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2024-02-13 10:00

NFTアートの展示やグッズ制作の裏側【カラーモードとのたたかい】

web用と印刷用では色の作り方がちがう


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こんにちは、フリーランスデザイナーのちふねこです。今日はカラーモードの違いについてお話ししていきたいと思います。
このカラーモードって、まず簡単に言ってしまうと、印刷系の色の作り方とウェブ系の色の作り方が違うっていうお話になります。
それで?って感じかもしれないんですけど、その色の作り方が違うっていうことは、何が起きるかというと、
RGBっていうウェブ用の色の作り方で作ったデータをそのまま印刷しちゃうと、作れない色があったりするんですよね。
なので、ウェブ上では表現できる色だけど、印刷では表現できない色っていうのがあるので、
そういうものが混ざってた時に、思ってた色と違う色に勝手に変換されちゃったりするんですよね。
なので、そういったトラブルを避けるために、今日はその印刷とウェブで何が違うのか、それを避けるにはどうしたらいいのか、
デザイナーがどういうことをやっているのかっていうような部分をお話ししたいんですけど、
具体的にNFTアートの展示やグッズ制作の裏側っていうのをご紹介しつつお話ししたいなと思います。
なんかこういう色の細かい話とかになると、なんか専門的に聞こえて、デザイナーじゃないから関係ないや、みたいに感じる方も多いかなと思うんですけど、
この色のカラーモードの違いだけでも知っておくと結構役に立つんじゃないかなと思っていて、
身近な例で言うと、例えばキャンバーとかで、キャンバーみたいなオンラインデザインツールで名刺だったりチラシとか何かテンプレート使ってそれを印刷したいってなった時に、
このカラーモードの違いを把握してないと、なんか画面上で作った色と全然違うものが印刷されてきたみたいなトラブルになったりすると思います。
でもそれって実はカラーモードをしっかり把握して対処していれば、もしかしたら防げるものだったりすると思うので、
そういう面でも、そのカラーモードっていう概念というか、そういう違いがあるんだって知ってるだけでも、
まあそれで自分で対処できなくても、その身近なデザイナーさんに相談してみたりとかできると思うので、
そういう意味でも今日のお話聞いていただければなと思います。
まずはじゃあカラーモードについての説明になるんですけど、
その初めに言った通り印刷系とウェブ系でカラーモードっていうのが違うんですよね。
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2つ、そのRGBとCMYKっていうのがあって、RGBっていうのがウェブ系、画面上で見れるデジタル系の色の作り方なんですけど、
RGBっていうのはレッド、グリー、ブルーの頭文字でRGBって言って、光の三原色って言われるものなんですけど、
このRGBの特徴としては、色を重ねるとどんどん明るくなっていくんですよね。
白に近づいていくっていうのがRGBの特徴なんですけど、その一方で印刷系のデザインになると、
印刷系はCMYKっていうカラーモードになるんですけど、これはKっていうのは黒で、CMYが色の三原色なんですけど、
シアン、マゼンタ、イエローで、シアンは結構明るい水色で、マゼンタは結構濃いめのピンクみたいな、
イエローが黄色ですね、明るい黄色。この三原色を混ぜて印刷系の色っていうのは作るんですけど、
そのこっちのCMYKの特徴は色を混ぜるとどんどん暗くなっていくんですよ。
なので、そのCMYっていう水色、ピンク、濃いピンク、黄色みたいな色は、その原色を使えば明るめの色も出せるんですけど、
それぞれを混ぜて作る色、例えば黄緑とかグリーン系はシアンとイエローを混ぜて作らなきゃいけないとか、
紫系はシアンとマゼンタを混ぜて作る色だったりするんですけど、そういう混ぜて作る色っていうのは特に暗くなりやすいんですよね。
混ぜるごとに色、そのCMYKは暗くなっていくので、なのでそれ、そういうそれぞれ特徴があって、
RGBは混ぜていくと明るくなっていく、CMYKは混ぜるほど暗くなっていくっていう特徴があるので、
それで何が起こるかというと、RGBで表現できる色がCMYKで表現できないっていうことがあるんですよ。
なので、ウェブ上で、画面上では綺麗に見えている色が印刷になると表現できなくなるっていうことが起きるんですよね。
なのでウェブ系のRGBカラーで作ったデザインデータとかは、それを印刷したいってなった時は基本的にCMYKに変換した上で、
さらに色味をなるべく明るめというか、RGBで作った時の印象に近づけるために色の調整をしなきゃいけないんですよね。
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そのまま自動変換にしちゃうと、全然思った色と違くなってたり、結構暗めな色になってたりっていうことがかなり起きがちです。
なので、ウェブ系のデザインを作ってそれを印刷するってなった時は特にそういう色の違い、調整っていうのが必要になってきます。
で、具体的に私も普段、LLACっていうこのフリーランスの学校を運営されてるシュヘイさんがやってるNFTブランドなんですけど、
このねこもりうむ子さんっていうクリエイターさんが描かれたデジタルアートをポップアップイベントで展示作品にしたり、装飾にアートを使ったりとか、
あとはグッズ製作のデータを作ったりっていうお手伝いを普段してるんですけど、そういった時にまさにこの色の変換、カラーモードをそれぞれ最適なものにして調整するっていう工程をやっています。
特にねこもりうむ子さんの作品が結構透明感を重視されているような明るめの水色とかエメラルドグリーンだとかパープル系っていうのを結構使われているので、それをなるべく印刷とか
グッズ系に反映した時にもなるべく印象が変わらないようにっていう調整を私含め他のデザイナーさんたちと一緒に調整したりしています。
今回の先日ですね、先週末というか2月頭から新宿ピカデリーでポップアップイベントがあったり、
2週目は渋谷パルコでポップアップイベントがあったりしたんですけど、そこで使われている展示のパネルだったり、装飾の壁だったり、グッズだったりっていうのもそれぞれデータを調整して作ってるんですけど、
中にはRGBモードのまま印刷できているものもあるんですよ。やっぱりそのRGBのまま印刷できたものってかなり発色が良くて、
RGBの元々のアートの印象にかなり近いものをそのままグッズだったり装飾にプリントするっていうのができています。
このRGBで印刷っていうのは完全に印刷会社さんによって対応できたりできなかったりするんですけど、もしできる場合はなるべく利用した方がいいかなと思います。
ただ注意点としては、このRGB印刷もいくつか種類があって、RGB印刷なら何でもうまくいくっていうわけじゃないっていうのがちょっと注意点ですね。
私たちもこれはまだまだ課題で、この印刷会社さんのこれは結構綺麗だっていうのはまだサンプルとか実際に注文してみてどんどん把握してるっていう段階なんですけど、
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そういったことも把握した上で調整とか印刷会社選びっていうのができると、印刷した時の色のトラブルっていうのが避けられるんじゃないかなと思います。
ということで今日はカラーモードの違いについて、印刷とウェブ系では色の作り方が全く違うので、
ウェブ上では綺麗に見えている色でも印刷するとかなりくすんじゃうっていうことが起きるっていうお話でした。
これを知ってるだけでも対策、専門のデザイナーさんに相談するとか何らかの対処ができると思うので、デザインやってる方もそうじゃない方も何か参考になれば幸いです。
以上です。ありがとうございます。
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