1. 愛の楽曲工房
  2. #136 広告音楽の作られ方 〜前..
2022-08-15 24:00

#136 広告音楽の作られ方 〜前編〜

spotify apple_podcasts

【知ってほしい広告音楽の世界】
テレビ、ネットで見るCMには必ず音楽が流れています。 これを「広告音楽」と言います。もっとみんなに広告音楽の世界を知ってほしい!! 太陽さんがそんな思いを込めて広告音楽を語ります!

番組へのご意見・ご感想は、Twitterにてハッシュタグ「愛の楽曲工房」まで。毎週月曜日18時配信

【番組への寄付】
https://higuchi.world/gakkyokukoubou_donation

【番組へのお便り】
https://forms.gle/GUFnsnADweP5Rbn58

【出演】
樋口聖典/株式会社BOOK・ギチ(https://twitter.com/HiguchiKi
樋口太陽/株式会社オフィス樋口(https://twitter.com/higuchitaiyo
青柳貴哉/ギチ(https://twitter.com/aoyagitakaya

---

【Podcast】

◆Anchor
http://bit.ly/39JV7DH

◆Apple Podcasts
https://apple.co/2UULX2R

◆Spotify
https://spoti.fi/2uPr6Dw

◆Google Podcasts
http://bit.ly/39BjTWk

00:01
愛の楽曲工房
はい、始まりました。愛の楽曲工房。僕が、Higuchi兄弟、兄のKiyonoriで。
弟のHiguchi太陽です。
Aoyagiです。
さあ、ということで、このコーナーね、たぶん久しぶりと思いますね。ということで、いきましょう。
太陽お願いします。
知って欲しい、広告音楽の世界。
あれ?なんか久々やけど、あれ?こんなコーナーやったっけ?
うーん、ちょっとビブラートがかけるようにしたんかもしれんね。
そうか。
はいはい。
そうかそうか。
Bad Musicね。
Bad Musicやったね、完全に。
いやいや、Bad Musicじゃないわ。
Bad Music完全なるね。
ビブラートはGood Musicや。
そうか。
ビブラートかかっちゃうってことはGood Musicや。
そうか。
なるほど。
なんかさ、Good MusicVSBad Musicのあれがあったっけさ。
うんうん。
あの、ノートのやつあったやん、太陽の。
うん。
そうか、あれ以外か。
もうなんか濃ゆすぎて、これ結構やってないよね。
久々。
そうなの、そうなの。
確かに。
辞めたと思ってる人いるかもしれないですけど、辞めてないよ。
辞めてなかったね。はいはい。
続いてるよ。
そうそうそう。ということで、テレビやネットで見るCMには必ず音楽が流れています。これを広告音楽と言います。
もっとみんなに広告音楽の世界を知ってほしい太陽さんがそんな思いを込めて広告音楽を語りますというコーナーですよ。
はい、久々に語りますよ。
じゃあ早速、今日のお題を発表してください、どうぞ。
はい、じゃあ今日行きます。
広告音楽の作られ方。
ほう。
はい、えっと今日はですね、広告音楽が果たしてどのように作られているのか。
うん。
これ、具体的に知るよしもないと思います。
うん、確かに。
まあそうよね。
例えばスケジュール感だったり、どんなフローをたどって完成に持っていくのかっていう。
うん。
これをざっくりご紹介したいと思います。
はいよ。
なるほど。
というわけでですね、ちょっとリスナーの方には見れないんですけど、ちょっと画面共有しますよ。
はい。
これ実際のとあるCMのスケジュールです。
へえ。
今日はこれを見ながらお話ししていきたいと思いますという。
これ自体がもう俺とか関わってない人が見るのはすごいあれよね、貴重なことよね。
そうやね、何のCMかは言えないですけど、まあこれなんですけどね。
はいはい。
まあもう大手やね。
はあ。
超大手。
多分日本人やったらもうほぼ大人だったら全員知ってる。
そうね、知っちゃうねこれは。
会社だと思いますね。
すごい仕事しようね。
で、これのCMの仕事なんですけど、
まあこれ最近のやつで2022年3月4月5月6月っていう4ヶ月を股にかけてやってる実際の資料なんですけど、
03:10
今日はメンバーでこれを見ながら話していくんですけど、
まあリスナーの方はなんとなく想像しながらね、お聞きくださいという感じです。
じゃあいいでしょうか。
はいよ。
えっとですね、まず3月の、もうこれ具体的に日にち言っていきますけど、
まあ何のCMかは明かしてないのでご了承くださいという感じです。
3月の22日にキックオフミーティングが行われます。
キックオフっていうのはもう全ての最初ですね。
このCMやろって決まってから企画が通ってからさあどうしよっかっていうのが3月22日です。
で、3月23日から演出候補が考えられます。
演出っていうのは監督ってことです。
監督が25日、3月25日あたりには決定しますよってことです。
3日間これ。
で、前もお話ししたと思うんですけど、基本的には音楽プロデューサーが関わるのは監督からの指名であることが多いです。
なのでここから初めて3月25日から初めて誰にしよっかなっていうのが関わるスタッフを誰にしよっかなっていうのが考えられ始めるわけです。
この工程の時に対応はおらんのよまだ。
まだいないです。僕が関わるのか分かってないし、何ならいろんな照明さんとか音声さんとか衣装の方とかも誰も決まってないような状態です。
なるほどね。
スタッフが決まってない状態からまず監督さんが選ばれて、そこから監督さんの指名によって衣装の方や照明の方や音楽の方、音楽は僕なんですけどが決められていくっていう感じです。
で、そこからもう数日ですよね。数日のうちに音楽発注。4月8日音楽発注ですよ。
なのでこのもう1週間とか10日ぐらいの間に音楽プロデューサーが誰になるかが決まります。
で、その時に僕が連絡をいただいたりするわけですけど、パッと即答でお受けできる場合もあれば、いろいろスケジュールとか予算面とかが折り合いが合わずに監督が希望してた第一希望が通らないことがあります。
その場合は第二希望第三希望ってアタックしていくんですけど、制作プロダクションのプロデューサーの方とかがアタックしていくので、この何日間かで決まらないといけないんですよ。
で、あんまり悠長にしてられないんですけど、ちなみにこれ完成のタイミングがもう決まってて、映像も音楽もCGとかアニメーションとかもすべて終わっているのが5月の23日です。
06:04
もう泣いても笑ってもここには終わってるんですけど、このスケジュール作った時ってもちろん何もわからない状態でこのスケジュール作ってるんですよ。
3月22日の時点で何も決まってない状態で5月23日の締め切りだけ決まっちゃうってことね。
だから何か形になることはわかっているんだけど、5月の。だけど誰が関わるのか決まってないまま走り始めるっていう。
これが実際の広告のクリエイティブの制作の実際です。
音楽が、この案件の場合は僕が関われることに無事になったんですけど、仮に音楽発注が4月8日って書いてますけど、ちょっと僕メモってるんですけど、実際にミーティングをしたのが4月13日です。
ここですね。4月13日にミーティングをしました。
ここで初めて全貌がわかります。実際にどんなジャンルを作ろうと思っているのかとか、どうしたいのかとか、パターンを出すなら何パターンくらい欲しいのかとか、具体的な話をここでします。
デモアップはいつがいいですかっていう。デモっていうのは曲のラフスケッチみたいなものですね。
ラフスケッチと言いつつも結構完成度が高くないとイメージが湧かないので、ちょっと頑張って作らないといけないんですけど、デモアップこのお仕事の場合は22日にしましたね。
なので、9日間かな。9日間で形にしたわけですけど、この13日の段階では作曲家が決まってないんですよ。
音楽プロデューサーが僕でこの仕事をお受けするってことはわかってるんですけど、音楽ジャンルが決まらないと作曲家が決めれないんですよ。
なんでかっていうとロックになるかもしれない、テクノになるかもしれない、民族音楽になるかもしれない。
しかもパターンを出さなければいけない仕事だったら複数のジャンルを同時に出さなければいけないっていう可能性もあります。
このお仕事の場合は実際そうでした。複数のジャンルを同時に作りました。
ってことは複数ジャンルが対応できる作曲家じゃないといけないなとか。
これ複数ジャンルだったら、じゃあ3人とか4人の作曲家に関わってもらえればいいじゃないかって思うかもしれないですけど、
そう思った、正直。
予算に限りがあります。
あと実際手間的なもので言うと、ミーティングをそれぞれの作曲家とやって、ミーティング設定するのも大変じゃないですか。
同じ説明全員にせない元気ね。
最初のミーティングにはその場にはいなくて、僕が個別にミーティングするんですよ、作曲家と。
なのでそんなに手間もかけれないので、器用な方に一挙にお願いするしかないなとか。
09:06
あと3,4人関わる場合に、複数ジャンルパターンで出したかもしれないけど、選ばれるの1個だったりするんですよ。
例えば民族音楽1個って選ばれたら、ロックで関わってもらった人とテクノで関わってもらった人は、
あ、残念でした、さようならってなっちゃうんですよ。
これは結構悲しいことであって、実際仕方なかったりするんですけど、
やっぱり一番の目的は良いものを作るってことなんで、そういうことがあるのは仕方ないんですけど、
やっぱり悲しいことにはあまりしたくないので、
1人に複数ジャンルやってもらった方が、結局その人がどのジャンルになっても関われるじゃないですか。
1人の作曲家が複数ジャンルやった方が悲しい結果にならなかったりします。
なるほど、なるほど。
なのでデモを作るんですけど、この13日の打ち合わせの時点ではまだ作曲家が決まってないので、
僕がそこから連絡をするんですよ。この人だったらいいかなっていう人に連絡をします。
それがすんなり決まればいいですけど、やっぱりこれもスケジュールとか予算の都合でダメでしたってなる可能性もあります。
すると作曲家が決まるのがずるずる遅れていく可能性もあります。
あと単純に僕が忙しくて、やべえこれやってねえみたいな仕事がいっぱいあったとしたら、
下手したら5日後とかになったりしますよね。
するとデモアップの猶予が至金地しかないっていう、そういうスリリングな時間が流れます。
で、デモアップをするんですけど、デモアップのもう1、2、3、4、4日後にはタレントがいて撮影をします。
なのでこの時には音楽が形になってないといけないんです。
そうね。なんか音楽に合わせて撮影したりとか、下手したら踊るやつとかあるけどね。
この時の場合はBGMじゃなくて歌物だったので、歌物ってことは撮影の時に絶対にないといけないんですよ。
で、4月の22日にデモアップをするわけですけど、そこで全然良くない作り直しってなる可能性があります。
ある気ね。
この何日か前で、ほんと2、3日前やんもう。タレントさん入られる。
僕はある程度経験値を積んでるので、全然ダメっていう仕上がりなものは、なかなか出すことが少なくなりました。
なのである程度なんとか満足してもらえるよねっていう予想が立てれるんですけど、
数年前の僕だったり、経験がなかったりとか、センスが合わなかったり、こういうこともあるんですよ。
いくら実力があっても、センスが合わないっていうか、思ってたのと違かったみたいなことがあったら、
12:08
22日からあと4、5日でやっぺどっしょっかってなるんですよ。
その時に下手をすると、音楽プロデューサーである僕が下ろされるかもしれないし。
この何日か前に。
はい。下手をするとね。で、作曲家が下ろされるかもしれないし。
そういうスリリングな状態です。で、この時はうまくいったんですけど。
ちなみにさ、別の広告とかでもさ、この時点までのプロデューサーが外されて、どうしようってなった仕事が回ってきたこともある?
えっとですね、あるはずです。
そうなの?
あるはず。で、その場合は必然的に時間がないんですけど、もう2日で形にできますかとか。問題はお金もないんですよ。
なぜかというと、残念ながら首みたいな形になってもらった人にもやっぱり払わなきゃいけないんですよ。この制作費の中から。
なるほどね。そこまで労力あるもんね。
だから実力が足らなかったから0円っていうわけにはいかなくて。やっぱりどっちにも払わなきゃいけないってことはお金がダブルでかかるっていう。
なるほどね。じゃあ過酷になる上にお金も少なくなっちゃうみたいな。
そうですそうです。で、ここで大事なのはやっぱり外さない人っていうことなんですよね。だから広告音楽の厳しいところであり、面白いところは外せないってところなんですよね。
そうね。俺両方あるなこれ。変わって回ってきた時もあるし、俺が外された時もあるね。
うんうん。
あとかもあるんや。
あるある。厳しい世界だね。
うん。
でまぁこれクリエイティブなんで、どんなのできるかわからないじゃないですか。誰に頼んだって。
うんうん。
わからないけど、確率っていうのがやっぱり確率に関わる人によって違って、優秀な音楽プロデューサーだったらやっぱり何とかするんですよね。
うーん。
で、優秀じゃないっていうか、何を持って優秀っていうかが難しいんですけど、才能はあってもやっぱり自分の好きな音楽を世に出したいっていうタイプの音楽プロデューサーだったりしたら、
要はクライアントの思いとか監督の思いとかクリエイティブディレクターの思いを汲み取れないってことですね。
うん。
汲み取れなかったらやっぱり外します。
そうなのよ。たぶんやけど、これで優秀ってそうやね。クライアントにOK出させるかが優秀やね、たぶん。
うん。
うーん。
究極いい音楽かどうかは関連はするけど直接的ではない。
そうね。
まあそういうことよね、要は。
結果が全てみたいな話をするとNGが出ないのが結果が全ての結果やね。
結果やね。
15:00
うんうん。
そう。で、まあ幸いというか僕は失敗積みながら徐々に確率を上げていったので、まあなんとかできる確率が増えていきました。
なので実際下ろされるようなことは少なくなりましたね。という感じです。
うーん。
で、ちょっとどんどん進みますね。で、撮影するじゃないですか。
はい。
撮影している段階ではデモ音源なんですよね。あくまでデモ。
なので、例えばボーカルとかは本番用に撮ってなくて、言うたら適当に撮っているものなんですよね。
うんうん。
撮影の時に流している音楽は。で、そこから本番用に録音をします。
うん。
なのでデモが無事に通ったとしてもまだ終われないわけです。
うん。
そこから最終的な納期がこの場合は5月23日なので、まあ余裕あるっちゃありますけどね。20何日あるのかな?
うん。
撮影から。で、この間に本番録音をやったり楽器とか演奏アレンジのブラッシュアップをしていくわけですけど、すぐできるわけでもないんですよ。
うんうん。
そのブラッシュアップ作業。なぜかというと映像が来てみないと何とも言えないことがあるから。
そうやね。
うん。で、やっぱり映像を見ながらやった方が作業効率がいいというか目指すものの精度が上がってくるんで。
うんうん。
普通は映像来るまで待ちます。で、この場合だったら多分5月の6日ぐらいかな?5月の6日ぐらいに映像のオフラインっていう仮なものができて。
うんうん。
具現化されてくるわけですよ。それまでは僕もタレントさんが出るとは知っていても、絵コンテしか見てないんで。
うん。
実際に出てる感じこんな感じかとか。
そうだよね。で、結構補足すると絵コンテだけだったらビデオコンテみたいな、Vコンチ呼ばれるんやけど、絵コンテを映像にして尺だけ合わせたみたいなやつとかもあるよね。
うんうん。それがあるとありがたいですよね。
うん。そんなんがある場合もあるしない場合もあるね。
具現化よりされてた方がズレが少なくなるんで。
そうそう。
で、映像を見ながらブラッシュアップしたりするんですけど、例えばボーカリスト、これボーカルあり案件だったんですけど、ここから2週間ぐらいの間にボーカル録音しなきゃいけないんですけど、ボーカリストが例えば病気になってしまったりとか、あと海外旅行にうっかり行ってしまったりしたら、やばってなるんですよ。
なので先回りして、例えばこのお仕事の場合はボーカリスト候補が3人でした。またこの人になりますっていうのが決まるタイミングが遅かったりするんですよ。
そうなんよね。3パターンの人出しとって、クライアントがまだ迷ってるんですよみたいなのあるよ、AさんBさんCさんで。
その時に絶対早く決めてもらった方がいいんですけど、迷うことは仕方ないんで、分かりました決まったら言ってくださいって言ってるんですけど、もう一個問題があって、その間音楽プロデューサーの僕はこのお仕事だけをしてないんですよ。他の仕事も掛け持ちでやってます。
18:15
その掛け持ちを何本ぐらいやるかっていうと、これは人によるんですけど、8本とかやったり。こういうスケジュールのやつが同時進行でやってるんですよ。
8本ぐらいが進行図としようみたいな。
5本だったりもあるし3本だったりもあるんですけど、多分忙しい人で言うと10本超えてます。なので、分かりましたじゃあボーカリスト決まったら言ってくださいって言って、決まってからでいいやって思っても、めっちゃ他の案件が忙しかったりしたら、やべえこの今やってる件どうなってるんだっけってなるんですよ。
なるよね。
で、ボーカリスト決まりました遅くなってすみませんみたいな連絡が来た時にバタバタボーカリストに連絡したら、空いてるのここの日だけなんですみたいな。で、やっぱりこの日スタジオ空いてるかな、中華俺の体空いてるかなみたいな。
で、この場合5月23日にMAっていう完全に終わらせる作業があるんで、この場合はMAが月曜だったんで、基本的にはその土日の前の20日ぐらいにはカンパケ音源を渡した方が安心ですよね。
っていう感じです。なので、本当に数日間でボーカル録音をやるんですけど、演奏もブラッシュアップします。演奏ブラッシュアップっていうのは、例えば打ち込みで録ってたギターとかベースを生録音にしたりするんですけど、
これがですね、明らかに生録音の方がいいのに、どうしてもスタジオが抑えられないとか、どうしてもパターンが決まるのが遅いとかで、もう絶対無理やわって時があるんですよ。もうベース打ち込みで行こうみたいな。で、その場合はベース打ち込み、打ち込みっていうのはコンピューターで表現したベースだったりするんですけど、
実際には演奏していないベース演奏のままでいいかって言って世に出るんですけど、ちなみに僕の体験談で言うとベースを生録音にしてくださいみたいなオーダーが来たことがないです。
なので要は誰も気にする人がいないんですよ。広告の制作に関わる人の中で。気にしている人は音楽プロデューサーだけです。作曲家もですけどね。音楽プロデューサーと作曲家だけが気にしています。
なのでこだわる人の場合は時間と予算が兼ね合いがつけば、やっぱり生録音しようぜってなるんですけど、これはある意味誰にも頼まれてない、ある意味愚かな行為なんですよ。
なぜかっていうと時間もかかるしお金もかかるのに誰にも頼まれてないことをやるんですよ。これはなぜやるかっていうと音楽プロデューサーのプライドとか責任感ですよね。少しでも良い状態で世の中に出したいから、それはやるでしょみたいな。
21:14
逆に言うとお金しか興味のない音楽プロデューサーだったら絶対にやらないです。だって誰にも頼まれてないからっていう。で目線を変えて話しますけど、高谷君がこの大手クライアントの社長だった場合は、この広告に何千万も使ったりしますし、
大きいキャンペーンだったら何億作ったりします。何億円を注いだりします。しかしこのような事情で打ち込みのベースのままで世に出ます。で高谷君も言われてみれば打ち込みのベースやったねみたいな。
俺もそういえばロックバンドでベース弾きよったけどなーみたいな。中華これ何億円かかっちゃうやつっけーみたいな。ベース生録音ぐらいできんかったんかなーみたいな感想があり得るかもしれません。
まあね、でも気づいたら言うんよ多分。気づいてやってほしいんやったら言うんやけど、これ怖いのが出た後にSNSとかでベースが打ち込みなのが残念とかいうのが書かれた時に初めて、え、うちが作ったCM音楽ダサいん?今知ってないけどうちになる可能性がある。
なるほどね だって全員クライアントとかがプロじゃないわけやん。だけそのなんつーんかな音楽が残念とか言われた時にさ知らん場合があるってことやねそれ。
あとたかやくんがそのクライアントの立場だったりしたら他に気にしなきゃいけないことが山ほどあるよね。例えばコンプライアンスだったり。その出ている出演者が例えばやけど肌の露出が大丈夫かとかさ。あとコピーね。ナレーションのコピーが差別的でないかとか。違ったらベースの音とか全く気づかんくなったりするよね。
確かに確かに。全然そこまでいかんね。 で、デモ音源なんであくまでみたいな感じで言われちゃったりするき、撮影の時にクオリティが少々低いのは気にならんかったりするんやけど、最後の最後の完成品を見てあ、そんなにデモからクオリティ上がってないかもねとか気づくかもしれんし気づかないかもしれない。何なら音楽に対して全く耳が行ってない可能性もある。
なんかナレーションの滑舌とかね。 うちのブランド名この滑舌で聞き取れるかなみたいなことばっかりに集中するんで、ベースの音とかね、気づきようがないみたいなことがあります。 あとねこれ人間の特性もあって、だいたい音の作業が最後になる。
24:00

コメント

スクロール