はい、バレエ、まあ、主にクラシックバレエですね。
うんうん、22年の秋か。
うん、あのイギリスに留学してるときに、最後のほうに、
なんかもう日本語も英語も疲れたみたいになって、
なんか言語のないものを見ようって思って、
あ、そうなんだ。
そう、なんかロンドンって、そもそもミュージカルとか、映画とかもいろいろ見れるし、
で、なんかアマゾンを使えば日本語の本もいろいろ手に入るし、
まあ、ツイッターも見れるしって感じで、
文字情報にあふれて暮らしていたのですが、
なんかすごい途中で疲れてきて、
なんか、ていうか、バレエ見たらいいんじゃね?って思って、
ていうのと、もうひとつ、ケンランタル・グランドセーヌっていう漫画があって、
これもたぶん公開収録とかで以前紹介したと思うんですけど、
これがめっちゃくちゃおもしろいバレエ漫画なんですよ。
で、主人公が小さい頃に、近所のお姉さんにあこがれてバレエ始めて、
どうにか続けて、留学するに至るんだけど、
それで行ってるのが、英国ロイヤルバレエなんですよね。
ああ、そうなんだ。
私、今、聖地いるやんって気づいて、
ていうか、じゃあ、英国ロイヤルバレエ見たらいいんじゃね?って思ったっていう、
まあ、漫画の聖地的な意味でも見に行ったので、
じゃあ、ラッキーというか、見れるなら今は見とこう、ここで、みたいな。
なんか、私が留学してたのは、2021年の秋から2022年秋なんだけど、
2021年は、私、ミュージカルとかもあんま見てなくて、
でも、せっかくイギリス来たしって思って、ちょっと、いろいろ情報はチェックしてたんだけど、
たぶんね、まだね、コロナでね、キャストがなんか、主役が交番でキャンセルとか、
なんか急に大役が立つとか、まだなんかそういうのでバタバタしてた時期だったんだよね。
はいはいはいはい。
だから、なんかあんまり、こう、ちょっと落ち着いて、何かを鑑賞するっていう感じではなくて、
2022年の、たぶん秋冬からやっと、なんかまともに、安心してチケット取れるような空気になった感じなんですよ。
はあはあはあはあ。
見やすい環境というか。
そのタイミングっていうのもありますね。
へえ。じゃあまあ、結構気軽にっていうか、見れるもんなの?ロンドンだと。
そう、まあなんかさ、ロンドンさ、ミュージカルとかも基本当日全然チケット取れるし、
まあ安い席とかもすごいあるわけですよ。
はいはいはい。
なので、まあ普通にオンラインでチケット取って、全然次の日のチケットとかあって、まあ気軽に行けるんですけど、
まあ言うてバレーは高いですよね、多少。
うーん。
1万円ぐらいはまあするかな、ちゃんと見れる席なら。
それはなんだろう、イギリスでも日本でもってこと?
まあイギリス、ロンドンで、で、ただ、まあもともと友達とかがバレークラスターで、
へえ。よく見てる人がいたのか、先生が。
そうそう、よく見てる人がいて、まあ来日公演の値段とかって、まあ2万円とかするわけですよ、まあ席によっては。
それそうか、いろんなね、経費も乗りますし。
来日に比べれば安いというね、まあ気持ちで行ってみたら、まあすごい良かったから、チケットとかして、
でも結局5回ぐらい見たかな、その9月に見だして、90で。
へえ、あ、じゃあもう帰るまでに結構バーって見たんだ。
それは同じのを見たの?違う、いろいろ見てみたって感じ?
なんか、同じので、別キャスト見たやつと、違うの見たやつみたいな感じかな。
そう、バレーのなんか面白いところというか、まあミュージカルとかでも全然あると思うんですけど、
基本的に主演みたいな、タイトルロールみたいな役は、まあ何人かで交代、何ペア、基本的にまあその男性と女性のメインの役みたいなのがいて、
そのペアがまあ3つぐらいあって、日によって違う人がやるみたいな。
え、たからずかにおけるトップスターの男女がそれぞれ何人かやるみたいなこと。
それがプリマっていうこと?
そう、あ、でもプリマって呼ぶところもあるけど、最近はなんかプリンシパルって呼ぶね、なんか、最近はって言うタイトルだけど、
それも聞いたことあるね。
メインやるだとプリンシパルかな、なんか別に男女で分けてなかったかな。
で、えっと、その例えばだけど、娘役トップとか男役トップとかいるじゃないですか、たからずかは。
なんかそのナンバーワンがいるわけじゃなくて、そのプリンシパルっていうくらいの人たちが15人ぐらいいて、
まあ主にプリンシパルが、そっからこう演目に合わせて入るみたいな感じで、
パリオペラ座だとエトワールって呼ばれていますね、プリンシパルじゃなくて。
あ、なるほど、その段によってちょっと独自の言い方があるんだね。
でもなんか基本的にはまあピラミッド性ですね、上にどんどん上がっていく実力あるとみたいな。
プリンシパルの下のポジションの名前もあるの?
そうそう。
ソリスト?
ソリストとか。
ほー。
じゃあその3人ずつとかの時は、プリンシパルの中からこの組み合わせでこのエモーカーやるんだみたいな感じなんだ。
そうなんだけど、まあ絶対プリンシパルだけがメイン張るってわけでもなくて、
まあちょっとその場合によっては若手がそのメインの役に入れられてたりとかもするので、全員がプリンシパルっていうわけでもなかったりしますかね。
結構その応援してる人は団で応援してるの?その誰か特定の人って人?それかまあなんか。
そうだね、なんかでもそこもまた例えば劇団式好きな人とかいるじゃないですか。
うんうん。
まあ劇団式って劇団式ならではのキャストもあるけど、あと演目もあるよね。
うんうん。
結構バレー団ごとに演目とかその踊りのテイストとかがあったりするので、そういうのでついてる人もいるって感じかな。
なるほど。宝塚でも確かに5組あって雰囲気違うから。
あ、そうそうそうそう。
なんとなくここが水が合うなみたいな、組みたいな。そんな感じかな。
だからまあ私はそもそも留学してたからロイヤル好きっていうのもあるんだけど、結構あのロイヤルの感じが好きという。
雰囲気が。
最初に見たバレーを親だと思っているだけかもしれないですけど。
なるほどね。
じゃあ平梨沙さんはロイヤルを見て面白いなと思い始めて、他のもなんか演目問わず見始めたみたいな感じなの。
そうだね。でもなんかそれで日本に帰ってきたじゃないですか、2022年に。
で、2023年からは日本で見てるんだけど、基本的に結構海外のバレー団もそれなりに日本来るんですよね。
それって何?ファンがまあまあ多いからみたいなことなの?
まあまあ多いっていうかさ、結構行くとちゃんと座席埋まってますよ、ロイヤルとかパリオペラ座はファンがすごくいるので。
しっかりちゃんと来てくれる場所なんだ、日本も。
あとだから、なんでなんだろうね、日本こんなにバレー流行ってんのっていうのをなんかいちいち考えるんだけど、
たぶんさ、少女漫画の影響大きいと思うんだよね。
そうかもしんないね。なんとなくさ、なんだろう、みんなの憧れの習い事からのね、なんとなく神話性の。
モンモグさんはでもやってなかった?バレー。
昔はやってない。でもやってる子結構いたよね。
いるいるいる、全然。
エイライトさんもちっちゃい時やってたの?
やってたやってた。
あ、そうなんだそうなんだ。
なんかお母さんが憧れてる習い事って感じだよね、バレーって。
わかるわかる。お母さんがね。
なんだろうね、自分たちアラベスクとか。
アラベスクとかです。アラベスクは違ったかもしんないけど。
あとさ、だからさ、今の子たちってさ、もうダンスっていろんな教室あるじゃん、たぶん。
あーそうだね、それこそヒップホップ、ジャズとかね。
でも昔、たぶん踊る系の習い事ってバレーぐらいじゃない?
たしかに、そうかもしんない。
日本舞踊とかちょっともっとね、あれだからね。
なんかいっぱいあったしね、教室も、近所に。
田舎にも、田舎にもって自分のあれだけど、田舎でもあったもんな。
結構私は少女漫画の影響説をね、そってにしておりますが。
なんかでもさ、ちょっとこんなこと言うのもあれだけど、私は何人か友達が習ってて、発表会とかも行ったけど、
なんか小学生だったのもあって、なんか眠いなって思ってさ、
そうですね。
なんか見方がよくわかんなくて、
それこそ白鳥の湖とかさ、くるみ割り人形とか絶対見たことあるはずなのに、
なんかあんまり覚えてないっていう、この罪悪感があって、
なんかまた眠くなっちゃったらどうしようって思って言いつけてない。
なんか私、知り合いでも、なんかこう、違うことやりたくて出版社に入ったのに、
バレー雑誌に配属されて死ぬほど寝てたみたいな話を、
なんかその、正体で言ってめっちゃ寝てたみたいな話をされたことがあって、
それは私がまだバレーはまってない頃で、
で、自分もその子供の頃もしかしたら見に行ったかもしれないけど、
あまり別に面白いと思ってないからやめちゃったんだと思うんですよね。
でも、大人になって言ってみたら、びっくりしたのが、すごい面白かったということですね。
ちょっとそれは希望かもって言った。
なんか、昔見てたのが、まずあんまりよく知らないのに、古典から見ると眠いかもしれないなと思って。
じゃあ、八草町の湖とかくるみ割りは古典系なの?
そうだね。
くるみ割りとかも、もしかしたら結構面白どころがわかりやすく作ってあるかもしれないけど、
解釈とかも全然ね、今ならモダンなとかもあるんだろうね。
なんか私がロンドンで初めて見て、わーすごいって思ったのが、
マイヤーリンクっていうバレーで、これは宝塚でも歌方の恋というタイトルで、
演目としてやられたことがあると思うんですけど、
みなさんが大好きな、エリザベートの息子、ルドルフの話なんですよ、実は。
ちょっと待って、いきなり見たくなるやつじゃん。
でしょ?
でしょ?花組公演。
ママママって言ってた、ルドルフ。
柚子カレーがやってますよ。
ルドルフって、いろいろ、重圧とか、国家の愛されなかった寂しさみたいなことから、
30過ぎてから、女付け、役付けみたいな感じで、17歳の女の子と親中して、
それが、サラエボ、事件みたいなのにつながるみたいな、王室の滅亡が、みたいな話なんですけど、
マイヤーリンクっていうのが、ルドルフが侵入した場所の名前なのかな、確か。
マイヤーリンク事件って呼ばれてて、それが、
それなんですよ、それを題材にしてるので、めっちゃ銃とか出てくるし、
基本的に、パドゥドゥって言って、男女のダンスがバレエっていっぱい出てくるんですけど、
普通仲いいダンスだと思うじゃないですか、愛の。
マイヤーリンクのパドゥドゥは、めっちゃずれてる踊りなんですよね。
気持ちがずれてるのとか、すごく怒りの感情とか、そういうものをペアで表現する踊りがいっぱいあって、
何をやっているんだ、超絶技巧すぎてビビるみたいな感じで。
なるほどね。
規制のというか、侵入感的なバレエのイメージよりは、ちょっと前衛的までいかないけど、
現代的な、男女で踊ってロマンティックみたいな感じではない感じの演目が結構あって、衝撃で。
しかも、めっちゃ薬とか銃とか出てくるんだけど、別にR18とかでもないから、いいとこの子供とかが家族連れで連れてこられていて、
これは子供が見て大丈夫なんかみたいな。
そんな何?ちょっとセンセーショナルシーンもある感じの。
そもそもだから、恋愛人関係にあって侵入するみたいなバレエなので、めちゃくちゃかなり薄着だし、絡み合っているダンスなわけですよね。
ちょっとなんだろう、あでやか。
愛と死みたいな。
すごい踊りで筋肉むきめきだから、そんなにすごい子供に見せちゃやばいみたいな感じでもないけど、エロティックでもあるわけですよ。
すげえな、みたいな感じになって。
ちょっとだから、倫理的な話ではないんだね、きっと。
それで、いろいろプログラムとか見ると、マイヤーリンクのバレエを作った人は、マクミランって人で、
ロミオとジュリエットもこの人が現代的にしてるらしいみたいな感じで、
ロミオとジュリエットも見に行くと、ジュリエットのお兄さんいますよね、誰?いとこ?
マキュエシオ。
マキュエシオが死ぬシーンとかが異常に長かったりして、見に行ったら、
しょうもない男が死ぬシーン、2人のラブラブのシーンとかよりも、ダメな男が死ぬシーンの踊りとかが、すごい気合の入った演出とかしてあって、
大人になってからの知識で見ると、ロミオとジュリエットの間にマキュエシオの死ぬところを踊るのが一番楽しそうじゃん、みたいな感じだったりとか、
メリハリとか、演出の面白さが見えるっていうことに気づいて、
古典のイメージをすでにずらしてる演目とか、いろいろあるし、踊りとかも面白いし、そういうのがわかるようになってて、
物語を今まで履修してきたからな気がするよね、子供の頃と違って。
確かにね。
あと、私がいいなって思ったこのマクミランさんっていう人は、映画がすごい好きで、バレエの間、観客に拍手されるのが許せないっていう人で、
絶対に観客が拍手できないように、構成を考えるみたいな。
間を作らんってこと?
映画ってさ、観客に邪魔されないじゃん。
ステージってさ、ブラボーとかさ、キャーみたいなコールとか入るじゃん。
それあって完成ぐらいな感じ。
その生物感が、本当はステージの良さな、パフォーマンスの良さな気がしてるけど、こだわり派の演出家とかだと、そういうのができないように世界を作り上げたりとか、
なんか結構変な、演出家によっていろいろなこだわりがあるものが、すごく長い年月の間、磨き上げられて、
芸術になっていて、まあ2万円とかの価値あるな、みたいになってて。
これ、ノイ・マイヤーの子供時代から始まるんですよ。
ノイ・マイヤーさんの人生を演目にして、そのバレエ団の人たちがアメリカ製のミュージカルに憧れた子供時代みたいな、
子供ノイ・マイヤーと戯れる本物のノイ・マイヤーみたいな振り付けのね、本物、本人も踊れるから。
本物のノイ・マイヤーさんみたいなところから始まって、
そのバレエ団の人たちが彼を魅了したアメリカのミュージカルみたいな役を演じたり、
彼にとって重要な作品になったものとかを演じたりして、
実際ノイ・マイヤーが振り付けした作品とかも出てきて、
一つの演目になっているっていう、
ちょっと演目っていうより、柄って言って、
いろんな作品のハイライトを合わせてコンサートやるみたいな形式がバレエにあるんですけど、
そういう感じじゃなくて、すごいメタになっていて、
何を見せられているんだ、これみたいになって。
だってこれ、演目名がジョン・ノイ・マイヤーの世界っていいでしょ、これ。
そうそうそう。
これが演目名なんでしょ。
そう。
ちょっと事情伝みたいな、反省みたいな話なんだけど。
映画監督とかでもさ、結構重く扱われている人みたいなのが、
これですよ、ジョン・ノイ・マイヤーの世界の、このメインビジュアル見てくださいよ。
今映してるんだけど。
何これ、結構グングみたいに見えるね。
そう、だから、普通に現役のダンサーたちが踊っている中に、
振り付け家本人が立っているみたいなステージで、
このメタすぎるジャンルは何なんや、みたいな気持ちがすごい高まりましたね、この。
へー。
だから、いろいろこういう歴史的なところとかが抑えられていくと、
どんどんわかることが増えていって、面白いっていうのは、いろんなジャンルでもあると思うんですけど、
やっぱ歌舞伎とかもね、たぶんそうだと思うんですけど、
歴史が長い分、こういういろんな情報を摂取すると、面白いことがいろいろあって。
でもなんか、この伝説級の人がいると、ちょっと目玉的には見やすいかもね。
そう、そう。
歌舞伎でいうと、玉砂風呂が、玉砂風呂は死ぬまでに見たい。
そうそう。
私もあんま詳しくはないんだけど、ちょっと一個マイアーリンクいいなって思って見るようになって、
まず同じ演出家の作品を、振付家の作品を見てみたり、
こういう伝説の人が来るときに見てみたり、みたいなことをするうちに、
ちょっと若手になってきたっていう。
なんだろう、比べていくことで、自分の好きポイントみたいな。
そうすると、意外と古典とかも、割とバレエ団によって、今はちょっと新製作してたりとかで、
面白さがわかりやすくなってたりとかするっていうこともわかってきて、
古典も最近見てたりとかっていう感じですね。
ちょっと眠くてつまんないかもと思って、ちょっと申し訳ない気持ちだったけど。
あとね、意外と休憩時間あってね、楽なんですよ、バレエ。
そうなの?何時間ぐらいあるの?そもそも全部。3幕とかあるのかな?
3幕とかある場合もあるけど、50分、この間私が見た新国立のジゼルって作品は、
50分と55分だったんで、トータル105分で、間30分休憩。
休憩があるから、映画とかより、最近の映画とかより、手に見よりよほど短いです。
手がやばいからね。
じゃあ、全部で3時間はいかないぐらい。
そうそう。だから休憩も入れて3時間とかかな。
だから、基本的にさ、かなり強度の高い踊りを踊るのもあって、そんなに無駄に長くないんですよね。
子供の頃、技術的に足りないものを見ると長く感じたかもしれないけど、
プロが踊ってると割とあっという間だし、3時間とかあるミュージカルとか映画に慣れてきてると、光の速さです。
いける?
いける。
なんか、何もわかんなくても、この動きすげえとかで面白いんかな。
いや、面白いですよ。
なんか、あとやっぱ、軍部のすごい揃ってる感じとかが、
乃木坂とか好きな人、クラシックバレーを見ればいいんじゃないかぐらい揃っている。
あー、なるほどね。
雰囲気というか、
雰囲気というか、
トンバナはあれを研ぎ澄ましていくと。
研ぎ澄ましていくと、白鳥の湖とか、ジゼルになりますよ、みたいな。
ちょっと、なんか見たいな。
でもさ、なんか冬って感じなのかな、バレーって。
あのね、そうそう、一応バレーって、っていうかバレーとかオペラとか、なんか基本的にクラシックなカルチャーは、なんか10月ぐらいにシーズンが始まるんですよね。
欧米のシーズン、社交のシーズンが秋冬だからなのかな。
で、4、5月ぐらいにシーズンが終わるみたいな感じなんですけど、
じゃあ、もう終わっちゃうってこと?
いや、それがですね、7、8月っていうのは、本国のシーズンがお休みの海外バレーダンサーとかが結構日本に来るんですよ。
あ、なるほど。
出稼ぎに。
出稼ぎシーズン。
なんかすごい、みんなインスタで日本に来てるバレーダンサーがバンバン見れるみたいな感じで。
で、だから普段はバレーダンとして、宝塚として宝塚の演目に出てるのがメインのシーズンなんだけど、
夏は宝塚の演目お休みだから海外に呼ばれて、ちょっと白鳥の湖の一つのパートだけ踊るとか、
いろんなバレーダンから集めた人で柄をやるとか、そういうのが結構ある。
そういうパターンもあるんだ。なんとかバレーダンでドライニーじゃなくて、いろんな人が集まって。
ちなみにさ、私さ、今年さ、1月7日にさ、それこそ、ゆずかれいさんとパリオペラ座のイケる伝説とされているマチューガニオさんの柄っていう謎の柄見たよ。
まったく知らん。そんなのやってたの。
そんなのやってたの。
ゆずかれいちゃんは。
正確に言うと、マチューガニオっていうすごくパリオペでも20年以上エトワールをやっていた人が、この3月でさよなら公演だったんですよ。
そのさよなら公演の前に1月に日本に来て、スペシャル柄ニューイヤーコンサートっていう、なんか異常にめでたい名前の柄を。
まあだからそういうふうに、すごくスターにフォーカスした柄みたいなのも、すごい有名だったら成り立つんですけど。
見て見て、このホームページを。この人がマチューガニオさんっていう、すごく。
なんかキラキラだしさ、ほんとスルクサイしさ。
で、なぜかその、マチューガニオが送るこの日この時がきりの極上の時間、ゆずかれい×マチューガニオの新作デュエットも披露みたいな。
すごいなんか、トンチキ合唱イベントだったよね。
こんな。
めでたーい。
バレークラスターもざわついてるけど、宝塚クラスターもざわついていて、超チケット争奪戦だったんだけど、どうにか取れていってきた。
場所は?
これNHKホールだった。
ちょっとその場所も含めて。
これね、ちょっとこれの話するとなんか長くなっちゃうんだけど、
マチューガニオフォーカスだから普通に他にはバレーダンサーが出て、白鳥の湖とかロミオートジュリエットとかも1幕はやったのよ。
パリへオペラ座の人たちとかを連れてきて。
2幕になったら、なんか急にその、ゆずかれいさんが十二指を表現する舞みたいなのが。
ゆずかれいもソロパートあんの?
そうそう、ゆずかれいさんがソロで十二指を表現するパートとかがあって、
なんかそれはね、プログラムとかにも書かれていたから、
一体どんな風に十二指をってなんか心の準備をすごいしてたんですけど、
十二指を表現するパートは結構早々に終わって、
なんかパリのおしゃれな、なんかマドマーゼルみたいな踊りになり、その後、
最終的にララランドに合わせて、ゆずかれいが男役ダンスをし、
まちゅうがにょがバレーダンスをして、
違う夢を見ている2人みたいなララランドデュエットを踊り。
違うダンスをしてるの?
だからその、同じ音、曲に合わせて、似たようなステップなんだけど、
男役風、その図家っぽいダンスとバレーバレーとお互いし合うみたいな。
あ、でも絡む意は絡むんだね。
そうそうそうそう、全然絡みまくって、最終的にもっと2人で踊るって感じになるんだけど、
みたいな柄もありました。
この柄っていうスタイルは、いろんな人が出て、反転秀みたいな。
そうそう、だからなんか全幕ものと柄っていうのがあって、
基本的には全幕っていうのは、白鳥の湖を最初から最後まで通しでやるっていうことで、
柄ってスペイン語で祝祭みたいな意味らしいね。
だからクラシックとかでも柄っていうわけだよね。
柄本っていう。
そうそうそうそう、いろいろハイライトというか、知られてるところだけ抜き出してやったりとか、
みんなでやるのが、だからドリライみたいなこと?手に見えるの。
そうだね。
そうそう、ドリライみたいなことですね。
ガラコンは邪道ではないの?バレエって。
邪道ではないね。全然普通にやってます。
なんかガラコンだけ見てバレエ見た気になってんじゃねえみたいな。
そんな人はいないよ。そんな人はいないけど、
ガラコンを最初見てると、すごいとか推しができて、なんとなくこのダンサーさん好きだなとか出てくると、
でもこの踊りの意味、この良かったって思った踊りの意味、ちょっとよくわかんないとかあるかもって思って、
それの全幕が見たくなるというか。
なるほどなるほど、最初にカタログ的に見るっていうのをお勧めってことね。
全幕楽しいみたいになってくという感じですね。
これが今年の始めだったんだね。
これ面白かったですね。なんか奇才って感じだったまさに。
そういうパターンもあるんだ。バレエかける。
これは、バレエダンサー以外の人がガラに出るのは相当珍しいと思うので、
ゆずかさんは本当に踊りが好きなんだなって思いましたね。
すっごい綺麗だしね。面白そう。
今年見れるのだと何かありますか?
ガラで言うと、ちょうど発表されてたんだけど、バレエスプリームみたいな、
きっとすごい意味の英語なのかフランス語なのかわかんないんですけど、
バレエスプリームか、バレエスプリームっていうパリオペラ座と英国ロイヤルから若手が集まって、
いい感じの踊りをいろいろ踊りますっていうのが8月にあるらしいです。
これはおすすめポイントは、オペラ座もロイヤルも両方見れる。
オペラ座もロイヤルも見れて、有名な踊りをいろいろ踊ってくれるので、
見ると楽しいんじゃないかっていうところですね。
たぶんバレエファン的には、結構若手とかも含めてやってくるみたいなので、
本当にコアなオタクになると現地行ったりもするけど、いろいろ楽しめるっていうところですかね。
有名な人ばっかですね、結構。
ばっかなんだ。なんか女性もいるね、カネコさん。
そうそう、カネコさんはロイヤルのすごいプリンシパルの人で、めっちゃいいですね。
オペラ座の方にも。
男性だと私はヒラノリョウイチさんっていう人が好きで、
ヒラノさんもロイヤルの人なんですけど、結構ムキムキのタイプの人たちが。
面白いのがすごい、ちなみにロイヤルは、ロイヤルだけじゃないんですけど、ロイヤルシネマって言って、
英国の方でやったやつを映画にして流してくれるっていうシリーズをずっとやってて、
ロイヤルシネマは3000円とか4000円で見れるので、
これはいいですね、なるほど。
ロイヤルシネマから見るのもアリだと思います。
これはたまにやってる感じなのかな?
なんかそのシーズンが終わった後、例えば3日間とか、
一つの演目につき3日間とか映画館でかかってるかな。
ただすごく人気で埋まっちゃうやつとかはちょっと長めにやったりとかで、
これが結構東方シネマの日本橋ですごいやってるんですよね。
はいはいはい。
だからバレエのオタクはやたら日本橋にいるという。
日本橋に行くんだ。
これ6月からロミオとジュリエット。
いいねこれ。
これすごいね、しかも幕開に解説入るんですよ。
演出家とかにインタビューした映像とかが入るようになってて、
この演目はバレエ団にとってこういう歴史があってみたいなこととかをすごく教えてくれたりとかするんで、
初心者の人はむしろシネマから行くのめっちゃありだと思いますね。
なるほど。
5月16日からは白鳥の湖。
なんかちょうどいい気がしますね、白鳥。
マッシュボールさんだ。
東京だとそうですね。
これがあれなのかな?
日本橋と北海道、宮城、東京、千葉、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡などで見られるみたいです。
見られます。結構いろんなどこでやってます。
でも短いんだね。1週間限定とかないよね。
パリオペラ座とかもね、やってたりするんですけど、ロイヤルシネマが一番ずっとやってる気がしますね。
いいこと聞きました。
完全新作みたいなさ、そういう挑戦的なやつもあったりするの?
ありますね。
でも全幕で完全新作はあんまりないかな。
やっぱり古典とか、ワンピース歌舞伎とかあるけどね。
歌舞伎はむしろ結構それでバズってるじゃないけど、
嵐の夜にっていう絵本の題材のやつとか、風の谷の名をしかないやつだり、
それこそ東京乱舞も歌舞伎、新作今年またやるねんけど、
そういうアプローチもしてるのかな、バレエもという意味での。
完全新作で言うと、それこそカフカの変身とかやってたりとかも、ロイヤルのアーカイブ見てたらあったりとか、
バージニアウルフのバージニアプロジェクトみたいなやつとか、
あと私が向こうで見に行ったやつだと、ツイッターでいつかチェーンソーマンをこの人にバレエにしてほしいって思った、
クリスタルパイトっていうすごく世界的にも注目されている振付家の人がいて、
この人は難民をテーマにバレエを作ってましたね。
バレエダンサーはコンテンポラリーではない?
コンテンポラリーとクラシックって完全に分かれてるわけでもないというか、
だからコンテンポラリーな演目を別にいつもクラシックやってる人も踊ったりとかもするんで、
ただ新作ってだいたいコンテンポラリーによる部分はあるよね。
それで言うと、日本の場合だから、ワンピースとか嵐の夜にとか、
アニメとか漫画とか、いろいろ大きなコンテンツがあって、
とっつきやすい新作が作りやすいかもね、歌舞伎は。