あのプロジェクトがいろいろあって、最終的に4人選抜されて、スナンを模型化してくれるみたいなプロジェクトで、その4つの選抜に選ばれて、国養さんからものすごい精度の良いモデルができた。
それはすごい嬉しかったんですけど、結局そのプロジェクトのおかげで、それが僕のポートフォリオの先頭に来てたので、そのおかげで今のJAQSという会社に入所できたっていうのがすごい大きいと思います。
いきなりなんですけど、その14年前、13年前って。
10年前に卒業しました。
14年前が1年生でしょ。
その頃って結構、プロダクトデザイン学科はどうかわからないけど、もうちょっと緩かったんですよ、大学が。
全然緩かったと思うんですね、学生の雰囲気も。
今は結構それも変わってきて。
授業とかちゃんと行ってたんですか、田島さんは。
授業は割とちゃんと行ってたタイプだと思います。
行ってたかな、行ってると思う、多分行ってると思う。
行ってそう、すっごい真面目。
単位取れるぐらいには行ってました。
そうですよね。
その辺、今結構厳しくなったりもしてて。
それを置いといて、とにかく時代的には自己肯定感っていう言葉がどうですか。
自己肯定感っていう言葉は5年前ぐらいから世間で言葉になりだしたと思うんですけど、それが低いと。
学生らはみんな低いと。
僕らは褒めろ褒めろと言われるんですけど、そんな時代なんでリスナーの学生さんに向けて、
大丈夫だよみたいなことを言ってあげてください。
そうですね、自己肯定感ないタイプですね、僕。
低いってこと?
低いタイプです。
俺ダメだなって思っちゃうタイプってこと?
自信があんまりないタイプで、それも含めてむちゃくちゃプロジェクトに参加してたみたいなバックボーンがある。
なるほど、だから俺このままじゃダメだ、だから何かしなきゃっていうことで。
そういうことですよね。
そうですね。
ちょっと上がっていくんですか、なんかやってるから、
俺なってるから、他の人よりたとえば頑張ってるから、
俺ちょっと大丈夫かもとかっていう風なモチベーションになっていけるってこと?
ベースとしては、本当になんか昔から羨ましいなと思うのは、
うちその両親がヤマハのエンジニアなんですけど、
サラリーマンで純粋な。
浜松っていう地域って、鈴木とかヤマハとかあってめちゃくちゃ堅実なんですよ、みんな。
ウェルサラリーマンになっていくのは当たり前みたいな。
なんか大学、京都芸大に来たら、なんか変なやつばっかりいるわけですよ。
堅実じゃなさそうなやつ。
堅実じゃないやつがやっぱり周りにいて、
それへの憧れみたいなこととか、
あと、もともとなんかネジが外れてることに対して、ものすごい憧れがあるみたいな。
ネジが外れてる?
うんうん、なんか芸大っぽい人たち。
芸大っぽい人たち。
すごくめちゃくちゃ、いわゆる真面目みたいなところがやっぱりあったんで、
なんかすごい憧れが昔からあって。
なるほどな。
だから自分なりのネジの外し方ってなんだろうなみたいなのを、
昔からすごい考えて、
変な人になることはちょっと違うなと思っていて、
いわゆる自分の軸足をどこまで広げていくかみたいな。
どこまで越境できるかみたいなところに常に興味があったので、
それもあって、プロダクトデザインっていうところは軸足で一つ持ってるんだけども、
それ以外に俺こんなこともできるんだぜみたいなのを、
貪欲に押しがっちゃうタイプで。
社会人になってもずっとそうで。
社会人になってからも、
毎年いろんな社外のプロジェクトに参加してるんですけども、
それも全部釣りのプロジェクトとか地域づくりとか、
リノベーションプロジェクトとか、
遊びっていう軸足は持ってたので、
それをいかに広げられるかみたいな。
かつ、その中で自分のこっそりインスタグラムに
ポートフォーリオ的なものを作ってるんですけども、
それを充実させていくことによって
自己肯定感を高めていきたいなと思ってるんですけども、
今でも高まってないですね。
ずっと、まだこれもできたなみたいなことをやっぱり思うんで、
永遠に埋まらないかもしれない。
低いけど、俺も低いし、
低いからこそ、いろんな不安になるけども、
だからいろいろやってるぞってことですね。まとめると。
そうですね。不安になるからこそ、
先に行動しなきゃダメだなって思ってて、
後から振り返ったときに、
あ、これは良かったなみたいなのが
結果的に自分の自己肯定感につながるし、
やってないことのほうが
自己肯定感下がると思っちゃうんですよね。
あのときやっとけば良かったなみたいなことって。
どうしても思っちゃうから。
だったらもうやるほうに振り切ろうみたいなことを常々思ってます。
うん。
自己肯定感が高いから成功するっていうわけでもないみたいですね。
じゃあ。
そうやね。
はじまさん、あの。
はい。
ところで、変な人にはなるのは違うなって言ってたじゃないですか。
はい。
俺結構、自分ではすごい普通だと思ってるんですけど、
はい。
変な人だなって思われがちなんですよね。
はい。
僕のこと変な人だなと思いましたか、今日。
いえ。
あの、変な人っていう言い方がちょっと分からないですけど、
なんかその味があるというか、
あの言葉回しとか行動です。
あのやっぱり憧れの対象になっちゃう僕の。
味がある。
はい。
ありがとうございます。
おめでていただいて。
もともとちょっと外してるみたいなところにすごい憧れがある。
あ、そっか。
もともとちょっと外してる自覚がないんですよね。
そうやね。
はい。
まあでも、わざとやってるところもあるんかもしれんけど。
うん。
まあでも、まあいいわ。
今とにかくやっぱりちょっと変やなって思われたってことが今は分かって、
難しいな、社会で生きていくのはって思いました。
はい。
はい。
学生時代の挫折、困難とかってありましたか?
結局いろんなことをやってたからこそ就職できたんですけど無事。
就職するときに自分は何をしたいそののとか全く分かんないまんま。
就活というか進度を決めなきゃいけなかったの結構苦しかったなってちょっと。
でもそれって普通じゃない?
プロダクトの時、当時家電やりたいとか車やりたいとか結構しっかり決まってる子も多くて。
うん。ネジ外れてる連中の中でね。
はい。
ちゃんと就職するか行方不明になっちゃうかの二極化はしちゃうんですけど。
はい。
やっぱり僕はまあそれはそれとして自分が何をしたいのかは全く分かんない。
いきなり就活というものに突入していきなり進路を選びなさいよみたいな作業の中は結構
このポートフォリオを見て俺は何をしたらいいんだろうみたいなことも分からなかったの結構苦しかったというかちょっと悩みはありましたね。
そこにどういうアプローチをされたんですか?
アプローチしてないですね。
なんかそれっぽいところにポートフォリオ持って行って就職させてくださいって言ったら
逆越に入社しちゃったっていう。
すごい。
だから向こうが選んでくれたってことだよ?
そう。
それでいいと思うねんな俺。
多分さっき言ってた俺は家電やりたいとかって言ってる。
ちゃんと決まってるって言ってる人たちもそんなにちゃんと決まってないと思うんですよ。
だって働いたこともないのにどんな業界かも実際リアルには分かってないのにそんな思えないはずなんで
なんとなくやと思う。
学生の頃ってそうやと思うしだからいろんなところに行って向こうが自分のこと気に入ってくれたら
信じてみようかなみたいなぐらいのノリで行ったらいいんちゃうと思って
なんか自分のこと大事にしすぎだよねみんなと僕は思うんですけど
流れに流されてみたらいいやんって思ったりします。
いいお言葉。
流れに流された田島さんは今いい感じだし。
あーすごいいい話し気。
そうかな。
でもなんかなんとかなるって言葉ってありますけどそれじゃ結構ふわってしてるけど
なんか流されてみるとか居心地のいい方に行ってみるとかそういうのが大切だなと思いました。
いや居心地いい方に行ったらダメだよ。
え、ダメですか?
田島さんは居心地いい方には行ってないやん。
むしろなんか自分が追い込まれる方に行ってるじゃないですか。
マッチするところがきっとあるっていうことですね。
するところがないんじゃないですかね。
ないんかもね。
あーすごい興味深い。
でも今その与えられた仕事、与えられた場所でを楽しもうとすることはできる。
あーすごい素晴らしい大人に囲まれて人生のすごい勉強になりました。
先輩として田島さんは今の学生に伝えたいこととかありますか。
僕今お伝えした通り学科っていうものはちゃんと一応生きつつも
いろんなプロジェクトとかいろんなことに参加してみたいなことをしたんですけど
今は会社員になっても巡り巡って社外に出ちゃうみたいなことをしていて
学校でも会社でもいろんなどういう仕事に就いたとしても
いろんな場に出てみていろんな人に会ってみるとか
そこでいろんなアクションを実際に起こしてみるみたいな作業がむちゃくちゃ大事だと思っていて
ずっと同じところで地道に働くっていうのもすごい大事だと思うんですけど
クリエイティブっていうことに関わるっていうことだけに関して言うと
本当にいろんな場に出たりとか行動してみるってことすごく大事だと思うんで
これからクリエイティブに携わりたいとかそっちのスキルを身につけたいっていう人は
ぜひいろんな場所に出ていってほしいなと思います。
僕もそういういろんな場所に出てないと
多分純粋な家電メーカーの会社員みたいなことになっていた気はするので
やっぱりいろんな視点で物事を見てみないと
実際に本当にそれがどうなのかっていうのは分からないので
それはおすすめです。
ありがとうございます。
今回は学生時代のお話を聞かせていただきました。