特別なご褒美の重要性
こんにちは、サッチャーラコです。仕事で心がすり減る瞬間って、いろいろありますよね。
残業とかもそうですけど、職場の人間関係のストレスとか、何か理不尽なことが起こったりだとか、
そういうのがあって、「ああ、今日HP減りまくってるわ!」っていうこと、結構あると思うんですよ。
特にフリーランスだと、自分で自分の起源を取って、モチベーションをちゃんと自分の中でキープしないといけないから、
心が消耗した時の自分の立て直し方っていうのって、めちゃくちゃ大事なスキルになってくるんですよね。
今回は、私もある程度フリーアナウンサー歴11年っていうので、パワハラが普通と言ったらあれだけど、そういうのが多い業界の中で、
実際に効果を実感してきた3つの方法をご紹介していくので、よかったら参考にされてみてください。
まず一つ目が、今日だけのご褒美を持っておくっていうので、実は私以前フリーアナウンサーの頃、結構ね食生活もストイックに制限していたっていうのもあって、
揚げ物とかね、カロリーが高いものはもう食べないようにしてたんですよね、ずっと。
でも例えば、どうしても嫌な言動をする人がいる現場とか、精神的に、今日の仕事長期戦になるな、しんどいなっていう日もたくさんあって、
そういう時は心の中でね、緊急のとっておきのご褒美スイッチを押すって自分の中で決めてたんですよ。
これが私の場合は、もう今日この現場、この場を乗り切ったら、絶対絶対絶対に唐揚げを買って帰ることOKにするぞって決めてたんですよね。
そう、もうこれがすごく大きくって自分には。辛い現場があればあるほど、この考え方があると、
え、ちょっと待って、じゃあ今日唐揚げじゃんって、ちょっと逆に嬉しくなると言いますか。
ちょっとね、今お話ししてるのを聞かれて、もしかしたらバカバカしく感じられるかもしれないんですけど、
でも普段私たちって、何々をしなければいけない、何々しないようにするとかってね、自分で自分にたくさんのルールを課して頑張ってるはずなんですよね。
でもその時に、心がすり減ってる時に、今日だけはこのルール破ってよろしいっていう感じで、自分自身が自分に特別な許可を出してあげるのって
これ、セルフコンパッションっていうのもあるけど、自分への思いやりの行動もそのものなんですよ。
自分自身が自分の頑張りを一万に認めてあげて、優しくしてあげることで、安心感っていうのが生まれるので
もちろんね、今唐揚げって言ってるけど、唐揚げじゃなくてもいいんですけど、自分にとっての特別なご褒美を持っておくっていうのも、心を守る上でおすすめです。
サイボーグモードの活用
では次2つ目。これはね、特に高圧的な相手とか、ちょっと嫌な態度を取ってくる人と、どうしても仕事をしなきゃいけないんだっていう時にめちゃくちゃ役立つ、サイボーグモードみたいなものなんですけど
ちょっとね、私も以前は真面目なところがあって、仕事先のすべての人のすべての意見、すべての言葉をそのままダイレクトにめちゃくちゃガーンって食らって落ち込んでたんですよね。
でもやっぱり、それであと仕事がうまくいかなくて、その時大先輩に、サイボーグモードみたいなのにならないと絶対にやっていけないよって、この業界無理だよって教わってから
職場でそういう方と話す時はね、自分の心に1枚ファーッとその透明の、あのボンタンアーメンのフィルムオブラートみたいな、まぁでもちょっと頑丈なオブラートのイメージなんですけど
そういうバリアを張るイメージをするようになったんですよ。自分の頭の中でね。
会話としては、仕事としてちゃんと失礼のないようにできるだけスムーズに進めるし、あいづちも打つし、笑顔で対応はするんだけど
でもイメージとしては、その自分の心のバリアの外側で、仕事用のアバターの私が対応してる感じなんですよね
もちろんバリアの内側の自分は、すっごく傷つきやすくってお豆腐メンタルな私なんですけど、そういう仕事場ではシェルターの中で対処するっていう風にするとね
メンタルが驚くほど違うんですよ。自分の心の中だけが違うんですけど、現実は変わんないんだけど、心のあり方が本当に大きく変わっていて
前は相手の言葉一つ一つに傷つけられたり、すごく嫌な態度を取られただけで、もう感情がうわーって揺さぶられて、涙がね、もううわーって出てきそうになってたけど
それを劇的に防いでくれたんですよね。相手のネガティブな言葉とか態度っていうのは、もう全部その頑丈なバリアがカキーンって弾き返してくれるようなイメージで
本当の本来の自分と仕事上の役割っていうのをちゃんと切り離して、自分の大切な心の芯の部分っていうのは絶対に傷つけさせないっていう
すごく大事な自己防衛だったんですよ。もちろんいつもこのモードでいるわけではなくて、心を通わせたいなっていう相手にはちゃんとバリア全開にするんですけど
でも、いざという時のためのこの心のバリアモードっていうのは持っておくとすごく救われるし、もっとすごい敵が仕事で現れた時に、やられずに淡々と乗り越えることができたなーって実感しています
フィードバックの翻訳
では最後3つ目。私が仕事で心をすり減らしてきた場面の一つがね、まあというか仕事ではよくあると思うんですけど
クライアントとか先輩とか上司から厳しいフィードバックを受けた時なんですよ
フィードバック受ける、いただくのってすごくすごくありがたいことなんですけど
どうしてもね、例えば信頼関係を築けてない人からグサグサ言われたり、ちょっと余計な必要のない棘までぶっ刺されるというか
あまりにも言い方がハラスメントだったりとか、やっぱりこっちも人間だからそういうのがあると落ち込んじゃうじゃないですか
もちろん私もすごく落ち込んできた経験がたくさんあって
本当に100%いらない悪口とかハラスメントであれば、もうこれはスルーでいいんですけど
それに対処するのが必要になってくるんですけど、やっぱり自分にとってもっと伸びしろがあったり
改善点があるよって気づかせてくれる大切なフィードバックも中にはあるので
そういう時は、そのいただいたダメ出しっていうのを自分の中でしっかり翻訳する作業が必要で
それが結果、自分を大切にすることにつながってくるんですよね
これがどういうことかっていうと、まず誰かに言われたグサッときた言葉とかフィードバックを
自分の感情は一旦置いておいて、横に置いておいて、一言一句ノートとかスマホのメモに書き出すんですよね
例えば私が昔仕事先の人に言われて、めっちゃ落ち込んで引きずった言葉があって
お前は大人のMCができてないからダメだって一言もらったことがあったんですよ
これ言われた時、大人のMCって何?ってなって
私が小学生ってことですか?みたいな。ドレス着て片手にシャンパン持ってMCすればいいんすか?とかってね
心の中がちょっとひねくれて落ち込んでた時があったんですけど
でもこういう時、意味わかんないって思考停止するんじゃなくて
もしこの言葉が自分を成長させてくれるプレゼントだったとしたらどういう意味なのかなーって考えてみるんですよね
当時私が一つ気づいたのは、フィードバックする側も必ずしも伝えるプロじゃないから
この大人のMCっていうのもざっくりしてて雑な言葉になってるわけで
これってその人にとってはどういう意味なんだろうなって紐解いていく必要があるんですよ
私がじっくり向き合って気づかせていただけたのは
大人のMCってその広い視野を持って細かいところに聞くばりができたりだとか
常に共演者の方、ゲストを立てられる、一歩引いた姿勢だったりしたんですよね
当時の私は自分がうまく喋ることに必死で周りを見る余裕が確かに足りてなくて
そのまだまだ足りてない部分を、その方は大人のMCができてないっていうことまで私に伝えようとしてくださったんだなって思いました
これ逆にダメ出し食らってただただ落ち込むっていうのが積み重なると
仕事を続けていくのがもうめっちゃ辛すぎるんですよ
だから仕事を続けていくためにも必要な考え方だったなって実感してます
今回はもう一つ聞いて欲しいテーマの回をチャプターに貼ってます