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前回に引き続き、自分が関わっているプロジェクトについて話してみようかなと思うのですが、
こちらは、障害のある方の仕事の支援をテーマにしてやっているものになります。
主なテーマとしては、仕事・人・暮らしを結ぶということで、
何かしらの障害がある方を中心にして、生活の部分と仕事を結びつけるような形でやっているものです。
経緯としては、京都に大きな電子機器のメーカーがあって、
そこに特例子会社といって、障害のある方が働く工場があるんですよね。
昔、障害のある方の働く現場とか、そういう支援に興味を持った時に見学に行かせてもらって、
そこからいろいろ話すうちに研究に発展したような形なんですけども、
こちらは電子機器のメーカーなので、障害のある方がLINEを組んで、
分担して一つの部品、製品を作っていく工場があるんですね。
そこでは手の麻痺とか腕の麻痺とか、上半身に麻痺のある障害のある方がたくさんいらっしゃって、
いろんな仕事をしているんですけども、そこにはなかなか医療関係とかリハビリの関係の人はいないので、
工場作業とか機械とかに詳しい方が新しい障害のある方が来たら、
それに合わせて作業しやすいような環境を整えたりとか、
簡単に作業ができるような装置とかを作ったりしてやってたんですけども、
これをもうちょっと効率よくできたらいいんじゃないかなというところで、
初めに働きに来た障害のある方の体の機能を分かりやすくして、
同じような方が来たら同じような支援をすればいいと、こういうのを見えるようにしていこうとしたんですね。
そういうところで、障害のある方もなかなかまだ働けていない状態から働くっていうのが見えにくかったりするので、
そこを生活と仕事の部分をくっつけるような方法がないかなというのを考えていったわけですね。
そこは電子機器の製造なので、いろんな部品があったりとかして、
手の細かい機能が必要だったりとか、機材を使ってやるとかですね。
生活でそれと似たようなものがないかなというので、着目したのが食事だったんですよね。
食事だと食べるものも飲み物とか主菜・副菜とかいろいろあったりして、
手でつまんで食べるものもあればスプーンとかフォークとかいろいろ道具を使って食べるものもあると。
これが電子機器の製造で手で作業したりとか、ピンセットとかハンダゴテとか使ったりするんですけど、
そういう道具を使ってやるのと似てるだろうというので、
食事のいろいろですね、その副使用具のスプーンとかフォークだったらできるのか、
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またしているのかしてないのかとかですね、
そういうアンケートを取っていくと体の機能が見えるようになりますよっていうような指標を作ったんですよね。
それが一応研究の助成金というのをもらって3年間のプロジェクトでやってきたんですけども、
今年度末で一旦それが終わりでですね、
この3年間の間にその指標を作って、実際に作った指標で体の機能がどのぐらいですよというのが推定した指標はですね、
リハビリとかで使う専門的なものと相関とかって言うんですけど、
似たような数値が得られたりしてですね、
こういう形であれば簡単にその食事の状況を調査して、体の機能が推定されて、
どういう仕事ができそうかというのも見えてきそうだなっていう段階まで研究としてやってこれたという感じですね。
これもですね、一旦研究としてやってきたので、今後はですね、もうちょっと実運用していくというか、
一般の人というかですね、まだ働けてない障害の方とかに取ってもらって、
実際に働けるように支援していくというのもしていけたらなと思ってますし、
前回言ったですね、その唐橋デッキというような場所を作ってますという話にしましたけども、
こういうところでもですね、障害のある方がスポーツに来て仕事も今後していきたいなという状態があれば、
こういうサポートもしていけたらなと思ってますので、今後はですね、また発展させていけたらいいかなと思いますね。
今までは身体障害の中でも特に腕とか、上司の障害と言いますけど、こういうところのサポートで考えてましたけども、
やっぱ障害もいろいろ種類あって、他にも知的精神障害とかですね、
今後はその障害者雇用という話だと、結構知的障害とか精神障害の方がどう働けるかというのも
考えていく必要があると結構言われてますし、そちらもですね、進めていけたらいいかなと思ってますね。
今回ですね、ちょっと仕事・人・暮らしを結ぶというようなテーマで、
障害者雇用ですね、こういうのをテーマにしてやっている研究のプロジェクトの話をさせてもらいました。
結構自分ですね、他にもいろんなプロジェクトに関わってて、
まだ進んでいるものとか、新しく始まりそうなものとかいろいろありますけども、
知ってもらえたらいいなと思うようなものがあればまた話していけたらと思います。
はい、じゃあ今回は以上です。ありがとうございます。