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2024-04-12 43:48

#20 推しが性犯罪者になった。葛藤するオタクたちの傲慢と誠実/映画『成功したオタク』

2024年3月末に公開された韓国のドキュメンタリー映画『成功したオタク』の感想をおしゃべりしました。ひらりさ&もぐもぐ回です。

  • 韓国のスラング「成功したオタク」=認知を得ている“強いファン”
  • 推しと同一化して悩み苦しむ傲慢と誠実のあいだ
  • 「ファンも加害者」となぜ自省してしまうのか?
  • 「正しい推しを選べてますか?」という自己責任
  • 彼の物語ではなく「私たちの物語」なんだよね
  • 推す、という行為は究極的には一人でできないのかもしれない

あらすじ:

韓国芸能界を揺るがせた性加害事件を背景に、「推し」が犯罪者になってしまったファンの人々にスポットを当てたドキュメンタリー。

あるK-POPスターの熱狂的なファンだったオ・セヨン監督は、「推し」に認知されテレビ共演も果たした“成功したオタク”の1人だった。ところがある日、その人物が性犯罪の加害者として逮捕されてしまう。“犯罪者のファン”になってしまった彼女は受け入れ難いその事実に苦悩し、同じような経験をした友人たちに話を聞くことに。

「推し活」が人生の全てだったセヨン監督が自身の過去を振り返って傷を直視するとともに、「自分は被害者なのか加害者なのか」「かつて彼を思って過ごした幸せな時間までも否定しなくてはならないのか」などと葛藤するさまざまな立場のファンの声を聞いて語り合い、その社会的意味を考える。

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00:01
劇団雌猫の悪友ミッドナイト。こんにちは、劇団雌猫の平梨沙です。
モグモグです。
このポッドキャストは、平成元年生まれのオタク4人組が、好きなエンタメや日々の生活のことなど、わいわいお話しする番組です。
深夜のファミレスで隣の席のおしゃべりに、利き耳を立てる感覚でまったり聞いてみてください。
今日は平梨沙とモグモグでお送りします。
お送りします。
こないだ4人だったから、わいわい系だったけど、2人になるといきなり人が減った感がある。
確かに。4人だと騒がしいからね。
今日は3月末に公開されて、公開前から結構話題で、私も割と楽しみにしていた映画のお話をしたいと思います。
成功したオタクっていう韓国のドキュメンタリーですかね。
平梨沙さん、この作品前から知ってた?
そうだね、新羅のニュースとかで見たのかもしれないし、あと藤谷千明さんとかがコメントされてたから興味持ってたのかな。
モグモグさんは?
私は、これ2021年に韓国で制作公開されてると思うんだけど、その後何かの映画のショーを多分韓国で撮っていて、
その時におしかつをテーマに、おしかつって言い方してなかったかな?
オタクをテーマにしたやつで、この映画が今ちょっと話題になってるみたいなのを何かで見て、見てみたいなと思ってたら、
2、3年経ってきたから、あ、これあの時見た映画だって宣伝を見て思った。
じゃあ結構前から知ってたんだ、モグモグさんは逆に。
そうそう、なんでだろう?私そんなに別に韓国映画をめちゃくちゃ追いかけてるとかじゃないんだけど、
結構キャッチーな犯罪者になっちゃった推しに対してのオタクの葛藤みたいなところが、
すごいテーマ的に面白そうだなと思って覚えてたのかもしれない。
なるほどですね。
で、ちょっとどんな作品かというと。
じゃあ私が読みますね。
成功したオタク。韓国芸能界を揺るがせた性加害事件を背景に、
推しが犯罪者になってしまったファンの人々にスポットを当てたドキュメンタリー。
あるKポップスターの熱狂的なファンだったオ・セイオン監督は、推しに認知されテレビ共演も果たした成功したオタクの一人だった。
ところがある日、その人物が性犯罪の加害者として逮捕されてしまう。
犯罪者のファンになってしまった彼女は、受け入れがたいその事実に苦悩し、
同じような経験をした友人たちに話を聞くことに。
推し活が人生の全てだったセイオン監督が、自身の過去を振り返って傷を直視するとともに、
03:03
自分は被害者なのか加害者なのか、かつて彼を思って過ごした幸せな時間までも否定しなくてはならないのか、
などと葛藤する様々な立場のファンの声を聞いて語り合い、その社会的な意味を考える。
はい。
今ホットなというか、性加害問題と芸能界みたいなのは日本でも結構社会的に言われてるから、
今公開したのかなーって思ってた。
みんな何かしら思うところはあるというか、全く人事で見られる映画じゃないよなっていうのが、
語りを引き出すっていう上で、みんな何か言いたくなるやつだなと思った。
そうですね。この映画のすごくちょっと基礎的な知識というか、大事なことが人気の男性芸能人が、
自分の身の回りの女性の性的な動画とかを撮ったりして、グループチャットでシェアし合っていたみたいなこととか、
それだけじゃなくて、売春の圧戦とか、クラブでの集団暴行事件なども表沙汰になったっていうのが、
2018年と2019年くらいにコロナ禍の直前に起きてた事件で、すごく社会問題になったっていうのがあったんですよね。
当時、私そんなK-POP詳しくはないけど、それは覚えているぐらいだから、日本でもかなり報道はされていたような気がします。
いわゆるバーニングサン事件って呼ばれていて、その中心的な人物がビッグバンのVIというメンバーで、
この人は実は日本でもLDHグループが作って非常に大ヒットした、ハイ&ローの作品の海外マフィアみたいな役回りで出ていたので、
私もなんか人事じゃないというか、え?みたいな感じで結構驚いて、こういう風に関係しちゃうんだみたいな感じでね、結構驚いたりはしました。
それもあって、だから成功したオタクちょっと気にしてたっていうのはある。
でもビッグバンなんてね、日本でもファンいっぱいいたし、多分そこら辺から傷が、何だろう、癒えてないというか、忘れてた傷がみたいな感じで見に行った人も多いのかなって思いました。
共感できる部分もできない部分もあるじゃないですか。
っていうか、監督もそれはかなり意識して、結構シニカルな目線っていうか、
そういうことがあってもおしかつっていいよねみたいな風にもまとめてないし、
こういうことがあったら我々は毅然として全てを否定しなければいけないっていうわけでもないし、
06:00
瞬間的にどっちの感情にもなる時はあるんだけど、なかなかままならないというか、
どうしたらいいんだろうね、私たちっていう結構結論の無さがずっとある映画で、
だからどこに対して自分が思ったかっていうのが結構人によって違いそうな映画だなとは思った。
監督が言ってたことで、今までは成功したオタク、
これって韓国のスラングらしいんですけど、
推しに直接接触したり、いわゆる認知、名前を覚えてもらえたり、
言葉をかけてもらえたりする強いオタクを示すスラングらしいんですけど、
そう思われてたのに推しが犯罪者になった瞬間いきなり失敗の楽園を押されて、
それは自分は何も今までやってきたこととか変わってないのに、
相手の印象が変わるだけで世間の目が変わるのが、
悲しいけど面白いとちょっと思ったみたいに言っていて、
ちょっと引いた目線っていうか、ある人の作り方なのかなというのを感じました。
そんどくっていう言葉なんですよね。
調べたらそのwebtoonでも成功したオタクっていう漫画があって、
推しに認知されて恋愛関係になるファンの漫画。
すごくメジャーな言葉だというのを色々調べたんだけど、
結構ある意味ではその成功とかって、
社会の目をめちゃくちゃ気にしている言葉というか、
日本のオタクと私はちょっと違う部分あるなと思ったんだよね。
もちろん日本のオタクにも、
周りに比べてどうかっていう感覚がめちゃくちゃあると思うんだけど、
なんかそれを表だっていう感じ。
やっぱオタクってちょっと隠れるべきものっていう感覚がもうちょっとあるというか、
オタクである以上、成功も失敗もねえんだがみたいな気持ちがちょっとある気がするのね。
成功って訳が日本語で言うと、
ちょっとヒエラルキーっていうか、正しいみたいに思うような、
ヒエラルキーっていうか、正しいみたいに思えるからなのかもわかんないけど。
でも言いたいことはわかる。
そもそもオタクというポジションが社会に対して、
ある種失敗しているという前提がある気がしていて、私は。
日本においてはもうちょっとね。
なるほど。
社会的責任みたいな感覚がすごく表現にもあるし、
このドキュメンタリー自体にも、日本よりある感覚みたいなのをすごい感じた、私は。
そうだよね。
韓国のファンカルチャーってやっぱりさ、
彼らの好きな誰かの名前でファンも一緒に寄付をしましょうとか、
お米のプレゼントするんだよね、お米を。
彼ら、彼女らの名前を私たちが汚すわけにはいかない。
09:00
むしろ良い方に世間に広めようみたいな一体感みたいのは、
確かに文化的にもうちょっとあるのかなという感じはした。
そうだね。一心同体感と言って。
そうそう。やっぱ性犯罪っていうのが厳しくて、
これが単純に六本木のクラブで灰皿を投げた暴力事件とかだったらさ、
人間性に問題がありますね、ぐらいだったかもしれないところ。
やっぱ性犯罪ってさ、自分たちが女性ファンだから、
すごい否定されてる感がより強いじゃん。
その時にやっぱり、人間性はあれでもパフォーマンスが好きだから、
割り切れないところもめちゃくちゃあるじゃないですか、絶対に。
それをずっと話し続けるというか、
監督はもともとそれでも擁護して、
それでも私は彼が好きみたいなファンがまあまあいることに結構びっくりして、
いやいや犯罪者なんだからまず中断しろよって思ったのがあって、
本当はそっちの人たちの気持ちが聞きたくて話を聞こうと思ったらしいんだけど、
それをすること自体が二次加害。
彼らの言葉を反すること自体が、
社会に対して発信するときに二次加害っぽくなったりとか、
その人たちをもし自分が取材するとどうしても、
いやそうじゃないだろうっていう目線というか、
否定する方とかになってしまうと思ったので、
別に彼らを責めたいわけでもないし、
一番悪いのはその本人、私我々の推し本人であるから、
ファン同士であいつは悪いファンみたいにするのもどうかなと思ったみたいに言っていたんですよね。
それって往々にして起こることで、
自分のポジションみたいのはすごい考えさせられるよね。
さっきの平梨沙さんの社会的責任みたいな感じを背負ってる感っていうのは
本当に私も見てて思って、
わかるってところとオタクとして、
いやこれはちょっと自分勝手すぎないかいっていうところが
交互に出てくるんですよね。
いろんな子がいろんな立場で、
私の今の思いみたいので、
すごい怒ってたり結構強い言葉で非難してる人もいるし、
そこまで割り切れなくて、
とはいえこういうところは好きだったからな、
でもそれっていうのもダメですかね今はみたいな、
ちょっとナーバスになってる感じの語りとかがあって、
しかもそれも人によってじゃなくて、
同じ人でもちょっと話してるうちに揺らぎがあったりして、
っていうのをなんか静かに聞いていく時間じゃないですか。
どうしてもSNSでそういうお気持ちを見ると、
12:03
いやこんなこと言ってるのおかしいなとか、
いやこれはないでしょって反射で反応したくなるけど、
話を全部は合意できなくても聞くっていうのって、
必要なプロセスだなって私は思った。
SNSじゃできない対話。
だからやっぱなんか日本だったらこんなに顔を出して
参加する人いるみたいな驚きがちょっとありますね。
そうだよね。なんか自分から話したいって言ってくれた
友達ばっかり出てるって言ってたよね。
一方で結構やっぱ20歳前後じゃないですか、
国の違いとか世代の違いもあるかもしれないけど、
推し、私、世間から見てどうかの、
二者関係じゃなくてもう世間がすごく存在してるんだなって
ちょっと思っちゃった。
例えばどの辺で?
成功したオタクということ。
別に誰にも言わずに応援しているという選択肢とか、
誰にも言わずに嫌いになるみたいな選択肢が
もうあり得ないというか。
この人が好きな私として社会に存在してるみたいなことね。
そう。世間に対してすでに表明してしまったので
表明し直さないといけないみたいな
責任がもうすごく発生してしまうことがある。
こういう行為になっているというか。
例えばその紅麹のサプリを買ってた大人は
こういう葛藤に合わないわけじゃん。
分かんない。紅麹をめちゃくちゃ周りに進めていた人は
すごく後悔の念に駆られている可能性もあるか。
でも自分で複役しているだけだからね。
かわされていた人がここまでの責任を感じるというのは
非常に奇妙な社会だよね。
健康被害が実際にあったり
性加害を自分が教えた人がしたことによって
精神的にすごく参ってしまったみたいな
被害はあり得ると思うんだけど
自分は加害をしているんじゃないかって感じないといけない
みたいな気持ち。
悪くは全然、むしろ正しくあろうとする行為なんだけど
本当に?みたいな。
紅麹サプリメントを勧めていた私たちにも
責任があるんじゃないかとはならない気がするので。
そうだね。
それは特有の自己同一化みたいなのは
ポスって行為はそこにあるよね、そう思うと。
同じのは、やっぱりジャニーズ好きだった人
宝塚好きだった人は、私も含めだけど
支払った金が良からぬ
15:02
人間とか行為に使われていた怒りと
怒りの反転で
実績みたいのはやっぱりあるような気がする。
けど、確かに今言われた通り
そこに実績をどれだけ求めるのかってなると
だってさ、何だろうな
言い方は雑やけど
パッケージされて売ってる商品を買ってるわけだから
行動としてはさ、別に
責められるものでは本当はないわけで
ファンが悪い、ファンも加害者だっていう発言が
かなりこの映画でも何回も出てくる
加害者だと思ってあるんだけど
私はそこはちょっと怪異的で
もちろんファンが悪かったとこはゼロじゃないと思うけど
悔いぶちを与えていたとか
有名になっていたとかはそうだけど
でも彼の周りにいた人がさ
私たち以上に周りにいた人がいっぱいいるわけで
止められなかったとか
そっちの責任、メディアの責任とか
事務所に全部追わせるのも
それはそれで違うと思いますけど
パーセンテージで言ったら
加害者の一人ですほどじゃないと思うんだよな
ファンはっていうのがすごい気になった
自分が加害者だと思うことに対してもさ
またさ、それも反転した自己同一かっていうかさ
推しと同じ苦しみ
だからさ、すごい誤解がないように言いたいんだけど
関係者であるという自意識を持ちたいという話では
あると思ったんだよね
なるほどね
何かしら彼の今現在の結果に対して
自分が責任があるというふうに思うことっていうのが
正義感からきている部分もあるかもしれないけど
そういう関わり方をするしかなくなっちゃってる
みたいな部分もあるなと思っちゃったんだよね
面白いね、その見方は
最初から最後までこんなに
本当は無害者なはずなのに
紅麹サプリメントに私、責任ありますっていう
消費者はいないと思うから
加害者であろうと被害者であろうと
関係者であるという自認をしたい欲望は
絶対にあるなと思ったのよ
関係ありませんよ、あなたはって言われるよりは
加害者であると言われたほうがマシみたいな
アイデンティティだからね
人生の一部だからね、それは
どう考えても売ってる側、ビジネスにしてる側が
90%くらいは反省すべきことだから
反省すべきことだから
そんなに自分を責める意味も多分ないんだよなって
ちょっとその遠い国のっていうか
私にとってはちょっと心理的に距離があるから
それは見てて思ったなぁ
でもやっぱりさ、言われるんだろうね
世間で、そのさっきの世間の目って意味だと
18:01
ファンがつけ上がらせたせいだろうとか
盲目的なファンがいたから
こんなことになったんじゃないのかみたいな感じで
言われると自己防衛的に
いや、そんなに世間様に言われるなら
我々も考えなくてはならないのかもっていう
思考回路になったのかなとは思う
わかりやすいよね、ファンが内省する方が
意外と自分が内省する方が私は簡単だと思っていて
はいはいはいはい
ビッグバンの所属元に対して
なんかデモをしたみたいな話ではないじゃないですか
ビッグバンとかその芸能界に対して
みんなで何かを言いに行ったみたいな話ではないというか
もちろんすごく大変な試みをしているんだけれども
ある種、自分たちのアイデンティティの問題に
してしまう問題っていうのはちょっとある気がした
この映画の作りの目線としてってこと?
もっと社会のせいにしても良いんじゃないみたいな
そういう構造に巻き込まれていた若者たちなので
20歳とか10代とか
ある種、すごく自己責任論的な映画だと思うんだよね
自分がそういう人間を推してしまったのが悪いみたいな
これまで推しちゃった人みんな犯罪者になっちゃった
友達出てきたじゃん
すごいそこで自分を責めてるみたいな
あの子の感じ方とかすごく象徴的な
自分がそういう人間を推してしまったのが悪いみたいな
これまで推しちゃった人みんな犯罪者になっちゃった
あの子の感じ方とかすごく象徴的だなと思いました
正しい消費活動を本当にしてますかっていうのを
問い続けられてる感みたいな
正しい推しを選べてない自分が悪いんじゃないか
みたいな葛藤みたいな
正しい推しってさ、キモいよね
犯罪、性犯罪に限らず犯罪行為しないでほしいぐらいの
願望ラインだったら
法治国家に住んでるしって思うと思うんですけど
私はかなり考えるのはよく
自分が好きな誰かがクソパワハラ野郎だった時とか
例えば自分と政治的に思想が合わない
ハードなネトウヨとかだったら
切り離して好きにいられるのかなっていうのは
まあまあ考えるんですけど
分かんないよね
それを押しつけて
ネトウヨだから無理だわっていうのも
かなりエゴな気もするじゃん
だって自分の思想に合う人間でいてほしいって
結構かなり重たいというか
子供とか家族ですらちょっとやれないことを
推しにはそうであってほしいって
だって自分の親がネトウヨでも
21:00
諦めつくじゃないけど
違う人間だしなとか思うけど
それが推しだった時に
応援っていう行為を介する時に
かなり自分のアイデンティティと近しく
あってほしいという無意識の願望みたいのは
あるよなと思って
さっき平井さんが言ったみたいな
この中に出てくる子たちの発言でも
いやいやそれはかなりちょっと
エゴじゃないですかって思いつつ
それと自分と線引きはどこだろうって思うと
分からんなとかは思いますね
また内省してしまった
でもそれでもこの映画の面白いのは
やっぱタイトルが成功したオタク
我々の話であるところだと思っていて
私結構オタクって言葉滅びてると思ってたんですよ
推し、推してる、推し勝つ
推し勝つ女子って言葉が大事で
オタクである私たちっていうところから
みんな離れたいのかなって思ってたんだけど
オタクって言葉が
孫独という言葉のニュアンスは把握しきれてないけど
やっぱりこの活動は私たちが主人公であるという
推しが犯罪者になったってタイトルじゃないから
この映画
私たちの物語を語らせてくれっていう
自己中差はあるわけですよ
すごい褒めてる
いいと思ったよ私は
自己中差もいいと思った
やっぱ私たちの人生にとって
私たちはどう感じるべきかとか
そういう話が主体だよね
っていうところは
いいシーンもあって
私でも一番好きなシーンは
新幹線というか高速鉄道
韓国の高速鉄道に乗って
一川田舎でソウルに行くために
みたいなところの回想シーンみたいなところで
初めて一人でこの速い電車に乗ったのって
彼のライブ行くときだったなって思い出したり
外泊友達と旅行行ったとか
初めて外泊したのも
おたかつのあったからだなっていうのを思い出すところで
そうやって世界広げてくれる行動をさせてくれるとか
そこから友達に出会うっていうのって
本当におたかつの前世
良い部分だなって思ったし
そういうきらめきみたいなところが
全部を否定するわけでもない
でも分かんないよこれを切れば
綺麗ごとにしていいのかみたいな
視点が監督自身にも迷い
語りに迷いがあって
そこが切ないっていうと
感傷的すぎるけど
分かるよめちゃくちゃ気持ちはってすごいな
24:02
すごい良いとも悪いとも
言えない映画だと思っていて
良いとか悪いとかを
映画の中で見ると
もううまく言い切らないようにできているのは
やっぱりピュアなんだよねすごい
監督の目線が
私からすると正直もうちょっと
推しの犯罪の詳細をちゃんと説明した方がいいんじゃないとか
それはなんだろう
ちゃんと認識しろよってこと
知らない人に対して説明をしないと
軽くなっちゃわない大丈夫みたいなところとか
パク・クネン大統領の
ファンダムというか
逮捕されて盗獄されている
汚職というかいろんなことをしていた
女性大統領の
支持者みたいな人たちに会いに行って
自分もつい求められて手紙書いちゃうシーンとか
あそことかも結構ピュアだなと思っちゃう私はすごい
パク・クネン支持するのって結構やばいから
やばいというか
そんな簡単に手紙書くなよと
独中のパク・クネンに対して
支持者たちは毎日毎日手紙書いていて
手紙書いてくれる人を至る所で募集しているみたいな
ところに監督も行ったらつい
自分も書いちゃうみたいな
そこのピュアさみたいなのが
前編にあるなみたいな
素直に聞いちゃうみたいなことつまり
そうそう
一つの答えを出す映画じゃなくて
本当にいろんな見方ができる映画で
面白いなとは
若さゆえのピュアさを感じてしまう
30代はみたいな
成功したオタクってなんだっていうのが
最終的に問いになっていくわけじゃないですか
この映画は
なんだったんだ成功ってみたいになるけど
自分の中で
何してるのかなっていうのは
確かに考えた
認知されたいかどうかって
かなりの分水嶺なのかもしれない
そこってかなり哲学
宗教に近いというか
もぐもぐさんって
すごくブログを書いたりとか
本人に気持ちを伝えに行く現場にも行くけど
それって認知されたいのとかとは違うよね
あ、ごめん認知されたかったらごめん
今明かされる私の真実ってなってる
そうだね
私は情報量が多いほうがいいから
対面で話せてると
取材に行ってるわけだよね
27:02
取材に行って記事を執筆してる
そうだね
取材に行って記事を執筆しているのであって
もぐもぐさんがオタクとしての価値を上げるために
もちろん接触に行ったり
発信をしたりする場合もすごくあるわけだよね
そうだね、同じ行為をしててもね
両パターン
でもやっぱりもぐもぐさんみたいなパターン
特殊な気がする
そういう人はそんなに接触好きじゃなかったりとかもするわけじゃん
それはそうかも
もう絶対行かないって人も結構いるもんね
でもさ、わかるんだよな
そんな気持ちは、接触行く日としては
覚えてもらったら嬉しい気持ちも
私はそんなにないけど
そしたらやっぱりさ、1対Nじゃなくて
1対1に必ずなるから、その瞬間だけは
そのきらめきっていうのはあるよねって思う
これもこの映画関連の何かで読んだんだけど
今のKポップのアイドル、日本のアイドルもそうやけど
1対1にメールが来てるっぽい仕組みで
プライベートというかちょっとしたことが配信されるっていう
あれは、よく言えば心の距離を縮める親近感みたいなところだけど
ちょっと一歩狂うと
いやいやこんなに近くにいるのに裏切らないでくれみたいになるのかな
カリナが謝罪したのとかさ、すごい悲しいじゃん
悲しいね
悲しいよ普通に
それはさ、やるからドライブしていく気持ちとか熱気をみたいのもあるって
興行として、ビジネスとして分かってるからやってんのかもだけど
うまい落としどころは
アイドルという歌が流行っているのとかと一緒で
本人とアイドル性が別であってほしいという派閥も今はあるのではないですか
そうだね
熱愛でて傷つくグループ、傷つくグループっていうか傷つくファンはもちろん一定数いるんやけど
あんまりダメージあるキャラとないキャラっていうのって存在してるじゃんやっぱり
それこそノースキャンダルみたいなの言われちゃうと
スキャンダル、しょぼいの出るだけで
あんな完璧だったあの子がってなりがちなところ
なんか元からすげえチャラチャラしてそうだなって思われてると
まあまあそんなやつかと思ってたぐらいで済むみたいな
ヤンキーが猫を拾うといいやつに見える理論の逆ってみたいなことがさ
そうだね、だからこの映画の中でも
もともとそういうイメージじゃないみたいな問答があったりね
もっと不良っぽかったらこんなにショック受けてないみたいな
期待値の最初の期待値の調整みたいな感じになっちゃうよね
30:06
まあでもどうだろうな全ての消費行動が全部フェアトレードですって
もちろんそうであってほしいという願望はあるけどさ
別にオタカツに限らずそうじゃん
自分の倫理ラインってよく考えてみたら自分の線引きってどこなんだろうとかは思う
私的にはアパホテルとDHCはさすがにちょっと無理だなと思って使わないようにしてて
私はアパホテル予約しないしホテルにDHCの化粧水とかあると嫌だよね
そうそうだなって思うんやけどそれは選べるじゃん
ホテルは他のもあるしDHCも別にサプリ違うの選んだり
リップクリームとかも他の会社選べるのもあるけど
ただユニクロとか無印もウイーグルの面使ってる労働問題とか出てるけど
もう良くないよねって思いつつ
ファストファッション全般そうだよねそんなこと言ったらと思いつつ
買わないわけにいかないみたいな
そこは買わないこともできると思うのよ
それは選択してないだけだとは思っていて
スタバとマクドナルドの話をしていたのですが
最近はパルチナのことを気にして買わなくなっていて
そこって何を自分が気にしたいかの問題だと思うんだよね
私は気にしたいと思い始めたんだけど
それも私はユニクロのことは気にしないで買っちゃってるし
アッパホテル泊まらない方がいいよって人に言うほどでもないんだよ私は
そうだねそれもあるよね
そこを人を啓蒙する代わりになりすぎるのは良くないような気がしていて
でも僕も別にアッパホテルの記事書いてるわけじゃないから
アッパ社長の接触現場に行ったら
アッパホテルで自分は自己表現をしているわけではないから
そこまでの責任がないっていう話はあるよね
切り離せるっていうかさ
押すっていう行為はみんなに宣伝しちゃったから責任あるっていう話はあるよね
発信者になっているということね
加害者とか被害者に関係を維持したいから自認する部分はあるよねとは言ったけど
実際関係はあるのは事実だから難しいよね
そういう人として認知ね周りにもね誰々が好きな何とかさ
さっきのペニコウジサプリメントとか
ペニコウジサプリメントとか
ペニコウジサプリメントとか
ペニコウジサプリメントとか
さっきのペニコウジサプリメントで言うとブログ書いてたわけだよね
33:03
ペニコウジサプリメントの
いいですよと
おすすめですよと
ブログを書いてたら確かに撤回とか
加害や被害について考える責任が発生しちゃう
そうだねだから押すって行為はもう一人で楽しむことができてないのかも
そう思うと
究極的には
あなたは芸能人を好きになるのはこれからもしていいですけど
ブログを書いたり
SNSで発信したり役主会に行くのはやめたらいいんじゃないですか
みたいな議論にはなんないわけだよね
うんそうだね
黙って好きでいたらどうですかっていうのはさ
推しまた作るのも無理みたいになってたけど
結局推しを作ってしまったみたいな話もやっぱりさ
接触しに行ったり見に行ったり
そのことを言ったりしたいたくなっちゃってるっていう話だもんね
この願望ってでもさやっぱ何なんだろうね
人間に入れ込む人間みたいなこと
別に人間の三大欲求とかではないわけじゃん
やっぱりさ面白いよね感情が動くからとにかく
それだよねって思う
普通に淡々と生きててもそんなにさ
自分の人生に起伏はないけどさ
CD入れてライブ行ってみんなで楽しいと楽しいし
達成感あるし謎の
何もやってないオタクが打ち上げるわけで
きゆっけさんが別の回で言ってたけどさ
自分が定劇に立つ機会は人生で一度も訪れないけど
推しが立つ機会はあるから応援しちゃうっていう
話はあるわけだもんね
私セクシーゾーンの中島健徳の脱退からの
新メンバー入りますまでの一連のこの3ヶ月
すごい鬱っぽい時と騒っぽい時があったんだけど
それやりながらすごいこう
満足感って言うとあれだけど
うわぁやってんな私みたいな感じもあったわけよ
なんだろうなぁ
それが面白いとかじゃなくて
そういうのを味わえるのが醍醐味でもあるわけじゃん
何かを応援するということが
思い通りにいくわけじゃないすべてが
当たり前だけどね人間を応援してるから
そこのしんどさも含めて
我々は見届けているというか
極論金を払ったりとか
悪趣味グロテスクに聞こえる部分もあると思うけど
あるのは否定できないなぁって思った
でもこういうことを思ってる私
自分に対してもこの映画を見てて思ったのは
正しいオタクというか正しい人間でいたいって
よくて重いしすごいキモいなって思った
そういう意味で
そういう意味で
映画に出てくる人に対して
36:00
この人と私は違う
私の方がまだまともな気がするみたいに
SNS見ててもさ
みんな思うと思うんですよね
あの人よりはみたいな
うちと外じゃないけどさ
この映画でもやっぱり性犯罪を起こる状況が
大きく変わってくるんじゃないかなと思った
そういう意味で
この映画でもやっぱり性犯罪を起こる
自分たちであるっていう正しさがあるわけでしょ
それはもちろん正しいことだと思うけど
そこまで割り切れない人に対して
急断し始めると
かなり袋小路な気がするわけですよ
だから正しい人間でいたいってよくて
付き合うの難しいなって思った
私もこんなこと言ってるけど
本当は自分は理性的だと
平井さんに語っているように思えるが
握手会に行くと
すごい厄介おばさんの可能性もあるわけ
いやいや
そこを客観視するのって非常に難しい
この映画のラインって
推しの犯罪を告発した記者には会いに行くけど
実際の被害者だったり
そっち側の人には会いに行かないわけですよね
はいはいはいはい
そうだね、言われてみれば
別にそこまでする義務もないんだけど
やっぱりギリギリ安全なラインで
作られている映画だなとは思うわけだよね
うん
だからそこまでで
そこまでで済ませていいぐらいの関係性ではあるんですよ
やっぱ推しとお宅は
うんうんうん
被害者に謝りに行くほどは
加害者だと思ってないし
同じ被害者ですとも
やっぱり言い切れないラインであるとは思う
すごい
なるほどね
関係者であると思いすぎることの
弊害の方が感じちゃうから私は
ここぐらいのラインの関係者だよねっていう
ことに対して自覚的になりながら見た
みたいなところはありましたね
なるほどね
それは平梨沙さんは
監督はライン取材対象と引けてるけど
語り手の出てきた仲の子たちの中では
ちょっと距離感危うくないみたいな子もいたよな
っていう感じ
だから推しに悔い改めてくださいみたいな言葉を言っても
響かないラインだよねとは思う
お前はそこまで
本人たちに言いたいわけじゃないんだけど
それが間違ってるとも
そう考えるのがおかしいとまで思わないけど
推しそういう思いを持つこと自体は
否定できないんだけど悲しいかなみたいな
でもやっぱりそこの
ちょっとでも影響したいっていう善意はすごい感じるというか
39:01
ちょっとキレイごとかもしれないけど
犯罪は犯罪として休断しつつ
得た思い出とか
与えられた良かったことは
受け止めるみたいなのって
可能ではないかと私は思っていて
だからやっぱりそれこそジャニーズ宝塚問題で
いまだに何も考えずに見れるのって
頭をお花畑じゃないっていう人もいると思うし
全然わかるんだよねその気持ちも
あれでも無理ですってなって
絶対見たくないですってなる人もいると思うけど
私はなんだかんだずるずる見てしまっていて
ただそれに対して
いやもうのどもと過ぎたし別にいいっすとは全然思ってないわけ
ただそれは外から見てどう見えるかわからないじゃん
っていうのは思う
でもさ結局ずっとガムを噛み続けて
味がしなくなるまで噛み続けるみたいな感じで
ずっとさ考え続けるっていうかさ
結局あの件どうなったんだよって
いちいち蒸し返すとか
多分さいろんな葛藤ね
ああいうのがあって世間にぶっ叩かれて
それでも好きでいるのが正しいかわからないって
韓国の彼女たちはなくても思ってる日本のファンって
いっぱいいると思うんだけど
それはなんだろう
どっちに決めなくてもいいし
怒りたいときは怒ればいいし
まあなんか
でもこれは見たいなとか
思い出として美しいなって思うものは
大事にしていればいいし
でそこでなんか一つのことに
なんだろう路線っていうか
一つの考えに固まらないことを
そこまで比喩しなくてもいいと思う
一日の中にいろんな感情があるのと同じだと思うから
その一貫性
自分が正しい次元であるっていう一貫性を
求めすぎると
おたかつに限らずね
っていう感じはしました
なんもまとまらないけど
いろんな人の意見を聞いてみたい映画では
すごいあると思ったので
あとやっぱなんか
気軽にこういうの撮っていいと思った普通に
映画としてってこと?
いい意味で自分たちの発言に意味があるって
思って作ってくれてるっていうのは
いいことだと私はすごい思ったので
やっぱりでもあれだね
自分たちが
自分たちが
やっぱりでもあれだね
みんなのまとまってないさ
レスバーとか
ディスり合いとか
逆に共感だけじゃなくて
その微妙なもやもやしてるところことこそ
本当はみんな話すべきなんだろうな
お互いDMで
こっそり話してることこそ
本当はオープンに話せると
いやみんな意外にここは一緒だし
でもここは違うんだ
でも違うけど否定したいわけじゃない
私とは考えは違うけどね
自分たちの空間があんまりないから
みんなしんどいよね
42:00
これすごいシスター・フッド映画だと思うので
そこはめちゃくちゃいいなと思いますね
いいよね
お友達たちのさ
爆発するとこも面白いし
飲み物が
藤谷幸明さんの平井さんさんも出てたけど
おしもん堂とか
この映画が面白かった人は
おしもん堂とか読んでほしいし
あと私はこの映画見ながら思い出してたのは
ネット欲になった父っていう新書があって
これは自分の高齢の父親が
ネット欲になっていたことを
男性のジャーナリストですね
お父さんが死んだ後
どうしてこういう考え方に彼はなってしまったんだろう
というのを即席をたどっていく本なんですよ
けど
なんでそんな間違った思想になっちゃったんだろう
急断すると思いきやっていう
方向性がすごいいいなって思うので
この映画が面白かった人はおすすめです
勝手に本をおすすめて終わる
いろんな人に見に行ってほしい作品なので
すげえムカつく人もいるかもこの映画でも
あまちょろいこと言ってんじゃねえよ
って思う人もいると思う
こんな感じで今日は終わります
それでは今日はこの辺で
お便りも募集しておりますので
概要欄をチェックしてください
2弾目ですねこの悪夢ミッドナイトは
毎週金曜日の朝に配信予定です
バイバイ
43:48

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