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皆さんこんばんは、上水優輝でございます。
完全招待制の晩餐会を開催したり、
公演にレジャーシートを敷くなど、
存在としての公演をコンセプトに、様々な活動をしています。
現象のラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
ミニマリストということではないんですけども、
僕はあまり物を持ちたがりません。
それが何でなのかなというふうに思ったんですけど、
保育園の頃とか、小学校低学年ぐらいまでは、
すごい物を持ってましたね。
おもちゃをめちゃくちゃたくさん持ってた気がしますね。
おもちゃ箱みたいなやつの中に、
何の統一感もない、ありとあらゆるおもちゃが
閉じ込まれていて、
遊ぶときにはそれを全部ひっくり返して出して遊ぶみたいな、
結構カオスな遊び方をしてた気がしますね。
物でごっちゃごちゃだった僕が、
なぜあまり物を持たないことを好むようになったのか、
というところなんですけども、
田川ですね。
僕は田川という福岡県の地方町、田川郡、
川崎町で育ったんですけども、
治安が悪い。すぐ物を取られるんですね。
一番最初に取られたのが、小学校1年生のときに、
ゲームボーイのカセットを同級生に貸したら返してくれなくて、
借りてないみたいなことを言ったのかな。
なかったことにされて、親を巻き込む大問題に発展したことがあったんですけど、
僕も世の中にそんな人間がいるとは思ってもなかったんで、
小学校1年生にして、
人に物を貸すということの意味を考えさせられたというか、
貸せないことにされて、カセットがこの世に存在しないことになりましたから、
恐ろしいなと思ったんですけども、そんな感じで、
嘘をつく人がいて、物がなくなってしまうと、
自分の物だったはずがこの世のどこにもないことにされて、
その人の物になってしまうことが起こったのが一つあったし、
そういう感じの人だけじゃなくて、
例えばお金を持ってても、
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自動販売機でジュース買おうとしたら、後ろに怖いお兄さんが立ってて、
飛べって言われるんですよ。
そういうの本当にあるのかと思うかもしれないけど、あったんですよね。
飛ばされて、チャリンチャリンってその小銭の音がすると思うんですけども、
その小銭を全部渡さないといけない。
渡さなくてもいいんだけども、渡さないとボコボコにされるんで、
全部お金を取られるとか、
あとは、自転車ですよね。
自転車をとにかく取られる。
うちはね、結構母子家庭で貧しかったんで、
その自転車を取られるって結構つらいんですよね。
ただでさえ、物買うの大変なんですけど、
その買った物をね、取られてしまうと。
で、どっかに乗り捨てられてて、もうぐっちゃぐちゃになってるみたいなね。
所有していても、ルール違反する人がいると、
いるとっていうか、いっぱいいたんで、
所有してもなくなるよねっていうのが、
結構幼少期に身についた、幼少期というかそうですね、
小学校の間にそういう価値観になって、
あんまり物をですね、人とシェアするとかが嫌になったし、
物を所有したくないっていうのは強くなりましたね。
なので、なんていうのかな、
なくならないものに価値を感じるようになった気がしますね。
それは、自分自身とか、
あとは、なんかユーモアとかですね、
音楽を作るとかですね。
作品、作った作品を奪われることがあっても、
そう、だからね、絵とかは嫌だったんですよね。
絵を描くとか、他に行かなかったのは、
描いた絵をまた奪われるとかいうふうになりそうだなと思ったんで、
空間的なものよりも、そういう音楽とかですね、
奪いようのないものみたいなものを作るっていうことに、
興味が向いたんじゃないかなと思ったりしますね。
とにかく物を所有したくないと思ったのは、
物を奪われるからだというところが別にあります。
大人になってからは、だんだん物を減らしたほうが、
心地がいいなというふうになってきたし、
なんか困ったときに、なんか持って逃げると。
そのときにたくさんのものだと思って逃げれないんで、
限られた大事なもの、すごい気に入ってるものだけで暮らして、
最悪ね、なんか災害とか、まずい状況のときに、
そのお気に入りのものだけをですね、持って逃げれるような、
なるべく小さくて、数が少ない、そういったものをですね、
所有する癖がありますね。だから小さいものも好きですね。
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だから大きいものは持って逃げれないとか、持ち歩けないので、
取られるとか、そういう感覚が強いかもしれない。
取られるはもう最近はないけど、何だろう、
持ち運べないみたいなのがすごく嫌ですね。
本も僕全部PDFにしますからね。
Kindleで買うことが最近はもう多くなったんですけども、
もともと持ってた紙の本とかも、基本PDFにしてデータで持っていると。
これもいざというときに持ち出せないからみたいな感じですかね。
物を持つにしてもですね、最悪、
いざというときに持ち出せなくてもいいやと、
無くなっても仕方ないと思って所有している不思議がありますね。
皆さんどうですかね。
物をたくさん所有したいとか、したくないとか、
小さいものがいいとか、大きいものがいいとかね、
いろいろあると思うんですけども、その理由をね、その背景みたいなものを
遡って考えてみると面白いんじゃないかなと思います。
僕はやっぱその物をコレクションしないのとかって、
かなりね、取られるみたいな考えがやっぱあるんだと思うんですよね。
なんで、なんかそういうね、自分の体験、
現体験みたいなものがね、あるんじゃないかなと思ったりするんで、
物に対する考え方、よかったらですね、
ご自身の過去の記憶を遡ってみてください。
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