2025-10-14 18:28

2025/10/14

サマリー
しまチャンネルでは、柑橘栽培や瀬戸内国際芸術祭に関する体験が語られています。また、愛媛県の新品種である紅マドンナやカンペーの栽培について考察が行われており、新品種の挑戦や課題が浮き彫りにされています。愛媛県の柑橘類に関する話が中心で、特に人気品種や新しい品種の難しさが取り上げられています。さらに、農業の苦労や農家への応援の重要性についても語られています。

目次
しまチャンネルの紹介と旅行

新品種の課題と展望

愛媛県の柑橘類について


#日記 #声日記 #こえにっき #よるののうか
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サマリー

しまチャンネルでは、柑橘栽培や瀬戸内国際芸術祭に関する体験が語られています。また、愛媛県の新品種である紅マドンナやカンペーの栽培について考察が行われており、新品種の挑戦や課題が浮き彫りにされています。愛媛県の柑橘類に関する話が中心で、特に人気品種や新しい品種の難しさが取り上げられています。さらに、農業の苦労や農家への応援の重要性についても語られています。

しまチャンネルの紹介と旅行
しまチャンネル始めます。しまチャンネルは、良い芽の離島で柑橘栽培をしているふるのが、日々のこととか、美味しいもの、考えたことなどをお話しする日記系チャンネルです。
3日間ほど瀬戸内国際芸術祭に行ってまいりました。
今年はね、初日に本島と、本島っていう離島と、えーと、四国本土にある宇田土町っていうところを回って、2日目は阿波島と高見島、3日目に茹木島を巡ってきました。
まあかなりの歩数歩きましてね。でも一人で収穫している時はもっと歩いてるんだけど、やっぱり歩き慣れてないからか、
すごく疲れましたね。もう夜は漠水でした。
瀬戸内についてはまた、おいおいね、思いついた時に喋っていこうかなと思います。
今日はね、まず今食べているプルーンをね、絶賛していこうかと思います。
北海道の中村ファームさんというところから購入しているんですけど、これが本当に美味しくて、
あの、もう何がいいってね、包丁いらないのよ。プチッと上を取って洗ってパクッと食べたらいいわけ。
もうめちゃめちゃ簡単に食べれて、かつとても美味しい。プルーンだから食物繊維も豊富で、ビタミンもたくさん入っている。
本当に女性に嬉しいフルーツです。何より日持ちする。
果物っていうとね、生成品だから早く食えみたいなのが多いんですけど、
もうプルーンはね、冷蔵庫に入れて置いておいたらかなりの間持つと思います。
で、むしろあのなんか熟していく過程を楽しむっていうのもプルーンの、生プルーンの楽しみ方らしいので、
常温に置いておいても多分加熟、加熟というか熟していく過程を楽しめると思うんだけど、
こちらね、いかんせん、昼間30度ぐらいにまだなっているので、
私としては、あの、もう果物のね、熟しすぎた系は私ちょっと苦手なんですよね。
なので冷蔵庫で大事に保存して、プリプリを毎日食べております。
ほんといつもありがとうございます。美味しいです。
もう日本の果物はね、すごいよ。もうとにかく美味しいもん。
うちもそう言ってもらえるように柑橘ね、頑張って作っていきたいなと思っておるんですけれども、
その柑橘のお話をちょっとしましょうか。
今日はね、レモンの収穫を私がいない間に夫がしてくれてたので、
それの選別と、えひめかし28号、企画をクリアすればベニマドンナって名前になる子たちの袋掛けをしていました。
この袋掛けはね、施設栽培だったらしなくていい作業で、うちは路地なのでしないといけない作業になるんですけれども、
なんで袋掛けするかっていうと、雨が当たるとね、これから色が、今半分緑で半分ちょっと色がきてるかなぐらいの色の感じなんですけど、
熟してくる過程で雨に当たると、下手回りにクラッキング、下手回りだけじゃないんだけどね、
クラッキングっていうのが出て、花皮障害でそこから腐りやすくなる、そういう症状が出るので、それを防ぐために雨を避けるための袋を掛けるんですね。
施設だと屋根を、屋根ビニール貼ってるから雨かからないので、しなくていい作業なんですけど、
これがなかなかね、もう数がね、うちは決して多い方じゃないんだけど、
というかね、たぶんその袋掛けが結構大変なんで、結構な量を袋掛けしないといけない路地栽培っていうのは多分ないと思うんですよ。
かなりの量を出そうと思ったら絶対施設を建てた方がいい、そういう種類のものなんですね。
まあでも愛媛県の紅マドンナといえば大人気品種なので、
うーん、なんかね、まあすごい数も出てると思うんだけど、それでも毎年品薄な感じですね。
単価も下がらないので、農家的には大変ありがたい。
で、夜の農家さんで新品種についての話をね、
えーと、3人?4人?3人かな?でお話しされてたんですよね。
あ、4人か。お話しされてて、でなんかまあ、
えーと、そこはね、米農家さんと柑橘農家さん、
あと、まあ桃と柑橘されてる工兵さんと、
あともう一人は野菜農家さんかな?いて、結構新品種に対する考え方が全然違うんだなーって。
捉え方?考え方というより捉え方が違うんだなと思って、ちょっと驚いたんですよね。
っていうのもね、私も柑橘やってますので、新品種、特に愛媛県なんか新品種をね、結構
ここ近年出してる方だと思うんですよ。紅マドンナあり、であとカンベーっていう、
これも美味しい柑橘なんですけど、なんていうのかな、ザクザクした食感で、すごく甘みが強い柑橘なんですけど、
あれも愛媛でしか栽培できない新品種。でその紅マドンナとカンペーを掛け合わせてできた紅プリンセスっていう、
こいつは名前が愛媛菓子48号って言うんですけど、
と、まあ結構有名だと思うんですよね。で、どれも愛媛県内でしか栽培してはいけませんという縛りがあるので、
かつどれも高単価なので、結構ね他の柑橘農家さんからは、
あっていいなーっていう声は聞くんですけど、 だからね新品種って言うといいもんだと思いがちじゃないですか。
私も思ってました。し、えっとね、カンペーなんかを初めて食べた時はすごいなーって思った。
けど実際栽培してみると、
美味しい、美味しいだけじゃダメなんだよねって思うようになったんですよね。
っていうのはやっぱ、我々は作るのが仕事、食べるのが仕事じゃなくて作るのが仕事だから、
ある程度のちゃんと栽培技術が確立しているとか、 こういう場所に向いてるよっていうのが分かってないと、
まあ植えたところで実ができるまでに最低3年。 そこからあの
3年目に実のたとしても、だいたい初成りってあんまり使えるものじゃないんですよね。 そこからちゃんと実が調子よくとれるようになるのに5年とか、
8年とかかかるわけですよ。 その5年とか8年とかかけて、
植えた土地が適地じゃありませんでしたってなると、その期間さ、お金にならないわけよ、その土地が。
なので、新品種についてはね、多分
評判が良いものがどれだけあったとしても、私はあんまりこう、最初からすごい期待はしていない感じになりましたね。
まあ言っちゃう前のことを言いやがってって感じですけど。 なので48号も値段的には悪くないんだろうなっていうのは分かっているんだけど、
時期的に瀬戸川の収穫とめちゃくちゃもうかぶってる。ほぼ同じ時期の収穫のものなので。
であれば値段も安定してて栽培技術も確立していて、何をどうしたら大体のことが分かる瀬戸川の方を選ぶ、
そういう超保守的な考えに私はなっています。 まあかといって48号全然ないわけじゃなくて、一応ねうちも小さい葉的に48号を植えてはいるんですよ。
植えてるんだけど、あんまりこう、何だろうね、 売ってお金にしようっていう感じじゃなくて、勉強用に植えとこうみたいな感じになってますね。
新品種の課題と展望
まあ美味しいは美味しいんだけどね。で好きな人はすごく好きって言うんだけどね。
48号はね、まあマイナス点を入れれば日焼けしやすいっていうのが結構痛いかなと、その日焼けしやすさっていうのも
もう尋常じゃないんですね。 梅雨が明けて日がパッて出たら、もう日焼けしちゃうみたいな感じです。
もう日焼け… そうね、その日焼けっていうのも、みかんの、うんしゅうみかんとかの日焼けって、
日が当たったところが皮がカチカチになって、で色が変わって、 そういう日焼けじゃなくて、なんかねすごく汚い模様みたいなのがつくんですよ。
だから最初見た時日焼けってわかんなくって、なんかの病気か、害虫の被害かなと思って指導員さんに聞いたぐらい、日焼けと認識できなかった。
そんな日焼けをするんですね。 まあ日焼けしたとしても製品で出せるならばいいんだけど、やっぱね、あの
日本の果物はすごいんだけど、すごい分やっぱ企画は厳しいんですよね。 見た目が汚いものもOKって訳ではないんですよ。
やっぱある程度ここまでは良いけど、ここから先はちょっと品質低い点になっちゃうよとか、もうこれ以上は出しちゃダメだよとかあるんですよね。
そこをビクビクしながら作るよりは、瀬戸蚊で、瀬戸蚊もまあ日焼けしやすいんですけど、あれもねちょっとこう、
あれはちょっと猶予あるかな。その猶予期間に白い布を被せて回れば日焼けが防げるから、
そっちの方が確実だからなって思ってますね。 まあ自分が食べる分をしっかり確保しているあたりが農家の特権みたいな感じですけど。
寒天に関してはね、もう結構言われてますけど割れやすい品種なんですね。 とにかく割れるんですよ。
夏の間はまだいいんですけど、今年うちなんかもすごい夏の期間はね、 めちゃくちゃ数があって、このまま行ったら豊作ねっていうくらいあったんですけど、
夏の終わりから、秋の雨が降り始めたら、 すごい勢いで割れます。
一番不作だった年は、そのまあ一番多かった時の収穫量の
まあ100分の1ぐらい、100キャリー取れてたところが1キャリーも取れないみたいな感じぐらいまで割れて落ちて腐ってなくなっちゃったんですね。
こうなるともう、なんか植えてる意味がよくわかんないってなりますよね。
だってそうでしょ、野菜でもさ、バーッと植えました、苗も育てました、収穫のちょっと前にですね、
9割ダメになりますって。 そんなもの誰も作らないじゃないですか。
少なくともうちの畑は、どうこうもうちょっと適性がないんだなということで、今、寛平さんの畑はあるんですけど、
変えようかな、どうしようかなって思ってます。 寛平さんも新品種っちゃ新品種。メニマドンナの次ぐらいに出たのかな。
私その頃ちょっと農家じゃなかったんで、はっきり覚えてないんですけど、まあまあ新しい方ではありますけど、
新品種、期待はするけど、
あんまり大きな期待ではない。 一回美味しいのが食べれたらいいかなっていう感じですかね。
そういえばブドウなんかもすごい新しい品種ジャンジャン出てますよね。 まあニュースとかで見ると美味しそうだなぁとは思うんですけど、
じゃあね、ゼガヒでも食べたいかっていうと、そうでもないんですよね。 いつかどっかで食べれたらいいなぁぐらいに思ってるから。
なかなかね、なんだろうな、新品種って思いますね。
愛媛県の柑橘類について
まあ愛媛県意外と愛媛縛りの柑橘もあるんですけど、 メニマドンナとか寛平とか、ベニープリンセスすごく有名だから、
そればっかり言われるんですけど、 やっぱり人気があるからそう言われるわけだって、それ以外うちで作っている極和瀬も愛媛でしか多分作れないやつだと思うんですよね。
でも極和瀬みかん自体の人気がまあそこまで高くないので、 あれに関してはいいなって言われたことがないんですよ。
まあだからそういうもんなんですよね。 需要と供給、そういう話なんだなぁって思います。
できればその極和瀬とか、和瀬の時期にもうちょっと単価が良く取れるものがあるといいなぁって思うんだけど、
和瀬みかんの多くが宮川和瀬、 沖津和瀬、沖津和瀬っていう品種なんですけど、これらが多い理由はやっぱり有料品種だからであって、
数が多ければ多いほどやっぱり値段も上がりにくい、下がりにくいけど上がりにくい、 このくらいだなっていう、だいたい安定してくるんですよね。
まあそういうわけで、あれを作るんだったらそこそこ量を作らないと、 作業量と、
労働力と、広さとか考えると、 割に悪くはないんだけど良くもないんだなぁみたいになりますね。
ちなみに 食べるのはそんなに嫌いじゃないですけど、やはり我々作っている側は結構味見もしますんで、
今はね、柑橘類を買って食べようっていうのがあんまりなくなりましたね。
でも愛媛だけじゃなくて、他にもね、いろんな各地域にその地域でしか作れない品種っていうのはあるのでね、
そういうのも、消費者の方はもうバンバンいろいろと買って試してみて、 自分好みの柑橘を見つけたらいいんじゃないかなと思います。
多分どの品目に関してもそうだよね。 桃でもね、好きな品種とかあると思うし、
私もブドウはもう黒が好きなので、 最近黒一択になってきましたね。
赤も好きだけどね、やっぱなんだかんだ言って、 美味しい美味しい美味しい美味しいっていっぱい食べちゃうのは黒ですね。
この辺は好み。 あと梨はもう、私絶対青梨ね。絶対青梨がいい。
何だろう、赤も嫌いじゃないんだけどね、 私が梨に求めるものが全て詰まっているのが青梨、20世紀なんだよね。
あとなんかもう一個20世紀の親品種だかなんだかっていうのをいただいたことあるんですけど、
それもめちゃくちゃ美味しかった。 でもまぁ、超ザ青梨っていう感じだった。
この辺は好みなんでね。 みんな好きなもの色々食べて、好きなものっていうかね、色々食べないと本当に自分の好きなものって分からないと思うから、
色々食べてみたらいいんじゃないかなと思います。 ちなみに愛媛県は今もう、
噂に聞くような親品種は特に出てないので、 しばらく出ないのかなぁとは思うんですけど、
私は親品種できるだけ、 できるだけというかね、
まぁ性格でしょうね。 いきなり飛びつきはしない派ですね。
美味しかったらいいなぁぐらい。でもあれだよ、 ベニマドンナにしろね、
瀬戸川にしろね、あのー、 みんながどこで作っても同じ味がするっていうものは多分ないんですよ。
だから、 うーん、なんていうのかな、ここのこれが美味しいとかは絶対あると思うんで、
いろんな産地のものを食べてみるのもいいかなとも思うし、 もう自分がここのが好きと思ったらもうそこ、そこをもう出来合いして、
もういいんじゃないかなと思います。 だって、厳密なこと言えばね、畑によってもちょっと味違うんだもんね。
そこまでを消費者さんに分かれとは思わないんだけど、 作る側としては、まぁもう結構あるなぁって思いながら作ってます。
だから私が誰かにプレゼントしようって思う時はもう絶対私が思う、 ここが一番美味しいなっていう、この品種はここが絶対美味しいっていうところを
寄りすぐってプレゼントしていたりはしますね。 まぁ何の話をしていたのかちょっとわけわかんなくなりましたけど、
新品種って難しいね。果樹は特にね。 でも野菜なんかは結構その、ワンシーズンとかで
植えてできたりするわけですよね。 だから少なくとも何年越しとかはないわけだから、すごいチャレンジしやすいんだなっていうのを聞いてて思って、
ちょっと羨ましいなと思いましたね。 私もそのくらい身軽にできるんであれば、まぁいろいろ植えてみたいなとは思うんだけど、
そうはできないしね。 かつ最近こうやっぱ気温が高すぎる問題があるので、今までできてたものができなくなってきたっていうことの方が多いから、
様々ね、ちょっと考えては、考えながら仕事しております。 品種構成とか仕事の段取りとかね。
うん、もう決してあれだよ。 何度でも言いたいけど、農業ってすべての作物において、すべての農家に
楽をしている人はいないくらいみんな頑張って、日本の美味しいを、日本の食を支えているので、ぜひぜひ農家の応援をしてくださいね。
農家の応援っていうのは、 普通にスーパーで買って食べる。これが一番農家は応援になると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
ということで、ちょっとなんか暑くなってしまいましたけれど、今日はこの辺で終わりまーす。 それじゃあまたねー。今度はセトリエのこと話すわ。
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