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  2. #417 目的迷子
2021-11-25 15:12

#417 目的迷子

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目的が共有されないことのまずさを、分かりやすくたとえるなら「目的地が共有されていない」ということです。東京に行くのか、大阪に行くのか、アムステルダムに行くのかでは、話がまったく異なる。実際のコミュニケーションを覗いてみると、目的地が共有されないままバラバラの目的地に向かって行くためにコミュニケーションしていたりするのです。分かり合うどころか、ますます分からなくなる可能性が高い。

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【新番組『21世紀の食いしん坊』(Podcast)の案内】

21世紀の食いしん坊を目指す、ただの食いしん坊が「福岡県は筑豊地方の美味しいグルメを映像の力に頼ることなくトーク力だけでお伝えていく」という無理難題に挑戦するポッドキャストです。

番組名/『21世紀の食いしん坊』
配信日/毎週月曜
パーソナリティ/ささやん、うえみずゆうき
内容/グルメリポート(主に福岡県筑豊地方のグルメ)
開始日/2021年11月29日

■note
https://note.com/21kuishinbo

■Twitter
https://twitter.com/21kuishinbo

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うえみずゆうき

・エッセイを書いています。【脳内議事録

・シソフレ(思想フレンド)募集中!【秘密結社S.A.B

・うえみずゆうきのTwitterはこちら【@y_uemizu

00:05
皆さんこんばんは、上水優輝でございます。 サイコパスのラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
今日は、目的迷子というお話をしたいと思います。 その前にお知らせなんですけれども、前回もお伝えしましたが、
新しくポッドキャストを始めます。 小学校の同級生、幼馴染のですね、ササヤンっていう人と一緒にですね、
21世紀の食いしん坊というグルメ番組をやります。 この番組はですね、21世紀の食いしん坊を目指すただの食いしん坊が、
福岡県は、地方地方の美味しいグルメを映像の力に頼ることなく、 トーク力だけでお伝えしていく、という無理難題に挑戦するポッドキャストです。
なので、ササヤンが食レポを主に担当して、 僕は聞き手を務める、というような役回りになっております。
初回配信がですね、11月29日月曜日夜8時ですね。 以降、月曜日ですね、夜8時に毎週配信していきます。
初回配信はですね、2話同時配信ということで、 1話目はですね、この番組がどんな番組なのかというお話を2人でしていて、
2話目から食レポという感じになっています。 というわけでですね、予告編ということで、ちょっとだけですね、
お聞きいただければと思います。どうぞ。
これ店、今日開いてないよとか言われるんかなぁとか思ったよ。 じゃあね
俺と同じ車やんつって。 うん。
めっちゃ絡んできて。 おじいちゃんは絡んでくんの? 絡んできて、そう、俺と同じ車やんつって。
で、すごく熱くなりたいじゃん。 なんか俺のはもっとスポーツタイプでさ、みたいな。
マウンティングか? うん、だいぶマウント取られたね。
いやでも話聞き寄ったら多分違うんよね。 俺ってあの、肩が違う車なんよ。聞き寄ったら。
でもね、すごい車愛が強くて。で、まぁ店も、店の中入っていくのもずっとついてきて。
で、席着くんやん。席着くやん。 ずっと話しとるんよ。
誰だ? まあその人が店主やったんやけど。
はい、ということでですね、初回配信、来週月曜11月29日夜8時からとなってますので、
概要欄の方にも掲載しておきますのでですね、ぜひチェックしてみてください。 というわけでですね、今日の本題
目的迷子というお話をしたいと思っています。
03:04
ずっと昔からですね、個人的にはすごく疑問に思っていることなんですけども、目的をですね、見失って迷子になっている場面っていうのが
この社会にはすごく多いなって思うんですね。 学生時代からずっと感じていたし、バンド活動みたいなのをずっとしていて感じていたし、
そして仕事をしだして尚のことを感じているというところなんですけども、 本当に目的を見失っている人が多くて、目的を見失ったまま議論というか
コミュニケーションしているから、結構カオスになっているよねみたいな場面がよくありますね。 まずですね、目的って何なのってことですね。Googleで検索してみたらですね、
AOとして狙う対象、到達したい状態として意図し、 行動を方向づけるもの、目当てというふうに出てきました。
オックスフォードですね。 わかりやすく言うとですね、何のためにっていうのが目的だと思って良いと思います。
何らかの狙いのために、何らかの到達した状態のために、それを行うわけですよね。
何らかの狙いのために、何らかの到達した状態のためにそれを行っているっていうのは、 意識的か無意識的かはさておきですね、誰しもがですね目的を持って行動しているというふうに言えると思います。
だからその無意識レベルも含めるとですね、目的は基本的にあるよねというふうに思うわけですね。
目的がわからなくてどうしてそれをやっているんですかみたいなことがよく起こるわけです。
最もわかりやすいのは仕事ですよね。 例えば自分が仕事の中でやっている一つ一つの業務、例えばAという業務があったときに、その業務は何のためにあるのか、何のためにやっているのか、
そのAという業務の狙いは何なのか、そのAという業務で到達した状態って何なのかっていうことで目的があるはずなんですよね。
そういう業務をたばねて、ABCDEとね、たばねていったところに、中小化したところにですね、そのポジションみたいな事務職みたいなポジションがあったりするわけですよね。
そのポジションの狙い、そのポジションが到達したい状態って何なのかっていうのがその役割にもあるよねと。
さらにその役割がたばねられていくと、組織の全体像があって、その組織がどう機能させたいかみたいな、そもそもの目的があったりするだろうし、
その前にそもそもその組織が何で存在しているのかっていう存在理由とかですね、組織が存在する目的、その組織が活動している目的っていうのがあるはずなんです。
そんな感じでですね、仕事、特に組織化されたものっていうのは、大中小という感じでですね、目的がかなり構造化されている、階層化されてですね、見えやすいものだと思うんです。
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ある日突然会社が自然発生しましたとかね、組織が出現しましたみたいなことはないわけで、基本的には誰かがそれを採用して作っているはずなんですよね。
だから目的はそこにはあるはずなんですよ。ところが、この目的みたいなものが曖昧だとか、無意識レベルみたいなことで、なかなかその業務の目的とか役割の目的とかが共有されていなかったりとか、
ひどい場合だとプロジェクトの目的みたいなものが曖昧だったりとか、もっとひどいと会社の存在理由、会社の目的自体が曖昧だったりとか、
ということでですね、いつの間にかその事業活動という手段みたいなものがですね、目的化してしまうみたいな感じで、目的を見失っている、目的が迷子になっているみたいな人たちがですね、
山ほどこの社会にはいるなというふうに感じています。
じゃあ目的が共有されていないこと、目的が曖昧であることの何がまずいかっていうと、
わかりやすく例えるならばですね、目的地が共有されていないっていうことなんですよね。
京都に行くのか、新潟に行くのか、ロンドンに行くのかでは話は全然違うはず。
なのにそんなことはですね、誰でもわかりますよね。ロンドンに行くか、新潟に行くか、京都に行くかって多分行く方法も違うだろうし、
そこで考える要素みたいなのも全然違うはずなんですよね。
そういう異動みたいな物理的な話、わかりやすい話だったらそりゃそうでしょと思うのに、
ちょっとだけ抽象度が上がって、そういうプロジェクトとか仕事とかになってくると、
途端に目的地が共有されないままですね、バラバラの目的地に向かっていくとか、もしくは目的地を空気読んで、
きっと京都のこの辺かな、みたいな空気を読んでですね、目的という空気を読んでですね、目的認識をしてコミュニケーションしたりするってことが起こったりするんですよね。
そんな中でコミュニケーションする、そんな中で何の議論をしちゃうと、分かり合うどころかですね、ますます分からなくなる可能性の方が高い。
あれこれ京都かな、これ新潟かな、みたいな、なんか目的がクイズ形式になってしまうというですね、
目的についてすり合わせが重要視されていないからですね、結局なんだろうな、そういう目的地っぽいな、みたいなのをそれぞれかですね、それぞれに察しながらやっていくということが起こりがちですよね。
目的がわからないんだから、今度その成果みたいなものもわからないんですよね、本来の成果みたいなものが。
だからなんか売上が上がったよねとか、人がたくさん来てくれたよねとか、すごい前向きなコメントをいただいたよね、みたいな、
なんかちょっと喜べそうなポイントを勝手に見つけてですね、勝手に喜んでいるだけ、またはですね、悲しめそうなポイントですね、とか、
いかれそうなポイントを見つけて勝手に怒ったり悲しんだりしているだけで、本来、じゃあ結果京都に着いたとしたらですね、
じゃあそれが何なのかっていうのは目的と照らし合わせなければですね、いい悪いって分かんないし、足りていたのか足りていなかったのかとか順調だったのかそうでなかったのかってことは分からないんですよ。
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新潟に行くつもりだったなら京都に着いたのは間違いだし、京都に着きたかったならあればそれは正しいしってことになるしですね。
そういう目的が共有されていないプロジェクトには成功も失敗もない、いわば失敗すらさせてもらえないというね、ただの消費、仕事において言えばですね、浪費以外の何ものでもないというふうに言えると思います。
仕事という分かりやすいものですらそんな調子の場面というのが散見されるわけですから、プライベートなんてものはですね、目的迷子の方向であるというふうに言えると思います。
そもそもプライベートに目的が必要なのかっていう、目的意識が必要なのかっていうことなんですけども、いつも必要なわけじゃないし、そんなに強烈に必要じゃないとは思うけれども、目的がやっぱり必要になるシーンっていうのは全然あるよねというふうに僕は認識しています。
例えばですね、何のためにこの服を買うのかとか、何のためにそのスマホを買うのかみたいな話っていうのは、究極ですね、欲しいからですって言ってしまえばですね、もう別にスマホの100あるうちの2しか活用できていなかったとしても、満足度100あるうちの7だったとしてもですね、欲しいからですって言えばですね、もういいんですよ。
ただ、パートナーとの暮らしとか家族との暮らしとか、育てとかいう他者が関わる場面であるとか、もしくはたとえ一人暮らしであってもですね、なんか不具合を感じるときに問題解決をしようというときには、やっぱり目的が必要となる、いわゆる寄りどころが必要になるんですね。その寄りどころがやっぱりその目的ということになる。
目的がないのに問題解決というのは難しいし、そもそも問題かどうかすらわからないということになるんですよね。目的があるからそれが問題と捉えられるし、だからこそそれを解決しないといけないということができてくるわけであって、目的によってはそれは問題ではないということさえ起こってしまうわけですから、やっぱり目的というのはとても重要になるよということなんですね。
特に他者が関わる場合はですね、目的わからないまま話し合ってもですね、結局お互いがこれ目的だよねって勝手にお互いが設定している、思い込んでいる目的に依存するので、違う目的のために話し合ったりとかして、だいたい争いになるか、だいたいどっちかが全面的に妥協するという結論になりがちであると。
だぜならですね、さっきも言いましたように目的地が福岡なのか長崎なのか、それともモスクワなのかということでですね、話は全然変わってくるからですね、片方は福岡に行こうとせる、片方はモスクワに行こうとせるということが起こってしまうので、もう妥協してですね、モスクワでいいよというか、もうそれでいいよということになってしまいがち。もしくは、モスク、モスクワって。
もしくは、あれですね、妥協しがちだということです。
目的地という話だけじゃなくてですね、もっと違う例えをするならですね、目的の敵というのは的ですよね。読んで字のごとく目的は的なわけですよ。
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的がないのに矢を射るみたいなふうな認識でもいいかもしれません。的がないのに矢を射るということはめちゃくちゃ危ないですよね。こっちに飛んでくるかもしれないし、自分に刺さるかもしれないですよね。
というとても危険なコミュニケーションなんだよと。目的が共有されていない状態で込み入ったコミュニケーションをするというのは、的がないのに矢をお互い射ているという状態であるということなので、めちゃくちゃ危ないよということは肝に銘じた方が良いのではないかなというふうに僕は思っていますね。
目的を伝えてもなお目的の理解が得られないという場合、目的認識がとても難しいという人が中にはいるので、そういう人とのコミュニケーションはやっぱり気をつけた方がいいということですね。天然で目的がすり替わってしまう。的が違う方向に行ってしまったりするので、とても危ないですよねということです。
僕が誰かとプロジェクトをやるときはとても慎重に、この人は目的を大切にできる人かなということをとても判断していますね。
自分が何か個人的にプロジェクトをやるときには目的を大事にしてくれる人かなということはとても大切にして考えています。
というようなことを、もうちょっと簡素にですけれども、ノートにエッセイを書いたんですけれども、そしたらサボテン妻のちょっとの意味を貸してというポッドキャストを配信されているかなぷりさんからコメントをいただいて、
目的なんてはじめから考えていないんだから、迷子になりようもないわよということをコメントいただいて爆笑したんですけれども、
まさに目的迷子というのと目的がないとか目的が薄いというのはまた別の話なのかなというふうに僕は思っています。
その辺の目的がないとか目的が薄いというのと目的迷子というのの判断がとても絶妙なところで難しいなと思ったりしますので、
その辺は随時検討していただければいいのかなというふうに思っています。あくまで組織とかプロジェクトとか自分の役割とか、
またはプライベートであっても問題解決するみたいな場面において、目的がとても大事なんだよというぐらいに、
今日の話は捉えていただけると良いのかなというふうに思っています。
これを聞いて、自分は結構目的意識できていないなとか目的迷子になりがちだなという方は、
ぜひ今日お話しした目的地の話ですね。和歌山か秋田か、それともベトナムかみたいな目的地によって全然取り得るアプローチも違えば、
何が正確かということも変わりますよねということ。そして、
マットがわからないように矢を射るということがいかに危険であるか、誰かとコミュニケーションする目的がないまま、
デリケートなコミュニケーションをするということがいかに危険かということですね。
そうした目的地の例とか、マットの例を参考に映像で想像していただけると、
少しわかっていただけるんじゃないかなというふうに思います。本日は以上です。またお会いしましょう。さよなら。
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