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  2. 145 豊かさって
2024-12-25 11:40

145 豊かさって

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何なん。

▼現象は「存在としての公園」をコンセプトにさまざまな活動を行なっています。


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皆さん、こんばんは。上水優輝でございます。
完全招待制の晩餐会を開催したり、公園にレジャーシートしくなど、存在としての公園をコンセプトに様々な活動をしています。
現象のラジオ、絶妙までお付き合いください。
先週、長屋の芸術祭で、滋賀県長浜市の旧市街地をですね、訪れたんですけども、
その時、結構驚いたことがあって、
街並みがすごく、何て言うんですか、前も言いましたけど、
古い、昔ながらの日本家屋みたいな街並みが残ってて、
そういう風情のあるというか、良かったんですけども、
人もね、観光客もすごく多かったんですよね。人でものすごく賑わっていたと。
で、ところが、ところがというか、夕方になると、
もうさっぱり人がいなくなるんですよね。
3時以降ぐらいからかなり人が引いていって、
もう5時にはですね、店も、どうでしょうね、9割閉店って言ってもいい、
9割以上閉店かもしれないですね。
ほぼほぼ閉店で、ごくごくたまにレストランとか、
ちょっと気合の入った居酒屋とかっていう、
ポツンと夜営業してる店があるという感じで、
もう5時には街自体が真っ暗で静かになるという、
突然田舎の風景みたいな、田舎の夜みたいな感じで、
経済活動がストップするっていう感じだったんですよね。
僕たちチーム現象はですね、1泊2日で行ったんですけど、
初日ね、お昼の11時に着いて、めちゃくちゃ賑わってるねって言って、
で、夕方5時になったら、え、全部閉まってる、やばい、
これどういうこと?みたいになって、
でも、最初の1日目の夕方は、
これせっかくこんだけ人がいるんだから、
人が来るような街なんだから、夕方以降もいろいろやってたら、
もっと盛り上がるのにもったいないなって思ったんですよ。
夜まで店が開いてたら、夜は夜で、
この雰囲気のある街並みの中でですね、
お酒を飲んだりとかできるんじゃないかって思ったんですよ。
で、次の日の朝、2日目の朝ですね、
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10時に宿をチェックアウトして街に出たら、
10時、朝10時なのに人が全然まだいないんですよ。
昨日11時に来たら人がものすごく賑わっていたのに、
朝10時なんかでまだ人が全然いないと。
要は、11時から3時ぐらいの、
この4時間にめちゃくちゃ人が集中してるっていうことなんですよね。
で、前後10時とか、夕方5時ぐらいまでの間はポツポツ人がいるけど、
10時前とか5時以降ってのは本当に人がいない。
住んでる人とかしかいないんじゃないかっていうぐらい静かだったんですね。
それを思った時に、2日目の朝の10時の段階で人がいないのを見て思ったのは、
なんかこれで成立してるんだったら、これはこれでアリだよねっていうことだったんですよね。
前日の夕方までは、もったいないじゃんって。
なんで夕方以降閉まってんだろうって思ってたんですけど、
アリだなって思ってきたんですよね。
だって朝10時から5時まで働いて、
7時間か働いて、
もう後は何もしない、仕事をしないってなってたら、
自分の時間、生活の時間っていうのがすごくゆっくり取れるから、
いいよねって思いました。
で、豊かさとは何かみたいなところに行き着くんだろうなっていう。
5時以降のビジネスチャンスを全部棒に振ってるねとか、
朝10時までの時間棒に振ってるねみたいな言い方もできるんですけど、
でもそこまでして、
なんか商売しないといけないっけっていうのもあるっていうか、
それでもし10時から5時で成り立ってるんだったら、
もっと言うと11時から3時のピーク時間で成り立ってるんだったら、
それってすごい豊かかもなって思いました。
でも聞いてみたときに、
この資本主義社会では休んでる間に他の人たちが夜11時までやっているみたいな、
朝7時から夜11時までやってますみたいなことがあってたりとかして、
毎日1点何倍の生産力の差が出てしまうみたいなことってあるかなって思うんで、
生産性みたいなものを言うことについては、
なかなかそんな悠長なことは言ってらんないのかもしれないですけども、
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文化的なものとか、
別に時間頑張ったから価値が出るもんじゃないようなやつっていうのは、
ぐっと時間を絞ってコアタイムで勝負するみたいなね、
コアタイム作ってそこで勝負するみたいなのもあるなって思いました。
で、現に知的労働みたいなものもそうかな、
ちょっとこの長浜のお店の例とはちょっと変わるんですけど、
知的労働とかもそうかなと思って、
15時間ずっと頭働かして、
アイデアとかいろんな計画を作れる人ってあんまりいなくて、
結局頭がフルに稼働してるので、
3、4時間だったりすると思うから、
もう3、4時間で生産活動はし終えてしまって、
3、4時間は生活の一環として、
社会とか世間、コミュニティと関わっていって、
そのコミュニティと関わっていく中で生まれたまたきっかけを生かして、
4時間生産するみたいな、
生産活動自体の時間をもっとぐっと絞って、
生活した方が良くないって思ったきっかけになりました。
そんな生産することあるっけっていう感じですね。
アウトプットばっかりしてさみたいな。
もっと人と人が交流して、
そこで感じたこととか、
そこで生まれたアイデアとか、
それを形にするために生産するとか、
そういうサイクルでいくと、
これだけ文明が発達して機械でいろんなことができる時代だからこそ、
一旦定型化してしまえば、
あとは機械がやってくれるということで、
生み出すところはもう4時間。
あとは、いろんな情報をインプットしたり、
いろんな人と会ってコミュニケーションしたりっていう生活を、
もっとしたらいいんじゃないかなと思いました。
そこでいう生活っていうのは、
別にスマホの中に貼り付いて、
時間をただただ過ごしていくっていうことではなくて、
本当に自分の興味のあることっていうのを深めていったり、
まだ見ぬ情報に触れてみたり、
まだ見ぬ人に出会ってみたり、
そして身近な人との大切なひとときを過ごしてみたりっていうことに、
時間を振っていくような、
そういう社会になったらいいなと思うけど、
資本主義がそれを邪魔するなと思いましたね。
資本主義ゆえにここまで発展してきたと思うけども、
5時間の時間が機械損失とみなされていくとか、
生産性が低いとみなされてしまうというようなものかなと思うと、
10時、5時で閉めて生活しているっていうスタイルは、
逆に新しいっていうか、いいなって思いました。
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僕自身かなり活動しすぎてる感じがするんですね。
活動しすぎてる感じがするというか、
生活の延長線上みたいな活動も多いので一概には言えないんですけども、
ちょっと仕事っぽい仕事も割としすぎてる気がするんで、
もうちょっと生活っぽいというか、
人とのコミュニケーション、利害関係ではないコミュニケーションとか、
アウトプットのためのインプットではなくて、
純粋に楽しみとしてのインプット、
情報に触れるとか作品に触れることに、
もっと時間を使いたいなって改めて思いました。
でもそんな悠長なことを言うは安し、行うは私かなと思うので、
どうその感じをうまく生産活動と折り合いをつけていけるか、
バランスをとって生産活動とみなされる形に持っていけるか、
そういうこととかは工夫のしがいが、
しようがあるかなというふうに思っている今日この頃でございます。
長浜市に行ってよかったことの一つとして、
もちろん芸術祭関連のことはこの間話しましたので、
それはそれでそうなんですが、
長浜という町からも影響を受けたというか、
ギュッと働くとこは働く、休むとこは休む、
みたいなメリハリがあっていいなと思いました。
そういうのできるのかな?
ちょっとわかんないけど考えてみたいですね。
限りなく長浜のスタイルに近いような生活がしたいなと思いました。
本日は以上です。
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それではまたお会いしましょう。さよなら。
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