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2024-12-24 13:34

144 不毛なアドバイス

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相手のニーズや状況を無視して「勝手に設定された理想」に基づくアドバイスがいかに不毛であるかを考察します。

▼現象は「存在としての公園」をコンセプトにさまざまな活動を行なっています。


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皆さんこんばんは、上水優輝でございます。
完全招待制の晩餐会を開催したり、公園にレジャーシートを敷くなど、存在としての公園のコンセプトに様々な活動をしています。
現象のラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
アドバイスって結構な確率で、嫌がられるなと、嫌がられるなというか、
僕自身にすごくアドバイスされることが不快に感じることが多いんですけど、
逆もしかりで、僕がアドバイスしたときに不快に思う人とか、
違うなと思う人っているんだと思うんですけど、
このアドバイスが刺さらないみたいなことって、
なんでなんだろうと、職場で誰かにアドバイスしても刺さらないとか、
家庭でアドバイスしても全然右から左だとかあると思うんですよね。
それなんでなのかなって思ったというか、考えてみたというお話なんですけど、
よく言われるのが、アドバイスを求めていなくて、共感を求めているんですみたいな話ありますけど、
あの話ではありません。
それはアドバイスを求めていないのにアドバイスをされているという状態なので、論外かなというふうに思っています。
まず論外というか、ファーストステップですよね。
まず相手がアドバイスを求めているのかというところがファーストステップであると。
アドバイスを求めていないのにアドバイスをしちゃったってなったら、
それはアドバイスを求めていないから嫌がられるよねっていうすごく当たり前の話だと思います。
それはアドバイスくださいって言っていないのにアドバイスしちゃうパターンもあれば、
アドバイスくださいっていう言葉ではそう言っているんだけども、
そのニーズとしてはアドバイスが欲しいんじゃなくて、
相談して欲しい、寄り添って欲しいだけだったっていうことがあるというやつで、
これちょっとその2つは見分けが質が違うんですけど、
質は違うんですけれども、相手のニーズとしてはアドバイスを求めていなかったということなので、
アドバイスを求めていない人にアドバイスをすると刺さらないよねっていうのは当然のこととして理解できるかなというふうに思います。
し、これは多くの方がすでに擦り続けているテーマかなと思うので、
それは一旦良しとして、アドバイスを求めているのにアドバイスがいまいち刺さらないとか、
何ならちょっと嫌がられるというかネガティブに捉えられるということってあると思うんですよね。
僕自身もアドバイスをされて、アドバイスを求めることがあまり少ないというのがあるので、
ファーストステップで躓いているんですけどね、アドバイスを求めていないのにアドバイスされるみたいなことがあって、
仮にそのアドバイスを聞きたいモードであっても的外れだなと思うことがよくあると。
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その的外れだなというのは、見方によってはアドバイスしてもらっても的外れって上からで傲慢なんじゃないかと思うかもしれないんですけども、
そんなことはないんですよ。
まず、なぜアドバイスが必要な状況であるかということから話したいんですが、
基本的には何か到達したい理想とか目標があると。
そして、そうではない現状というのがある。
現状と理想のギャップに何か課題があると。
この課題が全部クリアされれば理想の状態になるよねっていう、すごい単純な話そうなんですよね。
コンサルがやっているのも、基本的にはこの理想と現状を明らかにして、
そのギャップの中に潜んでいる課題を特定して、特にそのクリティカルな課題を特定して、
その課題解決をお手伝いしたりとか、現状分析を手伝ったりとか、理想を明確にするとか、
理想と現状とこの課題みたいな、この3つにアプローチするのがコンサルだと思うんですけども、
人生、基本的にはそうだと思うんですよね。
理想を持ってしまったら、理想ってことは現状ではないので、
理想と現状のギャップが必ず生まれると。
そのギャップがどうして生まれているのか、課題となるものがあるよねということで課題を特定するというようなことがある。
だからアドバイスをするって基本的にはこの理想と現状のギャップに対して、
こうなんじゃないとか、これが課題なんじゃないとか、
もしくは理想がまだ明確になってないんじゃないとか、現状が把握できてないんじゃないみたいな、
理想と現状とギャップ、課題の話しか基本しないと思うんですよ。
アドバイスをする時って、アドバイスというもの自体が。
刺さらないアドバイスって何かっていうと、
相手の現状認識と、相手の理想の認識と、相手のギャップの認識みたいなものが、
ギャップ認識というよりは課題認識みたいなものがずれてるっていうやつなんですよね。
相手がずれてるというよりは、アドバイスをする人がちゃんとアドバイスする対象の現状認識や理想の認識や課題認識みたいなもの、
に寄り添えているのかっていうことだと思うんですよね。
そこがずれている限り、やっぱりそのアドバイスって、
何か刺さらないな、何言ってるかわかんないなっていうか、ピンとこないなってことになると思うんですよね。
だから、まずは現状認識があんまりちゃんとできてないよね。
ということで合意できれば、一緒に現状認識をお手伝いするってこともできるし、
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理想がちょっとぼやーっとしてるんですよねってことがあれば、
という本人も認識してて、それをアドバイスくださいっていうことであれば、
一緒に理想についてアドバイスというよりは理想を明らかにするお手伝いみたいなこともできるし、
理想と現状はちゃんと明確になって初めてギャップっていうのが特定できるので、
そのギャップにどういう課題が潜んでるかってことを初めて課題について考えることができるわけなんですけども、
多くの人が現状もしくは理想もしくはどっちもを理解せずに勝手に課題を設定して、
勝手にその課題解決のアドバイスをするっていうことがあるなと思って、
コンサルの話じゃなくて日常の話とかでもそうですね。
例えば、自分こういうイベントをやっていてみたいなことを誰かが言っていて、
なかなかうまくいかなくてみたいな相談を、相談というかそういうことを誰かにしたとして、
誰かが集客するためにはこういうことをやって、こういうことをやって、こういうことをしたほうがいいと思うし、
このイベントはもっとこうしたほうが盛り上がると思うみたいなことを突然アドバイスしだすと、
これっていうのは、例えばその人がそのイベントに参加して現状を把握したから、
その現状に対して課題を見出して、その課題解決のアドバイスをしているってことだと思うんですけども、
そもそもそのイベントをやってる人の理想の状態っていうのを把握してないように、
勝手にそのアドバイスしている人が設定した、良かれと思った理想みたいなのを勝手に設定して、
今日見たそのイベントの現状と、アドバイスする人が勝手に想定した理想による勝手に出てきた課題に勝手に課題解決しているアドバイスをしているみたいなことが、
よくあるなと思うんですよね。
それは僕が音楽をやってた時とかもよくあったし、
僕が別に音楽でどうしていきたいみたいな理想とか方向性をヒアリングすることもないまま、
僕のライブとか活動を見て、要は現状をその人なりに把握して分析して、勝手に理想を設定して、
その勝手な理想と現状とのギャップに対してアドバイスをしてくるっていうことがあると。
これをやってる人めちゃくちゃ多いなと思うんですよ。
理想をアドバイスする側が勝手に設定しているパターン、これ本当に多いなと。
今日話したかったのはそこなんですよね。
本当に現状を見て悲惨な現状だなと思ってアドバイスしたくなるっていうのは、
往々にしてあると思うんですよね。
上手くいってない人ってたくさんいるから、現状が上手くいってないな、
だから上手くいくようにアドバイスしてやろうみたいな人っていると思うんですが、
上手くいくの状態を勝手に設定してるっていうのは、
やっぱりこれね、それこそが傲慢であると僕は思うし、
人それぞれ理想の設定ってあると思うから、
その理想と現状のギャップにあるものが課題なのであって、
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理想が違えばやっぱり課題も違う。
例えば僕が今からオリンピック目指しますってなったら、
そのオリンピックという出場という理想と現状のギャップがあるから、
オリンピック出るためにこういう課題がありますよねってことを言われるわけだけど、
いやオリンピック出たいと思ってませんからってことがあるわけじゃないですか。
別に趣味で10キロランニングできるようになりたいですっていうのと、
オリンピックレベルのタイムで42.4キロ走りたいですっていうのは、
全然理想の状態が、目標が違うから、
現状と目標とかもしくは理想とのギャップを見間違えるってことになるんですよね。
僕が東京に行きたいって言ってるのに、
なんかわかんないけどニューヨークに行くまでの話をされても、
そこのギャップは違うからみたいな。
ニューヨークに行かないからみたいな話になるというやつなんですよ。
これ本当によく起こってることだなと思うんで、
アドバイスしがちな人とかって言うのは、
本当に相手の現状とか理想を把握できてますか?
共有できてますか?っていうことなんですよね。
僕これめちゃくちゃやるんですよ。
その現状を分析したりとか、
その人がどうしていきたいのかっていう理想とかをヒアリングしたり、
コーチングまではいかないけども、ちょっと聞いていくみたいなことってするんですけど、
ほとんどの場合、現状も理想も把握できてないですね。
ですから、アドバイスをすること自体が不毛であるということがほとんどなんですよ。
ほとんどなんですよ。
だから現状把握をお手伝いをするとか、理想を明確にするお手伝いをするっていう、
ここからやらないといけないっていうのはほとんどだと思うんで、
アドバイスする、課題に対して何かアドバイスするっていうか、
課題が特定できる状況じゃないよねっていうのがほとんどだと思うんで、
アドバイスする人は気をつけたほうがいいなと思います。
現状を把握するとか理想を把握するに努めたほうが、
まずね、努めたほうがいいと思うし、
それが見えれば多くの場合、こういうギャップがあるんだなっていうことを共有できるし、
課題ってこういうとこだよねってことも共有できるんですよね。
理想と現状を共有できてないから課題も共有できないし、
その課題も共有できないから解決策も共有できない、
ピンとこないってことが起こってるっていうのが、
コミュニケーションの行き違いっていうのがあるよなっていうふうに思うんで、
そこは気をつけたらいいんじゃないかなとも言いますし、
アドバイスを受ける人というか、アドバイスされちゃった人っていうのも、
全然せっかくアドバイスしてもらったのに悪いなとか、
アドバイスをしていただいたからとかっていう、
そんなあんまりありがたがらずに、
自分の理想とか現状に沿ったアドバイスをしてくれていただろうかっていうことをちゃんと見て、
トンチンカンな理想を設定されて、こうした方がいいですよとかいうやつは、
あ、なんか言ってるなと思って、またハズレだなって思っていいと思います。
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全然傲慢でもないし。
事実、あなたの理想や現状を無視したアドバイスをしているってことは、
どうでもいいことを言ってるっていうことなんで、
どうでもいいなと思っていいと思います。
アドバイスをありがたがらない、
もちろん的確なアドバイスをありがたがったほうがいいんですけども、
的確なアドバイスかどうかっていうのを見る目も、
アドバイスを受ける際には養っていったほうがいいんじゃないかなと思います。
アドバイスをする側、そしてされる側、
双方に気をつけていかなければならないところかなというふうに思います。
僕自身もその辺、気をつけていかなければいけない。
職業柄、そういうのもあるんですけども、
気をつけていきたいなというふうに思っています。
本日は以上です。
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それではまたお会いしましょう。
さようなら。
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