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  2. 019 四十にして惑え
2024-07-02 08:52

019 四十にして惑え

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高校生の頃の話はもう20年前/気づいたらおじさん/危険信号/1周まわった感じの良さと罠/視野狭窄/他者不在/世界は刻一刻と/囚われ/さまざまな価値観に触れる/

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「存在としての公園」をコンセプトに⁠完全招待制の晩餐会⁠を開催したり、⁠公園にレジャーシートを敷く⁠などさまざまな活動を行なっています。

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皆さんこんばんは、上水優輝でございます。
完全招待制の晩餐会を開催したり、
公演にレジャーシートを敷くなど、
存在としての公演をコンセプトに、
様々な活動をしています。
現象のラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
ちょっと、昔の話をすると、
例えば高校生の頃とかっていうと、
もう20年前なんですよね。
子供の頃とかっていうと、30年前なんですよ。
びっくりしますね。
自分がもう40近くなるんだなっていうことを、
そういう昔の話をさらっとレータで出したときに、
レータで出しながら自分で驚いているということがありますね。
コミュニケーションの仕方とかですね、
振る舞いみたいなところは変わってきたけれども、
中身ってそんなに変わった感じはしてないんですよね。
まだどこか10代のノリというか、
さすがに10代のノリじゃないにしても、
20代の頃とあんま変わってない感じがあって、
まだまだ若いような感覚を持ってたりする感じが、
おじさんとして危険信号だなと思ったりしますね。
若い方と接するときに、同年代のノリで接して、
圧かけちゃってるみたいなことがね、
あるんじゃないかなと思って、
気をつけなきゃいけないなと言いました。
今年で僕39歳になるんですけども、
30代後半になったぐらいから、
一周回った感じがしてるんですよね。
そうですね。
僕は、
過去の体験と何となくひも付くので、
ある程度リアリティを持って、
その情報に接することができるし、
社会のこととか、結構大きい話っていうのは、
あんまりモデルとしては意味がわかるけども、
人間がそこにいるっていう感覚、臨場感っていうのは、
持てなかったんですけども、
最近はそういった社会問題とかにしても、
何となく人の顔とか感覚みたいなことを、
想像しながら、
情報を受け取れるようになってきたなと思ってます。
辛いことがあっても、こういう辛いことって、
大体こんな感じだよなみたいな、
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あの時こうだったなとか、
結びついて対処できたりするし、
そういう一見良さそうなことがあるんですけど、
一方でね、罠でもあるなと思うんですよ。
どっしりとして、
何でも判断できて、
いいじゃんって。
個人で見ればね、多分いいんだと思うんですよ。
個人で見るっていうのは、自分自身の体験としては、
迷ったりせずに、
自分を持って判断できるっていうのは、
いいことなのかもしれないけども、
社会人としてはちょっと危ういなと思ってるんですよね。
目の前にある情報は決して自分の経験ではないのに、
自分の経験と結びつけて、
分かったような気になるという、
傲慢さを発動するというのがあるなと。
本質的には他人のことは分からないよねと。
分からないんだけども、
自分の経験と結びつけてみると、
こういうことかもしれないぐらいの、
質感で理解するのは、
過去が生かされてると思うんですけども、
自分も過去そうだったから、こうだよねみたいになるのって、
ジャッジしまくろおじさんになっていく、
危険信号だなって思ってるんですよ。
この経験を重ねれば重ねるほど、
自分の中にデータ量が溜まってくるので、
その経験をもとに判断してしまうということは、
判断してしまうというか、判断できることもあると思うけど、
何でもかんでも、
判断してしまいがちになるっていうのが、
ちょっと厄介だなと思ってて、
どんな情報に触れても、
自分の世界、既存のデータと照らしてですね、
自分の世界観で取り込んでいくので、
視野が広がっていくと、
何なら、世界ってどんどんどんどん、
情報量が増えていってるというか、
複雑化していってる感じがしていて、
それに対して自分の世界が広がっていかないっていうことは、
相対的に見て視野が狭くなっていくというか、
自分自身は変わっていないんだけども、
世界が変わっていってるので、
どんどん自分の視野が狭くなる問題って起こるなと思うんですよね。
自分自身は変わっていないんだけども、
40年でいろいろ経験したっていうのは事実だし、
そこでいろんなことを乗り越えてきたし、
対処してきたっていうのはあるんだけども、
そこにとらわれすぎるとですね、
どんどん変屈な、
そして時代に取り残されていく、
人間になっていくんだろうなという危機感を
最近覚えてます。
情報をね、リアリティを持って、
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臨場感を持って触れられるのは、
ちょっと自分の興味を持って捉えることができるという意味ではすごくいいんですけど、
一方でね、
全部自分の世界観で解釈してしまうという危険性も
あるなと思ったんで、
かなり気をつけてですね、
他者のですね、
価値観とかね、
物の見方とか、
感性みたいなものにフォーカスして、
自分にどんどん取り入れていきたいなというふうに思ってます。
実際ね、
2025年とか、
2040年とか、
これから来る時代っていうのはまだ誰も経験してないので、
過去こうだったからこうだよねみたいなことが、
通用することもあるけど通用しないことも当然あると。
なんでアメリカに行ったら、
過去の経験はもちろん参照するんだけども、
捉われちゃダメだなということを改めて思いました。
過去に捉われちゃダメだよみたいなのが、
みんな言ってることだと思うんですけども、
本当にね、
ちょっとこれ30代後半になってくると、
無意識レベルで、
なんか分かったような気になってしまう問題が、
本当にね、
分かったような気になってしまう問題が、
そういう感覚が自分の中に芽生えつつあることに、
ちょっと恐怖を感じてるんで、
分かってないという、
分かってないこともないんだろうけど、
かといって分かってるわけでもないというね、
なんかその何とも言えない感じっていうのを、
ちゃんと持って、
世界と対峙していきたいなというふうに思ってます。
ちょっとこれ固まってきたなっていう、
自覚のある方、
ぜひ一緒にね、
危機感を持って世界と対峙していきましょう。
本日は以上です。
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それではまたお会いしましょう。さようなら。
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