2023-04-25 39:04

公務員リスキリングラジオ|金澤剛史さん「ひとの人生に関与するシティプロモーションという仕事」

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・「地元をにぎやかにしたい」という思いで百貨店職員から転職
・1000人の市民とつくった動画コンテンツ
・“仕事だけじゃない何か”を求める意欲的な職員仲間
・地元の学校を巻き込んだクッキーコンテスト
・土曜日に通ったデザイン学校での挫折
・公務員にこそ知ってほしいユニバーサルデザインのススメ

▼プロフィール
金澤剛史(かなざわ・たけふみ)
シティプロモーション課久喜ブランド推進係、市政情報課広報広聴係などを経て、令和4年4月よりスポーツ振興課の副主幹に。シティプロモーション課時代に手がけたPR動画「1000人クッキーダンス」が全国広報コンクール広報企画部門で、市政情報課時代に手がけた広報紙が、全国広報コンクール広報紙部門で、それぞれ読売新聞社賞を受賞。スポーツ振興課では手がける事業がスポーツ庁の「スポまち優良自治体表彰」で表彰されたほか、3人制バスケ3X3のプロスポーツチームを市に誘致する事に成功。久喜市にプロスポーツチームが誕生するのは初。一級色彩コーディネーター、ユニバーサルカラーアドバイザー、PRプランナーの資格を持つ。


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【公務員リスキリングラジオ – 学びなおしによるキャリア形成のススメ】

新しい仕事に必要となる知識やスキルを身につける「リスキリング」が注目を集めています。国はリスキリングの支援に今後5年間で1兆円を投じる方針を示すなど、これからのキャリアを考える人にとってホットワードとなりつつあります。 もちろんそれは、民間企業で働く人だけではなく、公務員にとって例外ではありません。

むしろ異動が多い公務員こそ、リスキリングへの挑戦が求められているといってもよいでしょう。

このラジオでは、そんなチャレンジの後押しになることをめざして制作された書籍『公務員なら挑戦したい資格ガイドブック』著者で、加賀市役所職員の庄田秀人さんをホストに迎え、ユニークな働き方の開拓を続ける公務員の方を毎回ゲストにお招きします。

公務員という肩書きを持ちつつ、その枠やこれまでの常識にとらわれない仕事へと一歩踏み出すためのヒントを詰まったお話を、ぜひスキマ時間のおともにお聴きください。

https://book.gakugei-pub.co.jp/movie/koumuin-re-skilling-radio/
▼出演
ホスト:庄田秀人(しょうだ・ひでと)
加賀市役所職員。1978年生まれ。横浜国立大学を卒業後、加賀市役所に入庁。人事担当課、障がい担当課、DX推進担当課などを歴任し現在に至る。人事担当課ではメンタルヘルス予防体制構築、新規採用職員指導制度策定、障がい者専用部署立ち上げ。障がい担当課では虐待対応体制構築。DX推進担当課では全国初となる市内生活圏全域を高精度3Dマップ化、ARを活用した観光プロジェクトを推進。資格取得を通して人生の幅を広げ、公務員の仕事の楽しさを知ってほしいと考えている。取得資格は、社会保険労務士、FP2 級、法学検定スタンダード、年金アドバイザー3級、ふるさと検定上級、第一種衛生管理者など。2021年より加賀市内資格取得活用アドバイザー講師。2022年修士号を取得。

アシスタント:松本優真(まつもと・ゆうま)
株式会社学芸出版社 企画・編集部
金澤さんの職歴と仕事の経緯
こんにちは、ホストの庄田秀人です。
加賀市役所に勤めてます。
こんにちは、アシスタントで学芸出版社編集部の松本優真です。
公務員リスキリングラジオは、新たな業務で必要となる
知識やスキルを身につけることを指すトレンドワード
リスキリングをテーマに、全国で活躍されている公務員の方々をゲストにお招きし
働き方などについてお話を伺いする番組です。
それでは早速今日のゲストをご紹介します。
この市の読み方って「くきし」でよかったでしたね。
「くきし」で大丈夫です。
ゲストは埼玉県久喜市職員の金澤剛史さんです。
金澤さんこんにちは。
こんにちは、今日はよろしくお願いいたします。
ではまず簡単に金澤さんのプロフィールをご紹介させていただきます。
金澤剛史さんは埼玉県久喜市のシティープロモーション課、
久喜ブランド推進係、市政情報課、広報公聴係などを経て
令和4年4月よりスポーツ振興課の副主管に就いていらっしゃいます。
一級色彩コーディネーター、ユニバーサルカラーアドバイザー、PRプランナーの資格を持っていらっしゃいます。
早速ですが金澤さん最近どんな仕事をしてますかね。
昨年の4月からスポーツ振興課というところでスポーツをテーマにした
スポーツを使った街づくりを手掛けています。
スポーツは色んなスポーツがあると思うんですけれども、
やるスポーツとか、見るスポーツとか、あとはイベントとかお手伝いするとか
いろんなスポーツの関わり方っていうのが人によって違うと思うんですけれども、
そうした全般のスポーツへの関わり方というのをですね、プロデュースして
街づくりに生かせないかなと。スポーツを使ったブランディングって言ってもいいかもしれないんですけれども、
そういったことを中心に手掛けています。
僕自身は本当に日々ウォーキングぐらいしかやっていなくて、
どちらかというとスポーツそんな得意じゃないですけども、
たまに取材とかで体験させていただいて、やっぱり体を動かすの面白いなとか、
そんなことを一緒に感じたりしています。
もともとこの今のお仕事に疲れるまでってのはどういう経緯で?
そうですね。私実は公務員になる前に民間企業、百貨店だったんですけれども、
そこに3年半勤めていまして、接客やっていたんですね。
そこから公務員に転職をしまして、結構いろいろ、最初に就いたのは水道化、
水道で両手でやっていたり、あと国民健康保険の担当をしていたり、
あとは固定資産税を計算したり、いろいろなことをやっていたんですけれども、
その時から自分の住む市をなんとか賑やかにしたいというか、
なんとなく自分で茎知って、もうちょっと元気にしたいなというような思いが結構強くなっていて、
どうしたらいいのかなっていうのを考えるうちに、プロモーションというものにすごく興味を抱くようになって、
そこからシティプロモーションについて勉強するようになったんですね。
ちょうどその頃に僕の仕事もシティプロモーション化というのが新しくできたかなんですけれども、
市のブランディングとスポーツ振興課の肝
そこに移動になったこともきっかけとなって、より深くプロモーションについて考える機会が増えたというのが、
大きな、思えば転換期だったのかなと思ってます。
茎知を元気、もっと元気にしたいって思われたのは、百貨店で勤められてた時から思ってたんですか?
その仕事のモチベーションとして、そういうところにあったんですか?
そうですね。その百貨店が宇都宮、栃木県の宇都宮市にあったんですけれども、
通って1時間くらい茎知からかかる電車通勤をしていたんですね。
あまり地元のことは知らなかったんですけれども、
休日とか地元にいても、なんとなく人気がないというか、
茎知って東京から1時間圏内なので、ベッドタウンなんですよね。
なので、みんなあまり人気がないというか、
あまり人がいない街だなっていうのはその時から感じていて、
もうちょっと賑やかにしたいなっていうのがその時から感じていました。
他の民間企業に転職とかじゃなくて、ホームインっていうところがポストに浮かんだのって何でなんですか?
ぶっちゃけた話なんですけども、僕、大学時代ホームイン志望だったんですよ。
で、ホームイン試験受けて落ちて、
で、民間も並行して受けていたので、
受かって百貨店に行ったっていうバックボーンがあったんですね。
民間企業をやるうちに、
自分の人生をふとした瞬間に考える時があって、
なんとなくやりがいというか、
自分はこのままこの人生終わっていくのかなっていうのを感じた時に、
例えば今住んでいる街のこととか全然知らなかったんですけども、
やりがいというんですかね、大きなものをちょっと考えたくなって、
あとはその時、自分の中にも公務員、
結構民間、厳しかったんですけども、
公務員だともうちょっと自分の人生にゆるりができるんじゃないかなと思って、
ちょっとそういうのを起こしてもらわなかったのもあって。
その時にちょうど、
福岐市その年だっけ、中途三妖を持続していたんですね。
10月3日に、
そのタイミングでちょうどその応募があったので、
ちょっとチャレンジしてみようかと、そちらを受けて、
はい、合格をしました。
転職されて、実際ゆとりっていうのは出ましたか?
出ましたね。
民間企業の時は本当に休みが全く取れなかったんですけれども、
一応休みは取れました。
ライフバランスを考える上ではすごく、
余裕ができたなっていうのはありがたいなと思ってます。
百点時代は、物を通して人と触れ合う体験だったんですけれども、
公務員、特に福祉関係はその人の人生に寄り添うっていう、
すごく貴重な体験をさせていただいて、
公務員としての働き方とライフバランス
それが今にも生きているなっていうのは感じます。
じゃあ、シティプロモーション化での具体的なお仕事とか、
成果とかもしあったら是非ご紹介いただきたいんですけれども。
僕も最初はシティプロモーションっていうのが、
もう街のPRっていうふうに感じていたところがあって、
主にやっていたのが、
その久喜市の一体感っていうんですかね。
久喜市って実は合併をして、
その当時、大体5年経った時だったんですけれども、
まあ合併したからといって、
元の街とか市とか、その垣根があったように感じていたんですね。
なんか一体感がないというか。
なので、そういった人たちの一体感を何かで出せないかなって考えた時に、
ちょうどその頃、自治体の動画が流行っていた部分だったんですね。
ちょうどYouTubeも流行りの時だったので、
自治体が作る動画というのがすごくクローズアップされていた時代だったので、
僕もちょっと動画を作って、
何か面白いことやりたいなという思いもありまして、
どうやってやるんだったら、
市民の方と一緒に何かを達成するというようなことを、
動画を使ってやりたいなと思ったのがきっかけで、
主に動画を使ったプロモーションというのをやっていました。
住民の方をとにかく1000人規模で集めて、
一気に撮影する動画っていうのが、その当時はなかったんですね。
なので、そういった、最初は1000人PRという動画を手掛けたんですけれども、
1000人を一緒に集めるってめちゃめちゃ大変なことが思い、
すごく大変なことだった。
何かやりたくないというふうに思いました。
なので、次からは、
ちょうどその時の前後で、
AKB48のこいつの高級クッキングが流行っていた時期があって、
それをやりたかったんですけれども、
ちょっと高級過ぎたので、
でも、街の人がダンスで繋いで一つの動画を作るっていうのは、
すごくいいなと思っていたので、
じゃあこれをアレンジして、
例えば詩の歌、詩の歌ってあるんですよ、クッキ詩の歌とか。
それを結構ダンス調にアレンジして、
それをみんなで踊るっていうのを、ダンスをするっていうのを、
みんなでやることをちょっと考えたんですね。
それが何かというと、
僕一つクッキ市民だったら、
あ、これ知ってるっていう、
なんかご当地あるあるとかっていうのあるじゃないですか。
それのクッキ市版作りたいなと思っていて、
じゃあクッキ市ならではの詩の歌を使ったダンスをみんなでやる。
それが公式なオフィシャルなものとなって、
例えばちょうどその時、中学校のダンス授業が必修化されたんですけれども、
そのダンス授業でも使われるようになったら、
全市民が踊れるようになるんじゃないかみたいな、
そんな考えで、そういうふうに思いまして。
フォーチュンクッキーのダンスはね、
当時結構いろんな企業がやったりとか、
学校がやったりとか、すごいめちゃくちゃ流行りましたよね、あの時は。
流行りましたね。時代に乗り遅れたんですよ。
そういう発想っていうのは、
全部金沢さんがオリジナルで考えられているアイデアなんですか?
そうですね、割とそうでしたね。
で、今思えば拙い企画な部分もあったと思うんですけれども、
シティプロモーション会社の設立
よくそれオープンになったなっていうぐらいに。
シティプロモーション会社に就任されたのは、
できてすぐぐらいだったってさっきおっしゃいましたっけ?
はい、そうです。
そのメンバーとかっていうのはどういうふうに選ばれたんですか?
実はですね、シティプロモーション会って2つの係があって、
広報係と、あとブランド推進係っていうのがあったんですね。
で、ブランド推進係は、なんと私と当時係長とその2名体制で。
多分プロモーションって流れに乗って作ったけれども、
ちょっとまだよくわからない部分もあったので、
とりあえずプロモーションになんとなくわかりそうな人を集められたのかなというか。
わからないな。
なるほど、民間での経験もあるし、みたいなところを変われたところがあるかもしれないってことですかね。
そうですね、あとその当時、自主研究グループの活動をしていまして、
有志で仕事終わった後にみんなで集まって、
何回一つのテーマで、例えば「街を元気にするためにはどういうのがいいんだろうね」とか、
そういうのをみんなで話し合っていた会がグループだったんですね。
で、僕がそれをメンバーとして運営していたので、
多分そういうイメージもあったのかなと思ってます。
このラジオシリーズでも、ちょくちょく出てくるのが、自主的な勉強会とか、
集まりっていうのをよくお知る方が多いんですけど、
やっぱり勉強熱心というか、すごく意欲的に自己研鑽される方っていうのは、
やっぱり空気誌の中にも多かったんですか。
そうですね、声をかく、
なんかよく、例えば時間外に集まって何かをやるってなかなか抵抗あるんじゃないかと思うんですけれども、
コアメンバーが4人いて、声かけると毎回十数名とか集まってくれたので、
多分その頃、仕事だけじゃない何かを求めていたのかな。
サードプレイス的な何かを求めていたのかなと思ってました。
今、ちなみに当時そういうことを一緒されてた方々は、
皆さん今どういうお仕事されてるんですか、空気誌の中で。
そうですね、みんな管理職に上がってしまって、
空気誌役所の場所が、司書とか、出先機関とか、みんなバラバラになってしまって。
じゃあ、最近あんまり集まれてないって感じなんですか。
元空気誌役所メンバーの現在
全然集まれてない。
やっぱり世代が管理職になるみたいな。
昭田さんも今管理職でいらっしゃるんでしょうか。
いや、私はヒラです。
そういう言い方になるんですか。
ヒラで落ち着いてます。
昭田さんもプロモーション関係でしたよね。今はそうなんでしたけど、前はそうだったんでしょうか。
昨年度ですね、昨年度1年間、スマートシティという間の中のシティプロモーショングループでした。
今のお話を伺ってどうですか。シティプロモーションっていうものについての、
そのまま街の規模とか、その立地とか色々あると思うんですけど、
動画を用いて、その波に乗ろうとしたっていうアプローチとか。
いや本当に、結構そういう動画とかSNSでシティプロモーションを考えてる方がいらっしゃったり、
考える自治体はあったりは多いと思うんですけど、それを実行できるような環境だったり、
人っていうのがなかなか多分ないんじゃないかなと思ってまして。
で、私の市もYouTubeだったり、他のSNSだったりっていうことでシティプロモーションをっていう、
私も考えてたんですが、結局できないまま1年間で終わってしまったので、
それを実行できたのがすごいなって思いました。
確かに動画とかってものすごく労力がかかるじゃないですか。
時間的にも技術とか資材とかもすごく大変だと思うんですけど、
そのあたりはやっぱり専門のスタッフの方のお力をかいたりとかしたんですか?
最初は借りました。さっきのPR、専任PR。
ちょうどその時、国の補助金が出たんですよ。
プロモーション会の。
動画に関してですか?プロモーション全般に関して。
あの時は、プロモーション全般でしたかね。
それで応募して動画を使ってこういうのやりたいなみたいな。
そしたら、ついたっていうのがきっかけで、
自前で企画を立ち上げることの難しさ
そのプロのクリエイターの方と一緒に仕事をさせていただいて、
それがすごく自分の中で大きかったんですよ。
プロの仕事を間近に見られたっていうのが。
なるほど。じゃあ、最初はって今おっしゃったってことは、
2回目というか、その後、自力で何とかしようとしたプロジェクトもあったんですか?
そうですね。大きなプロジェクト、先ほどの1000人規模のダンスとか、
フィギュア一発撮りとかっていうのは、プロの力をお借りしたんですけれども、
それ以外、例えば派生して、
当時、YouTubeで踊ってみた動画っていうのが流行っていた時期でもあったんですけれども、
そういった踊ってみた動画の編集とかっていうのは、自前でやりました。
シティプロモーション科でのお仕事って動画だけではないんですよね?
はい、そうですね。チラシ作ったりとか、
あと、動画だけじゃなくて、その時もう一つやっていた大きな企画が、
クッキー講師園っていうイベントを開いたんですね。
内容が、クッキー市だからクッキーって言える感じがあるんですけども、
クッキー市とその周辺の学校の調理部の方による、
オリジナルクッキーコンテストっていうのを、商業施設を舞台にして行わせていただいて、
実はそれ立ち上げて、いまだに続いてますね。
参加は大体10校ぐらい集まって、毎年素敵なクッキーをみんな作ってくれて、
登場制で決めるんですけど、街の菓子屋さんとかが審査員になって、
それが実際に商品化されたりとかして、すごくそれをやりたいと感じてました。
いいですね、素敵な企画ですね。
シティプロモーションの成果や実感
シティプロモーションの仕事を始められてから、街がちょっと変わったなっていう実感とかってありますか?
今のイベントの継続してるっていうのが一つの成果だと思うんですけど、
他なんか感触があったら教えてください。
そうですね、一番印象に残っているのは、
高校生、実はダンス、千人ダンスの時に、
高校の千夜部の方にお願いをして、
例えば小学生とか中学生とかの学校に、
ダンスのレッスンをしてくれないかってお願いをしたんですね。
というか、千人ダンスの振り付け自体はプロの振付師が考えてくれたんですけれども、
それを日常生活に落とし込むためには、
できれば市内の高校生とかが、
市民の方とか通ってる、市に関わりのある方が、
自前で広げていく風習を作りたいなと思っていまして、
それに、僕、ダンス全然踊れないんで、
頑張って踊ったやつもあったんですけど、
それを、例えば高校生が、
ダンスの講師となって、いろんな人ごろに広めていくっていうスタイルを作れれば、
より親しみがあり、結局していくのかなと思いまして、
お願いをしていたんですね。
その子たちが、小木市の新前大使に選ばれまして、
それはその子たちというか、部活を新前大使にしたんです。
高校のツアーをした新前大使、毎年毎年変わっていくんですけども、
その子たちが卒業する前に言ってくれた言葉が、
自分の中ですごく人生が変わったみたいな、
何でしょう、通うだけの場所だった小木市が、
すごく味見深い、親しみ深いものになって、
こういう機会をもらえて、すごく感謝してますみたいなことを言われ、
めちゃめちゃその間、うるうる来たという。
いいですね。
ティームロープロモーションの仕事の妙利に尽きるというか、
そういう一言は本当に大きいですよね。
そうですね。あとはもう一つクッキーっぽい視点なんですけれども、
あの年、今はやってないんですけれども、
当時商業施設でのお披露目イベントの時に試食をしてもらっていたんですね。
わりかし市内の一つの高校が、
すごい完成度の高いクッキーを毎年作っていたんですけども、
市の魅力を伝える仕事の魅力
ある年、毎年1位だったのが、その年1位になれなくて、
それを会場で見ていた中学生の男の子なんですけれども、
自分がその高校に入って1位にしてみたいって。
すごい。
その高校に入って調理部に入り、
参加し、そして1位になるっていう。
うわーすごい。有言人格。
すごいドラマティックみたいなものをリアルに見たなっていうのを感じて、
いや、その時に感じたのが、
いや、自分のやっている、例えばクッキー工事の中でも、
本当ダジャレみたいなものなんだ。
ひとつにしても、人の人生を変えうるものなんだなっていうのが感じましたね。
いや、なんかそのね、さっき福祉のお仕事で、
やっぱり一人の人生に関わるっていう感覚を、
今改めてプロモーションの話で伺い直した気分ですけど、
やっぱり次の世代に対してのアプローチみたいなのは、
金澤さんは意識されたりしてるんですか?
そうですね。
もちろん大人の人たちにもやりたいんですけれども、
すごく今って価値観が多様化されている時代だなと思うんですね。
なので全ての人にアプローチするのは、
すごく難しいなっていうのは常々感じてはいたんですけれども、
その中でも子供たちっていうんですかね、
福岐市、将来、小学生、中学生、高校生とか、
福岐市っていう土地に、なんて言うんでしょう、
誇りまでは言わないんですけれども、
なんかいい街だなって思ってくれれば、
そのうち街全体が変わってくるのかなと。
子供がそういうふうに思えば、親もなんかそれに感化されるんじゃないかなと。
そんなふうに感じて、広がっていけばいいなっていうのは感じていますね。
資格取得とデザインについて
そういう意味では本当に未来への投資というか、
かっこいい言葉で言うとそんな感じなんですけども。
いやでも、申し訳ないですよね。
冒頭のご経歴でも、
一級色彩コーディネーターと、
ユニバーサルカラーアドバイザーと、
PRプランナーの資格を持つっていうふうなご経歴をご紹介しましたけれども、
この辺、ちょっとシティプロモーションの話からは変わりますけれども、
こういう資格に挑戦された経緯ってどういうところにあったんですか?
実は繋がる話なんですけれども、
4年間、僕シティプロモーション科に在籍していて、
次が収納家だったんですね。
前の収納全然、全く違うなと思ってはいたんですけれども、
シティプロモーション科時代に感じていたことが、
デザインって今後必須になるなっていうのはすごく思っていました。
収納家でもいろんなお知らせを出してますけれども、
見られなきゃ意味がないなというのは感じていたので、
デザインについてもうちょっと深く勉強してみたいなと思ったんですね。
デザインというか伝え方ですかね、情報の。
ちょっと深掘りをしていきたいなと。
シティプロモーション科時代って独学でやっていたんですけれども、
ちょっと体系立てて勉強したいなというのを考えていまして、
そんな矢先にPRプランナーって情報発信全般について、
体系的に学べる資格っていうのがあったのと、
もう一つは色彩検定っていうのは、
デザインの中でも色って資格的にパッと飛び込んでくる情報ということで、
割と8割は第一印象、色で判断されるっていうようなデータもあるということから、
すごく重要な要素だなと思っていたので、
それをもうちょっと体系的に学びたいな、
自分の今後の武器にしていきたいなっていうのを考えて、
学ぼうと思いました。
あとはデザイン学校に、2年間の専門学校に行ったんですけれども、
通ったりして、人にこういうものを伝えることについて、
自分なりに咀嚼したいなと思ってやってましたね。
じゃあ、資格の取得はシティープロモーション科の後っていうことなんですね。
全部挑戦された、なるほど。
そうです。
専門学校、夜間に通われたっていうことですか?
土曜日ですね。
土曜日、はい。
2年間。
渋谷に行ってました、通って。
時間的にどれくらいなんですか?
学校自体は午前中いっぱいだったんですけれども、
課題の量がすごくて、宿題が毎回出るんですけども、
その宿題が、例えば次の授業1週間後までに、
チラシデザイン案を3種類作ってくださいとか、
その作り方も、今出ている既存のチラシを切り抜いたものを組み合わせて、
1つのチラシを作りなさいっていう。
コラージュみたいな。
コラージュですね、そうですね。
また別のテーマで作りなさい、このテーマで作りなさいみたいなやつ。
なので、すごくきつかったですね。
土曜日の午後は渋谷の街中を歩いてチラシをまず集め、
そこから夜な夜な切り抜き作業をし、
切って貼って切って貼ってっていうのをやって、
で、次で出す、提出する。
それを専門学校に通っている生徒さん、
専門学校生活と挫折
みんなでそれぞれ相互に採点をするんですね。
それがすごい緊張感がある。
0点だった時あったね。
ちなみに同じ時期に通われてた方って、社会人の方が多かったんですか?
もういろいろでしたけれども、大体がデザイナーを目指す人たち。
でもすごい若いんですよ。みんな若くて。
僕当時40になった時かな。
それよりも一回り以上、人たちばっかりで。
人たちに0点をつけられて。
0点でした。
じゃあ、結構シティプロモーション科でそれなりに色々身についたなっていう思いもありつつ、
通ってた中で、一旦ちょっと挫折したみたいな部分はあったんですか?
公務員リスキリングについて
ありましたね。ありました。
最初の課題が0点だったんですよ。
それは出花をくじかれる感じですね。
他の人たちの作品が素晴らしすぎて、
これもう本当に続けて大丈夫なのかなって。
毎回こんな思いをしなきゃいけないのかっていう、
こう、挫折感を感じてました。
やっぱり2年通ってるとだいぶ自分でも変わったなって思うぐらい、
上達というか、スキルは上がってくるもんですか?
そうですね。基本的な学びは得られたのかなと。
例えば何をやるにしても、例えば写真1枚撮っても、
センスとかってよく言われると思うんですけれども、
実はセンスよりもルールっていうのがあって、
自身で言えば、3分割を3つに分けて、
この被写体をここに置いた方がいい写真が撮れるよとか、
なんかいろんなテクニックがあるっていうのを学びまして、
そこは、そういう知識を学べたことっていうのは、
自分の考えもそうですし、
その成果物にも広がって影響が出てきたのかなと思ってます。
金沢さん的に、ご自身の経験を踏まえて、
デザインと資格について
そういうリスキリングに取り組む、学び直しとかに取り組む上で、
こういう心構えとか、こういうところに気をつけてやったら、
少しは上手くいくんじゃないかみたいなコツってあったりしますか?
そうですね。僕自身はデザインが好きっていうのもあって、
それほど勉強することが苦にはならなかったんですね。
知識が増えていくのってめちゃめちゃ楽しいなと思っていて、
それがすぐに活かせる環境にあったっていうのも大きかったのかもしれないです。
収容家自体は、案内の手紙とかを作るときに、
レイアウトの工夫とか、色の工夫とかもできましたし、
それがその次に移動したのが広報担当だったんですけども、
広報の部分でもすごく生きたんですね。
なので僕が思うに、
資格っていうのは自分のスキルを可視化できるっていうんですかね。
人に広く知らせることができるので、
自分の強みを大きくできるっていうんですか。
なので、どんな部署に行ってもデザインなんかは生きるっていうのは思ってます。
さらにその資格を持っていることで、自分の人生の幅が広がるっていうか、
自分が投資しているようなイメージをずっと持っていたので、
確かに大変っていうのは、
PRプランは僕もお昼休み毎回隣に図書館にあったので、そこに行って勉強したんですけども、
時間でやりくり大変なんですけども、
それが後々自分に生きてくるっていうか、
自分の人生に生きてくるんだなっていうふうに考えてやっていたのが、
ある意味モチベーションではありましたね。
なんか一つは、いつクビになっても生きていけるように。
自分のために。
転職的なことで。
そうです。自分のためっていうのを考えてやってましたね。
で、あとは資格取ると、資格だけじゃなくて自分の考え方というか、
人生の幅、選択肢っていうのも広がっていくのかなっていうのも感じています。
僕も実は今年大学院卒業しまして、つい先日。
2年間、京都芸術大学っていうところの。
本当ですか。
はい。大学院に、オンライン大学なんですけども、行ったんですね。
で、先日つい無事に卒業できたんです。
ありがとうございます。
MFA、マスターオファインアートっていう芸術中心学位を得たんですね。
かっこいい。
学位を得た自体は、あんまり表向き、可視化できるっていう部分にはあったかもしれないんですけども、
それ以上に、それでデザイン志向を主に学んでいる分野だったんですが、
今、いろんな実態の課題って幅広い中で、バータリ的な対応では、ついていけない時代になっているかなと思ったんですね。
そんな時に、いろんな志向、デザイン志向とかスールを自分が知っているだけでも、その後やれることに幅ができてくるのかなっていうのは常々感じていますので、
いろんな資格、
翔太さんがまとめてくださった僕、本、これ最後の話になっちゃうかもしれないですけど、後半でこのガイドブックの話が出るかもしれないんですけども、
ユニバーサルデザインについて
翔太さんがまとめていただいたこのガイドブックを見て、すごくいろんな資格があるんだなって、
同時に、こういう資格がこういう仕事に役立つんだっていうのがわかって、
やっぱ資格って大事なんだなと思いました。
告知的なことは、すでにいただいたと思うんですけれども、
ぜひ、改めて、せっかくなので、
空気誌のご紹介でも構いませんし、ご自身のご活動とか、取り組まれていることでも構わないんですが、
ぜひ何か告知いただければと思います。
めちゃめちゃ話したいこといっぱいあるんですけど。
そうですね、たくさんありそうな。
下っていうと、僕は一つ、先ほど、ユニバーサルカラーの話、資格であったと思うんですけれども、
今後、やっぱり情報発信っていうのは、どうしても避けては通れないのかなと、特に多いんで、いろんな情報を発信する中で、
今まで通りのやり方だと、見てもらえず伝わらず、クレームが来るみたいな話になっちゃうと思うんですが、
その中でも一つ、ユニバーサルデザインっていうのは重要なことだなと思っていて、
例えばユニバーサルカラーって、色の見え方、
僕たちって普通、目立つ色=赤って考えて、なんか目立たせないところ赤使うんですけれども、
人によっては赤が黒っぽく見えてしまうっていう人が、全国で350万人ぐらいいるって言われているんですね。
そういった人たちのために、じゃあどうしたらそういった人たちが困らずに済むのかっていうのを考えるのがユニバーサルカラーなんですけれども、
そういった知識を一つ知っているだけで、だいぶ違う人に寄り添った取り組みができたりするんじゃないかなっていうのが、
思っていたので、ぜひですね、僕は婚姻にとって、特にユニバーサルカラーとかユニバーサルデザインに関しての考えても必須だっていうのを感じていたので、
すごく簡単な勉強で資格取れちゃいましたら、ぜひチャレンジしてほしいなっていうのは思っています。
市民団体と企業と連携したスポーツの取り組み
もう一つ、今自分がやっていることを、冒頭でスポーツを使った街づくりってお話をしたんですけれども、
今2つ大きな取り組みをやっていまして、1つが企業とかプロチームと連携して、
あと市民団体、市民や企業、プロチームと連携したスポーツの取り組みっていうのをやっているんですね。
これが何かというと、自治体主導だと担当者が変わったりとか、あとは予算って継続できない可能性が出てくるんじゃないかなと思っていまして、
それをなくすにはどうすればいいかというと、関わる人をなるべく多くして、
市民、いろんな人と連携してやっていくことで、イベント自体の質もレベルアップしますし、
あと気になるコストも、例えば企業から協賛金をいただくとか、会場を貸していただくとかすればコストをだいぶ抑えられるっていうのがあったので、
その取り組みを今、仕組み化しようとしています。
今やっているのが、3人制バスケットボールの3x3、東京オリンピックから正式種目になったのですけれども、
その3x3で全国優勝した候補があるというのをきっかけで、
昨年、高校生によるトーナメント大会というのを、市民団体と商業施設と企業と、あと学校と連携してイベント開催をしたんですね。
当然予算はその時の予算を持っていなかったので、ほぼゼロに近い予算だったんですけれども、
市民団体の方が中心となって進めて、協賛金を集めたりしてくれたおかげで、600人規模の中規模イベントだったんですけど、開催できたというのがあり、
それをやると結構いろんな企業さんが興味を持ってくれて、じゃあ次回何か関わりたいみたいな。
多分これは僕がいろんなってもそのまま続いていくだけで、自然になっていくのかなということで、
デジタルを使った取り組み
そういった仕組みをどんどん広げていきたいなと思っています。もう一つがデジタルを使った取り組みということで、
市に去年の4月にデジタルスポーツジムというのがオープンしたんですね。
このデジタルスポーツジムは何かというと、わかりやすく言えばゴルフのシュミレーターって実際の画面に見えるか、
それの野球とかサッカーとかアーティストとかを体験できる施設が誕生したんですね。
主にゲーム性が高い施設なので、だいたい若い人が多いんですけれども、
これって実は介護予防とかに使えるんじゃないかなっていうのを考えまして、
年齢を重ねるにつれてみんなだんだん運動をやるのが多くなっていくというか、
僕も含めてなかなかやる機会ってなくなってくるんじゃないかなと思うんですけれども、
高齢者の方もそうだと思うんですね。そういった人たちが楽しみながら運動するきっかけを提供できるんじゃないかなと思って、
そのスポーツ施設と提携していろんなプログラムを今研究している最中です。
先日、ちょっと面白いと言ったらあれなんですけども、興味深かったのが、
市内にある特別支援学校、知的障害の学校の生徒さんに体験をしていただいたんですね。
というのもその方たちって普段運動をやっぱりなかなかできないっていう悩みを抱えていると思いまして、
じゃあ一貫に運動をとる楽しいものだっていうことで認識してもらえればなと思って体験していただいたら、
予想以上にみんな楽しかったらしい。
中には騒がせずに、経済的に関わらせる子もいらっしゃるっていう話を聞いて、
しかもゲームなので、普段体育の授業で投げ方を教えてもなかなかうまく投げてくれないのが、
ゲームだと自然に投げてくれるみたいなことを先生がおっしゃっていて、
そういう、なんか思いもしない効果もあるのかなっていうのも話していて、
やっぱりデジタルの力、可能性っていうのを、今後スポーツの分野でも広げていきたいなっていうことで、
今それに取り組んでいかねています。
へー、すごい面白いですね。
そうですね、場所とか天候とか関係なくできちゃう。
今後の後ろがあるのかなと感じています。
そうですね、ぜひ今後の展開楽しみに注目させていただきたいと思いますので、
今後ともまたよろしくお願いします。
番組終わり
よろしくお願いします。
じゃあ、お時間になりましたので、今日のトークはここまでとさせていただきます。
本日のゲスト、金沢武文さんありがとうございました。
ありがとうございました。
次回も素敵なゲストの方をお招きしますので、お楽しみに。
それでは、さよなら。
39:04

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