デザイン市場の動向

デザインの味付け。始まりました、デザインの味付け。この番組は株式会社ajike代表の梅本とその仲間たちがデザインについて雑談をする番組です。
今日のゲストは、神田さんです。神田さんよろしくお願いします。

神田です。よろしくお願いします。
間違えてゲストって言っちゃいました。
レゲラーですか?

もちろんです。
今日は神田さんはマイクがちょっといつもよりも悪いということですね。

そうですね。いつも梅本さんが使っているのと同じマイクで収録してるんですけど、今日はオフィスに来ているのでポータブルのイヤホンが入っています。

東京のオフィスはどうですか?
東京のオフィスは、そうですね。今日は他のメンバーも出ているので、雑談ができるのでいいですね。
オフィス収容率が今日100%ぐらい近いんですかね。

敵の数からすると85%あきぐらいですね。
可動率15%。

可動率15%。なるほど。寂しい。
みんな来てほしい。たまには集まって話すのもやっぱりいいもんだと思います。
さて、今日のテーマは何でしょうか。
今日話したテーマが、デザイン業界の未来は明るいのかというテーマで話してみたいなと思います。

先週の浜田さんに引き続き、なかなか重たいテーマですよね。
そうですね。そんなに重たく扱うつもりはないんですけども、
これからどうなっていくのかな、自分自身も気になりますし、
気になっている人も多いんじゃないかなと思うんで、いくつかの観点から話してみたいな。

なるほど。今の観点というふうに言っていただきましたけど、どういう観点があるんですか。

3つ観点もできてまして、1つ目がデザイン市場、市場の動向の話ですね。
2つ目がデザインのスキルというところの観点。
3つ目がサービス開発というところの観点から話してみたいな。

なるほど。そして早速市場の動向とのことなので、
デザイン市場、これ大体いつもどれぐらいの切り取りなのか私もわからなくなるんですけども、
そのあたりちょっとお調べであれば教えていただいてもよろしいでしょうか。

市場の規模とかっていうのがどれくらいなのかっていうのは、
いろんな業界が発表してると思うんですけども、
デザイン市場っていうところでいうと、どのくらいみたいなのはあんまないんですよね。
なので、大体このセグメントに属しているよなとかっていうのを自分で決めて、
そこから試算するみたいなのが必要になってくるんですけども、
今日はアジケはデジタルプロダクトを作っているので、
市場がどうなのかっていうところを考えるときは、
結構DXの市場がどうなのかっていうのと照らし合わせて考えることが多いです。
このDX市場っていうところでいうと、
少なくとも2030年までは結構伸びていくと言われているんですね。
デジタルプロダクトのデザインっていうのもDX市場の中に入ってるっていう風にも言えると思います。
今はですね、世間的な流れとしてはDXとDXっていうのはかなりいろんなところで聞くと思うんですね。
会社で働いてる人がもうDXしないとっていうのは、
かなり大きなミッションとしていろんな方が言われていると思うんですけども、
DXするっていうのがすごい喫緊の課題の会社が多くて、
そこに対してデザインっていうのはもうかなり重要度が上がってきているので、
デザインのニーズっていうのはこれからは数年は増えていくんじゃないかなっていうことが予想できるという。

なるほど。私にとっては当然嬉しい情報ですよね。

そうですね。伸びてる市場に身を置くっていうのがすごい大事なんで。

それに関しては明るいっちゃ明るいと言えるんじゃないかなと思ってます。
大学生時代の自分が伸びてる市場に身を置きましょうって言われると反発してしまいそうな言葉ですね。

そうですね。もう完全に染まってますよね。
商業主義って言われるやつですかね。
反骨精神がなくなってきています。

デザインっていうのはどっちかっていうとカウンターカルチャー側にありそうなテーマなんですけど。
すいません。冗談言いました。伸びていくってことですね。
ありがとうございます。
デザイナーのスキル

2つ目の観点でいくと、デザイナーのスキル。
ここと未来予測のつながりがわかってないんですけども、どういうことか教えていただいてよろしいですか。

そうですね。これはちょっと過去から考えていくとわかりやすいかなと思うんですけども。
デザインのスキルっていうのは専門職の方のもので、特定の人しかできないっていうようなのが一般的な認識だったかなと思うんですけども。
それがだんだん溶けていったというか混ざり合っていったというか、専門職の専門学校デザイナー、いわゆるグラフィックデザイナーとかの人たちだけのものではなくて、
デザインのスキルっていうものが総合職だったりとか各担当の方、他にも結構使えるものであったり必要なものっていうふうに今なってきていると思うんですね。
これからちょっと未来の話というと、DXしないといけないっていうところにも乗っかってくるというか、合わさってくると思うんですけども、
このデザインのスキルっていうのがもっともっと一般の人にも普及していくというか、一部の人のものだけのものではないっていうふうにこれからもどんどん進んでいくんじゃないかなというふうに予想をしています。
そういう意味でデザインっていうのはすごい広がりを見せているっていうのが今なんじゃないかな。

そうですね。さっきの専門性が高いグラフィックとかの話がありましたけども、テクノロジー領域だとAIの進化もそうだけど、民主化って言葉かな。
みんなが使えるようになってきているんで、ブラックボックスになりそうなんだけども、今まで難しかったことが簡単にできたりということで、さらにそれを使って上乗せしていっているようなデザイナーも増えているような気がしますよね。

そうですね。デザイナーの人数が実際増えているのかどうかっていうのはちょっとよく分かっていないんですけども、取り付きやすいものにはなっているんじゃないかなと思いますし、デザイナーの人数はもっとこれからどんどん増えていったらいいなというふうには個人的に思っている部分ではあります。

なるほど。ありがとうございます。3点目のサービス開発の観点からしたらどうなんですかね。
サービス開発の観点

そうですね。サービス開発するっていうところで言うと、やっぱり今は何かしらの課題を解決するためにサービスを開発するっていうことが多いんじゃないかなと思います。

なので、日本は課題先進国って言われることも多いかなというふうに思うんですけども、今のデジタルプロダクトとか作るっていうのは何かしらその課題とかを発見して定義して、それをいかに解決するかっていうところから始まることが多いんじゃないか。
デザインの取り組み自体がデザイン思考とかデザインプロセスとかいろいろありますけれども、基本的には課題をどのように解決していくかっていうところが軸になっていることが多いと思うんで、それも今の社会もマッチしてるっていうふうにも言えるんじゃないか。

今のこの3つの観点はデザイン業界が未来は明るいのかという話ですけども、市場の話、スキルの話、サービス開発の観点、課題の多さみたいなところから総論すると明るいという話ですかね。

そうですね。結構市場も伸びていきますし、デザイナーのスキルっていうのが求められる機会っていうのもこれからも増えていくんじゃないかなっていうふうには思っているんで、そういう意味では明るいんじゃないかなと思ってるんですけど。
なるほど。ありがとうございます。

ちょっといい話みたいな、未来は明るいぞみたいな。
もちろん僕もおおむね賛同してますし、盛り上げていかなきゃいけないかなとは思ってる人いるんですね。
そうですね。どの辺がゼロサムになってくるのかなみたいなのはちょっと思ったりはしますね。
何を言ってるかっていうと、今まで総合職の人とかもデザインできますよみたいな会話がいくつかあったじゃないですか。
ってことは何かの業務、やってた業務が減らしてデザインの考え方を入れるとかですね。
今までやらなきゃいけなかった業務を減らしてる、やってた業務を減らしてるっていうことなので、イコールになる点っていうのはどういう状態なのかなとか思ったりはしますね。
もう少し詳細話すと、本当にやらなきゃいけなかったことを減らしちゃって大丈夫なのかなとかですね。

なるほど。

みんながデザインって言ったら、デザインが銀の弾丸でもやっぱりないとは思ってるので、目的を達成するための一つの要素でもあるので、
何か大事な仕事がもしかしたら削られてるかもしれないなとかっていうので、あんまり大ごり高ぶらんとこうかなとか思ってる。

なるほど。
デザイン業界の未来について

あとはスキルの話とかで言うと、先日石岡英子さんの展示がありまして、美術館に行ってきまして、すごいなと思ってました。
やっぱり再現性ないなと思って展示されてるものとかですね。
やっぱり出てくるものとかこれ本当にどうやって考えてるのやろうっていうのは自分も思ってたので、
特にグラフィックとか衣装も含めて、ものすごい知識。
知識っていうのは民族学とか歴史とかに対してこういうアプローチをしたほうがいいんじゃないかっていうエネルギーを乗っけてるような感じなので、
単純にデザイン志向のフレームワークでみたいなのをやっても絶対生まれないなとか思いながら、
やっぱすごい人はすごいなと思いながら見てましたね。
ピラミッドのトップ、トップオブトップの人とかは本当に追いつけない天才の人たちなんですけど、

ピラミッド自体の大きさというか人数、それに関わる人の人数が増えていくっていうのはすごい大事なんじゃないかなって思います。

そうだね。それは本当にその通りだね。
デザイン業界っていうのがあるのかどうかちょっとわかんないですけど、
自分たちがやっていることがある一部の人だけで総取りとかしてたら、
新しい人が参入しなかったら衰退していくっていうのは歴史の証明みたいなのがいっぱいあると思うんで、
広めて広めてやっていくっていうのは良いことだし、
もちろんね、われわれも楽しいとか面白いなと思ってこの仕事をやっているので、
その楽しさを誰かに伝えたいとかっていうのはありますよね。
そうですね。入れ替わらないと衰退していくっていうのはその通りですけど、

誰のことを指して話していたのかってわからないです。

私がですか?誰もイメージしてなかったけど。

そうですか。特定の団体的にイメージしてたんですか?
いやいや、もう全くイメージしてなかったですよ。
そういうのはよくありますよね。いろんな業界とかでも。

うん。一部の人だけが取り立たされて、祭り上げられていったら、
その組織はすぐ衰退していくみたいなのがよく見えるんで。
あとはコミュニティの運営とかもそういうこと言うじゃないですか。
初心者に優しくしないと、そのコミュニティがすぐ、
意見が鋭い人ばかりが、初心者に優しくなくなっちゃって、
面白くなくなっちゃって、繊維化して衰退するみたいな。
なるほど。それはめちゃくちゃ面白いですね。

いろんなところでも言えると思うんで。
そうだね。
おぱぼりしたい。

ということで、デザイン業界の未来は明るいのか?
市場の話、スキルの話、デジタル系の課題

というのについては、市場の話、スキルの話、
そしてデジタル系の課題がいっぱい積み上がってるよという話から、
5年とか10年は明るいんじゃないかというのが今日の結論ですかね。
はい。
今日も聞いていただきましてありがとうございました。

ありがとうございました。

編集後期。ハイライトは神田さんの私へのどの団体を指してるんですか?

ツッコミですよね。
そうですね。
ラジオで終わり方が難しいですよね。時間が決まってるわけでもないんで。
そうね。本当は自分がもっと聞き出さなきゃいけないのかなって思います。

一つ一つのトピックで。

だいたい目安として10分とか15分とか、それぐらいの時間だと思うんですけど、

どうやってフィナーレを迎えるのかっていうところがちょっと頭にちらついてきてる。
たまに芸人さんのラジオとかYouTubeとかで、
斬新な20分だったら急にブツンって切るみたいなやつもあるよね。
ああ、そういうのでいいってことですか。
尖ってる人たちのやり方。

取り留めもなく、あざました、みたいな。

ただそれで面白くできるかどうかは別のスキルの話。

なんかちょっと最後面白ボール投げれるかなと思って。

確かに。淡々と喋るだけだとラジオの良さってあんまり出ないっていうもんね。

そうですね。
それで言うと、ちょっとこの編集工期の話で長くなってしまうんですけども。
最近、アジケから企業に対して勉強会とか会社説明会みたいなのを何回かするようになってるんですけども。
それでちょっと前に立って登壇して淡々と喋るっていうことはまだできるんですけども。
場を盛り上げるとか、ちょっとした笑いを取るとか。
それをできるが足りなさすぎて、すごい反省をしてるんです。

いや、めちゃくちゃむずいよね、あれ。

あれどうやってた印象?

いや、俺、自分全然できてないなっていつも思ってるんで。
僕も悩み相談したいぐらいですよ、これは。

ああ、本当ですか。
いや、めちゃくちゃ上手い人っているじゃないですか。

いるねー。
場数が違うのかな?

そうですね。場数も絶対あるだろうなと思いますし、今までも全くやってこなかったというか。
あったとしても5人とかそれぐらいの方に向けてプレゼンするとか、
そういうのはありましたけども。
10人、20人とかそれぐらいの方に向けて話す。
みんなが自分に注目してるっていうような場っていうのがなかったんで。
俺の身の振り方?身の振り方っておかしいですよね。
振る舞い方とか笑いの取り方みたいな。

これちょっと悔しいなと思いながら。

いくつかトライして受けたら、それを教えてください、私にとって。

頑張ります。
わかりました。これは私も含めての課題だと思いますけど、
ぜひ笑い取りに行きたいなと思います。
今日もありがとうございました。
ありがとうございました。