インポスター症候群の理解
こんにちは、サチュアレコです。誰かに褒められたり、仕事でうまくいったりした時に、「いやいや、たまたまうまくいっただけなんで。」とか
本当に自分だって、「全然なんで。」ってね、もう全力で謙遜というか、全力で自己否定しちゃうこと、ないでしょうか?
こういった気持ちの奥には、褒めてくれてるけど、本当の自分を知られたらみんながかっかりするやろうなぁとか
実力以上に周りが課題評価してくれてるだけなんじゃないかなぁってね、そんなふうに感じてしまう感覚があるはずなんですけど
なんと、こういう感覚ってね、人生のある時点でおよそ70%もの人が経験するそうなんですよ。すごい割合でしょ?
はい、今日のテーマはまさにこれで、多くの人が抱えるその名もインポスター症候群ですね。日本語にすると詐欺師症候群みたいな感じかな
なんか、自分が周りを騙してるような偽物みたいな感覚に陥っちゃう嫌な気持ちなんですけど
今回はこういった気持ちと向き合うための具体的な3つの方法についてお伝えしていきます
もうね、本当私も酷かったんですよ。今も時々出てくることもあるけど、フリーアナウンサーとして11年活動してきて
でもそれでもね、例えば話し方について教えてくださいって言われた時に
あ、いやいやいや、私なんかが人様にお伝えできることなんてこれっぽっちもないです!って最初本気で思ってたんですよね
周りの先輩とかからも、その11年の間、なんであれ子ちゃんはそんな自信ないの?もっと堂々としていいよとかってどれぐらい言われてきたかわかんないくらい
自分にとっては、いや全部お世辞だもんなーとか、みんな私の本当の実力を知らないから言えるんだよなーってね、全部素直に受け取ることができなかったんですよね
でもある時、めっちゃくちゃ衝撃的なことがありまして
私がね、心から尊敬する、この道20年以上の超大ベテランのフリーアナウンサーの先輩がいらっしゃるんですけど
私にとってはね、もう雲の上の存在みたいな人ですよね
その方と話してた時に、その方がポロッと
いやいやいや、あれ子ちゃんだけじゃないよって
私もまだまだだからねーって毎日反省ばっかりするし、この歳になっても自信がない自分が未だに顔出すことあるけんねっておっしゃってて
私びっくりしすぎたんですよね
えーって、あなた様がですかって
あなた様がまだまだなら、もう私みじんこですけれどもって思っちゃって
みじんこには申し訳ない申し訳ないと思うけど、そう思っちゃったんですよ
でもその時、あ、そうなんだ、この感覚って私だけじゃなくて
キャリアとか実績とか関係なくて、みんな抱えながら進んでるものなのかもしれないなーって思って
そこに気づいて、そのさっきお伝えした通り70%の人が経験するっていうことは
よく考えたらね、もうクラスのほとんどが、自分詐欺しかもしれないんだよなって
いつかバレるかもしれないなってビクビクしてる状態なわけですよ
もうそのクラスめちゃくちゃヤバそうですよね
でも実はみんなお互い、あの人すごいなって思ってるのに、その党の本人、すごいって思われてる党の本人は
ヤバい、自分が偽物なのがいつかバレるって思ってるっていうね、そのめちゃくちゃすれ違いコントかましてる感じしませんか?
そう、だからこう思うだけでもね、ちょっと心が軽くなるなーって思うんですけど
この自分だけじゃないんだっていう気づきが、実はね、そのインポスター症候群とうまく付き合うための一つ目のすっごく大事なポイントに繋がってくるんですよ
その一つ目というのが、弱さをシェアするってことで、インポスター症候群の一番しんどいところってね
こんな風に自分に自信がなくて、周りを騙してるみたいに感じてるのって、もう絶対世界で自分しかいないオンリーワン
オンリーワンは結構ちょっとポジティブな感じするけども、自分しかいないっていう強烈な孤独感
これ、これなんですよね、孤独感。でも実は同じように感じてる仲間ってすぐ隣にいるんですよ
だからこそ、その自分なんてっていうちょっと恥ずかしいような情けないような気持ちっていうのを勇気を出して、声に出してみるっていうのがめちゃくちゃおすすめなんですよね
ブレネーブラウンっていう心理学者も、恥に対する最も効果的な対処法は、勇気を出して他者とつながることっておっしゃっていて
自分の弱さ、恥っていうのについて他の人に話すことで、私もだよ、僕もだよって共感してくれる人がいると、その恥っていう力って弱まっていくんですよ
もちろんね、誰にでも話せばいいってもんじゃないけど、私も尊敬する信頼できる先輩に相談したように
この人ならきっと真剣に聞いてくれるなって思える、信頼できる人に実はねって話してみることで、意外に今感じている孤独感っていうのはちっちゃくなっていきます
それこそネットでもね、検索してみたら、同じ思いを抱えてる人ってもうめちゃくちゃたくさんいるっていうことに気づけるはずなので
ぜひ弱さをシェアするっていうのを意識してみてください
で2つ目、これもね個人的にはめちゃくちゃ速攻性あるなーって思ってるんですけど
意識を自分に向けるのをやめて、外に向けるってことですね
私たちの意識って懐中電灯のパッってスポットライトみたいなもので、一度にね一つの方向にしかはっきりと照らせないんですよ
で、インポスター症候群にはまってる時って、そのスポットライトね、ガンガンに自分の内側ばっかりに向いちゃってる状態なんですよね
もう自分ばっか照らしちゃって。でもそのスポットライトを意識的にグイッと自分じゃなくて、目の前の相手だったり周りの人たちに向けてみると
自分なんて、とかじゃなくて、この人のために自分は何ができるかなって思えたり
失敗したらどうしようとかじゃなくて、どうやったらこの目の前の人の役に立てるかなっていう意識にバサッと変わっていくんですよね
バサッと、ガラッと、ガラッと変わるんですよね
私も弱い自分が出てきたら、これずっと本当にずっとずっと実践してきたことなんですけど
私今日うまく喋れるかな、実力ないしな、とかじゃなくて
どうやったら目の前のゲストさんの魅力がリスナーさんに一番伝わるかなとかって、そっちに意識を飛ばすイメージです
本当に不思議なんですけど、他の人に貢献するっていうことに集中するとね
不安、このインポスター症候群で出てくる不安ってスススーってどっかに行っちゃうんですよ
なんでかっていうと、スポットライトが自分に対して批判的になっている内側じゃなくて、外に向かっているから
自分で作り出している自分への批判の声が聞こえない状態になるからなんですよ
これめちゃくちゃ大事で、結果的にパフォーマンスも上がるので、ぜひやってみてください
謙虚さの重要性
最後の3つ目
知らないって言えるのは、謙虚さなんだって知ることですね
インポスター症候群あるあるを言いたいんですけれども
何でも知ってないとプロとして信頼されないとか、こんなことも知らないのって誰かに思われたら能力不足がバレるし
完璧にやらないと自分はこの場にいる資格なんてないとかって私たち思っちゃうんですけど、これ実は全くの逆なんですよね
これも尊敬する大先輩に教わったことなんですけど
知らないって正直に言える人ほど、本当の意味で信頼されるんだよっていうふうに教わって
やっぱり知らないって正直に言える人の方が、自分を必要以上に大きく見せない安心感があって
この人正直で誠実だなって人として信頼できますよね
ここでめっちゃ大事なのが、自信のなさと謙虚さは全く別物ってことなんです
自信がないっていうのは、どうせ自分なんて何やってもダメっていうちょっとネガティブで成長を諦めちゃってる状態になるんですけど
謙虚であるというのは、今の自分には知らないこと、できないことっていうのは確かにある
でも自分にはそれを学ぶ力と成長する意欲がありますっていう、そういったしなやかな自信の在り方なんですよ
だから全てを完璧に知っておく必要はないってことですね
私たちゼウスじゃないので、全知全能の神ゼウスだよね
ゼウスじゃないから大丈夫ってことです
私もそう思ってこれからも乗り越えていきたいなと思っております
今回の内容もちょっとでも参考になれば嬉しいです
今回はもう一つ、自分には価値がないと感じる人への3つの質問というテーマで話している回、チャプターに貼ってます
よかったらこちらも併せて聞いてみてください