ゲームの概要
皆さん、こんにちは。今月もゲームの話題をお届けするポッドキャスト、ゲームサミットのお時間がやってまいりました。
皆さんのお相手をするのは、最近レトロゲームの実況配信をよく見ているパラフィフゲーマー、matsuさんです。
ということで、今月のテーマなんですけれども、2025年上半期、matsuさんがすごく良かったなと思うゲームの方を紹介していきたいなと思っております。
そのタイトルなんですけれども、Clair Obscur Expedition 33というゲームになります。
このゲーム、発売されてから結構評判がよろしくて話題にもなりましたので、ご存知の方も多いかなと思うんですけれども、
今回は、まだこのゲームをプレイしてないという方に向けて魅力の方をお届けできたらなと思っております。よろしくお願いします。
こちらのタイトル、Clair Obscur Expedition 33なんですけれども、サンドフォールインタラクティブというスタジオが開発したコマンドRPGとなっております。
このサンドフォールインタラクティブというのは、フランスのゲームスタジオでローンチのタイトルになるんですね。
一番初めに発売されたゲームとなっております。開発期間がおよそ5年間ということだそうです。
人気ジャンルである単性RPGにおいて、革新を起こすという明確な独自ビジョンのもと、記憶に残る唯一無二の体験を届けることに全力を注いできましたということを語られていらっしゃいます。
今回発売されたこちらのタイトルはPC向け、それからプレイステーションとXboxも出てるんですかね。
マツさんはゲームパス版をプレイさせていただきました。
このゲームはフランスのスタジオが手掛けているということで、フランス文化に着想を得た美しいファンタジー世界で魅力的なキャラクターたちによる印象的なストーリーを届けることを目指したということと、
Unreal Engine 5をはじめとする最新鋭の技術を駆使して技術的な限界への挑戦にも力を入れたということをおっしゃっています。
このスタジオはかなり少数なんですよ。小規模なスタジオでして、トータルで言うと大体30人くらいだそうです。
ファミ通かどちらかのインタビュー記事によると、プログラマーの方は4人だそうです。
個人的にはもっと大人数で作られたゲームなのかなと思っていたので、その話を聞いてすごくびっくりしました。
開発の方がおっしゃっているのが、Unreal Engineの使い方ですね。
特にブループリントという手法によって、できるだけプログラムのコードを書かずに構築していくという手法を取ったそうです。
ということで、Unreal Engineのおかげなのか、グラフィックもすごく美麗で引き込まれるグラフィックだったんですよね。
また音楽ですね。サウンドチームはメタサウンドサブミックスアーキテクチャ、オーディオモチュレーションなどのUnreal Engineのオーディオパイプライン上のツールを積極的に活用しましたということで、こちらもUnreal Engineの活用が研究されています。
基本的にこのゲームはワールドマップがあって、そのワールドマップのマップ上にフィールドが別にあるんですよね。
フィールドの中に入るとまたステージが用意されているという感じになるんですけれども、ステージとフィールドを行き来するという作りになっているんですよね。
フィールドも最初はある程度制限されるんですよ。行ける場所というか、行く方法がまず最初はないので、最初は行ける場所というのは限られているんですけれども、後々いろんなところに行けるような方法が入手することができるので、そうすると全部を回っていくことができるようになるんですね。
オープンワールドとかオープンフィールドといって作りではないんですよね。どちらかというと箱庭に近いのかな。箱庭のステージが顕在しているみたいな感じになるのかな。
という作りなんですよね。ワールドマップは見ることができるんですよ、マップで。ただ、フィールドに入るとマップというのが存在しないんですよね。
ここで結構言及されていたのが、マップがないので非常にわかりづらい。ミニマップとかもないのかな。ないんですよ。
なんですけど、個人的には全然覚えられるし、マップはない方が没入感としては高かったかなという印象はあります。
もちろんこのゲームは1週でエンディングを迎えて終わるということもできるんですけれども、一応マルチエンディングになっているので、それを見たいなということであれば最低2週やる必要が出てくるんですよね。
マルチさんは多分トータル5週くらいやったんですけれども、5週くらいやったので、もう全部マップ、頭に入ってます。なので、そんなに迷うことはなかったかなという印象があるので。
基本的にはソウル系と同じようにフィールド上に、かがりビーじゃないんですけれども旗があるんですよね。遠征隊の旗が。遠征隊の旗でセーブとかステータスを振ったりレベル上げをしたりとかっていうことができるんですけれども、
その旗に触れると倒した敵がまたリポップする。ソウルライフですよね。になってるんですけれども、裏を返せば旗に触れても休憩しなければリポップはしないんですよ。
なので、旗に触れて、先に次の旗を目指して進んでいくという形をとっていけば、迷うことはまずない。作りにはなっているかなと思います。
そのあたりの不満点というのが若干出てたみたいなんですけれども、そんな心配する必要はないかなというふうに感じました。
ストーリーと世界観
そしてゲームの世界観、ストーリーなんですけれども、本作の物語はフランスのベルエポックに着想を得たファンタジー世界を舞台に展開しますということです。
あらすじなんですけれども、このエクスペディション33の世界では、年に一度ペイントレスと呼ばれる女性画家が目を覚まして、モノリスに呪われた数字を描いていきます。
その数字と同じ年齢の人々は煙となって消えてしまうという設定となっています。
ペイントレスと呼ばれる女性画家が初めて現れたのが67年前。物語の始まりでは33が刻まれるということですね。
プレイヤーは何とかこの死の輪廻というか連鎖を断ち切るべく、遠征体となってモノリスに描かれる数字というのを阻止するというのが大きな目的となっています。
その辺りはすごくシンプルなんですよ。
その数字というのはどんどんカウントダウンしていく。
その世界に住んでいる人の寿命もどんどん短くなっていくということで、
先人たちが何とかしてペイントレスの行動というのを阻止するために遠征はしているんですけれども、ことごとく失敗していってしまうと。
今回33、Expedition 33、遠征体によってペイントレスと対峙するというのが今回の物語のあらすじになるんですけれども、
そこでいろんなペイントレスとそれから主人公たちとのつながりがわかってきたりとか、
そしてこの世界の謎というか仕組みというのがわかってくるわけなんですよね。
物語導入部分からすごく本当にシンプルですごくわかりやすいし、ぐっと引き込まれる展開なんですよね。
そして本当に序盤で結構ショッキングなシーンが出てくるんですよ。
そこで物語が本当に大きく動いていく絶望に立たされるんですよね。
立たされるんですけれども、そこからいろんな人との出会いだったりということを通して謎に迫っていくというストーリーになっています。
ゲームデザインと影響
それからゲームデザインですね。
まずはビジュアル面に関してなんですけれども、アールデコ運動から特に大きな影響を受けているということだそうです。
ゲームで言いますとディスショナードやバイオショックといったゲームに見られるスタイルということだそうです。
この作品ではアールデコとファンタジーを融合させることで、先ほどあげたゲームとは異なるテイストに仕上がっているということだそうです。
なかなか確かに他のゲームではちょっと見ないようなデザインだったり雰囲気というのが感じました。
それからストーリー面はフランスの小説ですね。
これちょっと松さん読めないんですけれども、フランス語なのでちょっと読めないんですけれども、こちらの小説の方から影響を受けたということを書かれております。
ゲームシステム名、最初にもお伝えしましたけれども、コマンドRPGなんですよということで、コマンドRPGのオリジナルといえばウィザードリーとか、その後日本でも大きな発展をしてきまして人気を博しました。
特にファミコン、スーパーファミコン、プレイステーションあたりの時期ですかね。
このゲームも実は日本のRPGからインスピレーションを受けているということをおっしゃっています。
具体的にはファイナルファンタジーですかね。
それから、ペルソナ、ロストオデッセイといった作品ですね。
これらの作品から戦闘システムは大きな影響を受けていると。
またですね、ロンソフトウェアのアクションアドベンチャー、セキロこちらのですね、パリンシステムですよね。
というのがこのゲームに大きな影響をもたらしたということもおっしゃっています。
ということで、アクション面なんですけれども。
アクションなんですかね。
本当にコマンドRPGプラス防御というのがないんですよ、このゲーム。
ゲームプレイの魅力
ありと、あとは回避が用意されているんですね。
回避に関してはあまり上味がないというか、リターンがないんですよ。
ただ回避できればダメージを受けることはないと。
これは回避も基本的にはタイミングで合わせて回避するんですよね、ボタンを押して。
パリンに関しては回避よりもシビアになっているんです、タイミングが。
ただその代わりリターンが大きいんですよ。
ということで、このゲーム、いかにパリンっていなしていくかというのが非常に重要になってきます。
そのあたりが緊張感をずっと維持することができる作りになっているなというふうに感じます。
それからあとは、武漢ゲームでいうスキル的なものですね。
戦闘中のバフであったり、もしくはパッシブであったりという、そういったものに該当するものというのが用意されています。
これルミナって言うんですけれども、通常のRPGとかだとある程度スロットがあって、決められたスロットの中にスキルをはめていくとか。
だいたい個数が決まっていたり、上限が決まっていたりすると思うんですけれども、このゲーム上限ないんですよ。
なので、ルミナというのがスキルにあたるものなんですけれども、そのルミナを有効にするためにはルミナのカラーというのが必要になってくるんですけれども、
そのルミナのカラーというのは、敵がドロップしたりとか、あとは拾うことができるんですよね。
フィールド上に落ちているものを拾うことで得られることができるんですけれども、それをキャラクターに分配するんですね。
その分配して、溜まったルミナのカラーを使ってルミナを有効にしていくというシステムなんですけれども、
そのルミナのカラーを使えば使うだけ、ルミナを有効にすることができるんですよ。
そうすると、本当に超人が出来上がるんですよね。
本当にこのゲームだから、ルミナを有効にすればするほど強くなっていくのが実感できるゲームなんですよ。
かつ、それが数字で出てくるんですよね。ダメージの値が数字でバーンと出るんですよ。
それが本当にすごい数字で、最初はリミッターがかかってて、9999が一応MAXなんですよ。
MAXで、それもルミナで9999を突破するっていうスキル的なものがあって、それを有効にすると上限が解放されるんですね。ダメージ上限が。
そうすると本当に、一時期話題になったんですけれども、マエルという重要なキャラクターがいるんですけれども、
マエルにルミナのカラーを使って、ルミナを有効にしていくと、武器の種類によっては何億というダメージが出せるようなキャラクターにもできるということで、
ダメージインフレがすごいんですよ。なので、ビルドを組むというよりは、他のゲームだといろんなビルドを作ると思うんですよね。
攻撃とかビルドとか回復ビルドとか作ると思うんですけれども、このゲームだと攻撃もできるし、回復もさせることができるとか、そういったビルドも全然可能にはなってくるんですね。
だから本当に盛り放題。そういうのが楽しみたいという方は、ぜひプレイしていただきたいなという作品になってます。本当に爽快です。
音楽と総評
はい、それからね、これはね、本編とは関係ないんですけれども、ミニゲームみたいなのもあるんですよ、実は。これも開発の方がおっしゃってるんですけれども、
ファイナルファンタジー10のチョコブレースのように、当時はいいライブでしたけれど、振り返るといい思い出になっているという往年のJRPGあるあるを再現したかったということで、いくつかあるんですよ。
アスレチックみたいな感じで、棒渡りみたいなのをずっと繰り返していって、なんていうんだろうあれ、サスケみたいな感じかな、そういった障害物みたいなのを越えていってみたいなやつがあったりとか、
あとは大砲ビーチバレーみたいなのがあったりとか、あとはオンリーアップっていうゲームみたいに、本当にひたすら上へ上へ上がっていくみたいなゲームがあったりとかするんですよ。
トロフィー取得するためには一応このミニゲーム全部やらないといけないんですけど、これが正直マツさんは一番大変だったかなと。このゲームの中で一番大変だったかもしれない。
というわけで、開発の方の思惑通りですかね、すごく印象には残ってます。本編とは別にこのミニゲームは非常に印象に残りました。プラチナトロフィーを目指している方は是非ミニゲームを挑戦していただきたいなと思います。
あとはですね、音楽も非常に良くて、とても印象に残る音楽が多かったです。オンケストラの音楽なんですけれども、いろんなパターンというか同じ楽曲でもいろんなアレンジがされていて、
そのシーンによって受け取り方が違ってくるみたいな。ということで、音楽に関しては何年かやってきた中でも特に印象に残る楽曲が多かった作品ですね。
ニーヤレプリカントとかも、ニーヤレプリカント、ニーヤゲシタルトのリマスターですかね。あれもすごく印象には残るんですけども、あれはオリジナル版はだいぶ前の作品なので、それを外すとここ最近でも本当にかなり印象に残った作品ですね。
Spotifyでも聴くことができますので、音楽だけでもちょっと聴いてみていただければなと思いますね。すごく印象に残る作品です。
というわけで、Expedition 33なんですけれども、個人的にはですね、今年上半期というくらいでは全く足りないぐらいの本当に素晴らしい作品だと思います。
本当にそうですね、10年に一度出るか出ないかの名作になってるんじゃないかなと思いますので、もし興味を持たれた方はぜひ一度ご自身でプレイしていただけたらなと思います。
一応マツさんも動画の方を全部収録して公開する予定にはなってるんですけれども、このゲームに関しては本当にご自身でやっていただきたいし、このシステムをまず体験してほしいなという作品に仕上がってます。
ですので、またこのスタジオの次の作品、どのような作品が登場するのか、今から本当に楽しみです。
というわけで、今回はTrail of Skull Expedition 33のお話でした。いかがだったでしょうか。
ゲームサミットは1ヶ月に1回のペースで配信をお届けしております。
次回は9月お届けしようと思っておりますので、お楽しみにお待ちいただければと思います。
ここまでのお相手はハラフゲーマンマツさんがお届けしました。
それではまた次回お会いしましょう。ありがとうございました。
バイバイ。