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おはようございます。日本の地方を駆けるフリーランス個人事業主ということで、私は瀬戸内海の島で漁師をしている坂井隆子をお届けしてまいります。
今日のテーマは、スゴ腕漁師とできる金融マンの共通点という仕事論的なお話をしていこうかなと思います。
坂井自身は、瀬戸内海の島で脱サラして漁師をしているラサでございまして、今漁師をしているんですよ。
元々金融マンだったんですけど、脱サラして5年前ぐらいから漁業を、すぐ漁業に従事したわけじゃないんですけど、
ひょんな公園から師匠にお世話になって、周りの人が一本釣りの漁業とか、海藻を採ってたりとか、というような状況にいるんですね。
いろんな初先輩方の動きっていうのを、坂井自身もペーペーなので、金融マンだった時も初戦6年半ぐらいですかね、勤めてたのが。
その後6年半経って脱サラして、今は漁師見習い、見習いというか、一生懸命一人前になるべく頑張っているところなんですが、
周りの先輩方を見ててすごく勉強になることがたくさんあって、一流の人の共通点ってここだなって思うところがすごくあったので、
それをご紹介できたらなと思います。
結論から言うと、漁師も金融マンも共通しているところが結構あるんですね。
漁師って言うと、とりあえず沖に出て魚取って帰ってくるみたいな感じに思うかもしれないんですけど、やっぱりすごい知的産業なんだなっていうことをすごく学びました。
何かっていうと、過去のトレンドに学んで、最終的には経験と勘で決断する。
これはどんな職種であろうと、どんな仕事であろうと、一流の人は過去のトレンドであったり、過去の状況っていうのはやっぱりすごくきちんと把握していたり、きちんと把握している。
こういうことがあるっていう話を具体例を交えてしていこうかなというふうに思います。
漁師の場合なんですが、坂井自身の周りにいる長く漁業を続けている人と話をすると、結構10年日記みたいなのをつけているんですね。
例えば、11月の1回目の大潮の時は、どこの地点でどれくらい釣れているとか、それはなんでそうだったのかとか、
例えば、満ち潮のこれぐらいのタイミングで何が何匹釣れたとか、釣れた場所のポイントっていうのは、ここの山とここの山を結んだポイントで、それはなぜかというと、
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そこの場所に、例えば、岩というか瀬っていうのは、海底にちょっと流気した部分があって、そこにプランクトンなんかが流されてきて当たるので、だから魚が集まってくるんだみたいなことを結構リズムでみんな考えているんですね。
だからこそそこに魚がこういう時に集まるから、だからここで釣るんだみたいなことっていうのをタイミングごとに過去の傾向っていうのを調べていて、同時に記録しているんですね。
これって金融マンにも言えることで、例えば坂井自身がちょっとマーケットをやっているときに、例えば川瀬とか株式市場だとか、例えばですけど、今はちょっと違いますけどね、例えば円圧になると日本の輸出産業が儲かるので基本的には日経平均が上がるとか、
長期金利がもし上昇トレンドにあったら株価っていうのはちょっと下がっていくみたいなね。必ずしも今はそういうトレンドに合致しなかったりはするんですけど、
例えば円高に動いたら基本的にはこういう動きに株価はなっていく、こういう動きに川瀬はなっていく、みたいな過去のトレンドであったり原則、理屈上なぜ、理屈上基本的にはこうなるよっていう原則の過去のトレンドみたいなのは必ず抑えているわけなんですね。
多分皆さんの職業でも、これは金融であろうが漁業であろうが農業であろうがコンサルであろうが、外部条件がこういうふうに動いたら基本的には右に行け、基本的には左に動け、みたいなのっていうのは必ずあるはずなんですね。
その過去の動きみたいなものっていうのをきちんと自分なりに記録しているかどうかっていうことっていうのがすごく大事で、やっぱりこの人やっぱりお手本にしたいな、やっぱり見習いたいなと思う人ってその記録っていうのをものすごく細かく取っていたり、自分なりのデータの蓄積っていうのを持っているんですね。
だから坂井自身の周りの漁師さんなんかは、やっぱり私の師匠なんかは10年日記っていうか、毎年去年の今頃何があったかっていうのを振り返ることができるような日記の付け方をしていたり、日記の付け方がやたら細かかったり、それこそ金融マンだったときも、
やっぱりマーケットすごくなんて、なんでそんなに知識が豊富なんですかっていうふうに思えるような人っていうのは、過去のトレンドを勉強しているだけじゃなくて、自分なりに、例えば金融の動きっていうのを毎日やっぱり記録していたり、
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たとえば、あと川瀬の動きとかも、あとは自分が追っている株価の値動きみたいなのっていうのをきちんといちいち記録していて、それがなぜそういうふうに動いたのかっていうこと、なぜそういうふうな、どういう理屈で物事を判断したのかっていう記録っていうのをやっぱり何度も何度もしているんですね。
なので、原則こう動くべきっていう、過去の一般的に言われていること、それから自分の記録上を言えることっていう、なんだろうな、だから基本的には博打をしないんですよね。
なんとなく行けそうだから、この手段を取るみたいなこと、なんとなく円高に動きそうだから、とりあえずこの株を買うみたいなことではなくて、過去のトレンドからいくと、10中8区、この株を買っておけば大丈夫であろうと。
漁師でも同じなんですね。この潮で、この風向きで、この季節であれば10中8区あそこに行けば据えると、みたいなことっていうのを過去の記録であったりっていうところからきちんと理屈を立てて見出していくんですね。
例えば、ひじき取りに行くときなんかでも、この潮とこの風向きとこの時刻だったら、あそこの磯に行ったらちょうどいい具合に、いい効率で収穫できるなとか、そういう10中8区、過去のデータに基づくと、これは成功するだろうなっていう経験積み重ねであったり、
過去のトレンドっていう理屈ですよね。リズムで抑えておくっていうことができると、仕事っていうのはやっぱり失敗しにくくなるし、上達するし、そういう人こそが一流になっていくんじゃないかなというふうに思っているという感じですね。
で、その上で最後にその現場に行ってみて、ちょっとあれ経験と違うぞと、例えば円安に動いているのに経験が下がってる、これなんでなんだろう、その他の要因があるのか、じゃあ他のデータを見てみようみたいな感じで、そこからは勘と経験に基づいて、いろんな仮説を立てて検証していく。
例えば魚がこの磯に来たら今日釣れるはずなんだけど釣れないなぁと、気づいたらちょっと潮が逆に行ってるなぁみたいなね、潮が本当は右から左に動くのに左から右に動いてると、逆に動いてると、じゃあどういうふうに船を流してどこのポイントで釣ったらいいかっていうのはその場で過去のトレンドからだったり、自分の蓄積した過去のデータに高速で照らし合わせて改善をしていく。
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やっぱりそういうことっていうのがどの産業でもどの仕事でもやっぱり必要になってくると思うので、やっぱり普段からの定点観測だったり記録、そしてアンテナはどう張っておくか、そしてそれに基づいて10中8区この方法を取れば大丈夫だよねっていう導き方が自分自身できているかっていうところっていうのを、何て言うんでしょうね、漁師であろうが金融マンであろうが、他の職種であろうが営業マンであろうが、どこに営業をかけたらこれは10中8区、いけるかどうかっていうのを、やっぱりそういうことっていうのがどの産業でもどの仕事でもやっぱり必要になってくると思うので、やっぱり普段からの定点観
とか、例えば雨の日にここに行ったら必ず話聞いてもらえるぞとか、そういうことって必ずどこでもあると思うので、そういう10中8区をどう見つけていくかっていうことをやっぱり大事にしていくのが大事なんじゃないかなというふうに思っております。