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2021-04-16 05:31

#337 思想は外国

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皆さんこんばんは、上水優輝でございます。 サイコパスのラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
今日は 思想は外国というお話をしたいと思っています。
最近、欲しい物っていうのは、大抵手に入れてしまったなぁという感じがするんですね。
物を集めて、ごちゃごちゃしているのもストレスですね。 いかに物を減らすか、みたいなフェーズに入ってきているというか。
最小限の、どうしても持たないといけないもの、持つべきものだけを持って生活する。 そしてそのものにこだわる。その持つものについては、すごくこだわって厳選していく。
みたいな感じで、その物質的なものについてはですね、 樽を知るではないですけども、どんどん削っていくフェーズに入っているなぁと思います。
一方で、知識とか体験、物でないものというのは、蓄えても蓄えても欠乏感があるというか。
足せば足すほど足りない感じがしてくるという感じがして、 その辺の好奇心というか、それを追い求める気持ちというのは日に日に増していくばかりでございます。
ところがですね、そうやって知っていることと言っているのか分からないですけども、知っていると思っていることが増えてくると、知っていると思っていることで解釈してしまうという課題があるんですね。
例えば、目の前に哺乳類っぽい動物がいるとして、見たことのない、でもそれは、動物だと。新しいなって思えればいいんだけども、
なんかこれって犬と猫とネズミを足して3で割ったみたいな感じだね、みたいな感じで、今知っている、既存の知っているものを足し合わせて解釈しようとしてしまう。
結局、目の前にあるものは新しいはずなのに、解釈のタイミングで既存の自分が思っているもので解釈してしまうというところで、この解釈ばかりはですね、
なかなか厄介で、新しいものを古くしてしまうというか、新しいはずのものを全く新しさを感じさせてしまうみたいなことがあるんじゃないかなと。
なので、これを打ち破るには、それを超えるような強烈な新しい体験をするほかないのかなというふうに思ったりするんですね。
だから今言った動物みたいなものが、どこか犬と猫とネズミでっていうふうに表現できてしまうレベルだから、そういうふうに解釈してしまうと。
それをそういうふうに解釈しなければ、十分新しいのに新しく見えないと。だからやっぱりそれを超えるだけの新しい体験をしなければならない。
それは、まあわかんない、Amazonの秘境にね、探検を探検するとかでもいいし、まあ外国を旅行するとかでもいいと思うんですけども、
それはそれで今度、まあ現代人のね、この忙しい現代人がそれをしていくにはなかなか難しいと。よほど時間とお金に余裕があってっていう人じゃないと難しいので、
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もっとね、簡単にそうする方法はないだろうかと。ないだろうかというか、僕はあると思っていて、それがですね、対話なんですね。
そしてその対話は会話ではないと。まあ以前もお話ししたんですけども、なんかちょっとね、最近暑いですねとか仕事どうですかみたいな、そういう世間話ではなくて、
本当に自分が深いところで思っている思想レベルの会話、もしくは自分が深いところで見ている認識のフィルターみたいなところをですね、言語化する。
そういう対話の時間っていうのは、とてもね、外国に通ずるものがあると。それが今日のタイトルである思想は外国っていうことなんですけども、
外国に行く必要はなくて、隣人とね、深いレベルでの対話をすれば、それはもはや外国の異文化レベルのなんか発見があるよってことなんですね。
で、さっきそのよくわからない動物をどう見るかみたいな話をしましたけども、どう見るかも対話をすればですね、その人がその動物をどう見るかっていう、その人の解釈の仕方、その人のものの見方を聞くと、全然犬と猫とネズミを3で割ったとかいう解釈じゃない可能性があるんですよね。
そうするとその目の前にある動物自体は変わらないんだけども、そういう見方があるんだと思った途端、その動物が違って見えてくるみたいな感じで、実はこの解釈とか認識みたいな部分で、
いかようにもですね、今まで当たり前だと思ってたこととか、もう今見たことあるよとか知ってるよってことが全く知らないものに変わってくるという面白さがあると思うんですね。
そしてそれを生み出す装置が対話だというふうに僕は思っているので、人との対話っていうのは、ある種海外に旅行に行くよりもですね、気軽にできること、気軽にできるのかな、相手との同意さえあれば気軽にできることだと思いますので、対話っていうのをですね、お勧めしたいと思ってますし、
僕自身はそういったことを仕事にもしていますし、仕事以外でもそういった活動をしているということで、結局ね、なんか対話をする人みたいな感じで、今政権を立てつつ、そして趣味も対話をすることだみたいな感じになっているので、なんだかんだ対話する人、そしてそのなぜ対話するのか、それは思想を深めていく、考えるということが楽しいからということなんですけれども、対話っていうのはですね、まさに思想に触れるという体験であり、そしてそれはある種外国に行くのとさほど変わらないんじゃないかというふうに思うわけですね。
なので好奇心がある方、いろんな知らないことをもっと知りたいという方、海外旅行もいいんですけれども、誰かと対話してみてはいかがでしょうかというお話でした。本日は以上です。またお会いしましょう。さよなら。
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