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コールの錯覚 それは本当に現実なのか、それとも今のあなたにはそう見えているのか
今日も一つ自分の認知を紐解いていきます。 こんにちは、フユコです。今日から第2章に入ります。
第1章では、私たちは出来事をそのまま見ているわけではない 自分の経験や
これまで身につけてきた当たり前、これを通して世界を見ている。 そんなお話をしてきました。
では、その当たり前は、私たちが何かを決める時にも影響しているのでしょうか。
今日のテーマは、どうしたい?に答えられないのはなぜ、です。
例えばこんな場面。 職場で上司から
今度新しいプロジェクトが始まるんだけど、あなたはどうしたい? そう聞かれたとします。そうすると、え、どうしたいって
って急に答えに困ってしまう。 私がやってもいいのかな。
他に、責任の人がいるんじゃないですか。 会社としてはどういう方向なんですか。
そんな言葉が出てくる。 上司は、あ、いや、あなたがどうしたいかを聞いてるんだけど、そう言う。
だけどますます困っちゃう。 これって何が起きてるんでしょう。
ちょっと細かく見てみますね。 上司から聞かれたのは、あなたはどうしたい?です。
ところが、頭の中で考えていたのは、
私がやるのは適切なのか。 上司は、私に何を期待しているのか。
どちらを選べば間違いがないのか。 っていうことだったかもしれません。
ここで質問がすり替わってるんですね。 私はどうしたい?って聞かれてるのに、
私はどう答えるのが正しい? これを考えてる。
似てるようで全く違う問いですよね。
前者は、自分の希望を尋ねています。
後者は、何らかの基準に照らして、 正しい答えを探しています。
もちろん仕事では、 会社の方針や役割を確認することも必要ですよね。
だけどそれとは別に、 自分がどうしたいのかを考える前から、
正しい答えは何だろう? これが始まっていることがあるんです。
もう一つ、日常の例で考えてみますね。
お友達とランチに行くことになりました。
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何食べたい?そう聞かれた。
そうすると、何でもいいよって答える。
相手がパスタはどう?って聞くと、 いいね!そう答える。
でも実は、その日本当はお寿司が食べたかった。
それなのに、相手はパスタが食べたいのかな?
お寿司って言ったら困るかな?
合わせた方がスムーズだよね。
そんなことを考えてた。
ここでも、私は何を食べたい?より先に、
なんて答えたら相手にとって都合がいい?
これを考えていたのかもしれません。
これね、お相手に合わせることが悪いっていう話ではありません。
自分はお寿司が食べたい。
でも今日は相手の希望を優先しよう。
そうやって自分で選ぶこともできます。
大切なのは、自分の希望を認識した上で相手に合わせたのか。
それとも、自分の希望を確かめる前に、
相手にとっての正解を探し始めたのか。
この違いです。
ここで第一章の話とつながります。
例えばね、人に迷惑をかけてはいけない。
自分の希望を押し通すのはわがままだ。
周りに合わせるのが大人だ。
そんな当たり前を持っていたとします。
そうすると、どうしたい?
そう聞かれた瞬間にも、
その当たり前を使って答えを考えるかもしれません。
自分の希望を探すよりも先に、
わがままにならない答えは何だろう?
迷惑をかけない選択は何だろう?
そう考え、本人はちゃんと考えているんです。
一生懸命自分で答えを出そうとしている。
でも考えている問いそのものが
いつの間にか変わっている。
だから自分で決められないっていう現象、
これが起きることがあります。
ここで大事なのは、
もっと自分の気持ちを大切にしましょう、
っていう新しい正解を渡すことじゃありません。
それを聞いてね。
そうか、自分の気持ちを優先するのが正しいんだ。
そう思ったら、また別の正解、
これを取り込むことになっちゃってる。
そうではなくて、
まず自分が何を考えているのかを見てみる。
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例えば、あなたはどうしたい?
そう聞かれて、
どう答えたらいいんだろう?
そう思った。
その時、
あ、私は今自分の希望じゃなくて、
正しい答え探してるんだな、
それに気づく。
これだけで今まで見えてなかった
自分の思考の動きが見えてきます。
そしてこの違いは、
この先ね、ゴールを考えるときにも重要になるの。
あなたはどんな未来を期待ですか?
そう聞かれた時に、
え、何なら実現できそうかな?
え、どんな目標だったら合ってるんだろう?
え、何を目指すのが立派なんだろう?
っていう問いに変わってしまっていたら、
出てきた答えは本当に自分が望んだ未来なのでしょうか?
もちろんね、今すぐの答えを出す必要なんてないです。
まずはどうしたい?っていう問いを、
自分は何という問いに置き換えてしまっているのか、
そこを見てくださいということです。
今日の問いは一つです。
私は今どうしたいかを考えている?
それともどう答えるのが正しいかを考えている?
自分の希望がすぐにわからなくても構いません。
正解を探している自分に気づいたらそこまでで十分です。
今日持ち帰ってほしいのは、
どうしたい?に答えられない時。
自分の希望がないとは限らない。
自分の希望を考える前に、
どう答えるのが正しいか?
っていう別の問いを解いていることがあるということです。
では、なぜ私たちは誰かから正解を教えてもらいたくなるのでしょうか?
次回第10話は、なぜ正解を教えてください?
そう聞きたくなるのかです。
自分で考えているはずなのに、
最後の判断を誰かに預けてしまいたくなる。
そんな時、私たちの中で何が起きているのか。
次回も一緒に読み解いていきましょう。
それでは。