自分も最初は苦手でなかなか使えなかったというか。
思い返してみると結構自意識が邪魔をしてたなっていうふうにも思うし。
だからある時期までは結構無言で淡々とケアしてたような気がする。
ああそうなんだ。
なるほどね。
でもこの話しかけるっていうのは大事なわけでしょ多分。
そうなんだよね。
自分は結構調べたわけ。
ちょっと興味があったから本とかも読んで。
これは赤ちゃんは言葉をどのように習得するかっていう本を読んだりとかして。
でその清太郎が言うように結構重要で語りかけとかこのマザリーズ自体が。
ちょっと科学っぽい話になるんだけど。
マザリーズを使う時って脳の活動が特定の部位が活性化してるんだって。
使う側が?
そう使う側が。親側の話で。
どこが活発化してるかっていうと言語屋って言われてるところ。
要は言語を司るようなところが活性化してるんだって。
言葉を伝えようとしてるっていうことなんだよねそれはつまり。
ああなるほど。
で面白いのは赤ちゃんは言葉話せないじゃない。
でもなんで言語屋が活性化してるかっていうと
マザリーズを使ってる人は単なる気持ちの高揚で
ハイテンションになって使ってるわけじゃなくて。
意識してるかしてないかに関わらず赤ちゃんに何とか言葉を伝えようとしてるっていうことなんだっていう話だね。
だからコミュニケーションを取ろうとしてるんだね要は。
そうだよねそういうことだよね。
でも一方で重要なのは内容じゃなくて
イントネーションだったりメロディーだったりリズムだったりするわけ。
結構それ音楽的って言われたりするみたいなんだけど
赤ちゃん側もマザリーズの語りかけに特別な関心を示すっていうことが全ての実験で立証されてて。
普通のイントネーションで語りかけられる時とマザリーズで語りかけられてる時だとマザリーズを好むっていうことらしいのね。
12:02
なるほど。
じゃあ注意がより向くんだ。
そうそうそうそう。
でこれほんとめちゃ面白くて
ある実験で中国人の母親が自分の子供にマザリーズで語りかける動画っていうのを撮って
同じ人が大人の友達に語りかける動画っていうのを撮って
それを全然関係ないアメリカ人の子供に見せたんだって。
そういう実験が行われたんだって。
そうするとアメリカ人の子供は中国人の母親が子供にマザリーズで語りかけてる動画の方を好んで長く見るっていうのが示されたんだって。
だからつまり言語とか言ってる内容は実は関係なくて
イントネーションとかメロディーだったりっていうのが高さとかね。
そういうのを好む傾向っていうのが確実にあるっていうことなんだけど
何にせよコミュニケーションを取ろうとするっていうこの姿勢というか
その結果としてマザリーズがあって
意味が伝わらなくてもイントネーションやメロディーで赤ちゃんに何かが伝わってるっていうことなんだよね。
これはどう考えてもすごいことだと思うんだけど、だし重要なことだと思うんだよね。
それによっていろいろ思いや要件や何やらが伝わるし
モードの共有とかさ。
あと単純に言葉、音として少しずつ意味みたいなものをもしかしたら何か学習していくとか
そういういろんな効果を狙ってやってるわけではないと思うけど
結果的にそういう風になってるってことだよね。
そんな大事なことをちょっと恥ずかしいとか。
そうなんだよね。
そんなことでちょっと戸惑ってる場合じゃないと。
そういう風にも言えるねだからね。
赤ちゃんってこっちが思ってるよりずっと分かってるっていうか
まず耳がいいんだよね。
耳いいよね確かに。
お腹の中にいる時からもう親の声を聞き分けてたりするんだって。
そういう実験もあって面白いんだけどそれも。
そうだよね。たぶん心地いい時間とその時浴びている音とかが結びついていったりするじゃん。
そうだねそうだね。
そうするとこれはいい知らせだなとかさ。
ポジティブかネガティブっていう大きく分けてもいいものだみたいな感じで心身に染み込んでいってるはずだもんね絶対。
そうやってなんかいろいろに立ち上がっていくんだろうね。
そうなんだよね。
確かに恥ずかしいけどやっぱり自分でも特に一人の時子供と一体中の時は割とやってたような気もするんだけど
15:12
とりわけねそれでも若干の恥ずかしさはあったとは思うけどより妻が見てるとかさ。
人が大さんがいるのより恥ずかしいとかね。そんな感覚も確かにあったなぁと。
それもその何ていうのかな。なりきるのが演技が下手だったりっていうようなそういう自意識もあるしさ。
男性が苦手っていうよりはなんか自分には苦手だなっていう感覚もあって。
それはパパって呼ばれるのが苦手っていうのと全く同じ。根っこは同じだと思うんだけど。
没入できるとか糖水できる力みたいなのっていうのが恋愛にはなんだっけ。
橋本治先生がね恋愛論という本の中で糖水能力が大事だと書いてあったと。
俺もなんかこれはちょっとマザーリーズから少し離れるけど
ちょっとだいぶ前にツイッターかなんかで赤ちゃんと接するときの感覚って
イチャつき力みたいなのが問われるなみたいなことを書いたことがあって。
なんかこうイチャつく感じってあるじゃん。
あるね。
愛情表現をするとかさ。スキンシップをとるとかさ。
相手の感情にこういい感じにチューニングしてキャッキャ戯れるとかさ。
あの感じってなんか例えば恋愛的なシーンで言うと恋人とイチャつくみたいなね。
とにかくあのイチャつくっていうのが俺本当にあんまりできないから。
できないからその同じじゃんみたいなね。
もちろん子供の方がまだ向こうがこっちをどう見てるかっていうところがそこまで意識しなくてもいいじゃん。
そうだね。
だからその自意識がそこまで恋愛の時ほどあれだけど
でもやっぱり自分を見張ってる自分みたいなやつがいるから。
リトルキヨタ。
リトルキヨタがそれを邪魔してるのかもしれないけど
でもイチャつき力って自意識の問題もあるけどなんかもうできるやつはできるしさ。
そうだね。
でもそのあたり結構恋愛体質的なところを自称する森田さんは
イチャつき力と糖水能力とあのあたりでどういうふうなわけになってる?
いやでも俺は結構イチャつき力あるから。
あるんだ。
糖水能力もあるんだけど
でもなんていうのかな
そこの人から見られてる時第3者的な人の目を割と過剰に意識する方だから
18:08
そこが障壁となってるような感じはある。
なるほどね。
それこそ2人きりの時はワイちゃんと結構ベタベタな感じで
イチャついてるイチャついてる
これホントイチャついてるなって思うぐらいイチャついてるけど
多分それは2人の時に特にそういうイチャつきを発揮するかな
妻がいる時もそこまではやらないような感じがする。
はいはいはいはいはい。
そうだね。
なんかさ、その
例えば双子、花丸さん達を見ていると
今後変わっていくかもしれないし
俺が見てる限りのシーンだけかもしれないけど
やっぱもうすでにその糖水能力というかイチャつき能力に
やっぱちょっと違いがあって
花丸で言うと花さんの方は
自分で抱きつきにいくし甘えるのもすぐくっついてくるし
なんか俺たちのなんかさ
腕の間とか股の間とかそういう隙間にスポッと入ってくるわけよ。
で、丸さんはそれが全然できない。
ほうほうほう。
で、まあ甘えたい気持ちとかあるんだろうけど
多分何にしても花さんが先に行っちゃうから
そういう2人の関係性の中で育まれた何か違いなのかもしれないし
でもその丸さん苦手だと思くしてる丸さんも
やっぱ一対一とかになると
なんか抱っこしてとか言ってくるわ。
そうなんだ。
なんかまあなんか自分からガッてくるよりは抱っこしてとか言ってきて
面白いね。
抱っこしてとかは言ってくるのが個性なのか
その関係性の中で励まれてるのかわかんないけど
なんか俺自身はそのガッていけないから
ちょっとその丸さんの方に似たものを感じちゃうと
なんか俺みたいなやつだみたいな
とかわかんないよ。生まれてもったさなのか。
でもそうだね。性格ってあるよね。
でもやっぱある。なんだかの関係あると思うし
あのコウホー、佐藤コウホーなんかはさ
あの人多分投水能力が恋愛においてあるじゃん。
で、子供の扱いもやっぱ上手いのよ。
何回か一緒に旅行行ったりさ
花丸さん見てもらったりしたことあるけど
でも最初から花丸って名前で呼び捨てて呼ぶし
それすごいよね。
すごいよね。なんとかちゃんとかじゃないんだよ。
最初からその名前呼び出し
21:01
なんかもう抱っことかも
あんなに人見知りする双子たちが
割とすんなり抱っこされてたりして
なんかあの人は確か犬猫にもすごい好かれるらしいんだけど
そうなんだ。
なんかそういう…あんのかな。
でも佐藤さんは演技も上手じゃない?あの人。
そうだよね。
たぶん仕事上でも役割を演じるとかもさ
もしかしたらそういうの関係してるかもしれないしね。
いやなんかこの辺の演技力で言うと
逆にイチャつきの反対というか
叱る怒るって場面あるじゃん。
あれも俺全然できなくて
その本当に心の底から腹立ってるとかで
怒るっていうよりはさ
なんか怒ってるって感じを出してみたいな時あるじゃん。
怒らないといけないから怒るっていうことだよね。
怒るみたいな。
ああいう時にもう全くその…
なんにできないっていうか。
なんか笑っちゃったりもするしなんか。
子供なんかしょうがないんだけど
なんか絶望的なわがままもいったり
自業自得で泣いたりしてる時に
とか相手を双子で喧嘩して
人としてさ
例えば暴力振っちゃったとかさ
良くないって時にはさ
ちゃんと叱ったりしなきゃいけないんだろうけど
なんか心の底からそういう風に思ってるわけじゃないから
なんなら心の中ではさ
なんか絶望的で
堂々とそこにはまっちゃって
ちょっとウケるみたいな気持ちとかがあるわけよ。
そういう時にコラーとかさ
ダメでしょとかって言えなくてさ
そういう時はいつもまず一対一になって
例えばリビングで喧嘩したら
荒れてる方を
とにかく俺で今座ってるこの仕事部屋のね
自分のデスクに連れてきて
で、ドアを閉めて
そっからどうしたのか、なんで泣いてるのか
何が嫌だったのかを聞いて
そんなに向こうも
最近では割と喋るから説明してくれるけど
こっちが推測できる範囲で聞くじゃん
こういうこと?こういうこと?
あれが嫌だったの?
向こうがああしてたからそれが悲しかったの?とか
そうするとそうだっていうやつが見えてきた時に
じゃあこうしようみたいな風に
自分の怒る、叱るというよりも
一回話してみて
それであなたは悔しかったんだね
それだったらその気持ちは分かるよってことで
初めて自分の気持ちとアクションが一致した時に
自分が分かって初めてってことね
腑に落ちて初めて
俺自身がね
やっとアクションがすんなり進むって感じがあるから
24:03
でもそれはやっぱりこの気持ちは分かるけど
あの行動は良くなかったんじゃないかってなったら
それはちゃんとあれはダメだよって言えるんだけど
丁寧でいいじゃないですか
丁寧でいいなとは思うんだけど
現場でね、とっさにね
現場でね、とっさに出ないんだよね
本当に怒ってる人はさ
って言わないと思うんだよね
なんかコラってさ
あるじゃん
コラもすごいよね
コラ言えないよな
演技的なことが苦手ってのは結構
俺も本当に同じで
マザリーズも苦手だったんだけど
うまく使えなかったんだけど
なんかさっき話したようなこと
つまりコミュニケーション上必要なんだっていうこと
あるいは有益なんだっていうことを
結構頭で理解して
そういうことができるようになったっていう感覚があるわけ
理屈で理解して身体に落とし込んで
そうそう
真似してみたんだよね
自分の中から出てこないんだったら
真似するしかないなと思って
そうなのとかさ
そうなのそうなのとか
これが欲しいのそうとかさ
そういうのをさ
ちょっと茶化す感じで言ってみたりとかさ
妻とよくそうなのおばさんっているよねとかって言って
いるじゃん
そうなのそうなの
いう人
別に女性に限らずいると思うんだけど
そういう人の真似とかさ
あと近所の公園で
保育士さんが子どもと遊んでるのを観察してみたりとか
保育園の先生はそういうのすごいよね
あと子育て広場で他のママの様子見たりとかね
あとはとにかく何でもいいから語りかけるっていうのをやってたら
最初は2人の時にね
ベビー顔してる時とかさ
そしたら何となく出てくるようになったっていう感じがある今は
そうだね大事だね
やっぱこう
自然発生的に出てこない場合はやっぱり学習
練習
本当にこれって人によると思うんだよね
だからこれは男性女性っていうことでもないと俺は思うんだけど
まあまあそうねできるやつはできてしまう
ちょっと便宜上ファザリーズっていう言葉を使って
ちょっと対比的に言ってるけど
お父さん父でもすんなりできる人もいるし
母でもすんなりできない人もいるのは間違いないんだけど
数で言ったらやっぱりファザリーズは
そうだね
多いだろうね数で言えばね
27:02
それはでも意外と単に育児にコミットしてる時間が長いから
そうっていう可能性があるんだよね
むしろそっちの方可能性の方が高いと思うんだけど
それでもう一個あって科学的な話というか
最近結構いろんなところで話題になってると思うんだけど
親性脳っていう
親性の脳の頭の脳ね
育児場面でよく使われる脳内のネットワークで
この親性っていうのは母性とか父性と並列な意味での親性っていう
例えば赤ちゃんが泣いてる時にすぐ近づいて
ボム使えたりミルクあげたりっていう
その要求を満たす対応を取る能力みたいなものを親性っていう風に言ってるんだよね
マザリーズも多分ここに含まれるんだと思うんだけど広く見たらね
で重要なのが親性脳って
親になった時点で自然に作られるんじゃなくて
育児経験を通じて次第に形成されるものだっていうところがすごく重要で
つまり男性女性に関わらず子育てに関わることで
誰でも獲得できるもので
そこに生物学的な精査はないっていうことが実験で証明されてるっていうことなんだよね
だからさっき言った女性の方がマザリーズ使える人が多いっていうのも
実は生物学上の女性には母性本能が生まれつき備わってるみたいな
そういう誤解とそれって結びつけられがちな話だと思うんだよね
でもそうじゃなくて
女性だから自然に
そういうことではなくて子育ての経験を通じて発達していくようなもので
でも俺八木予太のように苦手な人もいるっていうそういうことだと思うんだよね
せっかく関わる中で育まれているけど
自意識とかテレがブレーキとなってたみたいなことがあるわけだね
それはそうだね
そういう感覚の方が近いかも俺も
だから苦手だからできないというより
育まれてはいたけど
そのブレーキを取っ払うまでに色々工夫が必要だったという感じですかね
ブレーキって感じだね
やり方がわかんないとかじゃなくてやってはいるんだけど
急に恥ずかしくなっちゃうとか
そういうまさに自意識って感じだね
なるほどなるほど
結局はコミットして時間を費やすしかないっていう話
費やした方がいいっていう話だと思うんだけどね
そういう中で学習訓練
これも一個重要なことで
30:01
例えば産後物の人とかはこういう親性能にしろマザリーズにしろ
なかなか難しいところがあるみたいになるね
確かに確かに
追い詰められていると親性能の脳内のネットワークも発達しないんだって
だから結構これ悪循環で
例えばワンオペですごく追い詰められてキリキリしてるとそれが発達しない
自分の中で湧き上がってくるものみたいなのを多分感じられない
そうすると自分向いてないのかなみたいな風になってしまって
なるな
自分の側に責任を求めちゃうっていうか
そうだよね
でもそうじゃなくてそれは環境の問題なんだっていうのが多分
すごい重要なことだと思うんだけど
これ聞いてくれてる人の中にももしかしたらそういう人がいるかもしれないじゃない
自分出てこないなって思ったらそれは環境や状況の方に問題があるかもしれないっていう風に考えてみるのが
余裕がないバッファがないってことだよね
分かる分かる
俺も双子の夜泣き今でもあるけどさ特にひどかった1歳0歳1歳2歳
もう体力ないとマザリーズなんか出てこないもんねやっぱ
もう無思考でミルクあげればいいのねとかおもつ買えればいいのねみたいな感じで
ほぼ白目になってるし
やっぱり同じようにさ可愛いとすら思えない自分は
そういえばもともと俺子育てできる器の人間じゃなかったみたいな気持ちになってきてさ
全部俺またこうやって見通しの甘い子を持つという選択すら
甘い見通しのこのウィッシュフルシンキングでやってしまった大バカ者だみたいなさそういう気持ちになるもんね
なるときやっぱあるもんね
それってやっぱそのキャパシティがパンパンすぎて
マザリーズとか出る親性能が発揮される余裕がないからそうなってるだけで
親としての能力や才能が足りないんだとかそういう話では多分
ないという考え方をした方がいいよね
そうだと思う
それは大きく言えば国が悪いということで
もっと育児のね
余裕を持って育児できる環境をねぜひともこの社会に拡充していくために細々このラジオ
そうだね子育て広場とかでも本当そうだな余裕がない左層の人もいるわけ中には
そういう人ってやっぱり苦手そうな感じがする苦手っていうか
やっぱり余裕がないからそんなこと言ってらんないよね
33:03
いやそうだよ
なんかさ最近ちょうど心理学の心理学講座みたいなのをさ
オンライン塾をしてるのね
そうなんだ
遠畑海人さんのそれ夫婦で見てるのよ
それはただ要はオンライン授業はただ主張しているだけなんだけど
そこでなんかそのちゃんと理解してるわけじゃないレリジエンスっていう言葉があってさ
レリジエンスってなんていうの
体制?
体操だよね
体制か
困難をしなやかに乗り越え回復する力回復力
そういうのってなんか今ビジネスの文脈だと困難に耐える力みたいな風に翻訳されちゃってるらしいんだけど
元々の意味は余裕のある環境で初めてレリジエンスが発揮されるから
そもそもその個人の能力ではなく環境がちゃんと整って人間のレリジエンスが発揮されるってそういう風に使われてたんだって
そうなんだ
だから今はその個人の能力に結びつけられちゃってレリジエンスの高い人低い人みたいな風に使われちゃうけど
そもそも余裕のある環境で初めて人間のレリジエンスが発揮されるんだっていうそういう使われ方をしてるんだって
そういうのってほら社会モデルと個人モデルと言葉でよく説明されるけどさ
個人の能力やメンタリティとかに責任を求める自己責任的な考え方と
そうじゃなくてその環境が整ってないからだとか
その人たちから余裕を奪うような状況になってるからそうなっちゃってるんだっていう
その社会の側に原因を求めるのを社会モデルって言葉があるけどさ
なんか似た話だよね
障害の話とかでもよくあれだよね
元々は障害が個人の内側にあるのか外側にあるのかみたいな話から出てきた言葉だけどさ
だから親性能というものもね社会モデル的に考えて
そうだね本当にそうだと思う
はいというわけで今回いろいろ話が広がりましたが
マザリーズとファザリーズというテーマでお送りしました
この番組では皆さんからのお便りメールを募集しています
番組を聞いての感想や2人への質問などどしどしお寄せください
アドレスは概要欄または桃山昌司ウェブサイトをご確認ください
またスポティファイやアップルポッドキャストなどでの評価もぜひお願いします
36:00
ご視聴までお聞きいただきありがとうございました
それでは皆さんまた次回よろしくお願いします
36:28

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