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2023-07-23 24:49

#23-11 🎧 恋のソーシャルネットワーク(中編)

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今回はテキストではなくポッドキャスト形式でお送りしている第11号。話すと長くなってしまったので前・中・後編の3つに分けました。

この中編では、珍しく目に止まったネットの話題について言いたいことを言っています。

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話題になったつじ田のアレ
読者の皆さん、こんにちは。今回から、今回は、ポッドキャスト形式でお送りしているニュースレッダー
題して、恋のソーシャルメディア 中編をお送りいたします。テキストで書くと1回に収まるんですけど、話すと長くなるということに気づいたので、もう諦めて3回に分けてお送りする第2回目になります。
この中編では、3つのネットでバズった話題についてお話しします。
皆さん、辻田っていうつけめん屋、ご存知ですか? 基本的に東京・関東に何店舗か展開しているつけめん屋さんでですね、特徴的なのは
BGMが必ず津軽三味線なんですね。 あの多分、吉田兄弟っていう津軽三味線のユニットいますよね。
大体彼らの音楽が流れているんで、逆に僕は辻田に行きすぎて、外でどこかで津軽三味線の音を聞くと猛烈につけめんが食べたくなるという
変なパブロフの犬現象が起こることで知られている、知られていないって、辻田なんですが、その辻田がこの間ネットで炎上してたっていうのをいくつかの
こたつメディアで見ました。 知らない方のためにざっくり言うと、その辻田のオーナーというか、創業者の方が、辻田さんがですね、出ている
YouTubeのある注録の中で、 つけめんを食べる時に、まず最初は麺からだけとかって言って、つけずにつけずに麺だけで
食べる人いるけど、そんな意味ないしバカじゃないの?みたいな感じで話していたんですね。 結構有名なつけめん屋の店主の方が、麺から味わうっていうことをするつけめんファンのことを
ちょっとバカにしているというか、なじっているみたいなことをしていて、で案の定ですね、それがまあ多分、まあどうせツイッターでしょうね。
どうせツイッターで突っ込まれてですね、話題になっていて、なんか炎上みたいなことをこたつメディアが書いていると。
さらに有名なラーメンYouTuberがそれを聞いて、なんかチャチャを入れて、すいませんでした、ごめんなさい、みたいなことを、まあわざとですよね。
まあプロレスで言うとアングルっていうやつだと思うんですけど、で言って、またそれが話題になって、その話題になった、またその何日か後に今度はそのYouTuberと
辻田さんが同じYouTubeの番組に出て、なんかその謝罪会見みたいな、
フリをするみたいなのが、また動画でYouTubeで流れて、またそれが話題になるみたいな。
でそれをまたネットのメディアがこたつ記事にして、また話題になる。でまた変なそのYouTuberと辻田が、よくわかんないネットの炎上、炎上というかなんかバズ、アテンションを集めるっていうことがありました。
いやまあまあなんかこういうことってネットでは最近しょっちゅう起こっているのは知ってるっちゃ知ってるんですけど、
まあでもなんか変なエコシステムだなって思ったんですね。なんか誰も本気で怒ってないし、本気で人、傷つけようとも別に思ってないし、本気で怒ってないし、本気で謝ってないし、
じゃあ何でやってるかというと単純にバズるからなんですよね。 まあなんかまあ要は茶番なんですよね。
でその、僕が許せないのはそういう茶番もいいんですけど、その茶番がネットのトラフィックと情報空間の多くを占めているっていうことに勝手に踏ん張りしているんですね。
何だったんでしょうね、この不快感は。まあそういうこともあっていいこともあってだったんですけど、もうそういうことばっかしだなっていうのがなんかもうすごいつまんないなって思ってます。
っていうのと、まあそれだけあったらこんなわざわざコツキャストで喋らないですけど、一つ僕はもう一個許せなかったというか、なんか一言言わないとここはさすがにと思ったのが、
辻田は僕の好きなつけ麺屋なんですよ。今京都に住んでるんでそんなしょっちゅう行かないですけど、本当に東京で働いてて職場の近くにいた時はしょっちゅう同僚と言って、
結構思い出の中にあるつけ麺屋で、まあ美味しいんですよ。だからこんなことあったからって別に、もし店主が悪意が当てててもその、
東京パンのレベルに関する議論
つけ麺に罪はないですから、別に辻田を食べないってことは僕はしないんですけど、さらに言うとですね、辻田行ったことある人は聞いたら思い出すと思うんですけど、
辻田ってつけ麺ができて、まあ出来上がってこうサーブお客さんの前に出される時に必ず店員さんが一言、「すだちは麺にかけてお召し上がりください。」ってこれって必ず言うんですよ。
まあそういうふうに教育されてるんですよ。まあ教育されてるってことは絶対辻田さんがそういうこだわりがあって、そういうコンセプトで言ってるんですね。
すだちを添えて、すだちを麺にかけて食べるってことは絶対麺を雑に食べてほしいとか思ってるわけないんですよね。
ちゃんとその麺の味の変化を味わってくださいっていうのを、まあすだち添えてあるだけの、あるつけ麺屋はいっぱいあるじゃないですか、世の中に。
でまあ見て、食べる人が勝手に解釈してかけると思うんですけど、ちゃんと店員さんがすだちを麺にかけてお召し上がりください。
これどういうことかというと、説明がないとすだちを漬け汁に絞って入れちゃう人が結構いるんですよ。
で、それをされるのは辻田的には不本意なんですね。麺の方にかけて、麺にこの酸味をつけて味わってほしいっていうから、わざわざ麺にかけてお召し上がりっていう、
それぐらいのこだわりがあるんですよ辻田は。ね、だからそれは辻田さんはだから、そんな麺だけから味わうみたいな人に対して軽蔑しているわけないんですよ。
まあそうなんだろうな、自分はそうしないと思ってても別に軽蔑までするわけがないんですよ。ここまで辻田の店舗、どんどん増えましたよ。増やしてビジネスマンとして才覚もあってお店もすごい
清潔感があって教育されている店やってる人がそんなこと思うわけないんですよ。じゃあなんでわざわざそんなこと言うかというと、もうアテンションを集めたいからそれしかないんですよ。
そこはなんか自分の好きな漬け麺のイメージが、この風評、なんていうかな、この炎上で多分、ね、辻田行ったことない人は絶対なんかお客居を雑に扱うラーメン屋だなって思ってると思うし、
なんかそんな漬け麺食べたくないなと思うんですけど、漬け麺美味しいし、漬け麺に罪はないんですよ。何だったら小麦の香り楽しめるんですよ。
だからこれは僕にとっても風評被害ですよね。こっちは真剣に小麦の声を聞いているので、だから本当にこういうネットの使い方って勘弁してほしいなって思いました。
地域ごとのパンの美味しさの相違
何のポッドキャストしたっけこれ。続いてネットの話題2つ目。恐るべきパンリテラシー、ってタイトルを勝手につけました。この話題はですね、
はてなアノニマスダイヤリー、正式名久しぶりに発音しましたが、マスダって言われてるやつですね。で、東京のパンレベル低すぎ問題っていう、マスダのエントリーがちょっと軽くこの間話題になったんですね。
これ何かっていうと、神戸出身で今は東京に住んでいるマスダ匿名のユーザーが、本当に東京のパン屋さんのパンは神戸と比べて全然美味しくないっていうことを言っていて、美味しくないって言うだけだったんですけど、その東京に住んでる人の、東京の人のパンの意識というかが低すぎるんじゃないのか。
作ってる人もそうだけど、消費者の方のレベルも低いんじゃないのかっていうようなことを、マスダなんて好き放題言ってて、最後は結びとして、東京出身じゃない人で、東京の美味いパンがあったら教えてくれと。だからもう東京出身の人のパン感覚、パンセンスは信用していないっていうことですよね。
で、あと東京の出身者は美味いうどん屋を教えて、うどん屋でも言っとけみたいな、これよくあるネットのミームですよね。うどん屋でも何とかでも教えておいてくれって話なんですけど、東京ディスみたいな文脈もありつつ、地域違いみたいなものは大体炎上というか話題になりやすいですよね。
というのがありました。で、マスダなんで結構いろいろレスがつくんですけど、その中でおそらく京都に住んでるか、京都に住んでた方がレスしてる、またマスダのレスがありまして、出だしがですね、東京のうどん屋だとごたんだの鬼山がまあまあお勧めだよってとこから始まってて、で、その後ずっと京都の神戸だけじゃなくて京都もパンのレベル高いよっていう話を書いていて、いくつか京都の美味しいパン屋さんを挙げていて、
これは確かに僕も知っている、全部知っている美味しい、大体ですね知っているパン屋さんだったり、これもし俺がこのマスダにレスしたら書くこととほぼほぼ一緒だなって思って、すごい面白かったんですよ。
このマスダに対する一連のレスとかぶこめを見て、僕は一つ思ったことがあります。噛み合ってないんですね。その、えっと、神戸、京都、あと大阪も入れていいと思うんですけど、パンが美味しいと思っている、自分たちが思っている地域の人の意見と、そうじゃない地域の人たちの意見が、もう全然噛み合ってないなっていうのが面白かったんですね。
炎上とか、喧嘩とかじゃなくて、噛み合ってないっていうのが面白かったんですよ。これがラーメンとかジンギスカンとかタイ料理とか、なんかそういう日常食ではない、それを毎日食べなくても生きていけるし、嫌いな人は別にほとんど食べないようなものですよね。
そういうジャンルのグルメの話だったら、私は全然タイ料理詳しくないからわかんないな、美味しいものもあるんだとか、ラーメンは私脂っこいから食べないから、ラーメン好きな人はそういうこだわりあるんだよねとか、っていいんですけど、パンって普通に聞いたらめっちゃ普通で誰でも食べるものだし、みんながパンの美味しさを知っていると思っているじゃないですか。
パンとか白米とか、でも実はね、そこが一番ズレを生んでいる、噛み合ってないズレを生むポイントかなと思っていて、普通のパンと美味しすぎるパンは、見た目とかパン屋はパン屋なんですけど、全然別物だっていうのに、僕もですね、最近40代になってから結婚した奥さんがすごいパン好き、京都人でパン好きだったので、それまで全然知らなかったです。
京都に20年住んでても、京都がこんなに美味しいパン屋があるということを知らなかったので、なんで知らないとずっと知らないんですよ、そういう美味しいパン屋の世界っていうのを。
多分日本人の人口のうち、パンでいくと、僕はパンのことしか今言わないんですけど、10%とか15%くらいだと思うんですね。そういう日常のパン屋のパンがこんなに美味しくて種類とか違いがあるっていうことを知っている人って、それぐらいだと思うんですよ。
だから少数派、そっちが特殊なんです。神戸とか京都、大阪でパンにこだわって、個人のパン屋でパンを買ってるみたいな人が特殊なんですよね。高級パンとかって言うと、もしかすると皆さん脳がみとか、高級食パン、ちょっとここ数年流行ってる、ああいうのだと思ってるけど、そういうの全然視界に入ってないです、うちの奥さんとか。また別です。
なので、議論にならないっていう感じですね。もちろん店名をあげてみろとか言って、神戸の方が店名あげたり、京都の方はあげてましたけど、いったところで別にネットで味が伝わるわけでもないですし、写真見たってしずる感は伝わっても味は伝わらないので、多分そもそもパンと言いながらも別世界の話をしているので噛み合わないっていうのを見て、面白かったですね。
僕は幸運にもパンの世界は知っていたので、なんとなくそれが気づいたというか分かったという感じです。
だからこの噛み合わなさ、この分断具合は、いわゆるインターレストグラフ、ネットのデータ解析して、セマンティックウェブ的な解析、なんか今久しぶりに言ったな、セマンティックウェブって。
そんなんでマッチングとかしてもなかなか見えてこないんじゃないのかな、パンが好きとか。でもパンって言っても違うんですよ。
例えば神戸のこの店のパンだけ食べているとかってなってくると、少し絞られてくるかもしれないですけどね。だからやっぱりデータを解析したら趣向が分かるって言っても、まだまだ解決できるのに難しいこといっぱいあるなっていうのをパンで思い知ったっていう、そんなエピソードでした。
あ、そうだ。具体例を言っとかないと。僕も京都のおすすめのパン屋をちょっと言いますね。結婚して奥さんとパン巡りをして教えてもらって、そのパンの世界の深淵を見たパン屋さんをですね、3つ挙げます。
まずはアンドブレットっていう京都の北山っていうところにあるパン屋、個人のパン屋さんなんですけど、ここはすごいですね、毎日朝からすごい、朝7時から開いてるんですけど、朝から行列ができていて、京都だけじゃなくて京都以外の日本全国から集まってくるそのもう一つのパンの世界を知っているパンマニアがですね、ここをめがけてやってくるようなお店で。
なんかね、独特なパンの発酵の香りがすごい特徴的で、ハード系ももちろんいいですし、あとホカッチャみたいなふわっとしたソフトのやつもすごいおいしいです。もうね、言葉とかテキストで説明できると思ってないんで、店名アンドブレットっていうだけはおすすめしておきます。
2つ目がですね、バンブーブレットっていうこれも京都の北の方にある四地区っていうエリア、なんでバンブーなのかなと思って、僕はバンブーさんって呼んでるんですけど、ここはハード系のパンがすごくおいしくて、ワインと合わせてパンを食べるっていうのをたしなみに遅ればせながら人生で目覚めたのがバンブーさんのパンでした。
3つ目が、ここはもうね、京都のパンの歴史の中で古くて土定番なんですけど、宇治、京都市じゃないんですけど、宇治の大幕っていう駅のそばにある玉城亭っていうお店です。ここは本当に町と一緒に育った昔からあるパン屋さんなんですけど、なんていうかね、すごいです。
店の規模と来るお客さんの数と生産しているパンと、あと買っていく、買っていかれるパンの量、そして種類が圧巻です。朝開店から終わるまで、終わりも結構6時ぐらいまでずっとパン切れというか、絶対の絶え間なく作っているのでやってて、だから長い間ずっとパンを売り続けて作り続けているんですけど、ずっと行列ができていて、警備員さんがずっと入ってくる人、車で来る人もこの辺多いので、
警備というか整備していて、列が尽きないです。第6駐車場とかまであるんですよ、近所に玉城亭の。だから近所の人だったらそんな車なくても来れるけど、東北から帰りに来る人もすごいいて、もうイベント的に家族2人とか3人で並びながら、どのパン買おうかねみたいなのを30分ぐらい並んだりしている。
ラーメンマニアみたいな人じゃなくて、普通の家族が並んでいるというような光景が見られます。一番僕すごいなって思うのが、多分パン買って出てきた人が買っているパンの量がすごくて、みんなね、デパートの紙袋2つ分ぐらい両手に持って出てくる人とかがザラにいたりするんですよ。パンですよ。
すごい量のパンをみんな買ってきて、1つは種類が多いから、あれもこれも食べたいからって買ってて増えるっていうのももちろんあるんですけど、今日玉城亭行ったからって言ってみんなね、近所の友達とか親戚とかに配っていると思うんですよね。そのためにパンをいっぱい買ってきてるっていう。
でもね、パンなので日常食なので、別に例えば八橋とかみたいに高級なお土産っていうわけじゃないんですけど、玉城亭のパンは近所の人にごちそうなお土産として扱われているんだろうなっていうのが想像できます。でもパンなのでそういうジャンルに入ってお土産、高級お土産っていうジャンルには入ってないんですね。
そのギャップもすごいんですけど、とにかく玉城亭はカルチャー食を受けます。パンももちろん美味しいんですけど、美味しさは行って食べてください。はい、また何の番組なんだっていう感じでしたが、恐るべきパンリテラシーというテーマでお送りしました。
玉城亭の人気
さて3つ目のネットの話題はテラニシさんの話です。つい先週この間のテラニシさんが炎上してた話です。これだけでわかる人はだいぶ僕と仲良くなれるというか趣味近い人かなと思うんですけど、ローリーテラニシ、ミュージシャン、ギタリストのローリーテラニシさんですね。元スカンチのロックミュージシャン、ギタリストのテラニシさんがこの間炎上してましたっていう話です。
アウトラインだけざっくり言うと、ローリーテラニシさんが自分がゲスト出演したライブでのギターパフォーマンス、これに対して一般のファン、ライブを見ていた人がツイッターで感想を言ったんですね。その感想の内容がローリーさんが気に入らなくて、その人に対してツイッター上で直接ですね、リプライしながら激詰めしてですね、何個もツイートしながら、
注目監視のところで激詰めしているのが炎上していました。
最終的にはですね、「すいません。僕が大人気な方です。ごめんなさい。すいませんでした。」って言って、またそれもツイッター上で謝ってて、多分ね、誰か、友達とか知り合いに悟されたんでしょうけど。それで一旦、一件落書くというか、そのネットの炎上ネタとしては収束したっていう感じなんですけど。
今話したことだけを聞くと、ローリーさんが100%悪いし、同情の余地もないし、有名人が一般の人に対して、つい腹っていうのはわかんないですけど。
僕もネットの炎上ネタとかそんな真剣に追いかけてないんで、そこだけ見たらロックミュージシャンなんで、そんなこともあるかな。好きなミュージシャンではあるんですけどね。で、終わってたんですけど。
面白かったのが、その後ローリーのブチギレ案件についてロックファンからの補助戦っていうタイトルで、ブログを書いたローリーさんのことをよく知っている音楽ファンの方がいたんですね。
そういうブログ記事があったんですよ。これがね、この記事がすごいカウンターとして良かったんですよ。僕の大好きなインターネットで起こったコミュニケーションとして良かったんですよ。
記事も貼ったんで、これはもう読んでほしいんですけど、炎上のツギャッタなんて読まなくていいので、この記事はすごい読んでほしいなって思うんですけど。
説明するとですね、ローリー・テナニシさんというギタリスト、ロックミュージシャンは一般的なロックミュージシャンのイメージと違って、2つ特徴があって。
1つは、自分はクラシックロックの伝道師という意識が極めて強いということ。クラシックロックというのは、70年代、80年代に流行った欧米のロックですね。
セッペリンとか、ディーパープルとか、ヤロー・スミスとか、ジェフ・ベイクとか、クイーンとかいろいろいいじゃないですか。そういうクラシックロックの伝道師という意識が極めて強いということ。
2つ目が、面白い言葉なんですけど、板子ギタリストとしての意識が極めて強いということ。このローガーさんの表現として面白いですよね。板子ギタリスト。
平たく言うとモノマネなんですけど、そういった偉大なギタリストの癖とか特徴とか好きなフレーズとかみたいないろんなニュアンスを完璧にカバーをする。
カバーを取り越して、これはもう板子芸だろうということで、僕たちリスナーがそう思うだけじゃなくて、本人も自分は板子ギタリストとして一流だという自意識が、プライドが非常にお高い方だという。
そこが、その2つがですね、ローリーさんの特徴で、今回の炎上っていうのはその一般のファンの方のコメントがですね、どんなコメントだったかっていうとですね、今回はレッドセッペリーのカバーをするライブに行ってローリーさんを見たんだけど、
全然ジミー・ペイジ、意外と思ったよりジミー・ペイジじゃなかったし、どっちかというとローリーさん独自のスタイルで弾いていて、それはそれでよかった、かっこよかったみたいなコメントをツイッターでしていたり、それに対してローリー・テラニスさんがブチギレしたっていうのがことの真相です。
どういうことをおっしゃってるかっていうと、私はジミー・ペイジ自身が演奏しているフレーズだけではなく、いろいろな曲、テイク、その他のフレーズをライブでアドリブで取り入れて即興で演奏しています。それ前の曲とまた違ったジミー・ペイジの味にしたいからです。
ギタリストとしての真実
ジミー・ペイジのように弾くというのは、レコード通り寸分違わずコピーして弾くという意味ですか?自分は始めから最後までジミー・ペイジのフィーリングで弾いたつもりですが、音を寸分違わずトレースなんてしていませんでした。それは私の流儀ではないからです。
とか、寸分違わず演奏してほしかったらレコードを聴きなさい。とか、自分の人生50年以上やってきたことを全く赤の他人に適当なコメントを全世界に発信されたら少しは反抗したくなりますよ。とか、ローリーさんはローリーさんなりの正義があって、これはもう真剣ですよ。
今結構僕ちゃんと説明したので、それでなんとなくはわかっていただけたと思うんですけど、もし先ほど説明した2つの前提がなかったらわからないですよね。
一般的なロックミュージシャンのプライドが高いとか、自分のオリジナルを大事にしているとか、そんなイメージでこの演奏のあらましのうわっつらというかだけ聞いたら全くそんなことわかんないですよね。
普通なんか逆じゃないですか。例えば日本のミュージシャンだとビーズの曲がめちゃくちゃエアロ・スミスとか、モトリー・クルーのあの曲と似てるからパクリだとかって言って、それに対してファンがプライドの高いファンが反論するとか、ミュージシャン自身が何か反論したり怒ったりするとか、そういうのはイメージつきやすいじゃないですか。
今回逆なんですよ。全然ジミー・ペイジに似てなかったって言われて怒るっていう。だからなんかめんどくさいですよね、いろいろ。この件はローリー・テナニシさんもめんどくさいし、ライブ見に行くぐらいなのでこの一般のファンの方もそういう前提って全く知らないはずがないんですよね。
たぶん自分なりのジミー・ペイジ像っていうイメージがあって、それはローリーさんと同じではなかったんでしょうね。浅いか深いかとか僕は言いませんけど、それが違っていて意外とジミー・ペイジっぽいと思ったら、っぽいことするんだと思ったらジミー・ペイジじゃなかったじゃんみたいな素朴なコメントをして、まさかローリーさん本人が噛みついてくるとは思ってなかったのかもしれないですけど、でもそこは近世に触れますよね、そう言われると。
だから両方ややこしいんですよ。ロックファンで、多分個人の方も僕と同じ世代か上かおじさんだと思うんですけど、多分ね、わかんないですよ。ロックファンのおじさんはめんどくさいんですよ。特に洋楽でクラシックロックとかになるともういろんなスタンスとかポジションがあるのでめんどくさいんですけど、そういったところを全部丁寧に説明したブログ、
こういう時のブログってね、だいたいアメブロとかじゃなくて、ハテナブログなんですよ。こういうことをちゃんとね、ロジカルに説明して、あとちょっとなんかかっこいいスカンチとレイトセッペリンの昔のYouTubeとか貼ったりして、昨日聞いたことする人ってだいたいね、ハテナなんですよね、ハテナブログ、これ偏見かな。
だからこれTwitterとかTikTokとかインスタとか、そういうSNSだけだとここまでこの炎上に深みは出ないんですよ。ここにカウンターとして個人のブログが入って出てくるところが、まだインターネット捨てたもんじゃないな、いいなインターネットって勝手に僕が越に入ったっていうか、そんな事件でした。
これもさっきのパンとかツケメの話と同じで、僕は、僕自身もすごいクラシックロック好きだし、あのティーネイジャーの時にコピーしてたバンドとかだし、そういう背景もあるし、ローリー・テラニシーのことも変態性も含めて理解してるし、好きだったりはするのでわかるからっていうところもあるんで、だからこれぐらい深くなんないと別に炎上って楽しめないなって、僕の場合はね、思いました。
以上、ネットの話題を立て続けに3本コメントをお送りしました。やっぱり好きなものの話をすると熱くなってしまいますね。20分ぐらい、もっと喋ってるのか。これが中編で、続く後編ではですね、ちょっと真面目なモードに戻して、あの映画の話から後はスレッツの話と繋げてですね、真面目なテクノロジーのテックなイノベーションの話題に帰りたいと思います。ありがとうございました。
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